JPH04156731A - 無線デジタル伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無線デジタル伝送システムに関し、特にＮ（
Ｎは整数）個の現用回線に対して一つの予備回線が設け
られた伝送システムにおいて現用回線と予備回線とを無
瞬断にて回線切替えを行う無線デジタル伝送システムに
関する。

〔従来の技術〕

従来の無線デジタル伝送システムは第２図に示すように
、送信端局１と、複数の中継局２（図は１個）と、受信
端局３とから構成され、かつ、各局が並列にＮ個の現用
回線に対し予備回線が設けられている。送信端局３のＮ
個の現用送信機７〜８及び予備の送信機６は、入力され
たデジタル信号を変調し、無線周波数に変換された後に
、送信分波器９にて合成され導波管４１を介してアンテ
ナ１０より対向する中継局２へ送出する。中継局２では
、アンテナ１１にて受信し、導波管４２を介した後に受
信分波器１２にて、Ｎ個の現用１４〜１５及び予備の中
継器１３に分配される。各中継機にて増幅された各ルー
トの無線信号は、送信分波器１６にて合成され、導波管
４３を介してアンテナ１７より対向する受信端局３へ送
出する。受信端局３では、アンテナ１８にて受信し、導
波管４４を介した後に受信分波器１９にてＮ個の現用受
信機２１．２２及び予備の受信機２０に分配される。各
受信機は、入力された無線周波数信号を復調してベース
バンド信号を出力する。このとき、送信局の予備回線の
無線周波数をｆｌ　、Ｎ個の現用回線の無線周波数を各
々ｆ２．ｆ３．−１・ｆＮヤｒ　　（ｆ＋　＞ｆ２＞ｆ
３＞−ｆ　Ｎ＋１　）　、中継局の予備回線の無線周波
数がシフトされてｆ１′、Ｎ個の現用回線の無線周波数
を各々ｆｚ′、ｆ３’、ｆ＋ｖ＋１’　　（ｆｌ’＞ｆ
２′＞ｆ３′＞・・・ｆＮ＋１’）とすると、導波管を
通過する無線周波数により、絶対遅延時間が異なるため
に、予備回線にて伝送された信号と現用回線にて伝送さ
れた信号とに遅延差が生じ、高速のデジタル信号伝送で
は、装置からアンテナまでの導波管が長くて、中継局の
数が多くなると、その遅延差が無視できなくなる。

例えば、４ＧＨｚ帯で予備回線の無線周波数ｆｔ、ｆｔ
’をｆｌ　＝３８１０ＭＨｚ、ｆ　１′＝４１３０ＭＨ
ｚ、現用回線の無線周波数ｆ　Ｎ＋１１ｆＮ＋１’をｆ
Ｎ＋ｓ　＝３６１０ＭＨｚ、ｆＮ＋１　’　＝３９３０
ＭＨｚとし、装置からアンテナまでの導波管（形式ＷＲ
Ｊ−４）の長さを全局３０ｍとし、中継局の数を１０局
とした場合に現用回線と予備回線との導波管による遅延
差は約１３０ｎｓとなる。ここで受信端局３のベースバ
ンド遅延回路４５〜４７は、現用回線と予備回線の導波
管による遅延差を補正する機能を有しており、遅延補正
されたデジタル信号を回線切替器２３．２４へ出力する
。回線切替器２３．２４は、入力された現用・予備の２
つのデジタル信号の遅延時間が合致していれば、無瞬断
にて回線に切替える機能を有していた□。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明したように、従来の無線デジタル伝送システム
では現用回線と予備回線との遅延差は中継局の数が多く
、かつ、導波管の長さが長いほど大きくなるので、現用
回線と予備回線の組み合わせが変わる都度ベースバンド
遅延回路の遅延量を変更しなければならない欠点がある
。又、多くの遅延差補正に最適なベースバンド遅延回路
を用意しておかねばならないという欠点があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の無線デジタル伝送システムは、Ｎ（Ｎは整数）
個の現用回線に対して予備回線が送信局ならびに複数の
中継局を介して受信局に接続され、前記送信局と前記受
信局との間で現用回線と予備回線との回線切り替えを行
う無線デジタル伝送システムにおいて、送信局又は中継
局の送信側の予備回線およびＮ個の現用回線に対する周
波数をｆｌおよびｆ２からｆ　ｔｌ＋ｌまでとし、この
周波数の値がｆ　１＞　ｆ　２　＞・・・ｆ、＞ｆ１１
＋１の関係にある場合に、次の中継局で受信された各受
信信号を所定の周波数間隔だけ偏移して送信する周波数
をそれぞれ予備図Ｉｌｆ□′およびＮ個の現用回線ｆ２
′からｆ　ｎｉ１′までとすると、この周波数の値がｆ
、’＜ｆ２’＜・・・ｆヶ’　＜ｆｆｌ＋□′の関係に
あることを特徴とする。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。第１図
の実施例において第２図の従来例と同一の符号は同一の
構成と動作を行う。すなわち、本実施例では従来例のベ
ースバンド遅延回路４５〜４７を不要としている。又、
後述する各ルートの周波数を変えて導波管の遅延差を相
殺しているので、各導波管４１Ａ〜４４Ａの電気長の微
調整を行って構成されている。

次に本実施例の動作を説明する。送信端局１の予備回線
の無線周波数をｆｌ、Ｎ個の現用回線の無線周波数を各
々ｆ２．ｆ３．・・・ＩｆＮ＋１であり、ｆ　１＞　ｆ
　２　＞・・・〉ｆＮ＋１の関係とすると、予備回線に
て伝送された信号より現用回線にて伝送された信号の方
が遅延時間が大きく、導波管４１Ａ、４２Ａにより遅延
差が生じる。したがって、この遅延差を相殺するように
中継機２の出力周波数を選ぶ。すなわち予備回線の無線
周波数をｆｌ　’　、現用回線の無線周波数をｆ２’、
ｆ３’・・・ｆＮ＋１’とし、ｆ、’　＜ｆ２’　＜・
・・〈ｆＮ＋１′のように逆の関係とすれば、予備回線
にて伝送された信号が現用回線にて伝送された信号より
も遅延時間が少なくなるので、導波管４３Ａ、４４Ａに
より生じる遅延差と導波管４１Ａ、４２Ａにより生じる
遅延差とが相殺される。この各ルートの遅延差を完全に
相殺するために導波管４１Ａ。

４２Ａと４３Ａ、４４Ａとの長さの調整も行う。

本実施例では中継局を１つとしたが、中継局の数が２つ
以上の場合にも遅延差を減少させることができることは
明白である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、送信端局から中継局を介
して受信端局までの通信回線の現用ルートと予備ルート
とを通過する導波管による絶対遅延時間の総和が等しく
なるように現用回線と予備回線との無線周波数を割当て
、かつ導波管長の微調整を行っているので、中継局数が
多くなっても絶対遅延時間の差を小さくすることが出来
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は従来
の無線デジタル伝送システムのブロック図である。 １・・・送信端局、２・・・中継局、３・・・受信端局
、４．５・・・送信切替器、６，７．８・・・送信機、
９゜１６・・・送信分波器、１０，１１，１７．・１８
・・・アンテナ、１２．１９・・・受信分波器、１３，
１４゜１５・・・中継機、２０，２１．２２・・・受信
機、２３゜２４　・・・回線切替器、４１〜４４，４１
Ａ〜４４ａ・・・導波管、４５，４６．４７・・・ベー
スバンド遅延回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、Ｎ（Ｎは整数）個の現用回線に対して予備回線が送
   信局ならびに複数の中継局を介して受信局に接続され、
   前記送信局と前記受信局との間で現用回線と予備回線と
   の回線切り替えを行う無線デジタル伝送システムにおい
   て、送信局又は中継局の送信側の予備回線およびＮ個の
   現用回線に対する周波数をｆ＿１およびｆ＿２からｆ＿
   ｎ＿＋＿１までとし、この周波数の値がｆ＿１＞ｆ＿２
   ＞・・・ｆ＿ｎ＞ｆ＿ｎ＿＋＿１の関係にある場合に、
   次の中継局で受信された各受信信号を所定の周波数間隔
   だけ偏移して送信する周波数をそれぞれ予備回線ｆ＿１
   ’およびＮ個の現用回線ｆ＿２’からｆ＿ｎ＿＋＿１’
   までとすると、この周波数の値がｆ＿１’＜ｆ＿２’＜
   ・・・ｆ＿ｎ’＜ｆ＿ｎ＿＋＿１’の関係にあることを
   特徴とする無線デジタル伝送システム。 ２、前記送信局から前記複数の中継局を介して前記受信
   局に接続される予備回線とＮ個のそれぞれの現用回線と
   の全体の絶対遅延時間がほぼ等しくなるように各回線の
   周波数を設定するとともに、各局の分波器とアンテナと
   の間の導波管で遅延時間調整を行い遅延時間の差を減少
   させることを特徴とする請求項１記載の無線デジタル伝
   送システム。