JPH04152003A - 切刃素材を備えたブロック成形体および小径工具用素材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、多結晶焼結体からなる切刃素材を備えたブロ
ック成形体および小径工具用素材に関し、特に切刃素材
の焼結による固着強度が高められるようにしたものであ
る。

（従来の技術） 従来、多結晶焼結体からなる切刃素材を備えたブロック
成形体としては、例えば、特開昭６１２０９８２１号公
報などで開示されている。そして、この公報にみられる
ものは、成形体の本体部分の接合面が平坦面をなして、
この平坦面上に前記切刃素材が超高圧高温下で焼結固着
されるものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前述した公報にみられるブロック成形体
は、切刃素材の固着強度が不足することがあり、特に、
このブロック成形体から得られた小径用工具素材で小径
のドリル、エンドミルなどを製作した場合、前記切刃素
材が欠落してしまうおそれがあった。したがって、工具
の安全性および信頼性の点で解決すべき問題点とされて
いた。

このようなことから１本発明では、切刃素材の焼結によ
る固着強度が高められるように改善したものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述の点に鑑みなされたもので。

ブロック成形体の接合面には、予め係合溝が設けられ、
この係合溝に対しては、前記切刃素材が焼結固着される
ように構成したものである。したがって、このブロック
成形体から切出された棒状をなす小径工具素材について
も、切刃素材に対する接合面に前記係合溝が存在し、切
刃素材固着強度を高めるものである。

（作用） 本発明における多結晶焼結体からなる切刃素材を備えた
ブロック成形体は、切刃素材に対するブロック本体の接
合面に係止溝が形成されていることから、この係止溝の
凹凸によって接合面積が増加し、また各種の方向からの
圧力に対しても充分に対抗できるものである。したがっ
て、小径のエンドミル、ドリルなどに適用しても、接合
面にかかる切削抵抗に充分に耐えることができるもので
ある。

（実施例） 以下、本発明切刃素材を備えたブロック成形体および小
径工具用素材における一実施例について、図を参照しな
がら説明する。

第１図において、（１）は、ブロック本体（２）および
切刃素材（３）からなるブロック成形体であり、このブ
ロック本体（２）は、超硬合金、サーメットなどからな
っている。これに対し、切刃素材（３）は、ダイヤモン
ド、立方晶窒化硼素などの多結晶焼結体からなるもので
、超高圧高温下でブロック本体（２）に焼結固着される
。

前記ブロック本体（２）は、第２図および第３図で示さ
れているように、その接合面には、例えば７字状をなす
係合溝（４）が形成されているものである。この場合、
図示のような７字状の係合溝（４）では、谷の深さＴ、
山のピッチＷで示されるが通常Ｔ＝０．１〜Ｉ＋ｎｍ、
　Ｗ＝０．ｌ　−１＋＋ｕｎの範囲が好適する。

これは、０．１ｍｍ未満の場合では、粗面と同様に固着
強度の増加が少なく、また１ｆｆＩＩｎをこえる場合に
は、小径工具の刃先直径などから接合面に傾斜面のみで
凹凸が形成されなくなり不具合となるからである。

第４図は、第１図でみられるブロック成形体（１）から
例えばワイヤカットにより切出した棒状を呈する小径工
具用素材（５）である。この小径工具用素材（５）は、
素材本体（６）および切刃素材（３）からなり、素材本
体（６）の接合面には、前述した係合溝（４）が残存し
ているものである。したがって、この係合溝（４）の存
在によって、切刃素材（３）に対する接合面積が増加し
、また各種の方向圧に対しても充分耐えることができる
ものである。このことからすれば、係合溝（４）は、単
純な平行溝よりは、直交または斜交する交差溝の方が好
ましい。

（発明の効果） 本発明は、以上説明したように、ブロック本体＋ｚ＋　
Ｊ３よび素材本体（６）における切刃素材（３）に対す
る接合面には、係合１１１Ｉ（４）が存在するようにし
たものであるから、切刃素材（３）の焼結による固着力
が増加し、小径工具１こ適用した場合切刃素材（３）の
欠落の可能性がなくなることが期待できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明切刃素材を備えたブロック成形体の一
実施例を示す斜視図、第２図は、ブロック本体の正面図
、第３図は、その平面図、第４図は、本発明小径工具素
材の一実施例を示す斜視図である。 （１）−・ブロック成形体　　　（２）　−・・ブロッ
ク本体（３１−・切刃素材　　　　　　（４１−・係合
溝（５１−・小径工具用素材　　　（６１−・・素材本
体特許出願人　東芝タンガロイ株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）超硬合金、サーメットなどからなるブロック本体
   （２）の一端には、ダイヤモンド、立方晶窒化硼素など
   の多結晶焼結体からなる切刃要素（３）が備えられるよ
   うにした切刃素材を備えたブロック成形体において、 前記ブロック本体（２）の接合面には、係合溝（４）が
   設けられ、この係合溝（４）に対しては、前記切刃素材
   （３）が焼結固着されるようにしたことを特徴とする切
   刃素材を備えたブロック成形体。
2. （２）請求項１記載のブロック本体（２）から棒状に切
   出され、その素材本体（６）の係合溝（４）を残存させ
   た接合面には、切刃素材（３）が備えられるようにした
   小径工具用素材。