JPH04167277A - 浮上式磁気ヘッド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置用の磁気ヘッド支持装置に
係わり、特に、浮上式磁気ヘッド支持機構のロードビー
ムの長手方向がディスクの周方向になるように構成した
インライン型のヘッド支持機構に関する。

（従来の技術） 従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッド機構を第４
．５．６図により説明する。第４図は、高速で回転する
磁気ディスク１１から１趨以下の距離でスライダー１２
が浮上している状態を示す。

スライダー１２には磁気ヘッド（図示せず）が搭載され
ており、これによって磁気ディスク１１に信号を白いた
り、磁気ディスク１１から信号を読んだりする。スライ
ダー１２はフレキシャ１３なる板ばねに接着されている
。フレキシャ１３は第６図に示すようにスポット溶接１
４によってロードビーム１５なる板ばねに固定される。

マウント１６はボイスコイルモーターなどの回転式位置
決め装！！（図示せず）に固定される。磁気ヘッドが磁
気ディスク１１のあるトラックから別のトラックへ移動
する際、回転式位置決め装置の発生する力によって、ス
ライダー１２、フレキシャ１３、ロードビーム１５、マ
ウント１６が一体となって磁気ディスク１１の半径方向
に移動する。

磁気ディスク１１が＾速回転するとスライダー１２と磁
気ディスク１１に空気が流れ込み、スライダー１２が浮
上する。ロードビーム１５はそのばね力をフレ４−シャ
１３のピボット１７なる突起に伝え、それによってスラ
イダー１２の浮上量が抑えられる。また、磁気ディスク
１１上の微小な凹凸やうねりによってスライダー１２は
ピボット１７とロードビームとの接点１８を中心にして
回転するが、フレキシャ１３によってその回転が抑制さ
れる。その回転力は微小な力であるため、フレキシャ１
３の回転剛性が大きいと、スライダー１２０回転運動が
妨げられてしまう。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のヘッド支持８１１は上記のように構成されている
が、磁気ヘッドがトラック間を高速で移動するとき、フ
レキシャは磁気ディスクの半径方向の力を受ける。それ
によってフレキシャはその方向に変形し、ピボットがス
ライドしてしまうため目的のトラックの信号が正しく読
めないという問題が発生していた。

本発明の目的は、浮上式磁気ヘッドがトラック間を高速
で移動するために必要な磁気ヘッド支持装置を提供する
ことにある。

〔問題点を解決する手段〕

前述の問題点を解決するために本発明においては、フレ
キシャ、ロードビーム、マウントから成る浮上式磁気ヘ
ッド支持装置において、フレキシャのスライダー接着面
にピボットを有し、これと反対側にロードビームにフレ
キシャを固定するためのスポット溶接部を設け、ピボッ
トと溶接部の間に穴を設け、この穴のロードビーム長手
方向に対し直角方向の幅をスライダー接着面及び溶接部
の幅寸法よりも広くする＃４造とした。

〔作用〕

この発明におけるフレキシャは、磁気ディスクの半径方
向の幅を広くしているので、磁気ヘッドの位置決め方向
の曲げ剛性が高く、高速で磁気ヘッドのトラックの位置
決めを行なっても磁気ヘッドがトラックの信号が読めな
いという問題が発生しにくい。また、ピボットとスポッ
ト溶接の間に穴を設けることによりスライダーが磁気デ
ィスクの凹凸やうねりに追従するためにピボットとロー
ドビームの接点を中心に回転する運動は妨げられない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１〜３図を参照して説明す
る。第１図は本発明の一実施例の磁気ヘッド支持装蹟を
示すもので、特に該ヘッド支持装置が回転する磁気ディ
スク上を浮上する様子を示したものである。図において
、高速で回転する磁気ディスク１から１１ｉａ以下の距
離でスライダー２が浮上している。スライダー２には磁
気ヘッド（図示せず）が搭載されており、これによって
磁気ディスク１に信号を書いたり、磁気ディスク１から
信号を読んだりする。スライダー２にはフレキシャ３な
る板ばねが接着されている。第３図に示すように、フレ
キシャ３はスライダー２を接着しているスライダー面９
の裏側にピボット７という突起を持つ。このピボット７
とＤ−ドビーム５の接触点８をロードビーム５が磁気デ
ィスク１側に押し、スライダー２に対しディスク方向へ
の並進力のみをスライダー２に伝え、スライダー２の回
転運動は妨げない仕組みになっている。フレキシャ３の
スライダー接着面９０反対側にはフレキシャ３とロード
ビーム５のスポット溶接面２１が存在する。第３図では
この面の４箇所によって７レキシヤ３とロードビーム５
が接合されている。

スライダー接着面９とスポット溶接面２１の間にはそれ
らよりもロードビーム５の長手方向に対し直角方向の幅
の広い幅広部２０が設けられている。

この幅広部２０を設けることにより、フレキシャ３の磁
気ディスク半径方向の曲げ剛性が高まる。

そうすると、高速で磁気ヘッドがトラック間を移動して
もフレ４−シャ３は変形せず、ピボット７がスライドし
ないため、磁気ヘッドがトラックの信号が読めないとい
う問題はなくなる。−・ｈ、幅広部２０を設けることに
よって、スライダー接着面９の回転自由度が減ることが
考えられるが、幅広部２０の中央に、ロードビーム５の
長手方向に対し直角方向の幅をスライダー接着面９及び
スボット溶接部４の幅寸法よりも広い穴１０を設けるこ
とにより、磁気ディスクの半径方向の曲げ剛性は保ちな
がらフレキシャ３のＸ軸回りのねじり剛性及びＹ軸回り
の曲げ剛性を低下させることができる。そうすることに
より、フレキシャ３に接着されたスライダー２はピボッ
ト７回りの回転運動を制限されることなく、磁気ディス
ク１の凹凸やうねりに追従しながら、磁気ディスク１の
上に浮上することができる。

〔発明の効果〕

スライダーのピボット回りの回転運動を拘束することな
くフレキシャの磁気ヘッド位置決め方向の剛性を高める
ことができ、高速で磁気ヘッドのトラック位置決めを行
なってもトラックの信号が読める浮上式磁気ヘッド支持
装置を提供することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例による浮上式磁気ヘッド
支持装置の全体構成を示す斜視図、第２図はこの発明に
おけるロードビームと７レキシヤの位置関係を示す側面
図、第３図はこの発明におけるフレキシャとロードビー
ム及びこれらをスポット溶接する位置、ピボットの位置
を示した平面図及び側面図、第４図は従来の浮上式磁気
ヘッド支持装置の全体構成を示す斜視図、第５図は従来
のロードビームとフレキシャの位置関係を示す側面図、
第６図は従来の７レキシヤとロードビーム及びこれらを
スポット溶接する位置、ピボットの位置を示した平面図
及び側面図である。 １・・・磁気ディスク、２・・・スライダー、３・・・
フレキシャ、４・・・スポット溶接部、５・・・ロード
ビーム、６・・・マウント、７・・・ピボット、８・・
・ピボット・ロードビームの接点、９・・・スライダー
接着面、１０・・・穴部、２０・・・幅広部、２１・・
・スポット溶接部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　フレキシャ、ロードビーム、マウントから成る浮上式
   磁気ヘッド支持装置において、フレキシヤの一端のスラ
   イダー接着面にピボットを有し、これと反対側の位置に
   ロードビームにフレキシャを固定するためのスポット溶
   接部を設け、ピボットとスポット溶接部の間の位置に穴
   を設け、この穴のロードビーム長手方向に対し直角方向
   の幅をスライダー接着面及びスポット溶接部の幅寸法よ
   りも広くしたことを特徴とする浮上式磁気ヘッド支持装
   置。