JPH04146364A - 内装面防菌防臭コーティング方法 - Google Patents
内装面防菌防臭コーティング方法Info
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- JPH04146364A JPH04146364A JP27170090A JP27170090A JPH04146364A JP H04146364 A JPH04146364 A JP H04146364A JP 27170090 A JP27170090 A JP 27170090A JP 27170090 A JP27170090 A JP 27170090A JP H04146364 A JPH04146364 A JP H04146364A
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〉
本発明は、バス、トイレ、キッチンなどの水を利用する
場所の建築内装材の仕上表面に、防菌。
場所の建築内装材の仕上表面に、防菌。
防臭効果のある物質を直接コーティングする内装面防菌
防臭コーティング方法に関する。
防臭コーティング方法に関する。
〈従来の技術〉
一般に屋内で水を使用する場所では、かびの発生が多く
環境衛生や美観上、あるいは建物の維持管理の面からも
問題となっている。
環境衛生や美観上、あるいは建物の維持管理の面からも
問題となっている。
このかびの発生を防ぐ方法として防菌、防臭剤の使用が
考えられるが、従来の防菌、防臭剤は、それ単独では他
の物質の表面に強固に付着することができないため、一
般の塗料の中に混入し、攪拌して作られた塗布剤を所要
の場所に塗っていた。
考えられるが、従来の防菌、防臭剤は、それ単独では他
の物質の表面に強固に付着することができないため、一
般の塗料の中に混入し、攪拌して作られた塗布剤を所要
の場所に塗っていた。
〈発明が解決しようとする課題〉
上述した従来の防菌、防臭加工方法は、内装面の最後の
仕上げに使われる塗料に防菌、防臭剤を混ぜて行われて
いる。ところが、塗装前の塗布剤は色彩や粘度が一見均
一であっても、塗料とこれに混入する薬剤が完全に混合
されていない場合が多い。したがって、塗布後、塗りむ
らや色むらが現れ易いばかりでなく、被処理物の表面に
防菌。
仕上げに使われる塗料に防菌、防臭剤を混ぜて行われて
いる。ところが、塗装前の塗布剤は色彩や粘度が一見均
一であっても、塗料とこれに混入する薬剤が完全に混合
されていない場合が多い。したがって、塗布後、塗りむ
らや色むらが現れ易いばかりでなく、被処理物の表面に
防菌。
防臭の多いところと少ないところができてしまい、被処
理物全面に完全なコーティングができないという欠点が
あった。
理物全面に完全なコーティングができないという欠点が
あった。
さらに、同一室内で色彩を変えるために多種類の塗料を
使用する場合など、それぞれの塗料に適量の防菌、防臭
剤の混入、攪拌をしなければならないこと、また防菌、
防臭剤等の余計なものを入れるためその調色も難しくな
ることなどの欠点があった。
使用する場合など、それぞれの塗料に適量の防菌、防臭
剤の混入、攪拌をしなければならないこと、また防菌、
防臭剤等の余計なものを入れるためその調色も難しくな
ることなどの欠点があった。
本発明の目的は、このような欠点を解消し、建物の内装
の表面は、従来の防菌、防臭の加工をしないで仕上げら
れる最良の状態に保ちながら、防菌、防臭剤を直接被処
理表面にコーティングすることによって美観を損なうこ
となく、むらなく完全に分子レベルのコーティングを可
能とする内装面防菌防臭コーティング方法を提供するこ
とにある。
の表面は、従来の防菌、防臭の加工をしないで仕上げら
れる最良の状態に保ちながら、防菌、防臭剤を直接被処
理表面にコーティングすることによって美観を損なうこ
となく、むらなく完全に分子レベルのコーティングを可
能とする内装面防菌防臭コーティング方法を提供するこ
とにある。
〈課題を解決するための手段〉
前記目的を達成するために、本発明の内装面防菌防臭コ
ーティング方法は、建築物の内装材表面の湿度の高い空
気に触れる部分に、防菌、防臭のためのコーティングを
行う方法において、美装が完成されている処理されるべ
き表面30sと、抗微生物処理剤との脱水縮合反応によ
り、被処理物表面30sに皮膜を形成する方法とする。
ーティング方法は、建築物の内装材表面の湿度の高い空
気に触れる部分に、防菌、防臭のためのコーティングを
行う方法において、美装が完成されている処理されるべ
き表面30sと、抗微生物処理剤との脱水縮合反応によ
り、被処理物表面30sに皮膜を形成する方法とする。
〈実施例〉
次に本発明について、図面を参照して詳しく説明する。
第1図は、本発明の一実施例の手順を示す流れ図である
。
。
第21!]は、第1図の実施例のコーティングに使用す
る抗微生物処理剤の例の構造式を示す説明図である。
る抗微生物処理剤の例の構造式を示す説明図である。
第3図は、第1図の実施例に2いて皮膜形成の状況を示
す説明図である。
す説明図である。
まず、本発明の一実施例に使用する抗微生物処理剤につ
いて説明する。
いて説明する。
この種の薬剤は、従来、前述のようにそれ単独では他の
物質の表面に強固に付着できないものであったが、近年
になって研究・開発された物質に、シリコン化合物があ
る。
物質の表面に強固に付着できないものであったが、近年
になって研究・開発された物質に、シリコン化合物があ
る。
特に、有機シラン(Organic 5ilane)は
、シランカップリング剤として、ガラス表面や樹脂表面
へ共有的に反応し結合することが証明されている。
、シランカップリング剤として、ガラス表面や樹脂表面
へ共有的に反応し結合することが証明されている。
一方、あるカチオン性の窒素化合物は殺菌特性をもって
いることが判っている。
いることが判っている。
このような窒素化合物と有機シランを合成したものに、
米国ダウコーニング社によって繊維用の抗菌加工剤とし
て商品化された抗菌防臭加工剤3−(トリメトキシシリ
ル)プロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロラ
イド(以下、5i−QACという)がある。
米国ダウコーニング社によって繊維用の抗菌加工剤とし
て商品化された抗菌防臭加工剤3−(トリメトキシシリ
ル)プロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロラ
イド(以下、5i−QACという)がある。
S 1−QACは、T−クロロプロピルトリメトキシシ
ランとオクタデシルジメチルアミンとの反応により合成
されたもので、無色透明で粘性があり、その構造式は、
第2図に示すとおりである。
ランとオクタデシルジメチルアミンとの反応により合成
されたもので、無色透明で粘性があり、その構造式は、
第2図に示すとおりである。
第2図の構造式において、左側の部位(トリメトキシシ
リル)はシランカップリング性を有しており、5i−Q
ACと被処理物、および5i−QAC同士の結合をさせ
る役目をもっている。
リル)はシランカップリング性を有しており、5i−Q
ACと被処理物、および5i−QAC同士の結合をさせ
る役目をもっている。
また、右側の部位(オクタデシルジメチルアンモニウム
クロライド)は殺菌性を有する役目をもっている。
クロライド)は殺菌性を有する役目をもっている。
しかも、S 1−QACは、第3図にモデル化して示し
たように、分子レベルの層を被塗布物体(被処理物体)
30の表面30sに幾層にも構成される。
たように、分子レベルの層を被塗布物体(被処理物体)
30の表面30sに幾層にも構成される。
第3図において、分子Mは、図中(1)、 (2)、
(3)。
(3)。
(4)の順に分子結合が行われる。
これらの結合のメカニズムは、共有結合、イオン結合に
よって行われる。
よって行われる。
第4I!Iは、共有結合をモデル化して示した説明図で
ある。
ある。
第5図は、イオン結合(静電結合)をモデル化して示し
た説明図である。
た説明図である。
なお、5i−QACの付着作用が行われるときには水が
必要である。
必要である。
第4図(a)に示すように水に希釈された5i−QAC
は、メトキシ基の加水分解および脱メタノール反応によ
り、第4図(b)の状態から同図(c)のようにS i
−QACと被処理物の表面30sの脱水縮合反応によ
り、また第4図(c)の状態から同図(d)のように5
i−QAC同志の脱水縮合反応により、被処理物表面3
0sに強固に結合する。
は、メトキシ基の加水分解および脱メタノール反応によ
り、第4図(b)の状態から同図(c)のようにS i
−QACと被処理物の表面30sの脱水縮合反応によ
り、また第4図(c)の状態から同図(d)のように5
i−QAC同志の脱水縮合反応により、被処理物表面3
0sに強固に結合する。
また、第5図(a)に示すように被処理物30の表面3
0sは水中においてマイナスに帯電する。
0sは水中においてマイナスに帯電する。
水に希釈された5i−QACは、シラノールグループを
形成するとともに、5i−QACのカチオン(アンモニ
ウムヘッド)が被処理物の表面にイオン的に引き寄せら
れ、同図(b)のようにイオン結合(静電結合)する。
形成するとともに、5i−QACのカチオン(アンモニ
ウムヘッド)が被処理物の表面にイオン的に引き寄せら
れ、同図(b)のようにイオン結合(静電結合)する。
その後、同図(c)に示すように5i−QAC同士の脱
水縮合反応によりシロキサン結合を行い、被処理物30
の表面30sに強固な皮膜を形成する。
水縮合反応によりシロキサン結合を行い、被処理物30
の表面30sに強固な皮膜を形成する。
次に5i−QACを用いて、バス、トイレ、キッチンな
ど、水を使う場所の内装材表面をコーティングする場合
の施工手順について説明する。
ど、水を使う場所の内装材表面をコーティングする場合
の施工手順について説明する。
第11!lに示すように、まず手順11において内装の
タイル張り、塗装のすべてを終えた後、表面の汚れを分
解して除去し、除臭処理をする。
タイル張り、塗装のすべてを終えた後、表面の汚れを分
解して除去し、除臭処理をする。
次に手順12において処理物表面を水などで洗浄する。
次に手順13において、防菌、防臭のコーティングを行
う。このとき前記のように内装材表面と5l−QACの
脱水縮合反応が起こり、5i−QACの分子同志も結合
して内装材表面に強固な皮膜が作られる。
う。このとき前記のように内装材表面と5l−QACの
脱水縮合反応が起こり、5i−QACの分子同志も結合
して内装材表面に強固な皮膜が作られる。
手順14において乾燥させ、最後に手順15において水
で洗浄する。
で洗浄する。
このような工程は、水によって反応し、しかも結合して
できた皮膜が非水溶性となる無色透明の5i−QACを
使用することによって、はじめて可能となる。
できた皮膜が非水溶性となる無色透明の5i−QACを
使用することによって、はじめて可能となる。
このようにして、タイル張りや塗装により美装を済ませ
た壁、床、天井などに一斉にコーティングする場合でも
、その境目などに気を使う必要がなく、唯一の抗菌、防
臭性のある物質を直接全面に塗布して加工し、均一でむ
らの全くない強固な皮膜を形成することができる。
た壁、床、天井などに一斉にコーティングする場合でも
、その境目などに気を使う必要がなく、唯一の抗菌、防
臭性のある物質を直接全面に塗布して加工し、均一でむ
らの全くない強固な皮膜を形成することができる。
また、必要に応じ、同一塗装面の一部を選択的にコーテ
ィングすることも可能である。
ィングすることも可能である。
〈発明の効果〉
以上詳しく説明したように、水を使う場所などの美装を
済ませた内装面に抗微生物処理剤を直接コーティングす
ることにより、均一でむらのない防菌、防臭効果が得ら
れる。
済ませた内装面に抗微生物処理剤を直接コーティングす
ることにより、均一でむらのない防菌、防臭効果が得ら
れる。
したがって、効果の薄いところが一部に残るということ
はない。しかも、従来の塗料に防菌、防臭剤を混入する
場合に比べ、作業が容易で、仕上がりが美麗であるとい
う効果もある。
はない。しかも、従来の塗料に防菌、防臭剤を混入する
場合に比べ、作業が容易で、仕上がりが美麗であるとい
う効果もある。
第1I!Iは、本発明の一実施例の手順を示す流れ図で
ある。 第2!!Iは、第1!!lの実施例に使用する抗微生物
処理剤の例の構造式を示す説明図である。 第3図は、第1図の実施例において皮膜形成の状況を示
す説明図である。 第41!lは、第2図の構造式で示される物質の共有結
合をモデル化して示した説明図である。 第5図は、第2図の構造式で示される物質のイオン結合
をモデル化して示した説明図である。 11〜15・・・施工手順 30・・・被処理材 30s・・・被処理材の表面 M・・・分子特
許出願人 ジー・エム・シー株式会社代理人 弁理士
井ノロ 毒 牙 矛 目 (b) 0f−1 H〇−5 0f−1 (30ψに哩物 第 図 H H 0−5i −0−5
ある。 第2!!Iは、第1!!lの実施例に使用する抗微生物
処理剤の例の構造式を示す説明図である。 第3図は、第1図の実施例において皮膜形成の状況を示
す説明図である。 第41!lは、第2図の構造式で示される物質の共有結
合をモデル化して示した説明図である。 第5図は、第2図の構造式で示される物質のイオン結合
をモデル化して示した説明図である。 11〜15・・・施工手順 30・・・被処理材 30s・・・被処理材の表面 M・・・分子特
許出願人 ジー・エム・シー株式会社代理人 弁理士
井ノロ 毒 牙 矛 目 (b) 0f−1 H〇−5 0f−1 (30ψに哩物 第 図 H H 0−5i −0−5
Claims (1)
- 建築物の内装材表面の湿度の高い空気に触れる部分に、
防菌、防臭のためのコーティングを行う方法において、
実装が完成されている処理されるべき表面と、抗微生物
処理剤との化学または物理反応により、前記被処理物表
面に皮膜を形成する内装面防菌防臭コーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27170090A JPH04146364A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 内装面防菌防臭コーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27170090A JPH04146364A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 内装面防菌防臭コーティング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04146364A true JPH04146364A (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=17503629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27170090A Pending JPH04146364A (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 内装面防菌防臭コーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04146364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810698A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Paint House:Kk | 塗装方法 |
JP2000511887A (ja) * | 1996-05-07 | 2000-09-12 | エモリー ユニバーシティ | 水安定化オルガノシランの使用方法 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP27170090A patent/JPH04146364A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810698A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Paint House:Kk | 塗装方法 |
JP2000511887A (ja) * | 1996-05-07 | 2000-09-12 | エモリー ユニバーシティ | 水安定化オルガノシランの使用方法 |
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