JPH04160337A - レーザ伝送実験装置 - Google Patents

レーザ伝送実験装置

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JPH04160337A
JPH04160337A JP2287746A JP28774690A JPH04160337A JP H04160337 A JPH04160337 A JP H04160337A JP 2287746 A JP2287746 A JP 2287746A JP 28774690 A JP28774690 A JP 28774690A JP H04160337 A JPH04160337 A JP H04160337A
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lens
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Kenichi Araki
賢一 荒木
Mitsuo Nohara
野原 光夫
Keizo Inagaki
稲垣 恵三
Kouji Yasukawa
安川 交二
Masayuki Fujise
雅行 藤瀬
Yoji Furuhama
古濱 洋治
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A T R KOUDENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
ATR Optical and Radio Communications Research Laboratories
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A T R KOUDENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
ATR Optical and Radio Communications Research Laboratories
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、レーザ光空間伝送システムを評価するための
レーザ伝送実験装置に関し、特に送受信局間が所定値以
上の距離をおいて相対する、いわゆる遠方界領域に位置
するレーザ光空間伝送システムを評価する場合のレーザ
伝送実験装置に関する。
[従来の技術] 近年、宇宙における2つの人工衛星(以下単に衛星と記
す)間を光リンクで接続し、通信を行ういわゆる光衛星
間通信(I nter−satelliteLink:
 I SL)に関する研究開発が各所で行われており、
その−環として光リンクのビーム指向・追尾を行う光ビ
ーム制御方式が各種検討されている。この光ビーム制御
方式および装置の研究開発を効率良く行うためには、衛
星搭載光ISLシステムを地上で十分に評価することが
必要であり、そのための突験系が検討されている。この
例はr I  nter−a+ountain  1a
ser  communication  Lests
J(D、Ru1tz、 R,Czichy、J 、Ba
ra、 A、Comer。
n、 A、 Belmonte、 P、Menende
z−Valdes。
F 、B 1anco、 C、P edreira、 
No、1218−3!]。
5PIE  OE/LASE’90.LosAngel
es。
J an、 1990)やr L aser S at
el fitsCos+ounicationsJ(M
orris  Katz+aan、Editor。
pp、56−58. Prentice−Hall、1
987)等に見られる。
また、7ラウン・ホーファー領域と呼ばれる遠方界にお
ける、アンテナからの出射ビームの遠方界パターン(F
ar−field Pattem: F F P (以
下FFPと記す))が、レンズのフーリエ変換効果によ
りレンズの焦点上に等測的に得られることは例えば「光
工学」(飯塚啓吾、共立出版、 1989)に示される
ように光学的に知られており、無線通信用アンテナの測
定方法としてコンパクトレンジ法として適用されている
。この例は、 r Compac Lrange te
chniques and measurements
J(R,C,Johnson、 H,A、Ecker、
 andR,A、Moore、  I EEE Tra
ns。
AntennasPropagat、 vol、 AP
−17,pp、568−576、5ept、1969)
やrDetermination offar −fi
eld antenna patterns from
near−fieldmeasuremantsJ(R
,C,1ohnson、  −H,A、Ecker、J
、S、Ho1lis、 Proc、 I EEE。
vat、 61 、pp、1668−1694. De
c、1973)等に見られる。
[発明が解決しようとする課題] 光ISLでは、静止軌道上に配置されている衛星間、あ
るいは静止軌道上の衛星と低周回軌道衛星との間の通信
を想定しており、その衛星間距離は4万km程度となる
。この距離は、(送信アンテナ直径)2/伝送光波長で
与えられるフラウン・ホー77−領域境界以上となり、
従って光ISLでの通信は遠方界パターンで与えられる
光ビームにより行われることとなる。このフラウン・ホ
ー77−領域境界は、例えばアンテナ直径20cm、使
用光波長0.8μ賃帯で実現しようとしている光IsL
システムでは50km程度となる。
前述のr I nter−mountain 1ase
r communicationtests」では、カ
ナリー諸島間で145kmの伝送距離を用いて、遠方界
における光1stシステム評価を行おうとしているが、
地上では大気のゆらぎによるシンチレーシ璽ンや降雨に
よる減衰が問題となるため、光ISL用光ビーム制御方
式および装置の詳細な評価にはかなりの困難が予想され
る。
別の要素として、光ビーム制御方式および装置の評価の
ために、衛星振動等による光ビーム追尾・指向誤差の実
現が必要となる。この評価のために、光ビーム制御系全
体を振動シュミレータの上に設置し、評価した例が、[
衛星間レーザ通信用捕捉追尾機構の試作試験」(有用寛
、青木康浩、神田成治、小杉津代志、本禍を一1B−1
005,1990年電子情報通信学会春季全国大会、1
990年3月)に報告されている。しかしながら、数1
0ke以上の重量    −となる光ビーム制御系全体
を数百Hz程度までの所望の周波数で振動させるには、
装置構成が大掛かりになってしまうことが予想され、ま
たこρ室内寅験では光アンテナを寅験室内で直接対向さ
せていることから、上述の遠方界での光ビーム伝送特性
を直接評価したことにはならないという問題点がある。
光通信用トランシーバ対向寅験の従来の構成を示す第9
図において、Lはトランシーバ1,2間の距離を示して
いる。上述゛のように、このLとしてr I nter
−satellite 1aser com+ouni
catioatest幻の例では145kmが、また「
衛星間レーザ通信用捕捉追尾機構の試作試験jの例では
数mが用いられている。
本発明は、上述したような問題点を解消するためになさ
れたもので、光アンテナ出射ビームのFFPどよび平行
光を精度良く容易に形成できるととともに、光ビーム指
向追尾誤差により生じる光ビームのレベル変動を精度良
く容易番二表現できるレーザ伝送実験装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、レーザ光を出射する発光部と、上記発光部よ
り出射されたレーザ光出射ビームの近傍界放射パターン
を遠方界パターンに変換するレンズと、 上記レンズを通過したレーザ光を受光する受光部と、を
備え、 さらに又、レーザ光出射ビームの遠方界パターンに対し
てレンズ焦点面上に配置した位置可変なピンホールによ
り受光部の光ビーム指向誤差を模擬する位置可変ピンホ
ールを備えたことを特徴とする。
[作用] レンズは、光ビームを伝送する際に発光部から出射され
る送信光ビームより十分に大きな口径を有する凸レンズ
であり、凸レンズのフーリエ変換作用によりレンズの焦
点上にレンズへの送信光ビーム近傍界放射パターンに対
するFFPを形成するように作用する。また、凸レンズ
焦点上の点光源からの十分に拡散した光ビームの一部を
、受信光アンテナよりも十分大きな凸レンズで集光する
ことにより平行光を得、受光部を照射する。
さらに受光部における受信光信号レベルが送信光ビーム
のFFP中の送信指向角度に対応することから、位置可
変ピンホールは、レンズ焦点面上にピンホールを設け、
送信光ビームのFFPの中から光ビーム指向変動誤差に
対応した角度部分の光ビームだけを受光部照射用の点光
源として切り出し、このピンホールの位置を送信光ビー
ム指向変動に対応させて変動させることによって、送信
側光ビーム指向誤差を実現するように作用し、また、受
光部の追尾変動が受光部の受信アンテナに到来する平行
光の波面方向と受信アンテナ法線方向とのオフセット角
に対応することから、位置可変ピンホールは、焦点面上
の点光源位置をこのオフセット角に対応させて変動させ
ることによって受光部側の光ビーム追尾誤差を実現する
ように作用する。
[実施例] 本発明のレーザ伝送実験装置の一寅施例を示す笑1図に
おいて、通信光を発生、受信するレーザ光源/光受信器
90、通信光の送信及び受信を行う光アンテナ13等を
有し、通信光の送信及び受信を行うトランシーバ1の光
送受信面1aに対向して、送信光ビームより十分に大き
な口径を有する凸レンズ3が設けられ、さらにこの光軸
上には、平面状の鏡面5aををし通信光を該鏡面5aに
て反射することで通信光の進行方向を変更するミラー5
が設けられる。図示するように進行方向変更角度は90
度が好ましい。今、トランシーバ1より通信光が発射さ
れているとした場合、ミラー5にて反射された通信光を
受光する位置には、振動等による光ビーム指向誤差を模
擬するために点光源位置を変動させる位置可変ピンホー
ル7が設けられる。位置可変ピンホール7を中心として
、上述したミラー5、凸レンズ3、トランシーバ1と対
照な位置にミラー/ビームスプリッタ6、凸レンズ4、
トランシーバ2が設けられる。よってトランシーバ11
凸レンズ3、ミラー5、位置可変ピンホール7、ミラー
/ビームスプリッタ6、凸レンズ4、トランシーバ2は
、図示するように、コ字型に配列される。尚、ミラー/
ビームスプリッタ6の後方には、光ISLにおける環境
要因である太陽等による背景光雑音を模擬し、該雑音を
発射する背景光雑音源8が設けられ、ミラー/ビームス
プリッタ6は通信光を反射するだけでなく、背景光雑音
源8より発射される雑音を通信光に合成する動作も行う
このように構成されるレーザ伝送実験装置の動作につい
て以下に説明する。
第1図に示す実験装置において、まずトランシーバ1を
送信局とし、トランシーバ2を受信局とした場合につい
て説明する。トランシーバ1からの出力光は凸レンズ3
を通り、ミラー5により反射されて、位置可変ピンホー
ル7に設定されているレンズ3の焦点面上に結像される
。位置可変ピンホール7では、凸レンズ3のフーリエ変
換効果にょうトランシー7月からの送信光ビーム近傍界
パターンに対応したFFPが得られる。さらに、位置可
変ピンホール7では、ピンホールによりこのFFPの一
部を切出し、同じく位置可変ピンホール7に設定されて
いる凸レンズ4のレンズ焦点面上の点光源として使用す
る。この位置可変ピンホール7上の点光源からの光は拡
散して伝搬し、ミラー/ビームスプリッタ6により反射
されて、その一部が凸レンズ4を通ることによって平行
光に変換され、トランシーバ2の送受光面2aを照射す
る。この一連の動作により、遠方界領域に位置する2つ
9局間の光ビーム伝送を模擬している。
すなわち、トランシーバlからの送信光ビームのFFP
に対応した受信レベルを持つ平行光によって、トランシ
ーバ2を照射することができる。トランシーバ2を送信
局、トランシーバlを受信局として場合についても同様
である。
次に、位置可変ピンホール7においてピンホール位置を
変動させることによりトランシーバで発生する光ビーム
指向・追尾誤差を実現する機能について説明する。まず
、送信側での振動等による光ビーム指向誤差は、そのF
FP中の光ビーム指向変動誤差に対応した角度での光ビ
ーム強度として表せるので、FFP中の一部をピンホー
ルにより点光源として切出す際に、その位置を焦点面上
で指向誤差に対応して変動させることによって模擬でき
る。次に、受信側での振動等による光ビーム追尾誤差は
、受信トランシーバへの平行光到来方向の角度ずれに対
応することから、焦点面上のピンホール位置を追尾変動
誤差に対応して移動させることによって、到来波面方向
の変動を模擬できる。このようにビーム指向誤差をピン
ホール位置の変動によって表すことにより、重量のある
光トランシーバそのものを変動させることに比べて、軽
量なピンホールの位置制御のみで衛星での振動成分を効
果的にかつ経済的に模擬できる。
光ISLでは、送信光ビームを受信光ビーム到来方向よ
り相手衛星の移動分だけ見込んだ方向に送信するいわゆ
るポイント・アヘッド機能の評価も必要となってくる。
これに対応するためには、位置可変ピンホール7中のピ
ンホールを2点設けてそれらの間を例えば光ファイバ等
で接続することにより対応可能である。尚、上記二つの
ピンホールは送信ビーム指向誤差及び受信ビーム指向追
尾誤差を同時に模擬しようとする場合に有効である。
光ISLにおける環境要因として太陽等による背景光雑
音がある。これは、光ISLで一方のトランシーバが他
方から見た時に例えば太陽と一直線上に並んだ場合に、
その太陽からの光がトランシーバへの背景光雑音として
入力される現象である。第1図では、背景光雑音源8を
トランシーバ2から見た焦点上に配置し、ミラー/ビー
ムスプリッタ6により位置可変ピンホール7からの信号
光と合成してトランシーバ2を照射することにより、背
景光を模擬している。背景光雑音源8は白色光源等によ
り背景光の種類、例えば太陽や月にあわせた波長特性、
光強度を持つもので与えられる。
以上説明したように第1図に示す構成を採ることで、ミ
ラー5にて通信光の進行方向を反転させていることより
上述した各実験を狭い実験範囲にて行うことができる。
第2図は、この発明の機能の内、平行光を生成し、トラ
ンシーバに入力するための実験装置の構成図である。尚
、第1図に示す構成部分と同じ構成部分については同じ
符号を付している。
第2図に示す実験装置において、トランシーバ11凸レ
ンズ3、位置可変ピンホール7、レーザ光源9がこの順
に一直線上に並んで配置される。
このように構成される装置の動作を説明すると、レーザ
光源9から発射されたレーザ光は、位置可変ピンホール
7により点光源に変換される。位置可変ピンホール7は
、凸レンズ3の焦点面上に位置されており、位置可変ピ
ンホール7からの光は拡散して伝搬し、その一部が凸レ
ンズ3によって平行光に変換され、トランシーバ1を照
射する。
ここで、トランシーバlは、光ヒーム受信特性を調べよ
うとしているトランシーバである。第1図と同様に、位
置可変ピンホール7を凸レンズ3の焦点面上で移動させ
ることによってトランノー/・1への平行光到来方向を
変動させ、トランンーバlの光ビーム追尾機能の評価を
行うことが可能となる。又、レーザ光源9から放射され
る拡散光を位置可変ピンホール7により点光源として使
用することができるので、上記実施例と同様に狭い範囲
にてレーザ伝送実験を行うことかできる。
笑3区ないし第6図はこの発明の機能の内、FFPを形
成し測定するだめの実験装置の構成図である。このうち
、第3図はこのFFPを位置可変ピンホール7とパワー
メータlOによって測定する場合の実験装置の構成を示
し、本実験装置において、トランシーバ11凸レンズ3
、位置可変ピンホール7、パワーメータlOは、この順
で一直線上に配置される。尚、凸レンズ3の焦点位置に
位置可変ピンホール7が配置される。
M4図はCCDカメラ11と画像解析装置12によって
測定する場合の実験装置の構成を示し、本実験装置にお
いて、トランシーバ11凸レンズ3、CCDカメラ11
は、この順に一直線上に配置され、CCDカメラ11の
出力側[=画像解析装置12に接続される。尚、凸レン
ズ3の焦点位置にCCDカメラ11の受光面が配置され
る。
第5図はレンズからのFFPを結像させるのに伝送路上
にミラー5を設けて反射させ位置可変ピンホール7とパ
ワーメータlOとによって測定する場合の実験装置の構
成を示し、本実験装置においては、第3図に示す凸レン
ズ3と位置可変ピンホール7との間に、互いの反射面が
所定角度をなし対向するようにミラー5を二つ配置し、
光の進行方向を反転させトランンーバlと同方向にパワ
ーメータ10を設(すl二ものである。
第6図はミラー5にて反射させCCDIIと画像解析装
置12とによって測定する構成であり送信点と受信点を
近接させた場合の実験装置の構成を示し、本実験装置に
おいては、第4図に示す凸レンズ3とCCDカメラ11
との間に、互いの反射面が所定角度をなし対向するよう
にミラー5を二つ配置し、光の進行方向を反転させトラ
ンンーバlと同方向にCCDカメラ11を設けたもので
ある。
尚、第3図ないし笑6図において笑1区に示す構成部分
と同じ構成部分については同じ符号を付している。
このように構成される各実験装置の動作を説明する。
第3図に示す実験装置において、トランシーバlから発
射されたレーザ光は凸レンズ3により結像され、焦点面
上にFFPを形成する。このFFPの一部を位置可変ピ
ンホール7で順次スキャンし、スキャンされたFFPの
一部の光強度がパワーメータ10にて順次測定される。
このようにしてFFPの各点における受信レベルを測定
することにより、FFP全体の光強度を得ることができ
る。
第4図に示す実験装置では、このFFPを焦点面上に設
置されているCCDカメラ+1でモニタし、FFPの各
部分における光強度を画像解析装置12で直接出力する
ことができる。
第5図に示す実験装置は第3図に示す実験装置と、第6
図に示す実験装置は第4図に示す実験装置とそれぞれ機
能的には同じであり、トランシーバlとパワーメータl
OあるいはCCDカメラllとを近接して設置できるよ
うにしたものである。
このように構成することで各実験装置は、上記実施例と
同様に狭い実験範囲でレーザ光伝送実験を行うことがで
きる。
茶7図は本発明により双方向通信シミュレーンヨンを行
うための実験装置の構成図であり、第1図をより概念図
に表したものであり、第1図に示す構成部分と同じ構成
部分については同じ符号を付している。
第7図に示す実験装置において、トランシーバ1、凸レ
ンズ3、位置可変ピンホール7、凸レンズ4、トランシ
ーバ2がこの順にて一直線上に配置される。尚、凸レン
ズ3.4の焦点位置に位置可変ピンホール7の受光面が
位置するように位置可変ピンホール7は配置され、この
ような位置可変ピンホール7はFFPからの点光源の作
成および点光源位置の移動による平行光到来角の変動を
模擬する。
このように構成される実験装置において、トランシーバ
1から発射されたレーザ光は凸レンズ3により位置可変
ピンホール7にて結像され、FFPを形成する。位置可
変ピンホール7ではその一部をピンホールにより切出し
、トランシーバ2への平行光の点光源とする。凸レンズ
4では位置可変ピンホール7からの光を平行光に変換し
、トランシーバ2への入力とする。
上述の動作とは逆に、トランシーバ2よす通信光が発射
され、トランシーバ1にて受光する場合も上述と同様で
、トランシーバ2からのレーザ光は位置可変ピンホール
7を介してトランシーバlへの入力へと変換される。
諮7図に示す装置は$1図に示す装置と同等の動作を行
う−ものであるが、第1図に示す装置に比べ実験範囲は
大きくなるがミラー5等を設けていないのでその分構成
を簡略化することができる。
諮8図は平行光を生成し、そのFFPをCCDカメラに
て測定評価するt;めの実験装置の構成図である。尚、
第1図ないし茅7図に示す構成部分と同じ構成部分につ
いては同じ符号を付している。
第8図に示す実験装置おいて、レーザ光源9には位置可
変ピンホール7が接続され、位置可変ピンホール7のレ
ーザ光の放射側には凸レンズ3が設けられ、凸レンズ3
の背後には凸レンズ3を介するレーザ光を適宜な形に成
形する絞り14が設けられ、絞り14の背後には絞り1
4と平行に配置され絞り14を通過した光をそのまま絞
り14へ反射する平面形状の鏡面を設けたミラー5が設
けら□れる。一方、位置可変ピンホール7と同方向には
ミラー5にて反射し凸レンズ3より放出された光の焦点
位置に受光面を配fしたCCDカメラ11が設けられ、
CCDカメラ11の出力側は画像解析装置12に接続さ
れる。
このように−成される実験装置において、レーザ光源9
から放射されたレーザ光は、位置可変ピンホール7によ
り点光源となり拡散して伝搬し、その光ビームの一部は
凸レンズ3によって平行光となる。この平行光は絞り1
4によって適当な形に整形され、絞り14に近接して設
置されるミラー5によって反射し、再び絞り14によっ
て整形された後、凸レンズ3によって結像される。この
焦点上のビームパータンは、凸レンズ3への平行光入力
のFFPを形成することから、その焦点上に位置するC
CDカメラ11では凸レンズ3によって得られた平行光
が絞り14によって受けた制限下でのFFPを得ること
ができる。そのFFPは画像解析装置12によって直接
的に表示出力可能である。
このように構成することでレンズ3に位置可変ピンホー
ル7が放射する光を平行光とする機能とミラー5にて反
射した光よりFFPを作成する機能とを持たせたことで
構成部品を少なくシ、又、ミラー5を設は光の進行方向
を反転させることで実験範囲の省スペース化を図ること
ができる。
第8図に示す装置において、光源用レーザ9としてヘリ
ウム・ネオンレーザ(波長632fi+x)を、測定用
レンズ3として口径25cm、焦点距離35−のものを
、ミラー5として口径25cI11の平面ミラーを、ま
た絞り14として開口径5cmの円を用いて実験を行っ
たところ、主ビームサイズは40μrad程度となって
おり、理論値と良く一致している。この結果より、平行
光のFFPであるエアリ像が正しく得られており、実験
系が良好に動作していることがわかる。
又、第5図及び第6図に示す装置において、光源9とし
てレーザダイオード(LD、波長0.83μm帯)を、
送信光アンテナとして主鏡口径20cm。
副鏡口径7cv+のセンタフィード型カセグレンアンテ
ナを、測定用レンズ3として口径25cm、焦点距−3
58+のものを、そしてミラー5として口径25cmの
平面ミラーを用いて実験を行ったところ、主ビームサイ
ズが6〜8μradとほぼ理論値通りの測定結果となっ
ており、この結果から1itrad以下の誤差精度で実
験装置が構築できる見通しである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、レンズを利用した
ことより、光アンテナ出射ビームのFFP及び平行光を
精度良く容易に形成でき、また遠方界領域における光ビ
ーム伝送条件を室内程度のコンパクトなサイズで容易に
構成することができる。又、位置可変ピンホールを設け
たことより、光ビーム指向追尾誤差により生じる光ビー
ムのレベル変動を精度良く容易に表現することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ伝送実験装置の一実施例におけ
る構成を示す図、第2図は本発明のレーザ伝送実験装置
の機能の内、平行光を生成しトランシーバに入力するだ
めの構成を示す図、嬉3図は本発明のレーザ伝送実験装
置の内、FFPを形成し、位置可変ピンホールおよびパ
ワーメータにより測定するための構成を示す図、第4図
は本発明のレーザ伝送実験装置にてFFPを形成し、C
CDカメラにより測定するための構成を示す図、第5図
は本発明のし〜ザ伝送実験装置においてトランシーバか
らの出力光のFFPをミラーにて反射しトランシーバか
らの送信点の近傍に受信点を設はパワーメータにて測定
するだめの構成を示す図、第6区は不発明のレーザ伝送
実験装置においてトランシーバからの出力光のFFPを
ミラーにて反射しトランシーバかもの送信点の近傍に受
信点を設けCCDにて測定するだめの構成を示す図、第
7図は本発明のレーザ伝送実験装置により双方向通信ン
ミュレーンヨン笑験を行うための構成を示す図、第8図
は本発明のレーザ伝送実験装置において平行光を生成し
、そのFFPをCCDカメラにて測定評価するための構
成を示す図、第9図は従来のレーザ伝送実験装置の構成
を示す図である。 J及び2・・・トランシーバ、3及び4・・レンズ、5
・ミラー、6・・ミラー/ビームスプリッタ、7・・位
置可変ピンホール、8・・背景光雑音源、9・ レーザ
光源、lO・光パワーメータ、11・・・CCDカメラ
、 12・・CCD撮像画像解析装置、 13・・・光アンテナ、14・・・絞り。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光を出射する発光部と、 上記発光部より出射されたレーザ光出射ビームの近傍界
    放射パターンを遠方界パターンに変換するレンズと、 上記レンズを通過したレーザ光を受光する受光部と、を
    備えたことを特徴とするレーザ伝送実験装置。
  2. (2)上記発光部からのレーザ光出射ビームの遠方界パ
    ターンを上記レンズの焦点面上に生成させる、請求項1
    記載のレーザ伝送実験装置。
  3. (3)上記発光部を上記レンズの焦点面上に配置し、平
    行光を受光部の受光面上に生成させる、請求項1記載の
    レーザ伝送実験装置。
  4. (4)レーザ光出射ビームの遠方界パターンに対して、
    レンズ焦点面上に配置した位置可変なピンホールにより
    受光部の光ビーム指向誤差を模擬する位置可変ピンホー
    ルを備えた、請求項1記載のレーザ伝送実験装置。
  5. (5)平行光レンズの焦点面上に配置した位置可変ピン
    ホールにより受光部の光ビーム追尾誤差を模擬する、請
    求項4記載のレーザ伝送実験装置。
  6. (6)位置可変ピンホールが光ビーム指向・追尾誤差を
    同時に模擬する、請求項4記載のレーザ伝送実験装置。
JP2287746A 1990-10-24 1990-10-24 レ―ザ伝送実験装置 Expired - Fee Related JP2544517B2 (ja)

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