JPH0415890B2 - - Google Patents

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JPH0415890B2
JPH0415890B2 JP8381384A JP8381384A JPH0415890B2 JP H0415890 B2 JPH0415890 B2 JP H0415890B2 JP 8381384 A JP8381384 A JP 8381384A JP 8381384 A JP8381384 A JP 8381384A JP H0415890 B2 JPH0415890 B2 JP H0415890B2
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liquid
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temperature
volumetric
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Horatsuku Buradeimiiya
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は液体を分与する装置の改良に係り、特
に分与動作の間、各液体の固有の密度に基づく差
異を補償する為の新規で改良された液体の重量測
定のために容量空間を調整する装置および方法に
関する。
[従来技術] 今日、特に化学工業、食品工業等の分野で精密
に液体の量を分与するための種々の装置が入手で
きる。本出願人による米国特許3960295号は、例
えば2乃至2以上の液体に正確な比率で分与する
装置を開示している。また、本出願人による米国
特許4284210号には単一の液体を正確な設定され
た値に計測する装置が開示される。此等の装置は
共にポンプ或いは他の機械的供給装置を使用する
必要性が無く、液体が重力又は圧力に依つてタン
クから分与されると共に流量がタンク上の出口弁
に依つて調整され、分与される液体の体積がタン
ク中の液位検出器によつて調整される。容量によ
つて供給するように作用すると思われる、即ち、
測定された体積の液体が重力による流れまたは圧
力による流れにより分与される装置が市場で入手
できる。
此の様な体積による供給装置の総てに於ける共
通の困難さは温度の変化に従つて各液体の密度の
固有な変化により体積が増減することである。一
般に液体の温度が上昇するに伴い、密度が低下し
て同一の重量に達成するにより多くの体積が必要
とされる。例えば1リツトル(1000ml)の水の密
度は4℃にて最も大きくなる(此の時の密度が1
とされる)。若し、同じ1リツトルの水が50℃に
上昇すると水の密度が0.9880に低下し体積は1012
mlに上昇する。此のように水の体積が温度上昇と
共に拡大するので、若し1リツトルの水が50℃で
体積測定により分与されると測定値は12ml又は
1.2%不正確となる。若し正確に重量で1リツト
ルの水が必要とされる場合は50℃で測定した計測
量に12ml加え体積を1012mlとしなければならな
い。
液体が体積を基にして分与される液体計測装置
にあつては、このため周囲温度の変化が測定動作
に於ける精度に対し多大な悪影響を及ぼす。例え
ば、上述の米国特許4284210号に示される計測装
置にあつては分与タンクに於ける液体がフルレベ
ルに達した時に液位センサーに依つて液体の供給
を停止させ、所定の値迄液体を分与タンクに供給
する。次いで液体を利用する地点で液体が放出さ
れる状態になると、液体のレベルが所定の点に達
成する迄、重量または圧力にて出口弁を介して流
れ、例えば、1リツトルの或る選択された体積が
分与された時、第2の検出器が出口弁を閉じる。
この装置は大体20℃の室温で1リツトルの体積を
分与するように較正される。若し室温が時間の経
過又は季節の変化に依つて変化すると分与される
容積リツトルの密度が変化し、測定されたリツト
ル量が重量に於て無視し得ない変化を持たらす。
この様な不正確さは、異なる液体の密度が温度
変化によつて各々異なる変化をすると云う事実に
依つて更に問題となる。これは、上述の本出願人
に依る米国特許3960295号に見られる装置の様に、
異なる液体が正確な量に於て混合又は配分される
場合に特に問題となる。この特許では体積で計測
された液体が異なるタンクから分与されて或る選
択された比率で混合される。温度変化に対しては
各液体の密度が温度によつて異なるので配分率に
不正確さを持たらす。温度変化により密度が変化
する性向を補償する試みが液体分与に於ける“重
量調節”として呼ばれるものとなつている。この
ような装置では温度および分与される時間に拘わ
らず分与される量が一定の重量となるように体積
よりむしろ重量によつて液体が分与される。この
ような重量による分与は、通常、既知の重量との
比較による形状の変型を測定することで流体また
は空気圧を測定するか、磁界が既知の重量で支承
されるコイルに流れる電流を測定するか或いは浮
子体が浸漬される液体の変位を測定することによ
る高価で脆弱な装置によつて通常達成される。こ
れらの重量による操作の困難性は現在の重量測定
装置の容量が限定されることである。或るカテゴ
リーにおける測定重量は例えば、1000ポンド迄、
5000乃至8000ポンドのように夫々設計される。設
計された機構による重量を超えると重量検出機構
が損傷を受け、また測定における重量測定機構の
精度が測定負荷が減少することで非常に低下す
る。加うるに、秤の繊細な機械部分が物理的に損
傷を受けることが良く知られ、時々検定および較
正を必要とし、更には修理を必要とする。他の不
利な部分は、測定操作における生産性が大変低
く、高価なものとなる。
更に液体が流溢する最終段階の問題により測定
が高速化できない。
[発明の目的] 本発明は此等従来技術に於ける問題点に鑑みて
成されたものでその目的とするところは、分与動
作の間、液体の温度如何に拘わらず選択された量
に相応する重量の液体を分与するように液体の重
量測定のために容量空間を調整する手段を備えた
体積計測による液体分与装置を提供するにある。
これは現在液体の重量を調整するために用いられ
ている重量測定装置或いは他の複雑な装置を使用
することなく達成される。
本発明の他の目的は分与動作に於ける周囲温度
で分与される液体の密度変化を補正するため計測
空間の内部体積容量を変化させる手段を含む液体
分与装置を提供するにある。
体積容量を減少させるように分与空間に挿入さ
れた均一な断面部分を有する液位の変位部材手段
によつて体積容量を計測するための空間が変化さ
れる。この変位部材は、分与動作中に周囲温度で
分与される液体の密度に比例して測定用空間の体
積容量を正確に増加させるように空間の内方また
は外方へ選択的に移動する。液体変位手段は前記
空間の外方または内方へ移動するため前記分与空
間上に装着された長いロツドと考えられる。この
ロツドの移動は手動にて達成されるかまたは分与
される液体のため温度対密度の関数特性を記憶さ
せたメモリーを備えたマイクロプロセツサーを用
いて自動的に達成される。
[実施例] 本発明の他の目的および特徴とするところは添
付図面とと共に記載した以下の詳細説明によつて
明確となろう。
第1図を参照すると、本出願人に係る米国特許
4284210号に示され且つ述べられている形式の静
的測定ポンプ10が示される。静的測定ポンプ1
0には1つのタンクから他に空気または他のガス
が流出可能なように管16にて接続された一対の
タンク12,14が静的測定ポンプ10に含まれ
る。静的測定ポンプ10にはインテーク管22を
介して供給される一対の電気的に操作されるイン
テーク弁18,20が含まれる。インテーク弁1
8,20は各々一対のタンク12,14の下部で
終端する管24,26に接続されて一対のタンク
12,14の充填中に発生する擾乱を最少にして
いる。
一対のタンク12,14には各々取り換え可能
なオリフイス部材28,30が含まれる。このた
め種々の開口を持つ同様な構造で一対のオリフイ
ス部材と交換することにより静的測定ポンプ10
を種々の粘度の液体の測定に対応させることがで
きる。
オリフイス部材28,30は一対の電気的に操
作される出口弁32,34に36,38を介して
導かれる。出口弁32,34は電気的に操作され
る三方弁40に、管42,44を介して接続され
る。三方弁40は測定された液体を管46を介し
て放出する。
上部のレベル検出器48が固定され下部のレベ
ル検出器50がタンクから分与される液体の体積
を選択的に調整するため可調整であるように一対
の液体レベル検出器48及びレベル検出器50を
含む電気的に操作される液位制御装置が各々の一
対のタンク12,14に設けられる。各々のレベ
ル検出器48及びレベル検出器50は予め設定さ
れた高さに液位が達成するとスイツチを付勢して
電気回路を閉成するような公知のいかなる形式の
ものであつてもよい。レベル検出器48およびレ
ベル検出器50の構造は本発明の部分を何等構成
しないのでここでは概括的にのみ示す。例を示す
とすれば、センサーは本出願人に係る、米国特許
4284210号に示される形式のもので磁気浮子部材
とリードスイツチを用い、リードスイツチの位置
に浮子部材が到達すると動作するようなものであ
る。このような形式のセンサーは米国特許
3703247号に図示され且つ詳細に説明されている
と共に、これに対する引例には更に他の例が示さ
れる。
静的測定ポンプ10の動作中にタンク内の液体
のレベルを所定の値に保持するため弁を操作する
目的で、液位レベル検出器48及びレベル検出器
50が電気的接続を介して、一対のタンク12,
14のインテーク弁18,20及び出口弁32,
34に接続される。一面が制御パネル54となつ
た制御コンソール52を介した接続線88による
電気的接続は前述の米国特許4284210号に示され
るように行なわれる。制御コンソール52は電気
回路又はマイクロコンピユータを備え、所定体積
の液体が計測される迄一方のタンクが充填され他
方が空となるように一対のタンク12,14が交
互に且つ連続的に充填されるようにプログラムさ
れる。この目的のため制御パネル54にはコンピ
ユータープリセツト及び制御装置56、オンオフ
スイツチ58,60及び始動用スイツチ62が提
供される。
上部のレベル検出器48は個々の一対のタンク
12,14に対し上端センサーとして作用し、下
部のレベル検出器50はタンクの放出下端レベル
である空レベルセンサーとして作用する。上端レ
ベル検出器48と空レベル検出器50との間は分
与される流体の体積に合わせて設計される。例え
ば、各々の下部のレベル検出器50はこれと固定
された上部レベル検出器48が各々のタンクから
正確に10ガロンの体積の流体を放出するように固
定された上部レベル検出器48と隔てられて設定
される。
分与される液体の全体積は制御パネル54のコ
ンピユータープリセツト及び制御装置56を操作
することで例えば全体積が60ガロンに設定され
る。次いで静的測定ポンプ10が自動的に動作し
一対のタンク12,14を交互に6回空にし、体
積で正確な60ガロンの液体を計測する。
計測する全体積の設定の後操作者がオンオフス
イツチ58を操作して静的測定ポンプ10の動作
を開始し、装置を付勢すると共に制御パネル54
上の60を押し下げて電気信号を、インテーク弁
18,20に送り20を開成し且つ電気信号を三
方弁40に送り12から流出を可能にし、また、
タンク14からの流出を阻止するように調整す
る。次いで外部の溜からインテーク管22を介し
て液体が流れまた、インテーク弁18,20が開
成すると共に両方の一対のタンク12,14が充
填される。一対のタンク12,14に於ける液位
が上部レベル検出器48の位置に達成すると信号
が制御コンソール52に送られて満溢情報を処理
し、インテーク弁18,20を閉成する。両方の
タンクが満溢容量に到達した後、制御パネル54
上の始動スイツチ62を操作者が操作することで
計測サイクルが開始され、12が空になるように
12の出口弁32を開成する信号を送出する。1
2内の液位が空レベルに達すると下部のレベル検
出器50の登録により制御コンソール52に信号
を送り、これによつてマイクロコンピユータ回路
がタンク12の出口弁32を閉成して正確に10ガ
ロンを分与する。これと同時にタンク14の弁3
4が開成して液体の放出を開始し、タンク12の
インテーク弁18が開成しタンク12を再度充填
するようになる。タンク14が10ガロンの負荷を
放出している間タンク12が再充填される。液位
が上部のレベル検出器48に達成したタンク12
が満溢レベルに達成するとレベル検出器48がイ
ンテーク弁18を閉成する信号を送出する。タン
ク14が空レベル迄放出されると下部のレベル検
出器50が予め登録された液位になることで応答
しタンク14の弁34を閉成する信号を発生し、
また、充填されたタンク12の出口弁32を開成
しタンク14の弁20を開成してタンク14を再
充填させる。このようにして、一対のタンク1
2,14が交互に且つ継続的に放出と再充填を繰
り返し、全部で60ガロンの液体が計測される。こ
の時、コンピユータープリセツト及び制御装置5
6が静的測定ポンプ10の動作を停止させる。
前述の説明に係る静的測定ポンプは本出願人に
係る米国特許4284210号に本発明を理解するに必
要且つ充分に構造及び動作が述べられている。こ
の計測ポンプは流体の体積を正確に測定するに充
分機能するが重量よりもむしろ流体の体積を測定
し分与すると云う不都合があつた。前述のように
最高密度になる温度での液体の体積はより高い温
度での同一液体の体積より小さい。夫々述べた如
く、最大密度の温度における1容積リツトルの液
体はこれより高い温度の液体の1容積リツトルよ
り重いのでこのように高い温度では同一の重量を
得るにより多くの体積の液体が必要とされる。多
くの測定装置では液体の重量を計測することが本
質的であつて秤あるいは他の重量測定装置が計測
される液体の重量の測定に用いられる。例えば、
静的測定ポンプ10が計測室の外方にある充填タ
ンクに蓄えられた窒素酸を体積で50ガロン分与す
るに用いられた場合32〓(0℃)に於けるこの酸
の50ガロンの体積は594.9ポンドであろう。ひき
続き行なわれる計測動作において周囲温度が上昇
し計測される窒素酸の温度が68〓(20℃)になる
と密度が減少して同一の50ガロンの量は584.9ポ
ンドとなる。10ポンドの差は最終使用者に損失を
与え、次の処理操作においてかなりの不正確さを
持たらす。
多くの液体は、温度変化に従つて密度が変化す
る。例えば、上述の窒素酸と同一条件で測定した
エチレンアルコールは、窒素酸が10ポンドの減少
をするのに比しておよそ3ポンドの減少しか示さ
ない。温度と密度との関係を示す曲線はリニアで
ある。このように、窒素酸の例では16.8〓上昇す
る度に同様にして測定された体積に対して重量で
1%減少する。殆どの液体におけるこれ等の密度
対温度曲線は化学文献または簡単に計算により求
められ、重量計測における必要に応じて体積で求
めた値を補正するに用いられ得る。
ここで述べた発明はポンプの体積による供給に
留まるものであるが計測操作における重量調節を
達成するような上述の静的測定ポンプに適合する
ものである。これは、測定される液体の密度の変
化を補償するため、ポンプにおける空間または測
定空間の寸法を選択的に変化させることで達成さ
れる。この目的のため第1図に示す一対のタンク
12,14の夫々は本発明に係る重量調整機構を
備えている。この機構は手動操作可能かまたは、
静的測定ポンプ10の制御コンソール内に設けた
マイクロコンピユーターにて自動的に動作され
る。
第2図は例示として示したものであつてタンク
12が手動操作可能な重量調整機構70と共に提
供される。重量調整機構70はタンク12の最上
壁12aに固定されたハウジング72を含み、垂
直方向に展びる調整ロツド74を装着している。
調整ロツド74はハウジング72から壁12aの
開口を介して展開し、タンク12の内方に突出し
またその下端はタンク12の液体74内に浸漬さ
れる。液体76内に調整ロツド74を浸漬するこ
とは測定空間を制限することであつて、これによ
り、上方のレベル検出器48にて定義される満溢
レベルと下部のレベル検出器50にて定義される
空レベル間が、タンク内空間となる。調整ロツド
74は計測空間78における選択された量の液体
を計測空間78内で置換するよう形成され、ここ
で更に詳細に説明するような方法で前記測定空間
の内部体積を変化させる。体積調整ロツド74は
計測空間78内に懸架されたロツドの長さを変化
させるため前記ハウジング内で上昇または低下さ
れるようにしてハウジング72内に装着される。
体積調整ロツド74は計測空間78内で懸架さ
れるロツドの長さを変えるためハウジング72内
に上昇および下降可能に装着される。体積調整ロ
ツド74を動作可能に装着する手段は良好に仕上
げられた精密構造を持つているネジ手段から成り
操作者が体積調整ロツド74を選択された小さな
増分に合わせるよう、手動で上昇または降下でき
る。この目的で内方に渠があつて縦方向に貫通す
るボア80がハウジング72上に設けられる。体
積調整ロツド74の上部は渠82と共に形成され
てハウジング72の内方に渠が設けられた、ボア
80内で係合する。ネジ係合によつて体積調整ロ
ツド74を上昇または下降させる方向にハウジン
グ72内で操作者に体積調整ロツド74を回転さ
せるため体積調整ロツド74の上端にすべり止め
の面を持つ調整ノブ84が形成される。バーニア
機構および良く知られた図示せぬ形式の目盛が体
積調整ロツド74を正確で較正されたものとする
ため装置に設けられる。
体積調整ロツド74は細長い円筒状で長さと直
径は正確にタンク内の測定空間に於けるミリリツ
トル単位の液体を正確に置換するに充分なもので
ある。体積調整ロツド74にて提供された液体に
変位の量を可視的に示すため体積調整ロツド74
の一部に目盛86を設ける。これは、第2図に示
される如く例えば5ミリリツトルを1目盛とした
主目盛と1ミリリツトル単位の副較正目盛とから
成る。
実際、下部のレベル検出器50と上方向の固定
レベル検出器48とが離れて設定され、この距離
は計測空間78が此等の間に所要の被計測液体を
最大密度となる温度で且つ計測空間内で体積調整
ロツド74が最も低く調整された時に保持可能と
するように離れている。体積調整ロツド74は勿
論計測空間78の内部容量を減少させるがレベル
検出器48及びレベル検出器50については、こ
れによつて容量が減少しても計測空間が正しく測
定体積範囲を保持する。液体が分与される時、液
体の温度が測定されて、温度変化に応答する特定
の液体の密度変化特性から実際の液体体積との差
が計算される。この計算のため、前述の温度対密
度のグラフが参照される。実際に測定された液体
の体積の増加がミリリツトル単位で決定されて体
積調整ロツド74が上昇され、計測空間78から
同一容量が減少される。これにて計測空間78の
内部の体積容量が液体の最高密度になる温度で測
定された体積と測定時における実際に増加した体
積の和に等しくなる。
例示としてタンク12が1リツトの水を分与す
るとし、且つ体積調整ロツド74の変位が最も浸
漬された状態で50ミリリツトルとすると、レベル
検出器48,50は計測空間78の容量が充分に
浸漬された体積調整ロツド74にて減少され4℃
において正しく1リツトルの計測をし保持する。
インテーク弁18にてタンク12に供給される水
の温度が50℃としよう。水の温度対密度のグラフ
では、密度が4℃で最大の1.0となり、50℃では
0.9880に減少して1リツトルの水の体積は1.012
倍、即ち、12ミリリツトル増加する。体積調整ロ
ツド74はこのため計測空間78から液体の変位
による12ミリリツトルに相当する距離だけ引き抜
かれて計測空間78の体積容量を12ミリリツトル
増加させる。ここで計測空間は50℃の水を1.012
リツトル計測する。これは4℃の水の重量と同一
の1Kgの重量となる。このように体積による計測
は重量調整されるので従来必要とされた重量を測
定する装置あるいはこれと同等の装置を用いるこ
となくタンク12にて計測が行なえる。
調整機構70およびその動作をタンク12と結
合した場合について述べたが同一の重量調整が静
的測定ポンプ10に対しても成されることが理解
される。
第3図には重量調整機構の他の実施例が示され
る。ここでは、制御コンソール52内のコンピユ
ータにて自動的に動作が制御される。この実施例
における調整機構90は調整ロツド94が移動可
能に装着された前述の体積調整ロツド74と同一
形状を有し、上下動のため外周に渠が再び設けら
れる。この例ではハウジング92が設けられ、ミ
リリツトル単位の小さい増分に対して調整ロツド
94を上下動するよう調整ロツド94上に結合さ
れる。可逆ステツピングモータ96は接続線98
および接続線100にて制御コンソール52内の
マイクロコンピユータに接続され、また、接続線
98および接続線100は駆動回路を構成してマ
イクロコンピユータにより可逆ステツピングモー
タ96が何れの方向にも動作可能に構成される。
調整機構90はタンク12に装着されたサーモス
タツト制御装置102を含み且つタンク12の内
方に突出しまた、計測空間78に展開する長い温
度検出プローブ104を有する。サーモスタツト
制御装置102は接続線106及び接続線108
にて制御コンソール52内のマイクロコンピユー
タに接続される。なお、接続線106及び接続線
108はタンク12とマイクロコンピユータ間の
温度情報を中継する回路となる。
測定に際し、温度検出プローブ104が計測空
間78内の液体中に浸漬されてこの液体の温度が
連続的に監視され、タンク12からの情報は監視
された温度を読み取る制御コンソール52内のマ
イクロコンピユータに伝送される。マイクロコン
ピユータは測定される液体の温度対密度曲線が蓄
積されるメモリを含む。マイクロコンピユータが
サーモスタツト制御装置102にて監視された温
度情報を受けると計測空間78の残存する体積容
量と監視温度における液体の望ましい計測体積容
量との差を計算するようプログラムされるので、
このような差が存在するとマイクロコンピユータ
が可逆ステツピングモータ96を付勢して下方の
体積調整ロツドを所要の距離まで上昇又は下降さ
せて計測空間78の体積容量が計算された差異の
値に相当する分増減される。
異なる液体の計測のため種々の時間に同一の計
測空間が用いられる場合は各々の液体に相当する
温度対密度曲線をメモリに備えさせる。
第3図に示される自動重量調整制御機構は、計
測動作中に温度変化が生じても安定した温度の監
視ができて正確な計測が可能となる利点がある。
もし、計測動作中の液体温度が一定に保たれると
第2図に示す手動操作機構が実際的であり、また
用いられる。
米国特許4284210号に於ける静的ポンプと共に
本発明に係る重量調整機構を説明し、また図示し
たが、これは例示に留まる。1乃至1以上の計測
空間から体積で液体が分与されるどのような計測
装置においても、この装置が有利に利用できる。
また、この装置は本出願人に係る米国特許
3960295号に開示される液体分与装置のような体
積で放出する空所を持つ装置にも適用できる。こ
こで示される機構は分与される液体の性状によつ
て空所の容量が変化する計測空間の較正のために
も良好に使用できる。例えば、粘性液体が分与さ
れると、測定空間の壁に無視し得ない膜または他
の物質が残存して看過できない割合で空所の体積
の減少が発生する。この測定空間の濡れた部分に
残存する液体の量は、総ての計測サイクルを通し
て同一であるかまたは殆ど異ならないものであつ
て、計測操作に入る前に較正することが必要であ
る。ここに示される装置は空所の壁上に残存する
膜によつて引き起される減少量の較正に際し測定
空間の体積容量を増加させるために用い得る。
[効 果] 以上のように本発明は簡易な手段によつて手動
または自動的に正確な重量の液体を計測できると
いう効果を発揮する。
なお、本発明の好ましい一実施例について図示
及び説明したが本発明は多くの省略や付加或いは
変更を本発明の精神を逸脱しない範囲で含むもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の一実施例の部分断
面図、第2図は本発明に係る装置を手動操作に適
用した一実施例の部分断面図、第3図は本発明に
係る装置を自動操作に適用した一実施例の部分断
面正面図。 こゝで10は静的測定ポンプ、12,14はタ
ンク、18,20はインテーク弁、28,30は
オリフイス部材、32,34は出口弁、40は三
方弁、48,50はレベル検出器を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タンク内の液体計測空間の体積容量を変化し
    て所定の体積に液体を分与するための調整可能な
    手段を含む装置であつて、温度にて変化する前記
    液体の密度を補償するため前記液体計測空間の内
    部体積容量を選択的に置換する重量調整装置を有
    し、前記調整装置は長く形成された部分を含み、
    この長く形成された部分の体積に等しい容量を前
    記液体計測空間から減少させるため、充填される
    液体中に浸漬され且つ前記液体計測空間の内方に
    展開して位置され、前記液体計測空間に対する移
    動により前記長く形成された部材が均一で微小な
    増分を成すように前記空間から出し入れされるよ
    うに前記液体置換手段に装着された精密調整手段
    を有し、液体が最大密度となる温度における前記
    液体の所定の体積に相当する時の重量と同一にな
    るように前記空間の体積容量を増加させるため、
    前記装着手段が前記液体置換手段を最大挿入位置
    から周囲温度によつて液体の密度が減少すること
    により決定され且つ設定された値に相当する量が
    引き出されるよう適合され、前記液体の温度対密
    度特性を蓄積するメモリを備えたマイクロコンピ
    ユータ手段と、前記マイクロコンピユータに測定
    した温度情報を供給するため前記空間内の液体の
    温度を測定する手段と、前記液体置換手段のため
    前記マイクロコンピユータを前記装着手段に動作
    可能に結合する手段とから成る液体の重量測定の
    ために容量空間を調整する装置。 2 液体計測空間内に突出する一様な断面を有し
    長く形成された部分を有する部材を液体置換手段
    が有し、前記部材の自由端が前記空間内に展開す
    るよう前記空間に接近して設けられることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の液体の重量
    測定のために容量空間を調整する装置。 3 液体置換手段が一様な断面を有する長く形成
    された棒部材を有し、装着手段が前記棒手段を移
    動するためのネジ手段を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項に記載の液体の重量測定の
    ために容量空間を調整する装置。 4 棒部材が空間内の体積変動の増分に応じて較
    正されて前記空間内の液体中に前記棒部材が浸漬
    される程度が可視的に決定されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の液体の重量測定
    のために容量空間を調整する装置。 5 液体を計測する空間の体積容量を調整し選択
    的に可調整な容積を精密に分与する方法であつ
    て、 a) 分与する液体の温度対密度の関数特性を決
    定するステツプと、 b) 前記計測空間内の体積を減少するため充填
    される液体中に浸漬される液体置換手段の自由
    端の位置迄、前記計測空間内に均一な断面を持
    つ長く形成された液体置換手段を挿入するステ
    ツプと、 c) 最大密度の温度における前記液体の選択さ
    れた容量となるように前記液体置換手段が挿入
    されて前記計測空間の体積容量が設定され、 d) 前記液体の温度を計測し、 e) 前記液体の最大密度における選択された体
    積容量と等しい重量を前記液体の体積容量が有
    するように前記空間の内部容量を温度対密度の
    関数にて決定される量だけ前記計測空間から前
    記液体置換手段を前記液体から引き抜いて増大
    させるステツプとから成る液体の重量測定のた
    めに容量空間を調整する方法。 6 液体の温度を測定して前記液体の置換手段を
    入出するステツプが手動により行われることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載の液体の重
    量測定のために容量空間を調整する方法。 7 液体の温度対密度の関数を蓄積する記憶手段
    を有するマイクロコンピユータにて前記液体の温
    度を測定して前記液体の置換手段を入出するステ
    ツプが達成されることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項に記載の液体の重量測定のために容量空
    間を調整する方法。 8 マイクロコンピユータが分与動作の間継続し
    て液体の温度を鑑視して温度対密度の関数に従つ
    て決定される量だけ周囲温度の変化と共に液体を
    計測する空間の内部の体積を更に調整するよう液
    体置換手段を入出することを特徴とする特許請求
    の範囲第7項に記載の液体の重量測定のために容
    量空間を調整する方法。
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