JPH04159234A - Mri用経口造影剤 - Google Patents

Mri用経口造影剤

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JPH04159234A
JPH04159234A JP2285249A JP28524990A JPH04159234A JP H04159234 A JPH04159234 A JP H04159234A JP 2285249 A JP2285249 A JP 2285249A JP 28524990 A JP28524990 A JP 28524990A JP H04159234 A JPH04159234 A JP H04159234A
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JP
Japan
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water
tea leaves
alcohol
mri
extracting
Prior art date
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Pending
Application number
JP2285249A
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English (en)
Inventor
Osamu Nagasawa
長沢 攻
Hiroshi Nakagawa
宏 中川
Katsuki Yamada
克樹 山田
Mariko Oyama
大山 真理子
Masahiro Yasuda
保田 昌宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、MRI用経口造影剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、NMR(核磁気共鳴)法の医学への応用として、
MHI(m気共鳴画像Magnetic Re5ona
nce Iw+aging )法による、I’1m、血
管障害、炎症、奇形、変性、代謝異常等の疾患の診断が
脚光を浴びている。
二のMHI法は、核スピンを有するプロトン(1H)な
どの原子核に、電磁波(ラジオ波、パルス波)をかけて
NMR現象を生起せしめ、このときに原子核から発せら
れる磁気共鳴信号によって生体組織を画像化し、疾病の
部位および種類を特定する診断法であり、■生体組織に
対して有害な電離放射線(X線)を用いるX線診断法と
異なり、人体にあてるのが磁場(静磁場)と電磁波であ
るため非破壊、無侵襲であること、■X線診断法に比べ
て、筋肉組織と脂肪組織との違い、および、正常組織と
腫瘍組織との違いが明確であること、■内視鏡による直
接検査法と異なり、被検者に対して肉体的・精神的苦痛
を与えないこと等、数多くの優れた特徴を有している。
MHIは、縦緩和(スピン−格子緩和)および横緩和(
スピン−スピン緩和)に因り、スピン系が遷移状態から
もとの平衡状態に復帰する際に発せられる磁気共鳴信号
の強弱(コントラスト)を画像化したものであるが、こ
の磁気共鳴信号の強弱は、一般に生体組織中に存在する
原子核密度と緩和時間(縦緩和時間T1および横緩和時
間Tt)の長短などに依存する。
而して、人体の組織の場合、原子核密度の組織による違
いは小さいため、磁気共鳴信号の強弱は、緩和時間の長
短に大きく依存することになる。ところで、スピン−格
子緩和時間の異なる生体組織が存在する場合、回復過程
の成る時点における磁気信号強度は、$1緩和時間T1
が短く、横緩和時間T2が長い組織はど強くなるが、縦
緩和時間T1や横緩和時間T2の差が小さかったり組織
学的に相違しても磁気的に相違しなかったりする場合に
あっては、高コントラストのMHIが得られ難い。
そこで、このような場合に、MRIの画質を高める試薬
として、造影剤(コントラスト増強剤)が使用されてい
る。
従来の造影剤としては、金属キレートの一種であり人体
への使用が唯−認められているGd−DTPA (ガド
リニウム−ジエチレントリアミン五酢酸)が代表的であ
るが、その他にも、多種多様の造影剤が提案されている
(特開昭61−155338号、特開昭62−1231
59号公報等参照)。なお、造影剤を使用する場合は、
造影剤が一般にTIおよびT2の双方を短縮するもので
あるため、MRIを、T3強調画像またはT2強調画像
で撮像する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来、実用され、或いは提案されている造影剤
はいずれも、その製造が容易でなく、しかも高価である
。また、化学的に不安定なものが多い。
そこで、本発明者らは、上記事情に鑑み鋭意研究した結
果、茶葉の水抽出成分すなわち水溶性成分であって、且
つ、水可溶性アルコールに不溶性の成分を主成分とする
ものは、上記問題がなくしかもMRI用造影剤としての
有効成分の濃度が高いことから、MRI用造影剤として
極めて有効であることを見出した。
本発明はかかる知見に基づきなされたものであって、そ
の目的とするところは、新規且つ有用な有効成分濃度の
高いMRI用経口造影剤を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明に係るMRI用経口造
影剤は、茶葉の成分のうち、水により抽出される成分で
あって、水可溶性アルコールにより抽出されない成分を
主成分とするものである。
上記茶葉としては、例えば緑茶葉、紅茶葉又は鳥竜茶葉
などが挙げられるが、緑茶葉が特に好適である。かかる
緑茶葉としては、例えば、煎茶葉、番茶葉、玉緑茶葉、
玉露茶葉、抹茶葉、焙茶葉などが挙げられる。
ここに、緑茶は、発酵させず、葉緑素が残存している茶
の総称であり、紅茶は、発酵茶のことであり、また烏竜
茶は、半発酵茶のことである。
茶葉を水により抽出する際の温度は、特に限定されない
が、通常、1〜100°C1好ましくは20〜100°
Cである。抽出時間は、温度、茶葉種により適宜設定さ
れるが、低温にて抽出する場合は、通常、長時間を要し
、高温にて抽出する場合は、通常、短時間で済む、−船
釣な抽出時間は1〜60分間である。
本発明に係るMRI用経口造影剤は、上記した茶葉の水
抽出成分を冷凍乾燥するなどしてこれから水を除去し、
次いでこれを水可溶性アルコールにて抽出したときのア
ルコール抽出残として得ることができる。
もっとも、本発明に係るMRI用経口造影剤の製造にお
いては、前記した水抽出およびアルコール抽出の操作順
序を前後逆に行ってもよい、すなわち、上記と異なり、
先ず茶葉を水可溶性アルコールにてアルコール抽出し、
次いでこの際に抽出されずに残ったアルコール抽出残を
水抽出し、さらにこの水抽出液を冷凍乾燥などしてこれ
から水を除去するようにしてもよい、このように再抽出
の操作順序を前後逆にしても造影剤としての有効成分の
濃縮化の程度に差異は生じない。
本発明における水可溶性アルコールは、特に限定されな
いが、アルキル部分の炭素数が1〜3のメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコールおよび
イソプロピルアルコールが、水溶性に優れるため水抽出
効率が高く、造影剤としての有効成分の濃縮化に好適で
ある。
茶葉または茶葉の水抽出成分を、水可溶性アルコールに
てアルコール抽出する方法としては、茶葉、または、茶
葉の水抽出液を冷凍乾燥等の方法にて水を溜去して得た
粉末を、水可溶性アルコールに浸漬し、0〜100″C
1好ましくは25〜80″Cの温度で、5〜60分間、
好ましくは10〜30分間攪拌混合した後、ろ別するバ
ッチ抽出法が挙げられるが、その他、ソックスレー抽出
器などを使用して連続的にアルコール抽出するようにし
てもよい。
以上のように、茶葉成分のうち、水溶性であり、且つ、
水可溶性アルコールに対して不溶性である成分は、水抽
出だけで得た水溶性成分に比べて、有効成分濃度の極め
て高いMRI用経口造影剤となる。
本発明に係るMRI用経口造影剤は、常法により、錠剤
、糖衣剤、カプセル剤など任意の形状の診断剤として、
被検者に経口投与することができる。
また、本発明に係る造影剤は、これを単独で経口投与し
てもよく、必要に応じて、水、界面活性剤、芳香物質、
甘味剤、生理食塩水、アスコルビン酸等の酸化防止側、
重炭酸塩等のガス発生剤、安定剤などを適宜配合して、
経口投与してもよい。
(実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明する
が、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではなく
、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施
することが可能なものである。
縦緩和時間T+ は、日立製作所社製のFT−NMR(
型式rR−15004)を用い、アルコール抽出物また
は抽出残の1重量%水溶液0.1mlにD20(重水)
を0.4mj!加え、充分に振盪した後、これを50×
18011IInのNMRチューブに入れ、60MHz
で室温にてインバージョン・リカバリー法のパルス系列
を用いて測定した。
すなわち、180°パルスを照射した後、90゜パルス
を照射するまでの時間(1)を順次変えたときの信号を
観測し、縦磁化が反転する時間(t)の範囲を求め、こ
のときの縦磁化率がOとなるときの時間(1)の関数と
して、 式T + = t / Ioge 2 より、N!1和時間TIを算出した。
(実施例1) 煎茶1kgを蒸留水5j2にて25°Cで3時間抽出し
た後、遠心分離し、煎茶の水抽出液3eを得た。
これを熱風乾燥して煎茶粉末95gを得た。このように
して得た煎茶粉末各5gに、メタノール、エタノール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール各2
50jd!を加えて室温で30分間攪拌した後、ろ別し
た。各ろ液は湯浴上で減圧濃縮した。抽出残については
湯浴上70°Cにて減圧乾燥を行った。
以上のようにして各溶剤で抽出処理して得た各ろ液濃縮
物(抽出物)および抽出残の各1%水溶液について縦緩
和時間TIを測定した。結果を表に示す。
注)比:比較例 表より、茶葉の水抽出成分を水可溶性アルコールにてア
ルコール抽出することによって、有効成分濃度の高いM
RI用造影剤が得られることが分かる。
(実施例2) 生体内におけるMRIの高コントラスト化の程度を調べ
るため、実施例1で得たメタノール抽出残粉末及びメタ
ノール抽出物(粉末)各0.5gを各々蒸留水50mに
溶解しこれをウサギに経口投与した0次いで、投与後の
胃の領域を示す断面の0.5T(テスラ)における’)
(−MHIを、FB法(T+強調画像、TR/TE=3
05/14 m5ec 、フリップ角90°)により撮
像した。
その結果、IH1j和時間の短縮化に起因して高コント
ラストの画像がメタノール抽出残粉末の水溶液に関して
認められた。すなわち、胃内の体液は、当初は黒色であ
って、周辺の臓器と区別できなかったが、メタノール抽
出残(粉末)の水溶液の投与後は、白色となった。これ
に対して、メタノール抽出物(粉末)の水溶液を投与し
たときは、胃内の体液は黒色のままであって周辺の臓器
と区別できなかった。
このことより、茶葉の水抽出成分をさらに水可溶性アル
コールにてアルコール抽出することにより、有効成分濃
度の高いMRr用造影剤が得られることが分かった。
〔発明の効果〕
本発明に係るMRI用経口造影剤は、材料コストの低い
茶葉成分を利用したものであるので低廉且つ製造が容品
である他、縦緩和時間TIを著しく短縮化させて高コン
トラストなMHIを実現するなど、本発明は優れた特有
の効果を奏する。
特許出願人 堺化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、茶葉の成分のうち、水により抽出される成分であっ
    て、水可溶性アルコールにより抽出されない成分を主成
    分とすることを特徴とするMRI用経口造影剤。
JP2285249A 1990-10-23 1990-10-23 Mri用経口造影剤 Pending JPH04159234A (ja)

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JP2285249A JPH04159234A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 Mri用経口造影剤

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JP2285249A JPH04159234A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 Mri用経口造影剤

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JPH04159234A true JPH04159234A (ja) 1992-06-02

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JP2285249A Pending JPH04159234A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 Mri用経口造影剤

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