JPH0416773Y2 - - Google Patents

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JPH0416773Y2
JPH0416773Y2 JP1985175248U JP17524885U JPH0416773Y2 JP H0416773 Y2 JPH0416773 Y2 JP H0416773Y2 JP 1985175248 U JP1985175248 U JP 1985175248U JP 17524885 U JP17524885 U JP 17524885U JP H0416773 Y2 JPH0416773 Y2 JP H0416773Y2
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JP
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pipe
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handle
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pipes
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば、旅行時に携帯する小荷物の
運搬に使用する運搬車、特に不使用時に小形に折
り畳める運搬車に関するものである。
従来の技術 例えば、実開昭59−9968号公報に示されるよう
に、入れ子式に連結された複数のパイプからなる
パイプ対を有する把手部と、把手部の下端に回動
自在に軸支された荷物載置台とを備えた運搬車
は、公知である。この運搬車の荷物載置台には車
輪が設けられている。運搬車の使用時には把手部
に対して荷物載置台が直角になるように折曲げ
て、把手部を手で引き上げると、各パイプが伸長
され、運搬者が歩行する状態で運搬車を手で運搬
することができる。不使用時には把手部を手で押
し下げると、伸長状態にある各パイプが収縮状態
に縮小され、次に荷物載置台を回動させて把手部
と荷物載置台とを重ねて小形にすることができ
る。把手部を構成する複数のパイプの各々は直径
の大きなパイプに挿入される入れ子式に互いに嵌
合される。各パイプの連結部にはパイプ間の分離
を防止するため、係合子が設けられる。係合子は
スプリングにより常時外側に向かつて付勢され、
各パイプの端部に形成された小孔に進入しかつ外
部に僅かに突出している。一対のパイプ間に設け
られた摺動杆を下方に移動すると、摺動杆に形成
された傾斜部が係合子に当接しながら、突出した
係合子の先端がパイプ内に後退されると同時に、
同軸上に連結されたパイプが固定状態から外れ
て、各パイプを縮小することができる。
前記従来の運搬車では、大型の荷物を荷物載置
台においたとき、荷物があるためにパイプ間に取
り付けられた摺動杆の移動操作が極めて困難にな
る。このため、把手部を縮小することができず、
狭い場所では邪魔になる欠点がある。
考案が解決しようとする問題点 そこで、実開昭59−9968号公報に示されるよう
に左右にパイプの間に固定された上ハンドルと、
上ハンドルに対して移動自在に取り付けられた下
ハンドルと、上ハンドルと下ハンドルとの間に設
けられかつ下ハンドルを上ハンドルに対して離間
するように付勢するばねとを備えた荷物運搬車が
提案されている。この荷物運搬車では、ばねの弾
力に抗して下ハンドルを上ハンドルに接近させる
と、継手と爪との係合が解除され、パイプ間を短
縮することができる。
しかしながら、前記公報に示される荷物運搬車
では上ハンドルと下ハンドルとが上下に設けられ
ているので、大型の荷物が荷物載置台にあると
き、下ハンドルの操作が困難になる点で従来の荷
物運搬車と同様の欠点がある。更に、荷物が下ハ
ンドルに触れると、下ハンドルが移動して継手と
爪との係合が予期せずに外れ、不測の事態を生ず
る危険がある。更に、前記公報に示されるパイプ
解放装置は部品数が多く、下ハンドルを移動する
操作を円滑に行うことができない。
そこで、本考案は荷物載置台に荷物を置いても
確実に操作できる運搬車を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 本考案による運搬車は、入れ子式に連結された
複数のパイプからなるパイプ対を有する把手部
と、把手部の下端に回動自在に軸支された荷物載
置台とを備えている。この運搬車は、径方向に形
成された小孔及び軸方向に形成された傾斜凹部を
有しかつパイプ対の間に取り付けられた固定部材
と、固定部材の小孔に係脱する係合ピンを有しか
つパイプ対の間に取り付けられた解除部材と、固
定部材の貫通孔に嵌挿された支持ピンと、支持ピ
ンに嵌装されかつ解除部材を固定部材側に付勢す
るスプリングとを備えている。固定部材から離間
する方向に解除部材が移動されたとき、解除部材
の係合ピンが固定部材の小孔から外れ、パイプ対
を縮小できる。
作 用 パイプ対の間に設けられた解除部材を固定部材
から離間する方向にスプリングの弾力に抗して手
で移動すると、解除部材に設けられた係合ピンが
パイプの小孔より離脱される。その後、上方より
把手部を押し下げると、入れ子式に連結された複
数のパイプが縮小される。
実施例 以下、本考案による運搬車の実施例を第1図〜
第3図について説明する。
まず、第1図に示すように、本考案による運搬
車Aは、入れ子式に連結された第1パイプP1、
第2パイプP2及び第3パイプP3からなるパイ
プ対を有する把手部Bと、把手部Bの下端に回動
自在に軸支された荷物載置台Cとを備えている。
各パイプ対の第1パイプP1、第2パイプP2及
び第3パイプP3は伸縮自在に順次嵌挿されてい
る。手で握る把手1は一対の第3パイプP3の上
端に固着され、第3パイプP3の下端は第2パイ
プP2に摺動自在に嵌挿されている。第3パイプ
P3と第2パイプP2との連結部に係合子2が設
けられている。係合子2は第3パイプP3と第2
パイプP2に形成された図示しない小孔に進入
し、第3パイプP3と第2パイプP2とを接続状
態に保持する。係合子2は第3パイプP3内に設
けられた図示しないスプリングにより常時外側に
付勢され、係合子2の先端は第2パイプP2の外
側に突出する。係合子2の取付構造は例えば実開
昭59−9968号公報に開示されている。
運搬車Aは、軸方向に形成された傾斜凹部3
a,3b及び径方向に形成された小孔3c,3d
を有しかつパイプ対の間に取り付けられた固定部
材3と、固定部材3の小孔3c,3dに係脱する
係合ピン5a,5bを有しかつパイプ対の間に取
り付けられた解除部材4と、固定部材3の貫通孔
3eに嵌挿された支持ピン6と、支持ピン6に嵌
装されかつ解除部材4を固定部材3側に付勢する
スプリング7とを備えている。
第2パイプP2から外部に突出した係合子2の
先端は、一対の第2パイプP2間に取り付けられ
た固定部材3の傾斜凹部3a,3bに当接する位
置に設けられる。係合子2が傾斜凹部3a,3b
に当接したとき、係合子は第2パイプP2内に後
退させる傾斜面が傾斜凹部3a,3bに設けられ
ている。固定部材3は第2パイプP2の下端にビ
ス10a,10bで固定される。
第2パイプP2の下端は第1パイプP1に摺動
自在に嵌挿される。第2パイプP2と第1パイプ
P1に穿設された小孔3c,3dは同一位置及び
異なる位置間で移動可能である。固定部材3の両
端を被覆する形状を有する弧面4a,4bは解除
部材4の両側に形成されている。弧面4a,4b
には小孔3c,3d内に進入可能な係合ピン5
a,5bが設けられている。係合ピン5a,5b
が小孔3c,3dにしたとき、第2パイプP2と
第3パイプP3とが伸長状態に保持される。
支持ピン6の軸部6aは解除部材4に形成され
た丸孔4c及び固定部材3に形成された貫通孔
(長孔)3eに嵌挿され、支持ピン6の頭部6b
は固定部材4に当接している。支持ピン6にはス
プリング7が嵌装されたリベツト8の軸部8aの
端部が固着される。スプリング7の一端は貫通孔
3eの周囲の固定部材3の壁面に当接し、スプリ
ング7の他端はリベツト8の頭部8bに当接して
いる。このため、解除部材4は支持ピン6により
固定部材3に支承されている。スプリング7は解
除部材4を常時固定部材3側へ付勢する。リベツ
ト8は支持ピン6が固定部材3から離脱すること
を防止する。解除部材4の下端部4dを手動で引
いたとき、固定部材3に当接している解除部材4
の上端部4eを中心として解除部材4の下端部4
dは荷物載置台Cから離間する方向に回動する。
また、第1パイプP1の下端には荷物載置台Cが
支軸9により回転可能に枢着され、荷物載置台C
と第1パイプP1の連結位置に車輪11a,11
bが設けられている。リベツト8の頭部8bは固
定部材3の両側に設けられた円筒部の内縁より内
側に突出しないように構成することができる。
把手部Bが伸長されているときは、第3パイプ
P3と第2パイプP2は係合子2により伸長状態
に保持されている。また、第2パイプP2と第1
パイプP1の対応する孔には解除部材4の係合ピ
ン5a,5bが進入し、第2パイプP2と第1パ
イプP1とが伸長状態に保持される。
運搬車Aを縮小するとき、スプリング7の弾力
に抗して固定部材3から離間する方向に解除部材
4の下端部4dを手動で移動し、解除部材4が上
端部4eを中心として解除部材4を回動する。こ
のとき、支持ピン6は長孔として形成された貫通
孔3e内で僅かに上下方向に移動する。解除部材
4の回動により、解除部材4に設けられた係合ピ
ン5a,5bがパイプの小孔3c,3dより離脱
される。その後、上方より把手部Bを押し下げる
と、入れ子式に連結された第2パイプP2が第1
パイプP1内に進入し、第2パイプP2が第1パ
イプP1内に縮小される。更に把手部Bを押し下
げると、係合子2の先端が固定部の傾斜凹部3
a,3bに当接し、係合子2がパイプ内に後退す
る。このとき、第3パイプP3が第2パイプP2
内に進入する。このように把手部Bを縮小した
後、荷物載置台Cを把手部B側へ移動させて、運
搬車Aを小形に縮小することができる。
本実施例では解除部材4が完全に固定部材3の
外側に設けられるので、荷物載置台に置かれた荷
物により解除部材4が移動されたり、解除部材4
の操作が阻止されることがない。また、より少な
い数の部品で運搬車を構成することができる。
考案の効果 本考案の運搬車では、荷物載置台に荷物を置い
ても解除部材を確実に操作できる利点がある。ま
た、部品数が少ないので安価に運搬車を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による運搬車の一実施例を示す
斜視図、第2図は固定部材と解除部材の一部を破
断した拡大斜視図、第3図は固定部材と解除部材
をパイプに設けた拡大分解斜視図である。 A……運搬車、B……把手部、C……荷物載置
台、P1……第1パイプ、P2……第2パイプ、
P3……第3パイプ、1……把手、2……係合
子、3……固定部材、4……解除部材、6……支
持ピン、7……スプリング、3c,3d……小
孔、3a,3b……傾斜凹部、5a,5b……係
合ピン、3e……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入れ子式に連結された複数のパイプからなるパ
    イプ対を有する把手部と、把手部の下端に回動自
    在に軸支された荷物載置台とを備えた運搬車にお
    いて、 径方向に形成された小孔及び軸方向に形成され
    た傾斜凹部を有しかつパイプ対の間に取り付けら
    れた固定部材と、 固定部材の小孔に係脱する係合ピンを有しかつ
    パイプ対の間に取り付けられた解除部材と、 固定部材の貫通孔に嵌挿された支持ピンと、 支持ピンに嵌装されかつ解除部材を固定部材側
    に付勢するスプリングとを備え、 固定部材から離間する方向に解除部材が移動さ
    れたとき、解除部材の係合ピンが固定部材の小孔
    から外れ、パイプ対を縮小できることを特徴とす
    る運搬車。
JP1985175248U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0416773Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985175248U JPH0416773Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP1985175248U JPH0416773Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JPS6282874U JPS6282874U (ja) 1987-05-27
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JP1985175248U Expired JPH0416773Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6029911B2 (ja) * 2012-09-25 2016-11-24 株式会社ミツバ 電動車両

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599968B2 (ja) * 1978-03-28 1984-03-06 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 磁気消去ヘツド

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JPS599968U (ja) * 1982-07-13 1984-01-21 アツプリカ葛西株式会社 荷物運搬車

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