JPH04155108A - 石油式給湯機における比例燃焼制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、石油式給湯機における比例燃焼制御方法に関
する。

（ロ）従来の技術 従来、石油式給湯機における比例燃焼式バーナンステム
の一形態として、第４図に示すように、戻り式圧力噴霧
ノズル５２を具備したものがある。

第４図において、５０は灯油を充填した貯油タンクであ
り、同貯油タンク５０から、往き油管５１内に流入落下
した灯油は、ポンプＰで加圧され、戻り　１式圧力噴霧
ノズル５２に供給されることになる。

戻り式圧力噴霧ノズル５２は、その内部に噴出流路５３
と戻り流路５４とを形成しており、往き油管５１を通し
て戻り式圧力噴霧ノズル５２に供給されてきた灯油の一
部が霧化されて先端ノズル開口部５５から噴出されると
ともに、灯油の残部が、戻り流路５４を通して戻り油管
５６に還流されることになる。

即ち、第４図において、戻り油管５６は往き油管５１と
並設状態に設けられている。

そして、同戻り油管５６は、その一端を戻り大圧力噴霧
ノズル５２の戻り流路５４に連通連結するとともに、そ
の他端を、往き油管５１のポンプＰの上流側に連通連結
しており、これによって、循環流路５７を形成している
。

また、戻り油管５６の中途には、流量調整弁５８と、電
磁弁５９とが直列状態に取付けられている。

そして、流量調整弁５８の駆動装置を図示しない制御装
置によって制御することにより、戻り油量を調節して、
戻り大圧力噴霧ノズル５２からの噴霧量を増減して、比
例的に燃焼量を変化させることができる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかし、かかる給湯機の燃焼制御方法は、未だ、以下の
解決すべき課題をＩ４傭していた。

即ち、近年、日常生活における快適性を向上するため、
台所や浴槽へ出湯するのみならず、ンヤヮーやカラン等
の他の出湯光への給湯も要求されることになり、その結
果、石油式給湯機に要求される要求熱負荷も必然的に増
大している。

これに対処する方法として、一つの石油式給湯機の最大
要求熱負荷を、例えば、第５図に示すように、従来の３
万キロ力ロリー／時から４万キロ力ロリー／時に増大す
ることが考えられる。しかし、一つの石油式給湯機の燃
焼バーナシステムをそのまま大型化したのみでは、要求
熱負荷を、最大要求熱負荷である４万キロ力ロリー／時
から最小要求熱負荷である４千〜８千キロ力ロリー／時
１／ｌＯ〜１１５まで絞らなければならず、これは、流
量調整弁５８の性能上、かつ、制御的に陽めて困難であ
った。

また、最大要求熱負荷である４万キロ力ロリー／時を一
つの燃焼バーナンステムで運転する場合には、騒音レベ
ルが著しく大きなものとなる。

本発明は、上記した課題を解決することができる新規な
石油式給湯機における比例燃焼制御方法を提供すること
を目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、単一の燃料供給配管に、それぞれ戻り大圧力
噴霧ノズルを具備した比例燃焼式ガンタイプバーナ装！
を、複数個、並列状態に接続し、一定以上の要求熱負荷
を必要とする場合には、複数の比例燃焼式ガンタイプバ
ーナ装置を、それぞれの要求熱負荷に応じて同時に燃焼
させて、所定の要求熱負荷に達するように制御すること
を特徴とする石油式給湯機における比例燃焼制御方法に
係るものである。

（ホ）作用及び効果 上記した構成によって、本発明は、以下の作用及び効果
を奏する。

即ち、本発明では、複数の比例燃焼式ガンタイプバーナ
装置によって燃焼ハーナンステムを形成し、かつ、複数
の比例燃焼式ガンタイプバーナ装置を、それぞれの要求
熱負荷に応じて同時に燃焼させて、所定の要求熱負荷に
達するように制御するようにしたので、石油式給湯機全
体の最大要求熱負荷を大きくしても、同要求熱負荷を複
数に分割することによって、各ガンタイプバーナ”！＝
１が負担しなければならない最大要求熱負荷を大幅に低
減できる。

このように、各ガンタイプバーナ装置が負担する最大要
求熱負荷を小さくすることができるので、騒音値を効果
的に低減することができる。

また、石油式給湯機の最小要求熱負荷が要求される場合
、−ガンタイプバーナ装置のみを運転することによって
、小さなＴＤＲのバーナでも、容易に最小要求熱負荷を
得ることができ、通常の安価な流量調整弁を用いて、石
油式給湯機の燃焼ハーナンステムの制御を容易かつ正確
に行うことができる。

（へ）実施例 以下　本発明を添付図５こ示す実施例に基づいて詳説す
る。

第１図に、本発明に係る石油式給湯機における比例燃焼
制御方法に用いる燃焼バーナノステムＡの全体構成を概
念的に示す。

図示するように、灯油を充填した貯油タンクＴから導出
した往き油木管Ｓは、並設した複数のガンタイプバーナ
装置Ｇ＋、　Ｇｚにそれぞれ接続されている。

かかる複数のガンタイプバーナ装置Ｇ、、　Ｇ２は、実
質的に同一の構成を具備するが、以下、ガンタイプバー
ナ装置Ｇ、を参照して、その構成を説明する。

貯油タンクＴから、フィルタＦ１を介し、往き油本管Ｓ
内に流入落下した灯油は、ガンタイプバーナ装置Ｇ１の
往き油支管ＳＢを介してポンプＰで加圧され、戻り大圧
力噴霧ノズルＮに供給されることになる。

第１図に示すように、戻り大圧力噴霧ノズルＮは、その
内部に噴出流路１０と戻り流路１１とを形成しており、
往き油支管Ｓ８を通して戻り大圧力噴霧ノズルＮに供給
されてきた灯油の一部が霧化さ、れて先端ノズル開口部
１２から噴出されるとともに、灯油の残部が、戻り流路
１１を通して後述する戻り油管Ｒに逆流されることにな
る。

即ち、第１図において、戻り油管Ｒば往き油支管ＳＲと
並設状態に設けられている。

そして、同戻り油管Ｒは、その一端を戻り大圧力噴霧ノ
ズルＮの戻りｆＬ路１１に連通連結するとともに、その
他端を、往き油支管Ｓ８のポンプＰの上流側に連通連結
しており、これによって、循環流路Ｃを形成している。

また、戻り油管Ｒの中途には、流量調整弁ＦＣと、フィ
ルタＦｔと、を磁弁りとが直列状態に取付けられている
。

そして、流量調整弁ＦＣを制御装置ＣＰＵによって制御
することにより、戻り油量をｍ節して、戻り大圧力噴霧
ノズルＮからの噴霧量を増減して、燃焼量を変化させる
ことができる。

また、戻り油管Ｒの中途に設けた電磁弁りによって、電
磁作動のポンプＰ停止時、戻り油管Ｒを通して灯油が戻
り大圧力噴霧ノズルＮに逆流するのを防止する。

さらに、フィルタＦ８によって、流量調整弁ＦＣに流入
する灯油内に含まれる微細な不純物を除去することがで
き、流量調整弁ＦＣの確実な作動を確保することができ
る。

ガンタイプバーナ装置Ｇ２も、前述したように、ガンタ
イプバーナ装！Ｇｌと実質的に同一の構成を有するので
、その説明は省略する。

なお、本実施例では、燃焼バーナ／ステムＡは２個のガ
ンタイプバーナ装置ｃ、、　Ｇｔとしたが、それ以上と
することもできる。

次に、上記構成を有する燃焼バーナノステムＡにおける
燃焼制御方法について、第２図及び第３図を参照して説
明する。

本発明にかかる燃焼制御方法においては、要求熱負荷が
一定値以下の場合は間欠燃焼を行い、それ以上の場合は
比例燃焼を行う。

また、本発明では、石油式給湯機Ｂの燃焼バーナノステ
ムＡは複数のガンタイプバーナ装置Ｇ１゜Ｇ１を具備す
るので、その組合せによって、大きなＴＤＲで比例燃焼
制御を行うことができる。

即ち、第２図に示すように、例えば、要求熱負傭が４号
より小さい場合は間欠燃焼で燃焼制御を行なう。

この間欠燃焼においては、−個のガンタイプバーナＧ、
のみ運転させ、最小要求熱負荷である１号（４０００キ
ロ力ロリー／時）を満たすことができる。

次に、１６００　ｋｃａｌ／ｈ　〜４００００　　ｋｃ
ａｌ／ｈの要求熱負荷が必要な場合は、同様に一個のガ
ンタイプバーナ装置Ｇ、を用いるが、この場合は、比例
燃焼制御で運転する。

その後、要求熱負荷が増大し２００００　ｋｃａｌ／ｈ
以上になると、両方のガンタイプバーナｃｚＧｔを比例
燃焼制御で運転して、最大要求熱負荷である４００００
　　ｋｃａｌ／ｈを十分に満たすことができる。

一方、要求熱負荷を減少させる場合は、３２０００ｋｃ
ａｌ／ｈにおいて、ガンタイプバーナＧ２の作動を停止
して、ガンタイプバーナＧｌのみ作動させる。

要求熱負荷の増大運転と減少運転におけるガンタイプバ
ーナの切換号数に差を設けたのは、ハンチングを防止す
るためである。

このように、大きな最大要求熱負荷が要求される石油式
給湯ＩＡにおいても、各ガンタイプバーナ装置Ｇｌ＋　
Ｇｘが負担する最大要求熱負荷を小さくすることができ
るので、ＴＤＲを小さくすることができ、特別な流量調
整弁ＦＣを用いることなく、燃焼バーナシステムの制御
を容易かつ正確に行うことができる。

また、各ガンタイプバーナ装置Ｇｌ＋　ｃ、が負担する
最大要求熱負荷を小さくすることができるので、第３図
に示すように、騒音値を効果的に低減することができる
。

即ち、一つのガンタイプバーナ装置Ｇ、で４００００ｋ
ｃａｌ／ｈまで出力した場合の騒音レベルをａ　ｄＢと
すると、同一のガンタイプバーナ装置１Ｆ　ｃ　＋で出
力を８００００　ｋｃａｌ／ｈまで増大した場合は、騒
音レベルをさらにｂ　ｄＢだけ増大することになる。こ
れに対して、本実施例のように、二つのガンタイプバー
ナ装置Ｇｘ　Ｇｚを用いて２０号まで出力した場合は、
騒音レベルはわずかｃ　ｄＢだけしか増大しない、この
ように、大出力運転においても騒音レベルを著しく低減
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る石油式給湯機における比例燃焼制
御方法に用いる燃焼パーナノステムの概念的構成説明図
、第２図は燃焼バーナノステムにおける燃焼運転制御を
示すグラフ、第３図は出力に対する騒音レベルを示すグ
ラフ、第４図は従来の給湯機の燃焼バーナシステムの構
成を示すブロック図、第５図は同燃焼バーナシステムの
ＴＤＲを示す説明図である。 図中、 Ａ：燃焼バーナシステム Ｃ：循環流路 ＦＣ：流量調整弁 Ｇｌ＋Ｇ２’ガンタイプバーナ装置 Ｎ：戻装大圧力噴霧ノズル Ｓ：往き油本管 Ｐ：ポンプ Ｒ：戻り油管 Ｔ：貯油タンク 第１図 第２図 第３図 律工１／ｈ〕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、単一の燃料供給配管に、それぞれ戻り式圧力噴霧ノ
   ズルを具備した比例燃焼式ガンタイプバーナ装置を、複
   数個、並列状態に接続し、一定以上の要求熱負荷を必要
   とする場合には、複数の比例燃焼式ガンタイプバーナ装
   置を、それぞれの要求熱負荷に応じて同時に燃焼させて
   、所定の要求熱負荷に達するように制御することを特徴
   とする石油式給湯機における比例燃焼制御方法。