JPH0416195Y2 - - Google Patents
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- JPH0416195Y2 JPH0416195Y2 JP1987077334U JP7733487U JPH0416195Y2 JP H0416195 Y2 JPH0416195 Y2 JP H0416195Y2 JP 1987077334 U JP1987077334 U JP 1987077334U JP 7733487 U JP7733487 U JP 7733487U JP H0416195 Y2 JPH0416195 Y2 JP H0416195Y2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、構造物等に力を与えて地震時の変形
及び応力状態を再現する加力試験装置に関するも
のである。
及び応力状態を再現する加力試験装置に関するも
のである。
[従来の技術]
加力試験装置は、第2図に示すように、実物大
構造物あるいは大型模型等の供試体21に対し複
数台の油圧加力機22によつて荷重を加えて静的
な変位を与えるものである。そして加力治具23
によつて供試体21の平行度を機械的に維持する
ようにしている。
構造物あるいは大型模型等の供試体21に対し複
数台の油圧加力機22によつて荷重を加えて静的
な変位を与えるものである。そして加力治具23
によつて供試体21の平行度を機械的に維持する
ようにしている。
ところで従来、各加力機の荷重を制御する装置
としては、実開昭60−164216号公報に開示された
ものが知られていた。このものは、1台の加力機
(マスター機)に対して荷重制御を行ない、残り
の複数台の加力機(スレーブ機)はマスター機か
ら発生する変位信号によつて従属制御させ、各加
力機がそれぞれ発生する荷重とその合計荷重とを
表示させるようにしたものである。
としては、実開昭60−164216号公報に開示された
ものが知られていた。このものは、1台の加力機
(マスター機)に対して荷重制御を行ない、残り
の複数台の加力機(スレーブ機)はマスター機か
ら発生する変位信号によつて従属制御させ、各加
力機がそれぞれ発生する荷重とその合計荷重とを
表示させるようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題]
しかるに、供試体21は任意の水平力を受け、
また加力機22によつて加力するに従つて破壊が
進み、状態が時々刻々と変化するが、前述した従
来装置においては、1台の加力機(マスター機)
に対して1つの制御目標値が予め与えられ、この
制御目標値を保持するようにマスター機の荷重制
御が行なわれ、他の複数の加力機(スレーブ機)
についてはマスター機から発生する変位信号に従
属制御されていたので、時々刻々と変化する供試
体の状態に対応できない問題があつた。
また加力機22によつて加力するに従つて破壊が
進み、状態が時々刻々と変化するが、前述した従
来装置においては、1台の加力機(マスター機)
に対して1つの制御目標値が予め与えられ、この
制御目標値を保持するようにマスター機の荷重制
御が行なわれ、他の複数の加力機(スレーブ機)
についてはマスター機から発生する変位信号に従
属制御されていたので、時々刻々と変化する供試
体の状態に対応できない問題があつた。
そこで本考案は、複数台の加力機の加力等によ
つて生じる供試体の状態変化を逐次検出して各加
力機に対する制御目標値を調整することにより、
複数の加力機に対して計測点相互の変位条件を保
ちつつ予め与えられた総荷重量と変位偏差量を満
足するように制御する加力試験装置を提供しよう
とするものである。
つて生じる供試体の状態変化を逐次検出して各加
力機に対する制御目標値を調整することにより、
複数の加力機に対して計測点相互の変位条件を保
ちつつ予め与えられた総荷重量と変位偏差量を満
足するように制御する加力試験装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段]
本考案の加力試験装置は、供試体に複数点から
力を加えて変位を与える複数の加力機と、これら
加力機による総荷重量及び変位偏差量の目標値を
設定する目標値設定器と、加力機の荷重量をそれ
ぞれ検出する荷重検出器と、加力機の荷重により
変位する供試体の変位量を検出する変位検出器
と、荷重検出器の検出出力によつて得られる加力
機の総荷重量及び変位検出器の検出出力によつて
得られる供試体の変位偏差量と目標値設定器によ
り設定されたそれぞれの目標値とに基づいて加力
機のそれぞれの荷重量を演算し指令出力する荷重
演算器とを備えたものである。
力を加えて変位を与える複数の加力機と、これら
加力機による総荷重量及び変位偏差量の目標値を
設定する目標値設定器と、加力機の荷重量をそれ
ぞれ検出する荷重検出器と、加力機の荷重により
変位する供試体の変位量を検出する変位検出器
と、荷重検出器の検出出力によつて得られる加力
機の総荷重量及び変位検出器の検出出力によつて
得られる供試体の変位偏差量と目標値設定器によ
り設定されたそれぞれの目標値とに基づいて加力
機のそれぞれの荷重量を演算し指令出力する荷重
演算器とを備えたものである。
[作用]
このような構成の加力試験装置であれば、各加
力機が供試体に加える荷重量がそれぞれ荷重検出
機によつて逐次検出されるとともに、各加力機の
荷重により供試体に生じる変位量が変位検出器に
よつて逐次検出される。そして、各検出器の検出
出力は荷重演算器に与えられる。一方、上記荷重
演算器には予め目標値設定器によつて設定された
各加力機による総荷重量及び変位偏差量の目標値
が与えられており、前記荷重検出器の検出出力に
よつて得られる各加力機の総荷重量及び前記変位
検出器の検出出力によつて得られる供試体の変位
偏差量がこれら目標値になるように各加力機のそ
れぞれの荷重量が演算され、その演算結果に従つ
て各加力機の荷重がフイードバツク制御される。
従つて、加力機の加力等によつて供試体に生じる
状態変化が加味されて各加力機の制御目標値が決
定されるので、精度の高い荷重制御を実現でき、
供試体が受ける応力状態を正確に再現できる。
力機が供試体に加える荷重量がそれぞれ荷重検出
機によつて逐次検出されるとともに、各加力機の
荷重により供試体に生じる変位量が変位検出器に
よつて逐次検出される。そして、各検出器の検出
出力は荷重演算器に与えられる。一方、上記荷重
演算器には予め目標値設定器によつて設定された
各加力機による総荷重量及び変位偏差量の目標値
が与えられており、前記荷重検出器の検出出力に
よつて得られる各加力機の総荷重量及び前記変位
検出器の検出出力によつて得られる供試体の変位
偏差量がこれら目標値になるように各加力機のそ
れぞれの荷重量が演算され、その演算結果に従つ
て各加力機の荷重がフイードバツク制御される。
従つて、加力機の加力等によつて供試体に生じる
状態変化が加味されて各加力機の制御目標値が決
定されるので、精度の高い荷重制御を実現でき、
供試体が受ける応力状態を正確に再現できる。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を第1図を用いて説明
する。
する。
同図において1は供試体、2a,2bは供試体
1に対し複数の加力点に油圧により力を加えて変
位を与える2台の加力機、3a,3bは上記加力
機2a,2bのそれぞれの荷重量を検出する荷重
検出器、4a,4bは前記加力機2a,2bの荷
重により変位する供試体1の変位量を検出する変
位検出器である。そして荷重検出器3a,3bに
よりそれぞれ検出された各加力機2a,2bの荷
重量は、A/D(アナログ/デイジタル)変換器
5a,5bによりデイジタル信号に変化され、荷
重信号fa1,fb1として荷重演算器6に入力する。
また、変位検出器4a,4bによりそれぞれ検出
された各加力機2a,2bの荷重による供試体1
の変位量は、A/D変換器7a,7bによりデイ
ジタル信号に変換され、変位信号ya1,yb1として
前記荷重変換器6に入力する。上記荷重演算器6
は、目標値設定器8によつて設定された各加力機
2a,2bによる総荷重量及び計測点相互間の変
位偏差量の各目標値と、前記荷重検出器3a,3
b及び変位検出器4a,4bの各検出出力とに基
づいて加力機2a,2b毎の荷重指令値(制御目
標値)Xa1,Xb1をそれぞれ算出するものである。
1に対し複数の加力点に油圧により力を加えて変
位を与える2台の加力機、3a,3bは上記加力
機2a,2bのそれぞれの荷重量を検出する荷重
検出器、4a,4bは前記加力機2a,2bの荷
重により変位する供試体1の変位量を検出する変
位検出器である。そして荷重検出器3a,3bに
よりそれぞれ検出された各加力機2a,2bの荷
重量は、A/D(アナログ/デイジタル)変換器
5a,5bによりデイジタル信号に変化され、荷
重信号fa1,fb1として荷重演算器6に入力する。
また、変位検出器4a,4bによりそれぞれ検出
された各加力機2a,2bの荷重による供試体1
の変位量は、A/D変換器7a,7bによりデイ
ジタル信号に変換され、変位信号ya1,yb1として
前記荷重変換器6に入力する。上記荷重演算器6
は、目標値設定器8によつて設定された各加力機
2a,2bによる総荷重量及び計測点相互間の変
位偏差量の各目標値と、前記荷重検出器3a,3
b及び変位検出器4a,4bの各検出出力とに基
づいて加力機2a,2b毎の荷重指令値(制御目
標値)Xa1,Xb1をそれぞれ算出するものである。
具体的には第3図に示す荷重指令値生成手順に
従つて算出する。すなわち、荷重検出器3a,3
bより取り込んだ荷重量fa1,fb1から荷重和F(=
fa1+fb1)を算出するとともに、変位検出器4a,
4bより取り込んだ変位量ya1,yb1から変位偏差
量D(=ya1+yb1)を算出する。そして、先ず荷
重和Fが目標値設定器8から与えられる総荷重目
標値Nに対して予め設定した許容誤差Aの範囲内
にあるか否かを判定し、続いて変位偏差量Dが目
標値設定器8から与えられる変位偏差量目標値L
に対して予め設定した許容誤差Bの範囲内にある
か否かを判定する。
従つて算出する。すなわち、荷重検出器3a,3
bより取り込んだ荷重量fa1,fb1から荷重和F(=
fa1+fb1)を算出するとともに、変位検出器4a,
4bより取り込んだ変位量ya1,yb1から変位偏差
量D(=ya1+yb1)を算出する。そして、先ず荷
重和Fが目標値設定器8から与えられる総荷重目
標値Nに対して予め設定した許容誤差Aの範囲内
にあるか否かを判定し、続いて変位偏差量Dが目
標値設定器8から与えられる変位偏差量目標値L
に対して予め設定した許容誤差Bの範囲内にある
か否かを判定する。
そして、荷重和Fが総荷重量目標値Nから許容
誤差Aを減じた値より小さく、かつ変位偏差量D
が変位偏差量目標値Lより小さい場合には、加力
機2aの荷重指令値Xa1を微少量増加させ、荷重
指令値2bの荷重指令値Xb1は保持する。
誤差Aを減じた値より小さく、かつ変位偏差量D
が変位偏差量目標値Lより小さい場合には、加力
機2aの荷重指令値Xa1を微少量増加させ、荷重
指令値2bの荷重指令値Xb1は保持する。
荷重和Fが総荷重量目標値Nから許容誤差Aを
減じた値より小さく、かつ変位偏差量Dが変位偏
差量目標値L以上の場合には、加力機2bの荷重
指令値Xb1を微少量増加させ、加力機2aの荷重
指令値Xa1は保持する。
減じた値より小さく、かつ変位偏差量Dが変位偏
差量目標値L以上の場合には、加力機2bの荷重
指令値Xb1を微少量増加させ、加力機2aの荷重
指令値Xa1は保持する。
荷重和Fが総荷重量目標値Nに許容誤差Aを加
えた値より大きく、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値Lより大きい場合には、加力機2aの荷
重指令値Xa1を微少量減少させ、荷重指令値2b
の荷重指令値Xb1は保持する。
えた値より大きく、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値Lより大きい場合には、加力機2aの荷
重指令値Xa1を微少量減少させ、荷重指令値2b
の荷重指令値Xb1は保持する。
荷重和Fが総荷重量目標値Nに許容誤差Aを加
えた値より大きく、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値L以下の場合には、加力機2bの荷重指
令値Xb1を微少量減少させ、加力機2aの荷重指
令値Xa1は保持する。
えた値より大きく、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値L以下の場合には、加力機2bの荷重指
令値Xb1を微少量減少させ、加力機2aの荷重指
令値Xa1は保持する。
荷重和Fが総荷重量目標値Nに対して許容誤差
Aの範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値Lから許容誤差Bを減じた値より小さい
場合には、加力機2aの荷重指令値Xa1を微少量
増加させ、加力機2bの荷重指令値Xb1を微少量
減少させる。
Aの範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差
量目標値Lから許容誤差Bを減じた値より小さい
場合には、加力機2aの荷重指令値Xa1を微少量
増加させ、加力機2bの荷重指令値Xb1を微少量
減少させる。
荷重和Fが総荷重目標値Nに対して許容誤差A
の範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差量
目標値Lに許容誤差Bを加えた値より大きい場合
には、加力機2aの荷重指令値Xa1を微少量減少
させ、加力機2bの荷重指令値b1を微少量増加さ
せる。
の範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差量
目標値Lに許容誤差Bを加えた値より大きい場合
には、加力機2aの荷重指令値Xa1を微少量減少
させ、加力機2bの荷重指令値b1を微少量増加さ
せる。
荷重和Fが総荷重目標値Nに対して許容誤差A
の範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差量
目標値Lに対して許容誤差Bの範囲内であれば、
いずれの荷重指令値Xa1,Xb1もそのままとする。
の範囲内であり、かつ変位偏差量Dが変位偏差量
目標値Lに対して許容誤差Bの範囲内であれば、
いずれの荷重指令値Xa1,Xb1もそのままとする。
以上の処理を高速に繰返すことにより、各目標
値に対してそれぞれ誤差範囲内に収束する荷重指
令値Xa1,Xb1を生成する。
値に対してそれぞれ誤差範囲内に収束する荷重指
令値Xa1,Xb1を生成する。
この荷重指令値Xa1,Xb1はそれぞれD/A変
換器9a,9bによりアナログ信号Xa2,Xb2に
変換された後、加減算器10a,10bに入力さ
れる。加減算器10a,10bは前記荷重検出機
3a,3bの検出出力をフイードバツクして、各
加力機2a,2bの荷重量がそれぞれ荷重指令値
Xa1,Xb1に到達するように加力機2a,2bに
対し制御信号Sa1,Sb1を出力する。そして、上記
制御信号Sa1,Sb1は電力増幅器11a,11bに
より増幅され、サーボ弁等により油圧力に変換さ
れて加力器2a,2bを駆動制御するようになつ
ている。なお、図では荷重検出器3a,3b及び
変位検出器4a,4bの検出出力をそれぞれ増幅
する増幅器を省略している。
換器9a,9bによりアナログ信号Xa2,Xb2に
変換された後、加減算器10a,10bに入力さ
れる。加減算器10a,10bは前記荷重検出機
3a,3bの検出出力をフイードバツクして、各
加力機2a,2bの荷重量がそれぞれ荷重指令値
Xa1,Xb1に到達するように加力機2a,2bに
対し制御信号Sa1,Sb1を出力する。そして、上記
制御信号Sa1,Sb1は電力増幅器11a,11bに
より増幅され、サーボ弁等により油圧力に変換さ
れて加力器2a,2bを駆動制御するようになつ
ている。なお、図では荷重検出器3a,3b及び
変位検出器4a,4bの検出出力をそれぞれ増幅
する増幅器を省略している。
次に上記の如く構成された本実施例の動作につ
いて説明する。目標値設定器8には供試体1の各
加力点における変位偏差量と加力機2a,2bに
よる総荷重量の目標値が予め設定されており、こ
れら目標値は荷重演算器6に与えられる。一方、
各加力機2a,2bが駆動し、供試体1に力を加
えて変位を与えると、各荷重検出器3a,3bに
より加力機2a,2bのそれぞれの荷重量が検出
され、D/A変換器5a,5bによりデイジタル
値に変換されて荷重信号fa1,fb1として荷重演算
器6に入力される。また同時に、各変位検出器4
a,4bにより加力機2a,2bの荷重による供
試体1の変位量がそれぞれ検出され、D/A変換
器7a,7bによりデイジタル値に変換されて変
位信号ya1,yb1として荷重演算器6に入力され
る。
いて説明する。目標値設定器8には供試体1の各
加力点における変位偏差量と加力機2a,2bに
よる総荷重量の目標値が予め設定されており、こ
れら目標値は荷重演算器6に与えられる。一方、
各加力機2a,2bが駆動し、供試体1に力を加
えて変位を与えると、各荷重検出器3a,3bに
より加力機2a,2bのそれぞれの荷重量が検出
され、D/A変換器5a,5bによりデイジタル
値に変換されて荷重信号fa1,fb1として荷重演算
器6に入力される。また同時に、各変位検出器4
a,4bにより加力機2a,2bの荷重による供
試体1の変位量がそれぞれ検出され、D/A変換
器7a,7bによりデイジタル値に変換されて変
位信号ya1,yb1として荷重演算器6に入力され
る。
上記荷重演算器6においては、荷重信号fa1,
fb1によつて各加力器2a,2bの総荷重量が得
られ、かつ変位信号ya1,yb1によつて供試体1の
変位偏差量が得られる。そして、これら総荷重量
及び変位偏差量が目標値設定器8により設定され
ている各目標値になるように加力機2a,2b毎
の荷重指令値Xa1,Xb1が算出される。この荷重
指令値Xa1,Xb1は、それぞれD/A変換器9a,
9bによりアナログ信号Xa2,Xb2に変換された
後加減算器10a,10bに与えられ、対応する
荷重検出器3a,3bの検出出力との偏差が求め
られる。そして、この偏差に基づく制御信号Sa1,
Sb1が電力増幅器11a,11bにより増幅され
た後、各加力機2a,2bに与えられる。これに
より、各増幅器出力がそれぞれ油圧力に変換され
て加力機2a,2bの駆動が制御され、加力機2
a,2bは荷重指令値Xa1,Xb1に応じた荷重量
を供試体1にそれぞれ加えて供試体1を変位させ
ることになる。
fb1によつて各加力器2a,2bの総荷重量が得
られ、かつ変位信号ya1,yb1によつて供試体1の
変位偏差量が得られる。そして、これら総荷重量
及び変位偏差量が目標値設定器8により設定され
ている各目標値になるように加力機2a,2b毎
の荷重指令値Xa1,Xb1が算出される。この荷重
指令値Xa1,Xb1は、それぞれD/A変換器9a,
9bによりアナログ信号Xa2,Xb2に変換された
後加減算器10a,10bに与えられ、対応する
荷重検出器3a,3bの検出出力との偏差が求め
られる。そして、この偏差に基づく制御信号Sa1,
Sb1が電力増幅器11a,11bにより増幅され
た後、各加力機2a,2bに与えられる。これに
より、各増幅器出力がそれぞれ油圧力に変換され
て加力機2a,2bの駆動が制御され、加力機2
a,2bは荷重指令値Xa1,Xb1に応じた荷重量
を供試体1にそれぞれ加えて供試体1を変位させ
ることになる。
このように本実施例によれば、各加力機2a,
2bが供試体1に加える荷重量をそれぞれ荷重検
出器3a,3bによつて逐次検出するとともに、
各加力機2a,2bの荷重により供試体1に生じ
る変位量を変位検出器4a,4bによつて逐次検
出し、これら検出出力と目標値設定器8によつて
予め設定された総荷重量及び変位偏差量の目標値
とに基づいて各加力機2a,2bのそれぞれの荷
重指令値を算出し、その演算結果に従つて各加力
機2a,2bの荷重をフイードバツク制御するよ
うにしている。従つて、加力機2a,2bの加力
等によつて供試体1に生じる計測点相互の状態変
化が加味されて各加力機2a,2bの制御目標値
が決定されるので、精度の高い荷重制御を実現で
き、供試体が受ける応力状態を正確に再現でき
る。
2bが供試体1に加える荷重量をそれぞれ荷重検
出器3a,3bによつて逐次検出するとともに、
各加力機2a,2bの荷重により供試体1に生じ
る変位量を変位検出器4a,4bによつて逐次検
出し、これら検出出力と目標値設定器8によつて
予め設定された総荷重量及び変位偏差量の目標値
とに基づいて各加力機2a,2bのそれぞれの荷
重指令値を算出し、その演算結果に従つて各加力
機2a,2bの荷重をフイードバツク制御するよ
うにしている。従つて、加力機2a,2bの加力
等によつて供試体1に生じる計測点相互の状態変
化が加味されて各加力機2a,2bの制御目標値
が決定されるので、精度の高い荷重制御を実現で
き、供試体が受ける応力状態を正確に再現でき
る。
なお、前記実施例では加力機2a,2bを2台
として説明したが、3台以上であつても同様に実
現できるのはいうまでもないことである。この
他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。
として説明したが、3台以上であつても同様に実
現できるのはいうまでもないことである。この
他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。
[考案の効果]
以上詳述したように本考案によれば、供試体に
複数点から力を加えて変位を与える複数の加力機
による総荷重量及び変位偏差量の目標値を目標値
設定器により設定するとともに、上記加力機の荷
重量をそれぞれ荷重検出器により検出し、かつ上
記加力機の荷重により変位する供試体の変位量を
変位検出器により検出して、この荷重検出器の検
出出力によつて得られる加力機の総荷重量及び変
位検出器の検出出力によつて得られる供試体の変
位偏差量と前記目標値設定器により設定されたそ
れぞれの目標値とに基づいて加力機のそれぞれの
荷重量を演算し、その演算結果に従つて各加力機
の荷重をフイードバツク制御するようにしたの
で、複数台の加力機の加力等によつて生じる供試
体の状態変化が逐次検出されて各加力機に対する
制御目標値が調整されることになり、複数の加力
機に対して計測点相互の変位条件を保ちつつ予め
与えられた総荷重量と変位偏差量を満足するよう
に制御し得る加力試験装置を提供できる。
複数点から力を加えて変位を与える複数の加力機
による総荷重量及び変位偏差量の目標値を目標値
設定器により設定するとともに、上記加力機の荷
重量をそれぞれ荷重検出器により検出し、かつ上
記加力機の荷重により変位する供試体の変位量を
変位検出器により検出して、この荷重検出器の検
出出力によつて得られる加力機の総荷重量及び変
位検出器の検出出力によつて得られる供試体の変
位偏差量と前記目標値設定器により設定されたそ
れぞれの目標値とに基づいて加力機のそれぞれの
荷重量を演算し、その演算結果に従つて各加力機
の荷重をフイードバツク制御するようにしたの
で、複数台の加力機の加力等によつて生じる供試
体の状態変化が逐次検出されて各加力機に対する
制御目標値が調整されることになり、複数の加力
機に対して計測点相互の変位条件を保ちつつ予め
与えられた総荷重量と変位偏差量を満足するよう
に制御し得る加力試験装置を提供できる。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図、第2図は従来の加力試験装置を示す要部説
明図、第3図は本実施例の荷重演算器における荷
重指令値生成手順を示す流れ図である。 1……供試体、2a,2b……加力機、3a,
3b……荷重検出器、4a,4b……変位検出
器、5a,5b,7a,7b……A/D変換器、
6……荷重演算器、8……目標値設定器、9a,
9b……D/A変換器、10a,10b……加減
算器、11a,11b……電力増幅器。
ク図、第2図は従来の加力試験装置を示す要部説
明図、第3図は本実施例の荷重演算器における荷
重指令値生成手順を示す流れ図である。 1……供試体、2a,2b……加力機、3a,
3b……荷重検出器、4a,4b……変位検出
器、5a,5b,7a,7b……A/D変換器、
6……荷重演算器、8……目標値設定器、9a,
9b……D/A変換器、10a,10b……加減
算器、11a,11b……電力増幅器。
Claims (1)
- 供試体に複数点から力を加えて変位を与える複
数の加力機と、これら加力機による総荷重量及び
変位偏差量の目標値を設定する目標値設定器と、
前記加力機の荷重量をそれぞれ検出する荷重検出
器と、前記加力機の荷重により変位する供試体の
変位量を検出する変位検出器と、前記荷重検出器
の検出出力によつて得られる加力機の総荷重量及
び前記変位検出器の検出出力によつて得られる前
記供試体の変位偏差量と前記目標値設定器により
設定されたそれぞれの目標値とに基づいて前記加
力機のそれぞれの荷重量を演算し指令出力する荷
重演算器とを具備したことを特徴とする加力試験
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987077334U JPH0416195Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987077334U JPH0416195Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63187034U JPS63187034U (ja) | 1988-11-30 |
JPH0416195Y2 true JPH0416195Y2 (ja) | 1992-04-10 |
Family
ID=30925240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987077334U Expired JPH0416195Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416195Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60164216U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-31 | 三菱重工業株式会社 | 加力機の制御装置 |
-
1987
- 1987-05-25 JP JP1987077334U patent/JPH0416195Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63187034U (ja) | 1988-11-30 |
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