JPH04166423A - 給油部チェック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給油部チェック装置に係り、更に詳しくはフ
ューエルキャップの装着状態およびフューエルリッドの
閉塞状態を同時に検出してこれらの異常発生を運転者に
報知するためのチエ、ンク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来より、ガソリンスタンドでガソリンを給油する際は
、ガソリンスタンドの従業者にフューエルキャップの開
栓、閉栓を任せており、運転者が自らそれをチェックす
る場合は殆んどない。

従って、従業者が給油完了後の閉栓作業を怠った場合で
も、その状態で自動車を走行させてしまう不都合があっ
た。

しかも、近時のフューエルリッドは、外方からの押圧力
で閉塞する構成のものが多く、この押圧力が不充分のと
きには、フューエル肝ンドが開放した状態に放置され、
ガソリンの抜き取り被害も生じ得る。

このような問題は、自動車走行時の振動等に起因して給
油口からガソリンが流出する要因ともなり、運転者の煙
草の投げ捨てなどの問題を考えると無視し得ない。

そこで、フューエルキャップとフューエルリッドとの閉
塞状態をそれぞれ検出し、異常がある場合にこれを運転
者に報知せしめる装置が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の装置はフューエルキャップとフュ
ーエルリッドとの異常を検出するための電気的スイッチ
が給油部ハウジング内ないし近傍に設けられているもの
が多い。

特に、給油作業に際しては、給油口のエア抜き状態がス
ムースに行われないことによって給油口よりガソリンが
溢れることが多く、従って、この溢れたガソリンが給油
部ハウジング内に残留した場合を十分に配慮しなければ
ならない。

ここに本発明の目的は、給油部ハウジング内ないしはそ
の近傍に電気的スイッチを配置することを一掃し、かつ
、フューエルキャップおよびフューエルリッドの異常を
同時に検出して、これを運転者に報知することのできる
給油部チェック装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するため、本発明は、フューエルキャッ
プの装着状態と、フューエルリッド閉塞状態とを検出し
て異常を報知する給油部チェック装置において、フュー
エルリッドの閉塞時に一端側がフューエルキャップに当
接して軸方向移動可能に設けられた移動部材と、この移
動部材の他端側に連結されるとともに当該移動部材の移
動に追従して軸方向移動可能なケーブルと、このケーブ
ルの先端側に設けられたスイッチ手段とを備え、このス
イッチ手段を給油部ハウジング外に所定距離隔てて配置
したことを特徴として構成されている。

〔作　用〕

フューエルキャップにより給油口を閉栓した状態でフュ
ーエルリッドを閉塞すると、移動部材がフューエルキャ
ップに当接して軸方向に移動する。

この移動部材が軸方向に移動すると、当該移動部材に連
結されたケーブルもこれに追従して軸方向に移動し、こ
のケーブルの先端側に設けられ、かつ給油部ハウジング
外に所定距離を隔てて配置されたスイッチ手段が作動す
る。

従って、フユーエルキャ・ンプによる給油口の閉栓なき
場合、あるいはフューエルリッドの閉塞がなされていな
い場合には、移動部材およびケーブルは移動することが
なく、スイッチ手段は作動されず、このとき異常がアラ
ームないし所定の点灯表示等により運転者に報知される
こととなる。

〔実施例〕

以下、本発明に係る給油部チェック装置の一実施例を図
面に基づいて説明する。

第１図において、車体１の部分には給油部ハウジング２
が形成されている。この給油部ハウジング２内には図示
しない給油口にフューエルキャップ３が装着されている
。このフューエルキャップ３は、第２図および第３図に
も示されるように、キャップ本体５と、このキャップ本
体５の給油口側に嵌合されたフィラーキャップ６とによ
り構成されている。

また、フューエルリッド８の一側面、すなわち給油部ハ
ウジング２例の面には、フィラーキャップ６に当接する
移動部材を構成する第１のロッド１０が軸方向移動可能
に支持されている。この第１のロッド１０は、第４図お
よび第５図に示されるように、略し字状の中空な支持体
１１内に挿入され、コイルばね１３を介して常時はフィ
ラーキャンプ６側に付勢されている。また、第１のロッ
ド１０の支持体内端面ば傾斜面１０Ａとされ、この傾斜
面１０Ａには第１のロッド１０と共に移動部材を構成す
る第２のロッド１５の一端傾斜面１５Ａが当接されてい
る。従って、第１のロッド１０が軸方向に移動すると、
傾斜面１０Ａ、１５Ａの作用により、第２のロッド１５
も軸方向に移動可能とされている。また、第２のロッド
１５は、コイルばね１６を介して常時は第１のロッド１
０側に付勢されている。

第２のロッド１５の他端側にはチューブガイド１８内に
挿入されたケーブル１９の一端が連結されているととも
に、このケーブル１９の先端側にはスイッチ手段２０が
設けられている。ケーブル１９は、その先端側が給油部
ハウジング２より所定距離を隔てて当該給油部ハウジン
グ２外に延出され、これによりスイッチ手段２０は給油
部ハウジングより遠ざかる位置に設けられるようになっ
ている。

スイッチ手段２０は、バッテリ電源２１に接続された警
告灯２２が接続されており、この警告灯は車内インスト
ルメントパネル等に適宜装着される。

なお、第１図中符号２４および２５はフューエルリッド
閉塞用のフックである。

次に本実施例の作用について説明する。

今、給油のためにフューエルリッド８が開放され、第１
のロッド１０の先端がフィラーキャップ６に対する当接
を解除されたものとする。この時、第４図に示されるよ
うに、第１のロッド１０及び第２のロッド１５はコイル
ばね１３および１６の作用によりケーブル１９を支持体
１１内に引き込むこととなり、同時にスイッチ手段がオ
ン（ＯＮ）状態となって警告灯２２により所定の表示が
なされる。

給油完了後、フューエルキャップ３を装着し、フューエ
ルリッド８を閉塞すると、第１のロッド１０の先端がフ
ィラーキャップ６に当接して支持体１１内に向かって軸
方向へ移動し、同時に第２のロッド１５も第４図中右側
に向かって軸方向へ移動する。これに伴いケーブル１９
も移動することとなり、スイッチ手段２０がオフ（ＯＦ
Ｆ）状態となって警告灯の表示が解除されることとなる
。

この際、フューエルキャップ３の装着作業またはフュー
エルリッド８の閉塞作業がなされていない場合には、第
１のロッド１０への押圧力が与えられないこととなる結
果、警告表示は解除されることがない。

従って、本実施例によれば、移動部材を構成する第１お
よび第２のロッド１０．１５をフューエルリッド８側に
設けるとともに、第１のロッド１０の先端がフィラーキ
ャップ６に対する当接を条件としてスイッチ手段２０の
０Ｎ−ＯＦＦ動作を行わせる構成としたから、フューエ
ルキャップ３の装着作業およびフューエルリッド８の閉
塞作業の両作業が完了されていない限りそれを異常とし
て検出することが可能となる。

また、スイッチ手段２０はケーブル１９を介して給油部
ハウジング２の外方へ所定距離を隔てて配置される構成
としたから、給油時のガソリン漏れ等に起因した引火の
おそれ等の問題をよりよく予防することが期待できると
いう効果がある。

また、フューエルキャップ３に対する当接を検出する構
成としては、第１および第２のロッド１０．１５等を用
いた機械的手段としたから、これを電気的な構成とした
ものに比べてより安全性を向上させることができる。

さらに、第１のロッド１０が当接する部分としてフィラ
ーキャップ６をキャップ本体５に設けたから当接面が常
に一定とされ、フューエルキャップ３の回転方向位置に
とられれることなく第１のロッド１０に対する当接を確
保することが可能となる。

なお、前述した実施例の説明において、移動部材を第１
および第２のロッド１０．１５の２つを採用する構成と
したが、必ずしも２つ必要とすることな（単一のロッド
により構成することも可能である。

また、第１のロッド１０の当接箇所は一定の当接状態が
得られる限り、キャップ本体５の外周面等とすることも
できる。この場合には、フィラーキャップ６は省略する
ことができる。

（発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、給油部ハウジン
グ内ないしはその近傍に電気的スイッチを配置すること
を一掃し、かつ、フューエルキャップおよびフューエル
リッドの異常を同時に検出して、これを運転者に報知す
ることのできる給油部チェック装置を提供できるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る給油部チェック装置の一実施例を
示す給油部の概略構成図、第２図はフューエルキャップ
の平面図、第３図は第２図の■矢視図、第４図は前記実
施例の要部断面図、第５図は第１図におけるフューエル
リッドを上方から見た一部省略図である。 ２・・・・・・給油部ハウジング、３・・・・・・フュ
ーエルキャップ、８・・・・・・フューエルリッド、１
０・・・・・・移動部材を構成する第１のロッド、１５
・・・・・・移動部材を構成する第２のロッド、１９・
・・・・・ケーブル、２０・・・・・・スイッチ手段。 出願人　　　ス　ズ　キ　株式会社 代理人　　弁理士　　高　橋　　勇 第４図 ｎ 第５図 ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、フューエルキャップの装着状態と、フューエル
   リッド閉塞状態とを検出して異常を報知する給油部チェ
   ック装置において、 前記フューエルリッドの閉塞時に一端側がフューエルキ
   ャップに当接して軸方向移動可能に設けられた移動部材
   と、この移動部材の他端側に連結されるとともに当該移
   動部材の移動に追従して軸方向移動可能なケーブルと、
   このケーブルの先端側に設けられたスイッチ手段とを備
   え、このスイッチ手段を給油部ハウジング外に所定距離
   隔てて配置したことを特徴とする給油部チェック装置。