JPH04156819A - 高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機器 - Google Patents

高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機器

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JPH04156819A
JPH04156819A JP27918290A JP27918290A JPH04156819A JP H04156819 A JPH04156819 A JP H04156819A JP 27918290 A JP27918290 A JP 27918290A JP 27918290 A JP27918290 A JP 27918290A JP H04156819 A JPH04156819 A JP H04156819A
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JP
Japan
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frequency noise
fiber
syringe
casing
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP27918290A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sano
佐野 良一
Yuji Komuro
小室 裕司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機
器、特に外部の高周波ノイズの影響を受は易く、且つ高
周波ノイズを発生する医用電子機器に関するものである
[従来の技術] 近年、医療分野ではICLSI等のノイズを受は易い電
子部品を用いた機器が盛んに使用されており、患者に直
接作用するものとして、輸液ポンプ、シリンジポンプ、
透析監視装置1分娩監視装置等がある。これらの機器は
相互にノイズを出し合い、又受は合い誤動作を招くと患
者の生命に懸わることがある。しかし、その為のノイズ
シールド対策は完全ではなく、医用機器の使用に際して
は注意が必要であった。
従来は金属製筺体を用いていたので、シールド効果を有
していたが、現在はプラスチック製筺体が用いられるよ
うになり、そのノイズ対策として基板を金属箔で覆うノ
イズを受は難いような回路設計を行なう等の対策をして
いるが、その対策は万全ではなかった。その為、あらゆ
る方向からのノイズの侵入を抑えるには、筺体に導電性
を持たせることが望ましいが、複雑な形状に成型可能な
材料はこれまでなかった。
ここで、シリンジポンプについて詳説すると、従来のシ
リンジポンプの筺体は、デザイン上の自由度とコストダ
ウンの為樹脂から出来ている。
このシリンジポンプを医療現場で使用すると、他の器具
の高周波ノイズの影響を受けて誤動作したり、他の器具
に高周波ノイズを与えてしまうということが多々あった
。例えば、手術室で電気メスと併用すると、電気メスが
放出する高いエネルギーの高周波ノイズがメス部分ある
いはメス部分と電気メス(小室)本体とを結ぶケーブル
から発生するため、シリンジポンプが注入動作の停止あ
るいは表示異常(流量設定値の変化。
警報状態への誤った移行等)を引き起こす。又、心電計
等の微弱な信号を取り扱う機器と併用すると、シリンジ
ポンプが放出する電源部、デジタル回路部のスイッチノ
イズ等の高周波ノイズが微弱信号を乱し、測定不能にな
ってしまうこともあった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記従来の欠点を除去し、医用電子機器の内
外で高性能に高周波ノイズをシールドでき、且つデザイ
ン上の自由度が制限されずコストアップをも引き起こさ
ない高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機器を
提供する。
[課題を解決するための手段] この課題を解決するために、本発明の高周波ノイズシー
ルド筺体を有する医用電子機器は、電子回路を包囲する
合成樹脂製の筺体を有する医用電子機器であって、該合
成樹脂中に導電性繊維を含有する。
ここで、高周波ノイズシールド筺体は、少なくとも1ケ
所で連結用の挿入金具により結合する導電性繊維含有樹
脂製の筺体の上下と、該挿入金具と医療用器具の保護接
地端子とを結ぶ導体と、電源ケーブル内にあって該保護
接地端子を外部で接地する導線とから成る。
又、前記導電性繊維がステンレス繊維である。
[実施例] 以下、添付図面に従って、本発明の一実施例及び実験結
果を説明する。
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例に係るシリン
ジポンプを示す斜視図および平面図である。
図中、シリンジポンプ本体1は上部ケース2a及び下部
ケース2bからなり、上部ケース2aの上面にはシリン
ジ3を保持するためのシリンジ保持部4が設けられてい
る。このシリンジ保持部4にはシリンジ3を設置するた
めの断面図半円状のシリンジ設置部5及びシリンジ3の
フランジ部3aを嵌込むための係合部6がそれぞれ形成
されている。上記シリンジ設置部5に設置されたシリン
ジ3のピストン部3bは、スライダ7の係合部8に係合
されるようになっており、スライダ7の前進(第1図に
おいて左方向)に伴いシリンジ3のピストン部3bが押
し進められ、このピストン部3bの移動により内部に収
納した水溶液が、一定時間に一定流量だけチューブ(図
示せず)を介して患者に注入されるものである。
シリンジ保持部4上部にはさらにクランプ部9が設けら
れており、このクランプ部9によりシリンジ保持部4に
保持されたシリンジ3を上部から押えて固定するように
なっている。このクランプ部9はシリンジ3の大きさ、
すなわちその外径に合わせてその高さを調節できるよう
になっており、その高さを内部に設けた磁気センサによ
り検出し、この検出信号を信号としてスライダ7に送る
ようになっている。スライダ7ではこの検出信号を受け
てその移動距離が調節され、これによりシリンジ3にお
けるピストン部3bの移動距離、すなわちシリンジ3か
らの水溶液の送り出し量が調節される。
上部ケース2aには、さらに操作部10が設けられてお
り、この操作部10に、開始スイッチ11.開始ランプ
11a、停止スイッチ12゜停止ランプ12a、早送り
スイッチ13.早送りランプ13a1ブザー停止スイツ
チ14.警報ランプ15.注入量表示部16.注入量設
定スイッチ17.シリンジ表示ランプ18及び電源表示
ランプ19が設けられている。
第2図は、本発明の一実施例に係るシリンジポンプを示
す断面図である。
図中、上部ケース2aと下部ケース2bとからなる筺体
は、電子回路24を包囲して構成されている。2oは四
隅で上部ケース2aと下部ケース2bとを結合する挿入
金具であり、メスネジ20aとオスネジ20bとから成
る。21は挿入金具の1つとシリンジポンプ本体の保護
接地端子(23)とを接続する導電線、22はシリンジ
ポンプ本体からの電源ケーブルであり、3PのACイン
レット/コンセントによる接続で保護接地端子は電源ケ
ーブル22を介して外部に接地される。
上記、上部ケース2aと下部ケース2bとからなる筺体
は、導電性繊維を含有する合成樹脂から構成されており
、合成樹脂としては、ポリオレフィン系、アクリル系、
スチレン系、ポリエステル系、ポリアミド系、等種々使
用出来るが、金属との混練酸、成形性の点からポリエチ
レン系樹脂が好ましい。その中でもAS、ABS樹脂が
最も好ましい。本実施例ではスチレン系樹脂を用いて説
明する。
次に、導電性繊維としては金属繊維や炭素繊維が挙げら
れるが、金属繊維としては鉄、銅。
アルミ及びそれらの合金が使用出来る。その中でも耐蝕
性、防磁性の点からステンレス合金が好ましい。さらに
、ステンレス合金の中でも磁化率の低い5US304,
5US316等のオーステナイト系が好ましい。
次に、導電性繊維含有樹脂の成形筺体作成方法を説明す
る。
直径15μmのステンレス繊維を約6mmの長さに切断
したもの8重量部とABS樹脂のベレット928重量部
とを混合し、通常のペレタイザーによりステンレス繊維
入りABS樹脂ベレットを作製した。これを用いて射出
成形機により上下ケースを成形した。挿入金具20を四
隅に埋め込んで、ステンレス繊維含有樹脂の成形筺体が
作成される。この筺体に前記シリンジポンプのユニット
部品および電子回路を組み込み、シリンジポンプを組み
立てた。
く実験例1〉 ノイズによるシリンジポンプの誤動作 1、試験手順 電気メスをシリンジポンプの周辺で使用した場合のシリ
ンジポンプへの影響を調べる。電気メスとシリンジポン
プとの位置関係は第3図の通りである。シリンジポンプ
には空の30mI2シリンジを装着し、50〜Loom
β/hにて動作させる。このとき、電気メスのメス部分
及びメス部分と本体とをつなぐケーブルとシリンジポン
プとの距離を変化させて、どこまで近づいたときに、ど
のような誤動作を起こすか観察する。
■電気メスのメス部分をシリンジポンプに近づけてゆく
■メス部分と本体とをつなぐケーブルをシリンジポンプ
に近づけてゆく。
■メス部分と本体とをつなぐケーブルをシリンジポンプ
に巻きつける(第4図に各巻き方を示す)電気メスには
切断(Cut)と凝固(Coagu lat 1on)
とのモード切り換えがあるので、双方について行う。(
出力レベルは最大の”1o”に固定)2、使用機器 シリンジポンプ 従来例:テルモ製5TC−523゜なお、アルミ80μ
m、塩化ビニール 2o○μmのラミネートフィルム (シールドシート)を、プリント基板 (電子回路)の上面、前面、後面とを 幅280〜285mmで第5図の ように覆ったもの。
本実施例:テルモ製5TC−523の同等品をステンレ
ス繊維入り筺体に代え たもの(シールドシートなし)。
電気メス: VALLEYLAB 5SE2に(切断物
として豚肉を使用) 輸液スタンド 3、試験結果 ■、■、■についての従来のシリンジポンプでの試験結
果をおよび本実施例のシリンジポンプでの試験結果を表
に示す。
一以下余白− O印・・誤動作なし。
×印・・誤動作あり(下段の数字は誤動作を起こしたと
きの距離)。
表1・・・切断(Cut)    表2・・・凝固(C
oagulation1表3・・・切断(Cut)  
    表4・・・凝固(Coagulation1表
5 以上、表から本実施例の筺体により耐ノイズ性が飛躍的
に向上することがわかる。この場合、筺体は上・下ケー
ス共インサート金具のネジ部を本体内部でACインレッ
ト(3P)の保護接地端子に接続して、電源ケーブルを
通してACコンセント(3P)に接続した場合が最も効
果的である。
〈実験例2〉 シリンジポンプのノイズの心電計への影響1、確認方法 (1)使用心電計・・・NEC社製、カルテ型心電図解
析装置(KARTIZER−2800A)。
(2)配置・・・第6図の様に、シリンジポンプと心電
計をほぼ同一の高さで配置し、薬液の代りに生理食塩水
をシリンジに満たし使用した。
(3)確認方法・・・生理食塩水を、心電計の電極近く
の患者の胸部体表にたらし確認を行った結果、上記心電
計では特異的な波形の乱れは認められなかった(第4図
参照)ため、ノイズの影響を顕著にするため、生理食塩
水を心電計電極に直接かける方法を採用し、以下の確認
をおこなった。
2、試験結果 試験結果は第7図〜第8図に示す。
第5図、第6図の心電波計は、■は標準肢誘導(左右の
手首間)、■、は単極胸部誘導(第4肋間胸骨右縁)で
ある。
従来のシリンジポンプでは、バッテリー駆動時では心電
計に対し影響は測定不可能であった。
この原因はAC電源部のスイッチングレギュレータから
発する200KHzのノイズの影響と思われる。
実施例のシリンジポンプではバッテリー駆動時もAC駆
動時も心電計の測定に影響を与えるノイズは検出されな
かった。
このように、金属繊維入り合成樹脂製筺体はシリンジポ
ンプから発生するノイズを使用上差し支えないレベルま
でシールド遮蔽効果を有していることが確認された。
[発明の効果] 本発明により、シリンジポンプに限らず医用電子機器の
内外で高性能に高周波ノイズをシールドでき、且つデザ
イン上の自由度が制限されずコストアップをも引き起こ
さない高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機器
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本実施例のシリンジポンプの斜
視図および平面図、 第2図は本実施例のシリンジポンプの断面図、第3図は
実験例1の各機器の配置図、 第4図は実験例1のケーブルの巻き方を示す図、 第5図は従来例のシリンジポンプの断面図、第6図は実
験例2の各機器の配置図、 第7図〜第8図は実験例2の試験結果を示す図である。 図中、1・・・シリンジポンプ本体、2a・・・上部ケ
ース、2b・・・下部ケース、10・・・操作部、20
・・・挿入金具、20a・・・メスネジ、20b・・・
オスネジ、21・・・導電線、22・・・電源ケーブル
である。 特許出願人 チル千株式会−社− シ       − 代理人 弁理士  大塚康徳(他1名);− m−,S 第1図(a) へ      O し−一一一一一 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子回路を包囲する合成樹脂製の筺体を有する医
    用電子機器であつて、該合成樹脂中に導電性繊維を含有
    することを特徴とする高周波ノイズシールド筺体を有す
    る医用電子機器。
  2. (2)前記高周波ノイズシールド筺体は、少なくとも1
    ヶ所で連結用の挿入金具により結合する導電性繊維含有
    樹脂製の筺体の上下と、該挿入金具と医療用器具の保護
    接地端子とを結ぶ導体と、電源ケーブル内にあつて該保
    護接地端子を外部で接地する導線とから成ることを特徴
    とする請求項第1項記載の高周波ノイズシールド筺体を
    有する医用電子機器。
  3. (3)前記導電性繊維がステンレス繊維であることを特
    徴とする請求項第1項または第2項記載の高周波ノイズ
    シールド筺体を有する医用電子機器。
JP27918290A 1990-10-19 1990-10-19 高周波ノイズシールド筺体を有する医用電子機器 Pending JPH04156819A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001020867A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Nec Corp エアーポンプ
CN104116498A (zh) * 2014-07-23 2014-10-29 深圳市理邦精密仪器股份有限公司 一种便携式多参数体征监护设备
JP2015006345A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッドBiosense Webster (Israel), Ltd. 心電図ノイズの低減

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JP2015006345A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッドBiosense Webster (Israel), Ltd. 心電図ノイズの低減
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