JPH0415970B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、互いに電気的に隔絶されている複
数の固定接点とそして複数の接点ブリツジを支持
している接点ブリツジ坦持体とを収容するプラス
チツク材で作られたケーシングを含む電磁スイツ
チ装置上へと取付けるための補助接点組立に係
る。

上述の種類の補助接点組立はスイス特許出願
CH−PS 422 947において開示されている。

その開示内容によると、そこでの固定接点はそ
のケーシングに旋回可能に支持され、各々に加圧
ばねが具備されている接点ブリツジによつて対に
おいて相互接続可能である。複数の接点ブリツジ
の使用は、あまりにも大きな数の個々の部品が必
要であるために、かかる配列の経済的応用に関し
て好ましくない。

ドイツ特許出願公告DE−OS 3146780は、中央
区間において湾曲された接点ブリツジを支持しそ
してばね力の作用により且つその片側での窓開口
において接点ブリツジを支持している可動状に案
内される接点ブリツジ担持体を含む電磁スイツチ
装置のための接点配列を開示している。接点ブリ
ツジの端部及び固定接点部品は、ケーシングに関
して堅固に配列されたスイツチ室壁によつて取り
囲まれている。接点ブリツジ担持体は、電磁石の
室をスイツチ装置の接点室から分離している底板
上に形成されている。固定接点上に取り付けられ
ているスイツチ装置の接続ねじは、偶発的な接触
に対する保護のために行われていない。前述の多
接点配列は、電磁スイツチ装置の上部として設計
され、主接点配列として作用しそして何等かの対
策なしには補助接点配列として使用できない。

この発明の目的は、電磁スイツチ装置に対する
複数の接点ブリツジを含み且つ偶発的接触に対し
て保護される接続ねじを持つ簡単でしかも経済的
に好都合な補助接点組立を提供するにある。

この発明の他の目的は、そこでのケーシングが
２つの区間を含み、そのうちの上部区間は接続ね
じの具備された固定接点を受入れるための横方向
に開口したくぼみとそして底部において開口し且
つ接点ブリツジ担持体の案内として作用するチヤ
ンネルとを含み、その下部区間は頂部においてト
ラフ状形状を有し、そこでのトラフはそのくぼみ
とそして固定接点の接触点とを覆い、しかもその
接続ねじの領域へと上方に延在しそして偶発的接
触に対する保護を形成している狭い突起が具備さ
れている側壁を持ち、そのトラフの底部は接点ブ
リツジ担持体を下側から案内し、そして取り付け
部材とそしてその接点ブリツジ担持体の結合素子
に対する少なくとも１つの貫通開口とを含んでい
る補助接点組立を提供するにある。

その上部区間は、その下部区間への取付け及び
下部区間のくぼみへの係合を可能にするために、
ばね弾性を持つ複数の鎖錠用戻り止を含むのが好
ましい。

この発明についての如上の目的及び構成は、添
付図面を参照しての以下の詳細な記載から一層明
瞭に理解されよう。

第１図は補助接点配列の頂面図を例示してい
る。固定接点５の接続ねじ２は、プラスチツク材
で作られた補助接点配列のケーシングの上部区間
に与えられている貫通孔を通して接近可能であ
る。第２図は、第１図に示されている補助接点配
列の右半分、特に、線３−４に沿つての断面を例
示している。Ｌ形固定接点５の長い脚は、それら
の側面で開口し且つケーシングの上部区間１に与
えられたくぼみ６へと押し付けられている。短い
脚を持つＬ形固定接点の上部区間は接続ねじ２を
受入れている。固定接点５上での接触点７はその
下部区間に位置されている。ケーシングの下部区
間８はトラフ状形状を持ちそしてその底部におい
て補助接点配列を閉じている。

第３図は、接点ブリツジ担持体９の縦断面を例
示している。接点ブリツジ担持体９は、加圧ばね
１１によつて作用される複数の接点ブリツジ１０
を担持し、そしてケーシングの上部区間１に案内
されている。ケーシングの下部区間８の側壁は、
そこに挿入されている接点５を含む第２図におい
てのみ例示されているくぼみ６のみならず又、固
定接点５の接触点７をも覆い、そして接点室１２
を外側に対して閉じている。

第４図は、第１図の線２１−２２に沿つた断面
図で、特に、その底部で開口しそしてケーシング
の上部区間に与えられているチヤンネル１３を例
示している。接点ブリツジ担持体９はその頂部で
しかもチヤンネル１３において横方向に案内され
ている。底部では、接点ブリツジ担持体９がケー
シングの下部区間８の床によつて案内されてい
る。下部区間８の側壁には、接続ねじ２の領域へ
と上方に延在している狭い突起が具備されてい
る。これら突起１４は、第５図において最も明瞭
に見られそして偶発的な接触に対する保護部材と
して作用する。この保護形態により、少なくとも
大人の指先は外側から入らず、通電中にある接続
ねじ２に触れることがない。

ばね弾性を持つ鎖錠用戻り止１５は上部区間１
において一体状に形成されていて、そしてその下
部区間に形成されているくぼみ１６へと係合す
る。これは、ケーシングについての極めて簡単な
組立を達成する。

ケーシングの下部区間８の底床に与えられてい
る貫通開口１８（第６図）は、接点ブリツジ担持
体９の結合部材１７のために与えられている。こ
の結合部材１７の作用により、接点ブリツジ担持
体９は電磁スイツチ装置の可部部分に対して作用
的に接続される。下部区間８の底部で一体状に形
成されている回し金１９は、補助接点配列が組立
作業中に、それによつて、電磁スイツチ装置に対
して取付けられる取付け部材として作用する。

組立てられた状態において、そうした回し金１
９は、そのスイツチ装置に与えられている対応す
る形状の相手方片の下でつかむことによつて形状
鎖錠された接続を与える。かかる取付けは、その
スイツチ装置において与えられている鎖錠鼻端と
相互作用する鎖錠ばね２０によつて確保される。

以上、この発明が現在好ましいと思われる実施
例に基づいて示され且つ記述されているが、この
発明は、それに限定されるものではなく、当業者
においては、その特許請求の範囲内で幾多の変更
及び修正が成し得るものと理解されたい。

【図面の簡単な説明】

第１図は補助接点組立の頂面図、第２図は第１
図の線３−４に沿つた断面図、第３図は接点ブリ
ツジ担持体の縦断面図、第４図は第１図の線２１
−２２に沿つた断面図、第５図は側面図、そして
第６図はケーシングの下部区間の下面図である。
１：ケーシングの上部区間、２：接続ねじ、５：
固定接点、６：くぼみ、７：接触点、８：ケーシ
ングの下部区間、９：接点ブリツジ担持体、１
０：接点ブリツジ、１１：加圧ばね、１２：接点
室、１３：チヤンネル、１４：突起、１５：戻り
止、１６：くぼみ、１７：結合部材、１８：貫通
開口、１９：回し金、２０：鎖錠ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電磁スイツチ上に取付けるための補助接点組
   立において、互いに電気的に隔絶されている複数
   の固定接点と、そして複数の接点ブリツジを支持
   している接点ブリツジ担持体とを収容する、プラ
   スチツク材から作られたケーシングを備え、前記
   ケーシングは２つの区間を有し、そのうちの上部
   区間は、接続ねじの具備された前記固定接点を受
   入れるための横方向に開口せるくぼみと、そして
   底部において開口し、前記接点ブリツジ担持体の
   案内として作用するチヤンネルを含み、その下部
   区間は頂部にトラフ状開口を持ち、そこでのトラ
   フは、前記くぼみと前記固定接点の接触点とを覆
   い、しかも、前記接続ねじの領域へと上方に延在
   しかつ偶発的な接触に対する保護を形成する狭い
   突起が具備されている側壁を持ち、前記トラフの
   底部は、接点ブリツジ担持体を下方から案内し、
   しかも取付け部材とそして前記接点ブリツジ坦持
   体の結合素子に対する少なくとも１つの貫通開口
   を含んでいることを特徴とする補助接点組立。 ２ 前記上部区間はばね弾性を有する複数の鎖錠
   用戻り止を含み、それにより、前記下部区間への
   その取付け及び該下部区間のくぼみへの係合を可
   能にしていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の補助接点組立。