JPH04164028A - グルタミン酸モノナトリウムを主成分とする疲労快復剤およびその使用方法 - Google Patents

グルタミン酸モノナトリウムを主成分とする疲労快復剤およびその使用方法

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JPH04164028A
JPH04164028A JP2036398A JP3639890A JPH04164028A JP H04164028 A JPH04164028 A JP H04164028A JP 2036398 A JP2036398 A JP 2036398A JP 3639890 A JP3639890 A JP 3639890A JP H04164028 A JPH04164028 A JP H04164028A
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fatigue
msg
minutes
monosodium glutamate
exercise
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JP2036398A
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Sotetsu Boku
相哲 朴
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Daesang Corp
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Miwon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグルタミン酸モノナトリウム(阿onosod
iu履L−glutamate ;以下MSGという)
を含有する疲労快復剤及びその使用方法に関するもので
ある。
更に具体的には2本発明は、飲食物、食品添加物、ソフ
トドリンク類、ビタミン類等に添加して使用するための
MSGを含有する組成物及びその製進方法に関するもの
であり、特に筋肉運動から由来5する疲労を快復させる
のに人体にMSGを1日に0.01〜0.40g/kg
投与する方法に関するものである。
(従来の技術) 醗酵又は合成方法から得られる既存のMSGは、いろい
ろな形態があり、その小量が調味料として広く使用され
ているのが既に知られている。しかしこのようなMSG
を人体に適当量を投与することにより、疲労快復の効果
を得ることができるということは今まで知られていなか
った。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、疲労を快復させるための、飲食物、食
品添加物、ソフトドリンク類、ビタミン類等に添加して
使用するためのMSGを含有してなる疲労快復剤を提供
することである。
本発明の他の目的は、MSGを含有する疲労快復用ドリ
ンク組成物を提供することである。
本発明の又他の目的は、疲労を快復させるために人体に
毎日MSG O,01g〜0.40 g /体重眩を投
与する疲労を快復する方法を提供することである。
本発明の又他の目的及び適用範囲は、以下に叙述された
詳細な説明から明確になるであろう。しかし本発明の好
ましい態様を説明する詳細な説明及び具体的な実施例は
、ただ例示的なものとして示したものであり、本発明の
精神及び請求の範囲内での種々の変更及び改変が可能で
あることは本明細書の詳細な説明から当業者に明らかに
なるであろう。
本発明は単に例示的に示したものであって、示された詳
細な説明及び添付図面を通じて十分に理解することがで
きるし、従って、本発明をそれに限定はしないのである
(課題を解決するための手段) 本発明をより詳細に説明すれば、本発明は疲労快復に用
いられる組成物に関するものであって、その組成物はア
スパラギン酸塩(aspartate)、大豆萌、食物
添加物、ソフトドリンク、ビタミン等に適当量のMSG
を含有する組成物を言うのであり、本発明は哺乳類に一
日に0.01〜0.4 g /体重聴のMSG又は該食
品組成物を投与して哨乳類の疲労快復に用いるようにす
るのである。
疲労快復にMSGの最大効果を得るためには、激しい運
動をする前、約30分〜3時間前に好ましくは運動前3
0分〜2時間前にMSGを経口投与しなければならない
。本発明の疲労快復組成物は、種々の形態を取り得るが
、MSGを0.2〜100重量%、より好ましくは0.
2〜10重量%と摂取可能な固形又は液体成分もしくは
賦形剤を含有したものがよい。
本組成物がスープ、ソフトドリンク又は健康ドリンクの
如き液体組成物である場合には該液体組成物はMSGを
0.2〜2.0重量%好ましくは0.2〜0.5重量%
を含有し、且つ蔗糖、ラクトース、グルコース又はグル
コースのような糖分を0〜5重量%、より好ましくは1
〜3重量%を含有するのがよい。
又、再審性塩類であるナトリウム及びカリウム(例えば
、 NaC1又はKCI )のような電解質混合物をO
〜0.06M 、より好ましくは0.02〜0.04M
程度を選択的に含有することができる。
本発明の組成物がビタミン錠剤の形態である場合には該
ビタミン錠剤は一般的に0.2〜50重量%、より好ま
しくは0.2〜10重量%のMSGを含有し、その残り
はビタミン及び賦形剤から構成される。
添加成分量は次の通りにすることができる。
注)q、s、はquantum 5ufficit(適
量)を表す。
本発明は激しい運動をしている間の乳酸(lactat
e)蓄積の生体内の調節の可能性を示すものである。
運動している間の乳酸の産生は必然的であり、運動効果
を低下させる疲労発生と関連するものであるので機能的
損失なしに運動している間の乳酸の発生を避けるか又は
乳酸の蓄積を減少させる方法の開発が要望されて来た。
運動筋肉内の酸素欠乏は、乳酸がクエン酸回路に入るの
を制限する一方、乳酸をピルビン酸(pyruvate
)に転換し、且つピルビン酸をアラニンに転換する。
従って、運動負荷中の、乳酸蓄積の生体内の調節可能性
は、ピルビン酸からアラニンに、又乳酸からピルビン酸
への回転(turnover)を増加させる方法の開発
にある。このような方法で運動中の乳酸の蓄積が減少さ
れ得るし、疲労発生の減少及び運動効果の改善に応する
ようにするアミノ基転移(transaminatio
n)反応を経由してピルビン酸からアラニンへの回転を
刺激するために、筋肉組織中のグルタミン酸(glut
amate)濃度を増加する方法が意図される。
長期間の運動後生ずる疲労発生は、酸素供給不足に起因
するエネルギー生成のための嫌気性糖分解作用による筋
肉組織内の乳酸蓄積に関連する。
蓄積された乳酸は、組織のpHの低下、Na−にポンプ
及び他の代謝活動の損傷及び疲労発生を生起する。従っ
て、生体内の乳酸量を調節することができる方法がある
とすれば、運動疲労も調節することができるものと期待
される。乳酸は乳酸デヒドロゲナーゼ(以下、L叶とい
う)によってピルビン酸に転換され、ピルビン酸はピル
ビン酸デヒドロゲナーゼ(以下、PDi(という)複合
体によってアセチルC0A(アセチル補酵素ともいう)
に転換されるか、あるいはグルタミン酸−ピルピン酸ト
ランスアミナーゼ(以下、 GPTという)によってア
ミノ基転移される。運動中に筋肉に酸素供給が少なくな
るので、PDFI複合体によるピルビン酸の回転(tu
rnover)が制限されるがGPTによる回転が主活
性経路となる。
LD)1. GPTの両方の酵素は組織中に豊富にあり
、平衡特性で簡単な反応体の質量比率(simple 
massratio of reactants)で生
体内乳酸調節の可能性を与える。即ち、ピルビン酸から
アラニンへの増加された回転は、筋肉、組織内のグルタ
ミン酸増加によって誘導され、ピルビン酸の減少は乳酸
のピルビン酸回転を誘発する。実際に多くの組織中でグ
ルタミン酸濃度は、筋肉組織内で最も高く、血液中のア
ミノ酸は筋肉静脈においてアラニン及びグルタミン量が
最も多い。
本発明では、実験動物としてスプラグ−トリ(Spra
gue−Dawley)系ラットを使用し、非訓練群と
訓練群とに分けた。訓練群は、尾に10gの金属錘−を
付けて30〜33℃の温水中で1日当り5分間水泳訓練
をさせた。4週間訓練後、訓練群と非訓練群のラットに
MSG又は対照としての生理食塩水を腹腔内に種々の投
与量でそれぞれ投与した。前記ラットについて運動によ
る筋肉組織内の乳酸蓄積変化に焦点をおいた水中におけ
る生存期間延長の如き運動効率測定と多様な生化学的測
定を行なった。
乳酸の代謝回転を明らかにするために筋肉組織、肝組織
及び血液内の乳酸、アラニン、グルタミン酸及びグルタ
ミン量の測定のみならずL叶及びGPTの活性測定を行
った。
このとき、若しもMSGを投与して、機能的喪失なしに
又はむしろ運動効率を向上させながら、運動中の筋肉内
に乳酸蓄積を調節することができるようになるとすれば
1本研究結果の適用においてその展望は相当なものであ
る。
乳酸蓄積の効果が運動効率に関連することは確実であり
;訓練効果は運動筋肉内の乳酸蓄積を決定し; LD)
!及びGPTの酵素変化は、訓練によって運動筋肉組織
内に導びかれ;グルタミン酸摂取効果は、運動筋肉内の
乳酸蓄積量を減少させ:グルタミン酸摂取効果は運動効
率を増加させるし:グルタミン酸摂取効果が訓練と運動
筋肉、肝組織及び血液の生化学的変化に左右されるとの
ことを比較分析した。
失り檻よ 動物の水泳運動テスト (1)実験材料 本実験に用いた乳酸測定用キット、LDH,GPT及び
グルタミン酸−オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(以下
GOTという)測定用キットはシグマ(sig+*a)
社製品(St、 Louis、 MO,υ、S、A、)
を購入して利用し、 MSGとアスパラギン酸ナトリウ
ムは味元株式会社(韓国、ソウル)から提供を受けた。
実験に用いたスプラグ−トリ系ラットはソウル大学校(
Seoul Korea)動物飼育室から離乳後分譲を
受け、他の試薬等は布中から分析用試薬(analyt
ical grade以上)を購入して用いた。
(2)動物の水泳適応訓練 約200g程度のスプラグ−トリ系白色ラット(雄性)
を対象として4週間に亘って、毎日5分ずつ水泳訓練を
させる。訓練は深さ約1m−直径約1mの水槽を用いて
水槽を温い温度(30℃程度)に調節し、訓練ラットに
は尾による浮力利用を防止するために、10g程度の金
属錘を尾につけて水中に浸すようにした後、訓練に当た
るようにする。
(Baker & Horvasth (1964)、
 F1a1m et al (1979))(3)水泳
実験群の分類 4週間の適応訓練を終えたラットを無作為的に10匹ず
つ分類して、MSG投与群(40■/1匹群、80■/
1匹群)、アスパラギン酸投与群(40■/1匹群)及
び対照群(生理食塩水)に分けて運動開始30分前に腹
腔内にアミノ酸溶液を投与した。
(4)水泳時間判定 水泳適応訓練を終えたラットに実験群別にアミノ酸溶液
を投与した後30分後に、適応訓練をしてきた水槽にお
いて適応訓練方法と同一な条件下で尾に10gずつの金
属錘を付けて水泳に当たるようにし、10分間水泳を終
えたラット群と10分間水中で生存できないラット群に
分けた。一方、ラットの水泳能力喪失の判定は同水泳条
件で10秒以上水面下に浸されている時間を測定して、
これらラットの水中生存時間として定めた。
失五孤I 生化学的分析 (1)試料の処理 実施例1において犠牲させたラットから血液を採取し、
大腿部筋肉と肝組織を摘出した。乳酸測定のためには血
液IIIIQを、乳酸測定用のチューブに入れた8%冷
(cold)過塩素酸溶液2mQに加えて保管し、残り
の血液は血清を分離して一70℃の冷凍器に保存し、大
腿部筋肉と肝組織とは凍結して同じく一70℃の冷凍器
に、次の実験に当たるまで保存した。肝組織及び筋肉組
織をリン酸塩緩衝生理食塩水溶液(PBSという)の1
0%希釈液で摩砕した後、1,0OOXG(4℃、15
分)に遠心分離し、上層液を回収して超高速遠心分離(
100,0OOXG、 1時間、4℃)し、上層液を細
胞質分画とし、沈澱物をミクロゾーム分画とし、また細
胞質分画はGOT、 GPT及びLDHの測定に利用し
、ミクロゾーム分画はγ−グルタミルトランスペプチタ
ーゼ(以下1、GGTPという)測定に利用した。
(2)乳酸含量測定 血液又は組織の乳酸含量はシグマ(Sigma) 82
6−Uv六方法よってシグマ社製の乳酸/ピルビン酸診
断キットを利用して測定した。基本的にはLDH酵素に
よって乳酸がピルビン酸に転換される場合には、生成さ
するニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下NA
Dという)は減少し、このときMADのNA叶への転換
による340nmにおける吸光率の差異を利用した。測
定上の誤差を最小化するために測定時ごとにシグマ社製
代謝制御血清を利用して速度制御を行った。
(3)酵素活性測定 測定試料におけるGOT、 GPT及びLDHは、それ
ぞれに該当する測定用キットをSigma社から購入し
て製造会社の推薦方法によって測定した。 GOT、G
PTは全てLDHとの結合分析方法(coupling
 assaysystem)であったし、窮極的に代謝
反応から誘発されるNADのNADHへの転換による3
40nmにおける吸光率増加でその活性を定量した。一
方GGTPの活性は、ミクロゾーム分画を試料として用
い、γ−グルタミルーp−ニトロアニリドをγ−グルタ
ミル供与体として用い、且つグリシルグリシンをγ−グ
ルタミル受容体として用い、酵素反応によって生成され
るp−ニトロアニリドの吸光率を測定して換算した。
(4)アンモニア測定 試料中アンモニア含量測定のためには、ベルテロ(Be
rthelot )反応を利用して、試料1mQとフェ
ノール試薬〔ニトロプルシドナトリウム0.125g、
蒸留水(以下DWという) 500mQ中のフェノール
25mQ)1mRと次亜塩素酸アルカリ金属塩試薬〔水
酸化ナトリウム12.5 g 、DW 500m12に
溶解したクロレックス(chlorox)20mQ) 
1 rsQとを混合して、呈色反応を誘導し、光密度6
30nmで標準曲線にてアンモニア含量を決定した。
(5)蛋白質定量 蛋白質ローリ(Lovry)の方法によって、試薬A(
2%V/V Na2Co3.0.I N−Na0t()
と試薬B(2%W/V酒石酸ナトリウム)を混ぜ、次い
で試料を入れた後、上記フェノール試薬を添加して呈色
反応惹起した後、室温で30分放置した後、牛血清アル
ブミンの標準溶液と630nmで吸光度を比較した。そ
の比較結果を利用して試料中漬白質の濃度を換算した。
失l目【支 筋収縮力実験 (1)実験動物準備 実験動物は猫を使用した。猫をベントパルビタールナト
リウム(930■/体重−1i、P、投与)で麻酔した
あと、気道及び頚静脈にカテーテルを挿入した。上記カ
テーテルに圧力変換器を接続し、該圧力変換器を生理的
記録装置に連結して、血圧変動を連続的に記録した。左
側下肢の裏側皮膚を切開いて座骨神経を露出させ、内側
腓腹筋に行く神経を露出させた。アキレス牌を露出させ
て切開いたあと、切開部位末端を生理的記録装置に連結
して筋張力を記録した。猫を固定装置上に固定させて、
左側後脚の切開された皮膚を利用して鉱油溜まり(n+
1neral oil pool)を作った。温水循環
器を利用して温度を維持した。
(2)乳酸濃度変化 ハルトマン(Hartmann)溶液(乳酸濃度27m
M/L)を静脈を通じて連続注入するか大腿動脈を通じ
て猫に連続的に注入した。乳酸濃度の変化を測定するた
めに、対照食塩水群、乳酸濃度50mMル、27mM/
Lの群、及び乳酸濃度100mM凡の群に分けた。
(3)アミノ酸溶液注入 アミノ酸溶液を頚静脈を通じて注入しながら30分間隔
で座骨神経を刺激することによって腓腹筋の筋張力を1
分間記録した。アミノ酸溶液の注入中断後にも、30分
間隔に腓腹筋の筋張力を記録した。
(4)刺激及び記録 電気的刺激は白金電極を使用して、0.1m secの
刺激時間、低周波数及び高周波数でA&B神経興奮閾値
の10倍に刺激した。このような大きさに刺激する理由
は筋肉の求心性神経であるA神経繊維を活性化させるた
めのものである。A&B神経の閾値は座骨神経を刺激し
た後の内側腓腹筋神経における複合作用電位(comp
ound action potential)で求め
た。記録電極からキャッチされた電気信号は交流増幅器
を通じてオシロスコープで観察した。
座骨神経を低周波数及び高周波数で刺激しなから臓腓筋
(triceps 5urae)の誇張カを1分間記録
した。低濃度と高濃度の乳酸ナトリウムを時間当り50
mMに頚静脈を通じて1時間の間注入しながら、30分
間隔座骨神経を刺激して腓腹筋の筋張力を1分間記録し
た。乳酸ナトリウムの注入を中断した後にも、1〜2時
間に亘って30分間隔で座骨神経を刺激して腓腹筋の筋
張力を1分間記録した。
(5)Jiff計処理 全処理試験結果は双t−テストと井原t−テストで分析
して統計的に処理した。
尖蓋何土 (1)人体への適用ニドレッドミル実験(treadm
ill test)条件。
中長距離選手を、対照群、溶液A群及び溶液B群に分け
た。溶液A群には、大豆前スープ99.80%と塩0.
20%を摂取させ、溶液B群には大豆前スープ(96,
5%)、塩0.20%、黒砂糖3.00%、アスパラギ
ン酸0.14%及びMSGO,10%の混合物を摂取さ
せた。溶液B群の選手に400mQの溶液Bを運動開始
2時間前に摂取するようにさせた。準備運動として3分
間200 m /winの速度で運動させた後、280
m /l1linの速度で3分間走らせた。その後1選
手を3分間休ませた後、血中乳酸及びアンモニア含量を
測定し、休息後30分及び2時間になるとき再び測定し
た。
(2)大豆前スープ製造 1.2kg大豆萌を60抛Qの水に入れて蒸した後、圧
着、搾汁する。こ5のとき摂取しゃすいように大豆前搾
汁に塩、砂糖、アスパラギン酸及びMSGの如き食品添
加物を添加した。
大差l−1果 (1)運動効果 (a)4週以上水泳適応訓練をさせたラットと適応訓練
をさせなかったラット各8匹ずつを対象として、水中生
存時間を比較してみた結果1表1に要約したとおり非適
応訓練群は生存時間8.49±1.11分であるのに対
し、適応訓練群は生存時間15.42±2.35分であ
り、訓練によって、水中生存時間が1.8倍以上に延長
された。(p<0.01)表1.ラットの水中生存時間
に対する訓練効果(b)ラットを対象として、5分間ず
つ水泳させた後、血液中乳酸含量を比較してみた結果、
表2に要約したとおり、非訓練群は血中乳酸濃度が8.
261±2,243mmol/ Q  であったのに対
し、訓練群は血中乳酸濃度が5.490±0.439m
mol/ Qであり、訓練群は非訓練群に比べて血液中
、乳酸含量が66%に過ぎなかった・ 注)全てのデータは、平均値±SDで示した。
(c)過多運動後の組織内乳酸浄化値(clearan
ce)を比較してみるために、スプラグ−トリ系白色ラ
ット(4匹)を5分間ずつ水泳訓練させた後、0分、3
分及び30分後にそれぞれ該ラッ1−を犠牲させて血液
中の乳酸濃度を比較してみた結果、運動直後に適応訓練
群は血液中乳酸濃度が6.414±1.275mmol
/ Qであるのに対し、非適応訓練群は10.188±
1.018m mol/ Qであり適応訓練群は非適応
訓練群に比べて血液中乳酸含量が63%に過ぎなかった
一方、運動後3分には非訓練群では血液中乳酸濃度が6
.736±1 、006mmol/Qであり、訓練群で
は5、190±1 、180mmol/ρであり、訓練
群は非訓練群の乳酸濃度の77%に過ぎなかった。(表
3参照)。
しかし、30分後には非訓練群や訓練群で留意した差異
を見せなかった。即ち非訓練群は訓練群に比べて運動後
快復過程に伴う血中乳酸濃度がもっと高く測定された。
表3.ラットの運動後快復過程に伴う血中乳酸濃度変化
の比較 (単位) mmol/Q (d)組織における乳酸浄化値と関連し、グルタミン酸
及びアスパラギン酸の組織内吸水又は利用と緊密に連関
されていると思われるLDH,GPT、GOT及びGG
TPの活性を比較してみた結果1表4に要約したとおり
LDHとGPTとは訓練群において非訓練群より組織内
酵素の非活性が高い傾向を見せており、特にGOTは非
訓練群においては0.490±0.099ILI/■蛋
白質であるのに対し、訓練群においては0.666±0
.274IU/■蛋白質であり適応訓練によって組織内
GOT活性が36%以上有意に増進されていた。従って
、MSG効果は筋疲労快復のために適応訓練された投与
者においては強化されていた。
表4、ラット骨格筋における酵素活性の訓練効果(2)
 MSG又はアスパラギン酸投与効果4週以上適応訓練
をさせたラットを対象としてMSG及びアスパラギン酸
をそれぞれ1匹当り40■ずつ生理食塩水に溶解して腹
腔的注入して、30分後に水中生存試験にかけるように
した結果、水中水泳時間がMSG投与群は17.1±2
.35分でありアスパラギン酸投与群は16.5±5.
3分であるのに対し。
生理食塩水だけ投与した対照群は14.6±4.88分
であった。(表5参照) 即ち、 MSG及びアスパラギン酸投与は水中水泳時間
を延長することができることと思われたが、統計的有意
度は低くかった。
表5.ラット訓練群の水中生存試験に関するアミノ酸投
与効果 注)全てのデータは、平均±SDで示した。
一方、グルタミン酸塩投与群の場合腹腔内に投与するグ
ルタミン酸の量をラット1匹当り40111gと80■
群に分けて比較してみた結果、グルタミン酸80■投与
群は水中生存時間が19.6±2.84分であり、グル
タミン酸40■投与群は17.3±2.85分であり、
対照群の14.6±4.88分より最も生存能が増加さ
れる傾向を示した。(表6参照) 従って、実験用ラットに適当量を投与することば水中に
おける生存時間を延長させ、MSG又はアスパラギン酸
の如きアミノ酸は筋疲労を快復させる。
表6.訓練群の水泳テストにおけるグルタミン酸投与量
効果 注)全てのデータは、平均±SDで示した。
(3)筋収縮力実験 筋肉組織内に蓄積される乳酸含量による筋収縮力に及ぼ
す効果を比較するための実験において。
猫を対象としてアキレス随に張力変換機を取り付けて内
側腓腹筋神経(medial gastrocnemi
us nerve)を刺激して、内側腓腹筋の収縮力変
化を、同筋内に移入される血管(sural arte
ry)内に乳酸、又はグルタミン酸等の注入される濃度
によって測定した。(第1図参照) 内側腓腹筋神経の刺激は、周波数2Hzで1〜10分の
間電気刺激を与え、内側腓腹筋の等張性・筋収縮力を測
定した。猫に50mM乳酸ナトリウム、50mM−MS
G、 20mM−MSGと50mM乳酸ナトリウムの混
合液、及び20mMアラニンと50mN乳酸ナトリウム
の混合液も同じ条件でそれぞれ注入した。ラットに50
mM乳酸ナトリウム溶液を注入した場合には、1時間注
入後等張性筋収縮力は徐々に低下した。(第2図参照)
即ち、猫に50■に乳酸ナトリウムを1時間注入した後
、筋収縮力は30分では98.6%、 60分では74
.2%、90分では59.2%、120分では58.8
%、180分では40.8%と徐々に低下した(表7参
照)。しかしながら、猫に50mM−MSGを投与した
場合には、時間経過によっても筋収縮力には影響力がな
かった。
一方、第3図におけるように、猫に20■M−MSGと
50a+M−乳酸ナトリウムの混合液を投与した場合に
は、50mM乳酸ナトリウム単独投与の場合において示
した電気刺激による筋収縮力低下が認められなかった。
即ち、混合液投与後30分では95.6%、90分では
98.7%、120分では94.9%の筋収縮力を示し
た。
一方、猫に50mM−乳酸ナトリウムと20mM−アラ
ニンの混合液を投与した場合には、注入後1時間では筋
収縮力が84.1%に、乳酸単独投与のときより電気刺
激に対して筋収縮力が早く減少されたし、混合液投与後
30分では80.2%に、また乳酸単独投与時の89.
6%よりももっと減少された。しかし投与後60分後に
は乳酸単独投与時より筋収縮力がより早く快復される傾
向を示した。
本発明のMSGは筋疲労快復に適用されることができる
(4)酵素効率 表8は実験ラットを通じた骨格筋から放出されるアミノ
酸の種類(Pattern)を示し、表9は骨格筋内の
アミノ酸代謝の酵素を示す。
即ち、運動は乳酸の酵素を加速化させ(Male et
 al)、実験用ラットにおいて、MSG及びアスパラ
ギン酸は骨格筋において非常に早く消耗される(表8参
照)・ しかし、アラニン、グルタミン及び他のアミノ酸は運動
後骨格筋内に蓄積される。
表8.骨格筋から放出されたアミノ酸含量比(単位:%
) 注)データは%(Cahill and Ruderm
an & Berger参照)乳酸酵素は運動によって
活性が増加された。
即ち、L叶は乳酸をピルビン酸に、GPTはピルビン酸
とグルタミン酸をアラニンとα−ケトグルタレートに転
換させ、GOTはα−ケトグルタレートとアスパラギン
酸をグルタミン酸とオキサロ酢酸に変える(表9参照) 表9.骨格筋内のアミノ酸代謝酵素 このとき、LDHGPT及びGOTの逆反応が順次行わ
れる。従って、運動中の無酸素性閾値(anaerob
ic threshold)又は乳酸閾値の増加は酵素
活性の増加を意味する。
GPT段階で追加されるグルタミン酸塩は酵素活性を促
進させ、運動効率を増加させることができる。
即ち、MSGは筋肉疲労快復効果が生ずるようになる。
(5)快復期の人体内乳酸含量 表10はトレッドミル(treadmi 11 )運動
後、快復時間による血中乳酸含量を観察してアミノ酸の
摂取効果を示すものである。
表10.アミノ酸摂取に対する人体内血中乳酸濃度 (単位=mlIlo1/Q) 注)全てのデータは、平均±SDで示した。
選手達に運動開始2時間前に500mQの溶液を摂取さ
せた。この中、溶液B群が最も低い血中乳酸濃度を示し
た。その理由は溶液B群の選手等は。
MSGと アスパラギン酸のようなアミノ酸を摂取した
ためであった。従って、本発明のMSGは筋疲労快復に
効果がある。
MSGを食品、飲料及びビタミンに添加する例は、つぎ
のとおりである。
(製剤例1) MSGをコカコーラ(登録筋S)のようなコーラシロッ
プに溶解させてMSG O,3重量% とする。このと
きコカコーラは12オンス、16オンスIQ又は2Qの
瓶又は缶とする。
(製剤例2) ゲトレード(Gatorade;登録商標)にMSG3
gを添加する。
(製剤例3) 打錠前のビタミン錠剤配合物にMSG 0.2gを添加
する。MSGをビタミン打錠用物質と混合してビタミン
錠剤を作る。
以上で発明の詳細な説明をしたが、同一な方法の多くの
変形例があることは明らかである。そのような変形例は
本発明の精神と要旨から離脱されるものと見做されない
し、当業者に明白なそのような全ての修正には特許請求
範囲に含まれるものと見做される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明でグルタミン酸モノナトリウムが内側腓
腹筋神経(以下MGNという)に作用することを示す図
であり1図中、DRGはを髄後筋神経節を示し、DRG
はを髄後筋神経節を示し、VRはを髄前筋を示し、MG
Sは内側腓腹筋神経を示し、cpは総腓骨神経を示す。 第2図は乳酸ナトリウム50+aMを注入させた後。 等張性筋収縮を測定した実験データであり、第3図は乳
酸ナトリウム50mMとグルタミン酸モノナトリウム2
0mMを混合したものを注入した後の等張性筋収縮の実
験データを示す図面である。 第1 図 第2図 孔部hF’リウム 文ル痘     注入30分鴫   圧入1時關勾フd

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、グルタミン酸モノナトリウムを主成分として含有す
    る疲労快復剤 2、疲労快復剤が、グルタミン酸モノナトリウムと摂取
    可能な固形又は液体成分および賦形剤を含有するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の疲労快復剤。 3、賦形剤が、炭酸水、水、大豆、萌スープ、塩、黒砂
    糖、アスパラギン酸塩、ビタミンであることを特徴とす
    る請求項2記載の疲労快復剤。 4、疲労快復剤がグルタミン酸モノナトリウム0.2〜
    2.0重量%、糖分0.1〜5重量%および摂取可能な
    液体成分を含有するものであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の疲労快復剤。 5、疲労快復剤がグルタミン酸モノナトリウム0.2〜
    50重量%、ビタミンおよび賦形剤を含有するものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の疲労快復剤。 6、疲労快復剤がグルタミン酸モノナトリウム0.2〜
    2.0重量%、糖分0.1〜5重量%、塩分0.1〜0
    .5重量%を含量するものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の疲労快復剤。 7、一日に0.01〜0.4g/体重kg量のグルタミ
    ン酸モノナトリウム又はその組成物を哺乳類に運動前3
    0分ないし3時間前に投与して疲労を快復させる方法。 8、人を対象として疲労を快復させることを特徴とする
    請求項7記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148786A (ja) * 2009-12-25 2011-08-04 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 医薬液剤組成物
US8603981B2 (en) 2001-11-23 2013-12-10 Protista Biotechnology Ab Use of glutamate, glutamate derivatives or metabolites, glutamate analogues or mixtures thereof for the manufacture of a composition for the treatment of osteoporosis
CN105495522A (zh) * 2015-12-30 2016-04-20 李新 一种可缓解老年白内障的夜明鸡精粉及其制备方法

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