JPH04152039A - ワーク・クランプ装置 - Google Patents

ワーク・クランプ装置

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JPH04152039A
JPH04152039A JP27646590A JP27646590A JPH04152039A JP H04152039 A JPH04152039 A JP H04152039A JP 27646590 A JP27646590 A JP 27646590A JP 27646590 A JP27646590 A JP 27646590A JP H04152039 A JPH04152039 A JP H04152039A
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circumferential
piston rod
work
axial
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、軸線方向の中央から一端部側へ寄った外周
部分にクランプ用の突部およびそれに対し周方向へ鈍角
にずれて位置する他の突部を有するとともに、横置きす
ると左右勝手違いとなる二種類の筒状のワークを位置決
め固定する装置に関するものである。
(従来の技術) 上述の如きワークとしては例えば、自動車のパワーステ
アリング装置に用いられる左ハンドル仕様用および右ハ
ンドル仕様用の二種類のステアリングギヤハウジングを
それぞれ形成するための二種類の鋳造されたワークがあ
り、これらのワークは、筒状をなすとともに、それらの
軸線方向の中央から一端部側へ寄った外周部分に、クラ
ンプ用の突部とし得る補強リブおよび、それに対し周方
向へ鈍角に(120°程度)ずれて位置する他の突部と
してのバルブ取り付は用フランジを有し、かつ、横置き
すると左ハンドル仕様用と右ハンドル仕様用とて左右勝
手違いの形状となっている。
そして、かかる二種類のワークの側部に孔明は等の加工
を施す場合に、それらのワークの何れをも周方向に所定
の向きで位置決めして固定する従来のワーク・クランプ
装置としては、例えば以下の如きものがある。
この装置は、互いに対向する二つの軸線方向挟持部材の
相対的な接近移動に基づき、それら二つの軸線方向挟持
部材をワークの軸線方向両端部に嵌め合わせて、上記二
種類のワークを、その補強リブおよびバルブ取り付は用
フランジに近い側の端部が同一方向へ向く姿勢で挟持(
クランプ)する軸線方向挟持機構を具えるとともに、そ
の軸線方向挟持機構によって挟持された上記ワークの直
径方向両側方に位置し、それら二種類のワークの上記補
強リブの、接線方向へ向く側面と各々掛合して、それら
二種類のワークを、その補強リブが互いに直径方向へ対
抗する周方向位置で位置決めする二つの周方向位置決め
部材を具え、さらに、上記軸線方向挟持機構によって挟
持されたワークの直径方向両側方で上記二つの周方向位
置決め部材に各々対向して位置し、ワークの接線方向へ
のピストンロッドの前進移動に基づき、上記二つの周方
向位置決め部材の一方とそのピストンロッドとの間で上
記補強リブを挟持する二本の周方向固定用シリンダを具
えてなる。
(発明か解決しようとする課題) しかしながらかかる従来の装置にあっては、上記軸線方
向挟持機構と二本の周方向固定用シリンダとの作動を制
御装置で制御するに際し、位置決め固定するワークの種
類を作業者が制御装置に入力して、その種類に対応する
周方向固定用シリンダを作動させる二とにより、鋳造ワ
ークを周方向へ位置決めして固定していた。
これがため上記従来のワーク・クランプ装置では、作業
者か入力するワークの種類を誤るとワークの位置決めや
固定が不完全となって加工不良か生ずる可能性かあり、
また加工の自動化ができないという不都合もあった。
そして、これらの問題を解決すべくワークの種類を自動
的に検知するために、ワーク・クランプ装置内に、ワー
クの突部としての上記補強リブやバルブ取り付は用フラ
ンジを直接的に検知するスイッチやセンサを設けようと
しても、それらに隣接し得る場所にスイッチやセンサを
設置するとワークの周囲のスペースが狭くなって、その
スイッチあるいはセンサが、上記二本の周方向固定用シ
リンダや加工工具と干渉したり、切粉の排出を妨げたり
するおそれがあった。
この発明はかかる従来装置の課題を有利に解決したワー
ク・クランプ装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明のワーク・クランプ装置は、軸線方向の中央か
ら一端部側へ寄った外周部分にクランプ用の突部および
それに対し周方向へ鈍角にずれて位置する他の突部を有
するとともに、横置きすると左右勝手違いとなる二種類
の筒状のワークを位置決め固定する装置であって、互い
に対向する二つの軸線方向挟持部材の相対的な接近移動
に基づき、それら二つの軸線方向挟持部材を前記ワーク
の軸線方向両端部に嵌め合わせて、前記二種類のワーク
を、前記口つの突部に近い側の端部か同一方向へ向く姿
勢て挟持する軸線方向挟持手段を具えるとともに、前記
軸線方向挟持手段によって挟持された前記ワークの直径
方向両側方に位置し、それら二種類のワークの前記クラ
ンプ用の突部の、接線方向へ向く側面と各々掛合して、
それら二種類のワークを、前記クランプ用の突部が互い
に直径方向へ対抗する周方向位置で位置決めする二つの
周方向位置決め部材を具え、さらに、前記軸線方向挟持
手段によって挟持された前記ワークの直径方向両側方で
前記口つの周方向位置決め部材に各々対向して位置し、
前記ワークの接線方向へのピストンロッドの前進移動に
基づき、前記口つの周方向位置決め部材の一方とそのピ
ストンロッドとの間で前記クランプ用突部を挟持する二
本の周方向固定用シリンダを具える装置において、前記
二本の周方向固定用シリンダをそれぞれ、ピストンロッ
ドが二段階に前進するものとし、また、前記口つの軸線
方向挟持部材の少なくとも一方を、前記ワークの軸線方
向端部と掛合してそのワークとともに前記軸線周りに回
動するものとし、そして、前記ワークを、前記口つの軸
線方向挟持部材の間に、前記口つの突部に近い側の端部
か同一方向へ向くとともに前記周方向位置決め部材の一
方と前記クランプ用突部とが近接もしくは密接する姿勢
となるように供給するワーク供給手段と、前記ワークと
掛合した前記軸線方向挟持部材の回動方向を検出するこ
とにて前記ワークの回動方向を検知するワーク回動方向
検知手段と、前記二本の周方向固定用シリンダをそれぞ
れピストンロッドか一段目まで前進するように作動させ
、それらのピストンロッドの一方と前記性の突部との当
接による前記ワークの軸線周りの回動の方向を前記ワー
ク回動方向検知手段から入力して前記ワークの種類を判
定し、その種類に対応して、前記性の突部にピストンロ
ッドが当接した周方向固定用シリンダをそのピストンロ
ッドが後退するように作動させてから、前記クランプ用
突部に当接し得る方の前記周方向固定用シリンダを、ピ
ストンロッドかさらに二段目まで前進するように作動さ
せる周方向固定用シリンダ制御手段と、を設けたことを
特徴とするものである。
(作用) かかる装置にあっては、先ず、二つの軸線方向挟持部材
の間に、ワーク供給手段によって、前記二種類の筒状の
ワークが、種類が異なってもその二つの突部に近い側の
端部が同一方向へ向くとともに周方向位置決め部材とク
ランプ用突部とが近接もしくは密接する姿勢となるよう
に供給され、次いで、軸線方向挟持手段が、互いに対向
する二つの軸線方向挟持部材の相対的な接近移動に基づ
きそれら二つの軸線方向挟持部材をワークの軸線方向両
端部に嵌め合わて、そのワークを前記姿勢のままで挟持
する。
このときワークの前記性の突部は、ワークの直径方向両
側方に位置する周方向位置決め部材に近接もしくは密接
する前記クランプ用突部に対し周方向へ鈍角にずれて位
置しているので、二本の周方向固定用シリンダのうちそ
のワークの種類に応じた所定の一方のシリンダのピスト
ンロッド先端に近接して位置し、一方前記前記クランプ
用突部は、もう−本の周方向固定用シリンダのピストン
ロッド先端から離間して位置することになる。
次いでここでは、周方向固定用シリンダ制御手段が、二
本の周方向固定用シリンダをそれぞれピストンロッドが
一段目まで前進するように作動させ、これによって、前
記性の突部に近接して位置するピストンロッド先端がそ
の突部に当接して、ワークがその種類に応じた所定の方
向へ軸線周りに回動すると、ワーク回動方向検知手段が
、そのワークと掛合した前記軸線方向挟持部材の回動方
向を検出し、その結果に基づき前記ワークの回動方向を
検知して、それを出力する。
そしてここでは、周方向固定用シリンダ制御手段が、前
記ワーク回動方向検知手段が検知したワークの回動方向
からワークの種類を判定し、そのワークの種類に対応し
て、前記性の突部にピストンロッドが当接した周方向固
定用シリンダをそのピストンロッドが後退するように作
動させてから、クランプ用突部に当接し得る方の周方向
固定用シリンダをピストンロッドが、さらに二段目まで
前進するように作動させ、この二とにて、二つの周方向
位置決め部材の一方とそのピストンロッドとの間でワー
クのクランプ用突部が挟持されて、ワークか周方向に所
定の向きで位置決め固定される。
従って、この発明の装置によれば、位置決め固定するワ
ークの種類に対応する周方向固定用シリンダを作動させ
るためにそのワークの種類を作業者か創面装置に入力し
なくても、ワークをその種類に応じて自動的に位置決め
固定することかできるので、作業者が入力するワークの
種類の誤りによりワークの位置決めや固定が不完全とな
って加工不良が生ずるのを防止することかでき、また加
工を自動化することもできる。
しかもここでは、ワーク回動方向検知手段か、軸線方向
挟持部材の回動方向を検知し、その結果から周方向固定
用シリンダ割面手段か、ワークの種類を判定するので、
ワーク・クランプ装置内に、ワークの突部を直接的に検
知するスイッチやセンサを設ける必要がなく、それゆえ
ワークの周囲のスペースを狭めることかないので、二本
の周方向固定用シリンダや加工工具と上記スイッチやセ
ンサとの干渉の問題を避は得るとともに、切粉の排出を
円滑ならしめることができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は、この発明のワーク・クランプ装置の一実施例
を示す側面図、第2図は第1図の矢印■方向から見た下
面図であり、図中IRおよびILは、自動車のパワース
テアリング装置に用いられる左ハンドル仕様用および右
ハンドル仕様用の二種類のステアリングギヤハウジング
をそれぞれ形成するための二種類の鋳造されたワークを
示す。(ワークルについては一点鎖線で示す。) これらのワーク1R、1Lは、筒状をなすとともに、そ
れらの軸線方向の中央から一端部側へ寄った外周部分に
、クランプ用の突部とし得る補強リブI Ra。
lLaおよび、それに対し周方向へ鈍角に(120’程
度)ずれて位置する他の突部としてのバルブ取り付は用
フランジIRb、 lLbを有し、かつ、横置きすると
左ハンドル仕様用と右ハンドル仕様用とて左右勝手違い
の形状となっている。
そして、この実施例のワーク・クランプ装置は、かかる
二種類のワーク1R、1Lの側部に孔明は等の加工を施
す場合に、それらのワーク1R、1Lの何れをも周方向
に所定の向きで位置決めして固定するため、以下の如く
構成されている。
すなわちこの装置は、軸線方向挟持手段としての軸線方
向挟持機構2を具えており、この軸線方向挟持機構2は
、互いに軸線方向へ整列して対向する二本のクランパロ
ッド3,4をそれぞれ、図示しない二つのエアシリンダ
でその軸線方向へ互いに接近および離間移動させ、その
接近移動に基づき、それら二本のクランパロッド3,4
をワークIR。
比の軸線方向両端部に嵌め合わせて、それらのワークI
R,比を一本、その補強リブIRa、 lLaおよびバ
ルブ取り付は用フランジIRb、 ILbに近い側(7
) i部IRc、 ILcが同一方向(第1図では下方
)へ向く姿勢で、その軸線をクランパロッド3,4と整
列させて挟持することかできる。
ここで、上記二本のクランパロッド3.4は各々、その
軸線周りに回動自在に枢支されており、かつ、それらの
先端部の截頭円錐状の外周面で前記ワークlR,ILの
軸線方向端部の截頭円錐状の内周面と摩擦掛合すること
ができ、このことにて、上記二本のクランパロッド3,
4は、それらの間に挟持したワークIR,LLが軸線周
りに回動されると、それに伴って軸線周りに回動される
またこの装置は、図示しない固定部位に各々固定された
二つの周方向位置決め部材5.6を具えており、これら
の周方向位置決め部材5.6は、上記軸線方向挟持機構
2によって挟持された上記ワーク1R、1Lの直径方向
両側方に位置し、それら二種類のワークIR,比の上記
補強リブlRa、 ILaの、接線方向へ向く側面と各
々L字状の受は面5a、 6aで掛合して、それら二種
類のワークLR,比を、第2図に示す如くにその補強リ
ブIRa、lLaが互いに直径方向へ対抗する周方向位
置で位置決めすることかできる。
なお、ここにおける周方向位置決め部材5.6は、上記
り字状の受は面5a、 6aで、第1図に示すように上
記補強リブIRa、lLaの、軸線方向へ向く側面と掛
合して、二種類のワーク1R、1Lを軸線方向について
も位置決めする二とができる。
さらにこの装置は、二本の周方向固定用シリンダ7.8
を具えており、これらの周方向固定用シリンダ7.8は
、上記軸線方向挟持機構2によって挟持されたワークl
R,ILの直径方向両側方で上記二つの周方向位置決め
部材5,6に各々対向して位置し、ワークIR,lLの
接線方向へのピストンロッド7a、 8aの前進移動に
基づき、上記二つの周方向位置決め部材5.6の一方と
そのピストンロッド7a。
8aとの間で上記補強リブlRa、 ILaを挟持する
ことができる。
ここで、上記二本の周方向固定用シリンダ7.8として
はそれぞれ、ピストンロッド7a、 8aか二段階に前
進する通常の二段シリンダが用いられている。
加えてこの実施例の装置には、ワーク供給手段としての
ワークローダ9が設けられており、このワークローダ9
は、通常の多関節型ロボットからなり、図示しないシュ
ートによって上記端部IRc。
lLcか同一方向へ向くとともにその補強リブlRa。
lLaか互いに直径方向へ概略対抗する周方向位置とな
るように所定場所に搬入された二種類のワーク1R、1
Lをハンド9aて把持し、そのハンド9aを三次元的に
移動させることにて、二種類のワークIR。
ILを、二本のクランパロッド3,4の間に、上記端部
IRc、比Cか同一方向(第1図では下方)へ向くとと
もに上記周方向位置決め部材5,6の一方と上記補強リ
ブIRa、 ILaとか近接する姿勢となるように供給
することかできる。
またこの装置では、ワーク回動方向検知手段としての二
つのマイクロスイッチ10.11 と、周方向固定用シ
リンダ制御手段としての通常のプログラマブルコントロ
ーラ12とか設けられており、ここにおけるマイクロス
イッチ10.11は、第3図にも示すように、クランパ
ロッド3の両側方に配置されて、そのクランパロッド3
の外周の互いに直径方向へ対抗する位置に突設された二
つの山形カム3a、 3bの周方向への移動を検出する
ことにより、クランパロッド30回動方向を検出し、ひ
いては、そのクランパロッド3と摩擦掛合したワークI
R。
ILの回動方向を検知して、その検知結果を信号として
出力することができる。
そしてここにおけるプログラマブルコントローラ12は
、上記ワークローダ9および上記マイクロスイッチ10
.11からの信号を入力し得るとともに、いくつかの電
磁式制御弁を具える空気圧制御回路13に開園信号を送
って、上記軸線方向挟持機構2の二本のエアシリンダの
進退作動と、上記二本の周方向固定用シリンダ7.8の
ピストンロッド7a。
8aの二段階の進退作動とを制御することができる。
かかるワーク・クランプ装置にあっては、第4図に示す
如き手順で、ワークの種類の判定およびそのワークの位
置決め固定が行われる。
すなわち、例えばワークIRについて説明すると先ずス
テップ101では、二つのクランパロッド3゜4の間に
、ワークローダ9によって一本のワークIRか、その端
部IRcが第1図では下方へ向くとともに補強リブIR
aか周方向位置決め部材5と近接する姿勢となるように
供給される。
次のステップ102では、プログラマブルコントローラ
12がワークローダ9からの供給完了信号に基づき軸線
方向挟持機構2を作動させることにて、軸線方向挟持機
構2が、クランパロッド3を前進移動させて、その先端
部を上記ワークIRの一端部に嵌合させてからさらにそ
のワークを押圧し、そのワークの補強リブIRaの軸線
方向へ向く側面を周方向位置決め部材5の受は面5aに
当接させることによりそのワークIRを軸線方向に位置
決めする。
続くステップ103では、プログラマブルコントローラ
12の制御により軸線方向挟持機構2か、クランパロッ
ド4をクランパロッド3よりは若干小さい押圧力で前進
させて、その先端部を上記ワークIRの他端部IRcに
嵌合させ、このことにて第1図中仮想線で示す如くそれ
ら二本のクランパロッド3.4で、上記ワークIRを前
記供給時の姿勢のままで挟持する。
このとき第5図(a)に示すように、ワークIRのバル
ブ取り付は用フランジIRbは、周方向位置決め部材5
に近接する補強リブlRaに対し周方向へ鈍角にずれて
位置しているため、二本の周方向固定用シリンダ7.8
のうちそのワークの種類に応じた所定の一方のシリンダ
8のピストンロッド8aの先端に近接して位置し、一方
補強リブlRaは、もう−本の周方向固定用シリンダ7
のピストンロッド7aの先端から離間して位置すること
になる。
次のステップ104では第5図(b)中矢印Aで示すよ
うに、プログラマブルコントローラ12が二本の周方向
固定用シリンダ7.8をそれぞれ同時に、ピストンロッ
ド7a、 8aか一段目まで前進するように作動させ、
これによってバルブ取り付は用フランジIRbに近接し
て位置するピストンロッド8aの先端がそのフランジI
Rbに当接して、ワークIRがその種類に応じた所定の
方向(図では時計方向)へ矢印Bて示す如く軸線周りに
回動すると、そのワークIRと掛合したクランパロッド
3も一緒に図では時計方向へ回動し、マイクロスイッチ
10が山形カム3aで押されてONとなって、そのワー
クIRと掛合したクランパロッド3の回動方向を検出し
、その結果に基づき前記ワークIRの回動方向を検知し
て、それを出力する。
その後のステップ105では、プログラマブルコントロ
ーラ12が、マイクロスイッチ10のON、 OFF状
態を入力信号から調べて、マイクロスイッチ10かON
であればステップ106へ進み、OFFてあればステッ
プ110へ進む。なおここでは、マイクロスイッチ10
が山形カム3aで押されてONとなったのでステップ1
06へ進む。
そしてステップ106では、プログラマブルコントロー
ラ12が、マイクロスイッチlOがONであったので挟
持しているワークの種類をワークIRと判定し、次のス
テップ107では第5図(C)中矢印Cで示すように、
プログラマブルコントローラ12か、バルブ取り付は用
フランジIRbにピストンロッド8aが当接した周方向
固定用シリンダ8を、そのピストンロッド8aか後退す
るように作動させる。
続くステップ108では第5図(d)中矢印りで示すよ
うに、プログラマブルコントローラ12が、挟持してい
るワークの種類に対応して、補強リブlRaに当接し得
る方の周方向固定用シリンダ7を、ピストンロット7a
かさらに二段目まて前進するように作動させ、このこと
にて、ピストンロッド7aの先端に補強リブlRaか当
接してワークIRか上記と逆方向(図では反時計方向)
へ矢印Eて示す如(軸線周りに回動してから、補強リブ
IR&か、方の周方向位置決め部材5とそのピストンロ
ッド7aとの間で挟持されて、ワークIRか周方向に所
定の向きて位置決め固定される。
その後のステップ109ては第5図(e)中矢印Fて示
すように、プログラマブルコントローラ12か、バルブ
取り付は用フランジIRbにピストンロッド8aか当接
した周方向固定用シリンダ8を、そのピストンロッド8
aか周方向固定用シリンダ7のピストンロッド7aより
も小さい押圧力で前進するように作動させ、このことに
て、バルブ取り付は用フランジlRbにピストンロッド
8aか再び、かつ比較的弱く当接して、そのフランジI
Rbも固定される。
この一方、ワーク比については、ステップ101〜ステ
ップ104まては上記と同様に作動するか、ステップ1
05では、マイクロスイッチlOがOFFとなっている
ので、そこからステップ110へ進む。
ステップ110では、プログラマブルコントローラ12
が、マイクロスイッチ11のON、 OFF状態を入力
信号から調べて、マイクロスイッチ11がONであれば
ステップ111へ進み、OFFであればピストンロッド
7a、 8aがいずれもバルブ取り付は用フランジIR
bもしくはILbに当接しなかったことになるので、ワ
ークが供給されていないと判断する。なおここでは、マ
イクロスイッチ11か山形カム3bで押されてONとな
ったのでステップ111へ進む。
そして、ステップ111ではプログラマブルコントロー
ラ12か、マイクロスイッチ11かONであったので挟
持しているワークの種類をワークILと判定し、それ以
後のステップ112〜ステツプ114ては、上記ステッ
プ107〜ステツプ109と同様にして、そのワークI
Lが周方向に所定の向きで位置決め固定される。
従って、この実施例の装置によれば、位置決め固定する
ワーク1R、1Lの種類に対応する周方向固定用シリン
ダ7.8を作動させるためにそのワーク1R、1Lの種
類を作業者が制御装置に入力しなくても、ワークIR,
lLをその種類に応じて自動的に位置決め固定すること
ができるので、作業者が入力するワークの種類の誤りに
よりワークの位置決めや固定が不完全となって加工不良
が生ずるのを防止することができ、また加工を自動化す
ることもできる。
しかもここでは、マイクロスイッチ10.11が、クラ
ンパロッド3,4の回動方向を検知し、その結果からプ
ログラマブルコントローラ12が、ワーク1R、1Lの
種類を判定するので、ワーク・クランプ装置内に、ワー
ク1R、1Lの突部を直接的に検知するスイッチやセン
サを設ける必要がなく、それゆえワークlR,ILの周
囲のスペースを狭めることがないので、二本の周方向固
定用シリンダ7.8や加工工具と上記スイッチやセンサ
との干渉の問題を避は得るとともに、切粉の排出を円滑
ならしめることかできる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば、ワークは、上記例の
ワーク1R、1Lには限定されず、軸線方向の中央から
一端部側へ寄った外周部分にクランプ用の突部およびそ
れに対し周方向へ鈍角にずれて位置する他の突部を有す
るとともに、横置きすると左右勝手違いとなる二種類の
筒状のものであれば良い。
また例えば、ワーク回動方向検知手段は、クランパロッ
ド3,4の突部の周方向移動を検出する近接センサや、
クランパロッド3,4の回動角を検出するロータリエン
コーダでも良い。
(発明の効果) かくしてこの発明のワーク・クランプ装置によれば、位
置決め固定するワークの種類に対応する周方向固定用シ
リンダを作動させるためにそのワークの種類を作業者か
制御装置に入力しなくても、ワークをその種類に応じて
自動的に位置決め固定することかできるので、作業者が
入力するワークの種類の誤りによりワークの位置決めや
固定か不完全となって加工不良が生ずるのを防止する二
とかでき、また加工を自動化することもできる。
しかもここでは、ワーク回動方向検知手段か、軸線方向
挟持部材の回動方向を検知し、その結果から周方向固定
用シリンダ開園手段が、ワークの種類を判定するので、
ワーク・クランプ装置内に、ワークの突部を直接的に検
知するスイッチやセンサを設ける必要がなく、それゆえ
ワークの周囲のスペースを狭める二とかないので、二本
の周方向固定用シリンダや加工工具と上記スイッチやセ
ンサとの干渉の問題を避は得るとともに、切粉の排出を
円滑ならしめることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のワーク・クランプ装置の一実施例を
示す側面図、 第2図は上記実施例の装置を第1図の矢印■方向から見
た一部切欠き下面図、 第3図は上記実施例の装置におけるクランパロッドおよ
びマイクロスイッチを第1図の矢印■方向から見た正面
図、 第4図は上記実施例の装置の作動手順を示すフローチャ
ート、 第5図(a)〜(e)は上記実施例の装置の作動状態を
各々示す説明図である。 1R、1L・・・ワーク    2・・・軸線方向挟持
機構3.4・・・クランパロッド 5.6・・・周方向位置決め部材 7.8・・・周方向固定用シリンダ 9・・・ワークローダ 10.11・・・マイクロスイッチ 12・・・プログラマブルコントローラ第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸線方向の中央から一端部側へ寄った外周部分に、
    クランプ用の突部(1Ra、1La)および、それに対
    し周方向へ鈍角にずれて位置する他の突部(1Rb、1
    Lb)を有するとともに、横置きすると左右勝手違いと
    なる二種類の筒状のワーク(1R、1L)を位置決め固
    定する装置であって、 互いに対向する二つの軸線方向挟持部材(3、4)の相
    対的な接近移動に基づき、それら二つの軸線方向挟持部
    材を前記ワークの軸線方向両端部に嵌め合わせて、前記
    二種類のワークを、前記二つの突部に近い側の端部が同
    一方向へ向く姿勢で挟持する軸線方向挟持手段(2)と
    、 前記軸線方向挟持手段によって挟持された前記ワークの
    直径方向両側方に位置し、それら二種類のワークの前記
    クランプ用の突部の、接線方向へ向く側面と各々掛合し
    て、それら二種類のワークを、前記クランプ用の突部が
    互いに直径方向へ対抗する周方向位置で位置決めする二
    つの周方向位置決め部材(5、6)と、 前記軸線方向挟持手段によって挟持された前記ワークの
    直径方向両側方で前記二つの周方向位置決め部材に各々
    対向して位置し、前記ワークの接線方向へのピストンロ
    ッドの前進移動に基づき、前記二つの周方向位置決め部
    材の一方とそのピストンロッドとの間で前記クランプ用
    突部を挟持する二本の周方向固定用シリンダ(7、8)
    と、を具えるワーク・クランプ装置において、 前記二本の周方向固定用シリンダをそれぞれ、ピストン
    ロッドが二段階に前進するものとし、前記二つの軸線方
    向挟持部材の少なくとも一方を、前記ワークの軸線方向
    端部と掛合してそのワークとともに前記軸線周りに回動
    するものとし、前記ワークを、前記二つの軸線方向挟持
    部材の間に、前記二つの突部に近い側の端部が同一方向
    へ向くとともに前記周方向位置決め部材の一方と前記ク
    ランプ用突部とが近接もしくは密接する姿勢となるよう
    に供給するワーク供給手段(9)と、前記ワークと掛合
    した前記軸線方向挟持部材の回動方向を検出することに
    て前記ワークの回動方向を検知するワーク回動方向検知
    手段(10、11)と、前記二本の周方向固定用シリン
    ダをそれぞれピストンロッドが一段目まで前進するよう
    に作動させ、それらのピストンロッドの一方と前記他の
    突部との当接による前記ワークの軸線周りの回動の方向
    を前記ワーク回動方向検知手段から入力して前記ワーク
    の種類を判定し、その種類に対応して、前記他の突部に
    ピストンロッドが当接した周方向固定用シリンダをその
    ピストンロッドが後退するように作動させてから、前記
    クランプ用突部に当接し得る方の前記周方向固定用シリ
    ンダをピストンロッドがさらに二段目まで前進するよう
    に作動させる周方向固定用シリンダ制御手段(12)と
    、を設けたことを特徴とする、ワーク・クランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003048131A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 鋼管端面加工装置

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