JPH0415396Y2 - - Google Patents
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- JPH0415396Y2 JPH0415396Y2 JP1987130879U JP13087987U JPH0415396Y2 JP H0415396 Y2 JPH0415396 Y2 JP H0415396Y2 JP 1987130879 U JP1987130879 U JP 1987130879U JP 13087987 U JP13087987 U JP 13087987U JP H0415396 Y2 JPH0415396 Y2 JP H0415396Y2
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- vibrating
- wall
- water
- mold
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- Expired
Links
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- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、鋳型を高周波振動させながら溶湯を
鋳造する金属の連続鋳造機に用いる、高周波振動
鋳型に関する。
鋳造する金属の連続鋳造機に用いる、高周波振動
鋳型に関する。
［従来の技術］
第２図は金属の連続鋳造用の高周波振動鋳型
（以下本明細書では振動鋳型と略記する）の構成
の例を示す図である。振動鋳型の内壁１，１−
１，１−２，１−３，１−４はCu又はCu合金で
形成されている。外壁３，３−１，３−２，３−
３，３−４は補強材である。４は連結棒挿入孔
で、高周波振動は４に挿入した連結棒５を介して
振動鋳型の内壁１に伝えられる。第３図は第２図
のＡ−Ａ横断面の一部を示す図である。振動鋳型
の内壁１，１−１と外壁３，３−１の間の６は冷
却水通路で、冷却水は冷却水通路６を高流速で通
過して内壁１を冷却する。又内壁１は連結棒５を
介して高周波で加振される。
（以下本明細書では振動鋳型と略記する）の構成
の例を示す図である。振動鋳型の内壁１，１−
１，１−２，１−３，１−４はCu又はCu合金で
形成されている。外壁３，３−１，３−２，３−
３，３−４は補強材である。４は連結棒挿入孔
で、高周波振動は４に挿入した連結棒５を介して
振動鋳型の内壁１に伝えられる。第３図は第２図
のＡ−Ａ横断面の一部を示す図である。振動鋳型
の内壁１，１−１と外壁３，３−１の間の６は冷
却水通路で、冷却水は冷却水通路６を高流速で通
過して内壁１を冷却する。又内壁１は連結棒５を
介して高周波で加振される。
従つて内壁１の加振水冷面２は、高流速の冷却
水と高周波振動に曝されることとなるが、このた
めに加振水冷面２にはクラツクやエロージヨンが
発生する。特開昭59−197351号、及び特開昭59−
197348号公報はこのクラツクやエロージヨンを防
止する方法で、加振水冷面２のクラツクやエロー
ジヨンが甚しい箇所に、クツシヨン材や他の金属
や合金を貼りつける方法である。加振水冷面２の
クラツクやエロージヨンはこれらの方法で軽減は
されるが、長期間使用すると、貼りつけ材と加振
水冷面２の間に水が浸透してエロージヨンを発生
させたり、また貼りつけ材が剥落して冷却水路に
目詰まりを起すため、あるいは貼りつけ部分では
内壁１の冷却が損なわれるために、更に長期間の
使用にも耐える適当な振動鋳型が望まれていた。
水と高周波振動に曝されることとなるが、このた
めに加振水冷面２にはクラツクやエロージヨンが
発生する。特開昭59−197351号、及び特開昭59−
197348号公報はこのクラツクやエロージヨンを防
止する方法で、加振水冷面２のクラツクやエロー
ジヨンが甚しい箇所に、クツシヨン材や他の金属
や合金を貼りつける方法である。加振水冷面２の
クラツクやエロージヨンはこれらの方法で軽減は
されるが、長期間使用すると、貼りつけ材と加振
水冷面２の間に水が浸透してエロージヨンを発生
させたり、また貼りつけ材が剥落して冷却水路に
目詰まりを起すため、あるいは貼りつけ部分では
内壁１の冷却が損なわれるために、更に長期間の
使用にも耐える適当な振動鋳型が望まれていた。
［考案が解決しようとする問題点］
本考案は、長期間使用しても内壁１の加振水冷
面２にクラツクやエロージヨンが発生することの
ない、振動鋳型の提供を目的としている。
面２にクラツクやエロージヨンが発生することの
ない、振動鋳型の提供を目的としている。
［問題点を解決するための手段］
本考案は、銅あるいは銅合金よりなる内壁１を
振動させる振動鋳型において、該内壁１の加振水
冷面２に、第１図の如くにNiにFeを２〜８％含
有せしめたNi−Fe合金メツキ層７を介してCrメ
ツキ８を施した事を特徴とする、振動鋳型であ
る。
振動させる振動鋳型において、該内壁１の加振水
冷面２に、第１図の如くにNiにFeを２〜８％含
有せしめたNi−Fe合金メツキ層７を介してCrメ
ツキ８を施した事を特徴とする、振動鋳型であ
る。
［作用および実施例］
振動鋳型の内壁１は、注入した溶湯に健全な初
期凝固層を形成させるために、熱伝導性のよい銅
あるいは銅合金が使用され、他面が水冷されてい
る。又内壁１には、溶湯と内壁１との融着防止等
のために、１〜数10KHzの高周波振動が加えられ
る。内壁１の肉厚は、溶湯との接触部の温度を下
げるために又高周波振動の減衰を防ぐために、薄
肉が望ましく、通常は数mm〜数10mmとされる。
期凝固層を形成させるために、熱伝導性のよい銅
あるいは銅合金が使用され、他面が水冷されてい
る。又内壁１には、溶湯と内壁１との融着防止等
のために、１〜数10KHzの高周波振動が加えられ
る。内壁１の肉厚は、溶湯との接触部の温度を下
げるために又高周波振動の減衰を防ぐために、薄
肉が望ましく、通常は数mm〜数10mmとされる。
加振水冷面２のクラツクやエロージヨンが進行
すると、新しい振動鋳型に取替えるが、この取替
は煩瑣であり又コスト上も好ましくない。
すると、新しい振動鋳型に取替えるが、この取替
は煩瑣であり又コスト上も好ましくない。
本考案者等は、この加振水冷面２に発生するク
ラツクやエロージヨンの成因を研究した結果、こ
れらは冷却水の流速や高周波の加振によつて、加
振水冷面２に高圧力と低圧力が繰り返して生ずる
部分ができ、加振水冷面２と冷却水界面及びその
近傍で気泡の生成、崩壊が起り、このために加振
水冷面２が損傷する、いわゆるキヤビテーシヨン
エロージヨンによる事を知得した。
ラツクやエロージヨンの成因を研究した結果、こ
れらは冷却水の流速や高周波の加振によつて、加
振水冷面２に高圧力と低圧力が繰り返して生ずる
部分ができ、加振水冷面２と冷却水界面及びその
近傍で気泡の生成、崩壊が起り、このために加振
水冷面２が損傷する、いわゆるキヤビテーシヨン
エロージヨンによる事を知得した。
次にこのキヤビテーシヨンエロージヨンを防止
する手段としては、Ni−Fe合金メツキ層を介し
てCrメツキを施すことが極めて有効である事を
知得した。
する手段としては、Ni−Fe合金メツキ層を介し
てCrメツキを施すことが極めて有効である事を
知得した。
NiにFeを２〜８％含有せしめた合金メツキ層
｛MNS＝三島光産(株)｝は、銅あるいは銅合金と
の密着性にも優れており、又硬度がHv350と高く
クロムメツキがなくなつても加振水冷面を引続い
て保護するために、一層好ましい。Ni−Fe合金
メツキ層の厚みは0.01〜１mmで厚い方が耐久性が
あるために好ましい。
｛MNS＝三島光産(株)｝は、銅あるいは銅合金と
の密着性にも優れており、又硬度がHv350と高く
クロムメツキがなくなつても加振水冷面を引続い
て保護するために、一層好ましい。Ni−Fe合金
メツキ層の厚みは0.01〜１mmで厚い方が耐久性が
あるために好ましい。
次にNi−Fe合金メツキ層の上のクロムメツキ
層は硬質であり、キヤビテーシヨンエロージヨン
に耐久性を示し、又Ni−Fe合金メツキ層を介し
て行なうため、接合強度も高く、長期間にわたつ
て加振水冷面２を保護する。このクロムメツキ層
の厚さは、通常10〜50μｍである。
層は硬質であり、キヤビテーシヨンエロージヨン
に耐久性を示し、又Ni−Fe合金メツキ層を介し
て行なうため、接合強度も高く、長期間にわたつ
て加振水冷面２を保護する。このクロムメツキ層
の厚さは、通常10〜50μｍである。
尚本考案のNi−Fe合金メツキ層を介したCrメ
ツキは、加振水冷面２の全体に施してもよいが、
キヤビテーシヨンエロージヨンの発生が甚しい箇
所に局部的に行なつても、耐久性の優れた振動鋳
型とすることができる。
ツキは、加振水冷面２の全体に施してもよいが、
キヤビテーシヨンエロージヨンの発生が甚しい箇
所に局部的に行なつても、耐久性の優れた振動鋳
型とすることができる。
本考案の方法で、銅の内壁１の加振水冷面２
に、局部的に厚さ0.5mmにNi−Fe合金（Fe：7.1
％）メツキを施し、その上に約30μのクロムメツ
キを施して寿命試験を行なつたが、3000時間の操
業にも十分耐える性能であつた。
に、局部的に厚さ0.5mmにNi−Fe合金（Fe：7.1
％）メツキを施し、その上に約30μのクロムメツ
キを施して寿命試験を行なつたが、3000時間の操
業にも十分耐える性能であつた。
［考案の効果］
本考案によつて、加振水冷面２に発生していた
クラツクやエロージヨンが大幅に軽減され、振動
鋳型の寿命を大幅に延長させる事が可能となつ
た。
クラツクやエロージヨンが大幅に軽減され、振動
鋳型の寿命を大幅に延長させる事が可能となつ
た。
第１図は本考案のメツキの状態を示す図、第２
図は振動鋳型の例を示す図、第３図は第２図のＡ
−Ａ横断面の一部を示す図、である。 １，１−１，１−２，１−３，１−４……内
壁、２……加振水冷面、３，３−１，３−２，３
−３，３−４……外壁、４……連結棒挿入孔、５
……連結棒、６……冷却水通路、７……Ni−Fe
合金メツキ層、８……Crメツキ。
図は振動鋳型の例を示す図、第３図は第２図のＡ
−Ａ横断面の一部を示す図、である。 １，１−１，１−２，１−３，１−４……内
壁、２……加振水冷面、３，３−１，３−２，３
−３，３−４……外壁、４……連結棒挿入孔、５
……連結棒、６……冷却水通路、７……Ni−Fe
合金メツキ層、８……Crメツキ。
Claims (1)
- 銅あるいは銅合金よりなる内壁１を振動させる
高周波振動鋳型において、該内壁１の加振水冷面
２に、NiにFeを２〜８％含有せしめたNi−Fe合
金メツキ層を介してCrメツキを施した事を特徴
とする、金属の連続鋳造用の高周波振動鋳型。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987130879U JPH0415396Y2 (ja) | 1987-08-29 | 1987-08-29 | |
| ES198888113989T ES2034073T3 (es) | 1987-08-29 | 1988-08-26 | Metodo para hacer oscilar un molde para fundicion continua a altas frecuencias y molde hecho oscilar por tal metodo. |
| DE8888113989T DE3873451T2 (de) | 1987-08-29 | 1988-08-26 | Stranggusskokille und verfahren zu ihrer hochfrequenz-oszillierung. |
| EP88113989A EP0305930B1 (en) | 1987-08-29 | 1988-08-26 | Method of oscillating continuous casting mold at high frequencies and mold oscillated by such method |
| CA000575784A CA1316325C (en) | 1987-08-29 | 1988-08-26 | Method of oscillating continuous casting mold at high frequencies and mold oscillated by such method |
| KR1019880010986A KR920004972B1 (ko) | 1987-08-29 | 1988-08-29 | 연속주조주형을 고주파수로 진동시키는 방법과 이러한 방법에 의해 진동되는 주형 |
| AU21623/88A AU603251B2 (en) | 1987-08-29 | 1988-08-29 | Method of oscillating continuous casting mold at high frequencies and mold oscillated by such method |
| US07/237,740 US4867226A (en) | 1987-08-29 | 1988-08-29 | Method of oscillating continuous casting mold at high frequencies and mold oscillated by such method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987130879U JPH0415396Y2 (ja) | 1987-08-29 | 1987-08-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6438138U JPS6438138U (ja) | 1989-03-07 |
| JPH0415396Y2 true JPH0415396Y2 (ja) | 1992-04-07 |
Family
ID=31386435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987130879U Expired JPH0415396Y2 (ja) | 1987-08-29 | 1987-08-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0415396Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60145247A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-31 | Kawasaki Steel Corp | 連続鋳造用鋳型とその製造方法 |
| JPS63119954A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続鋳造用超音波振動鋳型 |
-
1987
- 1987-08-29 JP JP1987130879U patent/JPH0415396Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60145247A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-31 | Kawasaki Steel Corp | 連続鋳造用鋳型とその製造方法 |
| JPS63119954A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続鋳造用超音波振動鋳型 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6438138U (ja) | 1989-03-07 |
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