JPH0416603A - ゴムチップによる道路の舗装方法および装置 - Google Patents

ゴムチップによる道路の舗装方法および装置

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JPH0416603A
JPH0416603A JP11935890A JP11935890A JPH0416603A JP H0416603 A JPH0416603 A JP H0416603A JP 11935890 A JP11935890 A JP 11935890A JP 11935890 A JP11935890 A JP 11935890A JP H0416603 A JPH0416603 A JP H0416603A
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primer
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rubber
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Isamu Nishida
勇 西田
Takashi Mochizuki
望月 尭
Hiroshi Yamamori
山森 博志
Takaichirou Asai
浅居 位一郎
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、起伏やカーブの多い道路をゴムチップで舗
装してソフトな踏み心地と透水性を与えるための方法お
よび該方法に使用するための装置に関するものである。
(従来の技術) 一般にアスファルトやコンクリートの舗装面にソフトな
踏み心地と透水性を与える方法として、上記の舗装面上
をゴムチップで舗装する方法が知られている。この方法
によれば、アスファルトやコンクリートの舗装面または
鉄板製の橋等の下地にプライマーが塗布され、この塗布
面に、あらかじめゴムチップ用ミキサーで混合されたゴ
ムチップ、バインダー トナー、触媒、その他の添加剤
の混合物が散布され、これにレイ木を水平方向に揺動さ
せながら圧接することにより上記ゴムチップ混合物の層
が均一な厚みに均され、しかるのちホットローラで展圧
され、さらにアイロンによる表面仕上げが施される。
そして、運動場、競技場、テニスコートおよびゴルフ場
のクラブハウス回り等の広い平坦な場所では、上記の作
業のうちプライマーの塗布をスプレー装置で行い、また
ゴムチップ混合物の散布、均し作業および展圧作業は、
ゴムチップ用ミキサーやスクリード装置等をそれぞれ個
別に備えた舗装作業車、またはこれらを一体に備えた舗
装作業車を走行させることにより、機械的に行う方法が
知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のスクリード車は、その走行装置が
前後の車輪に輪鎖を巻掛けてモータで駆動するものであ
り、かつ左右の回転速度が等しく設定されていたので、
急勾配の坂を昇ることができず、幅方向の傾斜が大きい
場合に横滑りし、この幅方向の傾斜が連続して変化する
場合に舗装厚みを一定にコントロールすることができず
、また方向を変える際に人手でスクリード車の前部を持
ち上げる必要があるため、ゴルフ場の歩径路のように幅
が狭く、起伏やカーブが多く、その勾配や幅方向の傾斜
が大きい場所では使用することができず、専ら作業員の
手作業に頼らなければならず、多くの人手を必要とした
この発明は、上記のゴルフ場の歩径路のように幅が狭く
、起伏やカーブが多く、その勾配や幅方向の傾斜が大き
い場合に採用することができ、かつ人力を節約すること
を可能にするゴムチップによる道路の舗装方法および該
方法に使用するのに適したミキサー車およびスクリード
車を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 第1発明のゴムチップによる道路の舗装方法は、エンジ
ン駆動のキャタピラ、発電機、ゴムチップ用ミキサーお
よびプライマー圧送タンクを備えたミキサー車、並びに
このミキサー車の発電機から電力供給を受けて駆動され
る走行装置およびスクリード板を備えたスクリード車を
アスファルトやコンクリート等で下地舗装された道路に
前後に並べて走行させながら、上記ミキサー車のゴムチ
ップ用ミキサーでゴムチップ、バインダー トナー触媒
、その他の添加剤等を撹拌混合し、上記プライマー圧送
タンクからノズルを介してプライマーを噴射し、次いで
上記ゴムチップ用ミキサーから上記ゴムチップ等の混合
物を散布し、次いでスクリード車のスクリード板を地面
から所定の高さで幅方向に往復させて道路上のゴムチッ
プを均し、展圧することを特徴とする。なお、この方法
の実施に際しては、補充用のゴムチップ、バインダート
ナー、触媒、その他の添加剤およびプライマーを、舗装
すべき道路に沿ってそれぞれ適当な間隔で必要量ずつあ
らかしめ配置しておくことが望ましい。
第2発明は、上記第1発明の舗装方法に使用するための
ミキサー車に関し、エンジンで駆動され、速度制御が可
能な走行用キャタピラを備えた車台上に、発電機、この
発電機から電力供給を受けて駆動されるゴムチップ用ミ
キサーおよびエアコンプレッサー、並びに上記エアコン
プレッサーから高圧空気の供給を受けてブライマーを圧
送するプライマー用圧送タンクをそれぞれ設置し、かつ
上記車台の後部にブライマー供給パイプを介して上記ブ
ライマー用圧送タンクに接続されたブライマー噴射ノズ
ルを下向きに固定し、上記ゴムチップ用ミキサーの底に
接続された排出シュートの排出口を上記プライマー噴射
ノズルの後方で下向きに開口させたことを特徴とする。
なお、上記の発電機は、走行用のエンジンで駆動される
もの、または発電専用のエンジンで駆動されるもののい
ずれでもよい。
第3発明は、上記第2発明のミキサー車と共に上記第1
発明に使用されるスクリード車に関するものであり、横
長の枠台車の前部左右にl\ンドルで向きの変換が可能
な前輪を取付け、上記枠台車の後面中央に前後方向の連
結軸を介して横長の後部台車を傾動自在に接続し、この
後部台車に左右一対の後輪、該後輪を駆動するための後
輪駆動用モータおよび伝動装置を設け、上記枠台車の内
側にスクリード装置取付は用のスクリードホルダーを配
置し、上記枠台車の前板内面中央とこのスクリードホル
ダーの前面中央とを前後方向の連結軸を介して傾動自在
に、かつ上下方向の摺動ブロックを介して上下摺動自在
に接続し、上記スクリードホルダーの左右両側にスクリ
ードホルダーの高さ制御のためのゲージ車輪を取付け、
このスクリードホルダーにスクリード板およびこのスク
リード板を駆動するためのスクリード用モータを含むス
クリード装置を取付けたことを特徴とする。
(作用) 第1発明によれば、アスファルトやコンクリドで下地舗
装された道路上にゴムチップ用ミキサー車からブライマ
ーが噴射され、その上にゴムチップ、バインダー トナ
ー、触媒、その他の添加剤等からなるゴムチップ混合物
が散布され、この混合物が上記ミキサー車の後を走行す
るスクリード車によって均一な厚みに均され展圧される
第2発明のミキサー車において、そのエンジンを駆動す
ると、走行用キャタピラが回転して第2発明のミキサー
車が前進し、かつ上記のエンジンまたは発電機用の専用
エンジンで発電機が駆動され、この発電機から電力供給
を受けてゴムチップ用ミキサーおよびエアコンプレッサ
ーがそれぞれ駆動され、さらにエアコンプレッサーから
高圧空気の供給を受けてプライマー用圧送タンクのブラ
イマーが圧送され、ブライマー供給パイプを介して車台
後部のプライマー噴射ノズルから下向きに噴射され、続
いてゴムチップ用ミキサーの底に接続された排出シュー
トの排出口からゴムチップ混合物が散布される。
第3発明のスクリード車において、後輪駆動用モータお
よびスクリード用モータに第2発明の発電機を接続して
その電力供給を受けると、後輪が回転してスクリード車
が前進し、かつスクリード板が幅方向に揺動を開始し、
第2発明のミキサー車から道路上に散布されたゴムチッ
プ混合物が均され、展圧される。しかして、道路が湾曲
している場合は、ハンドルを手で操作することにより容
易に前輪が向きを変えて進路が変更される。また、道路
の勾配が連続的に変化している場合は、枠台車に対して
スクリードホルダーが上下に移動して上記勾配の変化に
自動的に追随する。また、道路面が幅方向に傾斜し、そ
の傾斜角度が連続的に変化して道路面が捩じれている場
合は、左右の前輪を結ぶ軸線および枠台車に対してスク
リードホルダーが左右に傾き、かつこのスクリードホル
ダーに対して後部台車が左右に(頃いて道路の捩れに追
随し、スクリード板が道路面から一定の高さに保持され
る。
(実施例) 第1図において、10はゴムチップ用ミキサー車、30
はスクリード車であり、これらのミキサー車10および
スクリード車30は、ゴムチップ用ミキサー車10が前
方(第1図の左方)に位置し、その後にスクリード車3
0が続いて前進する。
ゴムチップ用ミキサー車10は、第1図に示すように、
車台11の左右に張り出すステップ12およびその下側
に左右一対のキャタピラ13を有し、この左右のキャタ
ピラ13が車台11の前部左側のエンジン14で駆動さ
れ、その起動、回転方向および速度が前部右側の運転席
15に設けた操向レバー16で左右個別に制御される。
そして、上記のエンジン14および運転席15の後側に
発電専用のエンジンを備えたエンジン発電機17(ただ
し、上記の走行用エンジン14で駆動される発電機でも
よい)が設置され、この発電機17の上面に脚18を介
して添加剤および触媒の調合タンク19が固定され、作
業員が上記ステップ12の上に乗り、発電機17の上面
を利用して調合作業をすることができるようになってい
る。なお、20は蛇口である。
上記発電機17の後方にこの発電機17から電力供給を
受けるミキサー用モータ21およびこのミキサー用モー
タ21を覆う箱形のミキサー台22が設置され、このミ
キサー台22の上にゴムチップ用ミキサー23が固定さ
れる。このミキサー23の底板に排出シュート24が後
方下向きに突設され、その排出口25が車台11の後方
に開口する。また、上記ミキサー台22の横に上記の発
電機17から電力供給を受けて駆動されるエアコンプレ
ッサー26が、またその後方にプライマー用圧送タンク
27がそれぞれ設置され、上記のエアコンプレッサー2
6およびブライマー用圧送タンク27がエアバイブ28
で接続され、ブライマー用圧送タンク27の排出口にプ
ライマー供給バイブ(図示されていない)を介してプラ
イマー用の噴射ノズル29が接続され、この噴射ノズル
29が上記車台11の後端に下向きに固定され、プライ
マーを所望の舗装幅に噴射拡散する。
上記のミキサー車10は、そのエンジン14を駆動する
ことにより、キャタピラ13が回転して前進し、かつ左
右の操向レバー16を操作することにより左右に旋回す
る。そして、発電機17が駆動されると、その電力供給
を受けてエアコンプレッサー26およびゴムチップ用ミ
キサー23がそれぞれ駆動され、エアコンプレッサー2
6で加圧された空気がブライマー用圧送タンク27に送
られ、プライマーが車台】1後端の噴射ノズル29から
路面に噴射される。
方、ゴムチップ用ミキサー23では、このミキサー23
に投入されたゴムチップ、バインダーおよびトナー、そ
の他の添加剤が撹拌混合され、この混合物が排出シュー
ト24の排出口25からミキサー車】0の後方に排出さ
れ、上記プライマーの噴射、塗布された路面上に散布さ
れる。
次に、スクリード車30の構造を第3図ないし第6図に
よって説明する。第3図および第4図に示すように、こ
のスクリード車30の中央部に位置する枠台車31は、
その前板32および後板33を上下左右の隅部に位置す
る側部ビーム34および上部中央に位置する中央ビーム
35の合計5本のビームで接続されて横長の直方体形状
に形成されている。そして、上記前板32の前部左右に
それぞれ上下一対の前輪用ブラケット36.36を介し
て上下方向の垂直軸37が回転自在に支持され、この垂
直軸37の下端に前輪38が、また上端に水平方向の棒
状のハンドル39がそれぞれ取付けられ、この左右の垂
直軸37の中間部に固定されたアーム4o、4oの先端
がロッド41で連結されて平行リンクが形成される。な
お、上記の棒状のハンドル39に代えてホイール状のハ
ンドルを設けることができ、またこの左右の前輪の向き
を幅方向の回転軸および歯車機構、または鎖伝動機構等
を介して連動させることができる。
また、上記枠台車31の後板33の下部中央に前後方向
の連結軸42を介して後部台車43の前面中央が左右に
傾動自在に連結され、この後部台車43の左右両端に後
輪44が取付けられる。また、上記後部台車43の上面
中央にモータ台45が固定され、このモータ台45の上
に後輪駆動用モータ46および減速機47が載せられ、
この減速機47の出力軸がヂエーンスプロケットおよび
無端チェーン等からなる伝動機構(図示されていない)
を介して上記左右の後輪44の車軸に連結される。
上記の枠台車31の内側に直方体の箱形のスクリ−ドホ
ルダー48が配置され、このスクリードホルダー48の
前面中央に上下方向に摺動自在の摺動ガイド板49が取
付けられ、この摺動ガイド板49の前面が前後方向の連
結軸50によって枠台率31の前板32の中央部に左右
傾動自在に連結される。上記枠台率31の左右の側板に
は、水平フランジ51が外向きに突設されており、この
水平フランジ51に垂直軸52が挿通されてその固定位
置が高さ調節可能に形成され、この垂直軸52の下端に
ピン53で五角形の第1ブラケツト54がその頂部で前
後揺動自在に連結され、この第1ブラケツト54の前後
2箇所にそれぞれピン55で第2ブラケツト56が前後
揺動自在に連結され、この前後の第2ブラケツト56.
56にそれぞれ前後2個のゲージ車輪57が取付けられ
、これらの垂直軸52、第1ブラケツト54、第2ブラ
ケント56およびゲージ車輪57等によってゴムチップ
舗装層の厚み制御装置が形成される。一方、枠台率31
の中央ビーム35にスプリングケース58が固定され、
このスプリングケース58とスクリードホルダー48の
上板との間に圧縮コイルスプリング59が装着され、上
記スプリングケース58に圧縮コイルスプリング59の
締付は用ハンドル60が設けられる。
上記のスクリードホルダー48の内側にスクリード装置
61が取付けられる。このスクリード装置61は、第4
図および第5図に示すように、上記のスクリードホルダ
ー48の側板上部にピン62で前後揺動自在に連結され
た箱形フレーム63、この箱形フレーム63内に設けた
スクリード用モータ64(第4図参照)およびこのスク
リード用モータ64で駆動されて左右に揺動するスクリ
ード板65等がらなり、上記箱形フレーム63の側板に
外向きに突設したピン67の先端がスクリードホルダー
48の側板に設けた円弧形の長孔66(第5図および第
6図参照)に挿通され、上記ピン67の突出端がアーム
68およびボルト69でスクリードホルダー48の側板
に接続され、上記のポルト69を回転することにより、
スクリード板65の前後の傾斜角度が調節される。
上記のスクリード車30は、その後輪駆動用モータ46
の電源端子を前記ゴムチップ用ミキサー車1゜の発電l
!17に接続することにより、後輪が駆動されて回転し
、またスクリード用モータ64の電源端子を上記発電機
17に接続することにより、スクリード板65が幅方向
に揺動する。そして、このスクリード車30は、その片
側に作業員が立ち、一方のハンドル39を握って歩くこ
とにより、進む方向がコントロールされる。すなわち、
作業員が道路に沿って歩くと、ハンドル39が歩く方向
を向き、道路が湾曲している場合は、独りでにハンドル
39が進む方向に向けられ、前輪38が向きを変えて進
路が変更される。また、スクリードホルダー48が自重
および圧縮コイルスプリング59で下向きに付勢されて
いるため、道路の勾配が連続的に変化している場合に、
その勾配の変化に応じてスクリードホルダー48が枠台
率31に対し慴動ガイド板49を介して上下に移動し、
上記勾配の変化に自動的に追随する。この場合、この実
施例では、上記のスクリードホルダー48を揺動自在の
第1ブラケツト54および2個の第2ブラケツト56.
56を介して4個のゲージ車輪57で支持するようにし
たので、道路上に小さい凹凸や異物が存在する場合、こ
の凹凸や異物によるスクリードホルダー48の高さの変
化は、凹凸や異物の大きさに比べて大幅に緩和され、そ
のためスクリード[E65の路面からの高さが正確に保
たれる。また、路面が幅方向に傾斜し、その傾斜角度が
連続的に変化して路面が捩しれている場合は、左右の前
輪38を結ぶ軸線および枠台率31に対してスクリード
ホルダー48および後部台車43が個別にそれぞれ左右
に傾いて道路の捩れに追随する。
第9図は、上記のゴムチップ用ミキサー車10およびス
クリード車30を使用した舗装の態様を示す。
この第9図において、1はゴルフ場の半径路であり、あ
らかしめコンクリートやアスファルトで下地舗装され、
かつゴムチップで舗装すべき所定幅の区域20両側縁に
沿ってレイアウトテープ3が貼付けられている。そして
、この半径路1の側方に所定間隔で材料置き場4が用意
され、これらの各材r4置き場4に、前記ゴムチップ用
ミキサー車10が具備するミキサー23の容量に応して
ゴムチノプ、バインダー トナー、触媒等の舗装用材料
が必要量ずつあらかじめ分配される。
上記の準備ができたのち、ゴムチップ用ミキサー車10
の運転席15およびステップ12にそれぞれ作業員Aお
よびBが乗り、スクリード車30の横に作業具Cが立ち
、かつスクリード車30の後輪駆動用モータ46および
スクリード用モータ64にゴムチップ用ミキサー車10
の発電機17が接続され、上記のゴムチップ用ミキサー
車10およびスクリード車30が運転される。このとき
、ミキサー車IOのステップ12に乗った作業員Bは、
上記材料置き場4の位置でステップ12から障り、材料
置き場4に置かれているゴムチップおよびバインダー等
の舗装用材料をミキサー車10に運び、ゴムチップ用ミ
キサー23に投入してこれらを撹拌混合する一方、プラ
イマーを必要に応じてプライマー用圧送タンク27に補
給する。これにより、上記ミキサー車10の後部の噴射
ノズル29からプライマーが噴射されて半径路1の左右
のレイアウトテープ3.3間の区yi2にプライマーが
付与される。また、スクリード車30の横に立った作業
員Cは、スクリード車30のハンドル39を握って上記
ゴムチップ用ミキサー車lGの後を歩行し、スクリード
車30を上記ゴムチップ用ミキサー車10に追随させる
。これにより、スクリード車30のスクリード板65が
幅方向に揺動して上記のゴムチップ用ミキサー車10か
ら散布されたゴムチップの厚みを均一化し、展圧する。
第9図において、5はゴムチップの散布域を、また6は
展圧後のゴムチップ層を示す。そして、このスクリード
車30が通過して上記の均し展圧作業が終わると、ゴム
チップ層6の肩部が電気ゴテにより成形され、しかるの
ちレイアウトテープ3が除去される。
上記の実施例において、ミキサー車10のゴムチップ用
ミキサー23の排出シュート24を、その取付は基部を
中心にして左右に回転可能に形成することができ、この
場合は、半径路がカーブしているときに排出シュート2
4の排出口25をカーブの内側に向けることにより、ゴ
ムチップ等の混合物を半径路の幅の中央に排出すること
ができる。また、スクリード車30において、スクリー
ドホルダー48の上面の圧縮コイルスプリング59を省
略し、スクリードホルダー48およびスクリード装N6
1等を自重のみで下向きに付勢し、スクリード板65を
道路面に追随させることができる。また、上記のスクリ
ードホルダー48およびスクリード装261を、必要に
応じて、例えば運転停止時に持ち上げてスクリード板6
5をゴムチップ層6から浮かせることができる。第7図
および第8図は、この目的のための装置例を示し、図に
おいて、スクリードホルダー48の前面に横長の摺動ガ
イド板71が上下摺動自在に取付けられ、この摺動ガイ
ド板71の前面が連結軸50によって枠台車31の前板
32に傾動自在に連結される。一方、枠台車31上面の
中央寄りに位置する左右一対の上面ビーム72に球面軸
受73が固定され、その内側の球面ころ74を上下方向
に貫通するスリーブ75にネジ棒76が挿通され、この
ネジ棒76の上方突出端にハンドルホイール77のボス
78および止めナツト79がそれぞれねじ込まれ、上記
ネジ棒76の下端がスクリードホルダー48の上板に突
設されている突部80にビンで連結され、スクリード車
300走行時には、道路の傾斜や勾配に追従してネジ棒
76が球面軸受73に対して昇降し、また必要に応じて
ハンドルホイール77を回してネジ棒76を上昇させる
と、スクリードホルダー48を介してスクリード装置f
 61が上昇し、スクリード板65がゴムチップ層6か
ら離れる。なお、このスクリード装置61の持上げ装置
および前記のスプリング59による付勢装置の双方を併
設することができる。
(発明の効果) 第1発明は、ゴムチップ用ミキサー車およびスクリード
車を前後に並べて走行させ、上記のミキサー車からプラ
イマーを地面に噴射し、その上にゴムチップ、バインダ
ー、トナー、触媒、その他の添加剤等からなるゴムチッ
プ混合物を散布し、これをスクリード車が均一な厚みに
均し、展圧するようにしたものであるから、ゴルフ場の
半径路のように幅が狭く、起伏やカーブが多く、その勾
配や幅方向の傾斜が大きい場合にもゴムチップによる舗
装を機械力によって行うことができ、人手を大幅に節約
することができ、かつ従来のようにスクリード車にゴム
チップ混合物を補充する必要がない。そして、ゴムチッ
プ混合物の材料を上記のミキサー車に補給するので、そ
の補給回数を従来のスクリード車に対するゴムチップ混
合物の補給回数に比べて大幅に減少することができる。
また、スクリード車にゴムチップ混合物を積載せず、か
つスクリード車の駆動用電力が上記のミキサー車から供
給されるので、スクリード車が軽量化され、その操作が
容易となる。
また、第2発明のゴムチップ用ミキサー車は、走行しな
がら、ゴムチップ、バインダーおよびトナー等を撹拌混
合し、その後部からプライマーを下向きに噴射し、続い
てゴムチップ混合物を散布するものであるから、上記第
1発明の実施に使用することができる。そして、このミ
キサー車は、速度制御が可能な左右一対の走行用キャタ
ピラを有するので、ゴルフ場の歩径路のような起伏の多
い、また傾斜の急な幅の狭い道路でも支障なく走行し、
上記プライマーの噴射およびゴムチップ混合物の散布を
することができる。
また、第3発明のスクリード車は、後輪駆動用モータお
よびスクリード用モータを具備しているので、これらに
第1発明の発電機を接続してその電力供給を受けると、
後輪が回転してスクリード車が前進し、かつスクリード
板が幅方向に揺動する。したがって、このスクリード車
を第2発明のミキサー車の後から前進させることにより
、上記第1発明の実施に使用することができる。そして
、このスクリード車は、ハンドルで方向制御が可能な前
輪を備えているので、ハンドル操作により容易に進路を
変更することができる。また、スクリードホルダーが枠
台車に対して昇陣自在に形成されているので、道路の勾
配が連続的に変化している場合にも枠台車に対してスク
リードホルダーが上下に移動して上記勾配の変化に追随
することができる。また、枠台車の前板にスクリードホ
ルダーが、枠台車の後板に後部車台がそれぞれ左右に傾
動自在に連結されているので、道路面が幅方向に傾斜し
、その傾斜角度が連続的に変化して道路面が捩じれてい
る場合にも、スクリード板がこの捩れに正確に追随して
道路上のゴムチップ混合物の散布層を均して展圧するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のゴムチップ用ミキサー車およびスク
リード車の側面図、第2図はゴムチップ用ミキサー車の
平面図、第3図はスクリード車の拡大側面図、第4図は
第3図の平面図、第5図は第3図の一部破断側面図、第
6図は第5図の一部の拡大図、第7図はスクリード車の
変形例の平面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第
9図はゴムチップ用ミキサー車およびスクリード車の運
転状態の平面図である。 10:ゴムチップ用ミキサー車、11:車台、13:キ
ャタピラ、14:エンジン、15=運転席、17:発電
機、19:調合タンク、23:ゴムチップ用ミキサ、2
4:排出シュート、25:排出口、26:エアコンプレ
ッサー、27:プライマー用圧送タンク、29ニブライ
マー噴射ノズル、30ニスクリート車、31:枠台車、
38:前輪、39:ハンドル、42.50:連結軸、4
3:後部台車、44:後輪、46:後輪駆動用モータ、
48ニスクリートホルダー、49.71:−上下方向の
摺動ガイド板、57:ゲージ車輪、61ニスクリート装
置、64ニスクリート用モータ、65ニスクリート板。 特許出願人  東洋ゴム工業株式会社 代理人 弁理士   吉 1)了 司 第5図 第2図 第3図 第7図 n

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕エンジン駆動のキャタピラ、発電機、ゴムチップ
    用ミキサーおよびプライマー圧送タンクを備えたミキサ
    ー車、並びにこのミキサー車の発電機から電力供給を受
    けて駆動される走行装置およびスクリード板を備えたス
    クリード車をアスファルトやコンクリート等で下地舗装
    された道路に前後に並べて走行させながら、上記ミキサ
    ー車のゴムチップ用ミキサーでゴムチップ、バインダー
    、トナー、触媒、その他の添加剤等を撹拌混合し、上記
    プライマー圧送タンクからノズルを介してプライマーを
    噴射し、次いで上記ゴムチップ用ミキサーから上記ゴム
    チップ等の混合物を散布し、次いでスクリード車のスク
    リード板を地面から所定の高さで幅方向に往復させて道
    路上のゴムチップを均し、展圧することを特徴とするゴ
    ムチップによる道路の舗装方法。 〔2〕エンジンで駆動され、速度制御が可能な走行用キ
    ャタピラを備えた車台上に、発電機、この発電機から電
    力供給を受けて駆動されるゴムチップ用ミキサーおよび
    エアコンプレッサー、並びに上記エアコンプレッサーか
    ら高圧空気の供給を受けてプライマーを圧送するプライ
    マー用圧送タンクをそれぞれ設置し、かつ上記車台の後
    部にプライマー供給パイプを介して上記プライマー用圧
    送タンクに接続されたプライマー噴射ノズルを下向きに
    固定し、上記ゴムチップ用ミキサーの底に接続された排
    出シュートの排出口を上記プライマー噴射ノズルの後方
    で下向きに開口させたことを特徴とするゴムチップ用ミ
    キサー車。 〔3〕横長の枠台車の前部左右にハンドルで向きの変換
    が可能な前輪を取付け、上記枠台車の後面中央に前後方
    向の連結軸を介して横長の後部台車を傾動自在に接続し
    、この後部台車に左右一対の後輪、該後輪を駆動するた
    めの後輪駆動用モータおよび伝動装置を設け、上記枠台
    車の内側にスクリード装置取付け用のスクリードホルダ
    ーを配置し、上記枠台車の前板内面中央とこのスクリー
    ドホルダーの前面中央とを前後方向の連結軸を介して傾
    動自在に、かつ上下方向の摺動ブロックを介して上下摺
    動自在に接続し、上記スクリードホルダーの左右両側に
    スクリードホルダーの高さ制御のためのゲージ車輪を取
    付け、このスクリードホルダーにスクリード板およびこ
    のスクリード板を駆動するためのスクリード用モータを
    含むスクリード装置を取付けたことを特徴とするスクリ
    ード車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5066664B2 (ja) * 2010-04-27 2012-11-07 範多機械株式会社 道路舗装機械

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