JPH04145558A - 電源断回復時の面データ転送方式 - Google Patents

電源断回復時の面データ転送方式

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JPH04145558A
JPH04145558A JP2267977A JP26797790A JPH04145558A JP H04145558 A JPH04145558 A JP H04145558A JP 2267977 A JP2267977 A JP 2267977A JP 26797790 A JP26797790 A JP 26797790A JP H04145558 A JPH04145558 A JP H04145558A
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memory
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speed memory
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Masaru Shiine
賢 椎根
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 複数の面データを記憶する不揮発性メモリより必要な面
データを高速メモリに転送して処理を行うシステムにお
ける電源断回復時の面データ転送方式に関し、 高速メモリが電源断前に使用していた面データを電源断
回復後に不揮発性メモリより高速メモリに短時間で転送
することを目的とし、 不揮発性メモリ内に複数の面データを記憶し、該複数の
面データの中から必要な1面の面データを高速メモリに
転送し、記憶せしめて処理を行うシステムにおいて、前
記不揮発性メモリ内に前記高速メモリが電源断前に使用
していた面データの先頭アドレス値を記憶する使用面情
報記憶部と、電源を監視し、電源断が回復したときに電
源回復情報を出力する電源監視手段と、前記電源監視手
段より電源回復情報を受信して前記不揮発性メモリに対
し、先頭アドレス値より順次歩進するアドレス値を出力
して該不揮発性メモリの記憶する情報を前記高速メモリ
に出力せしめるとともに出力される該情報を入力する転
送制御手段と、前記転送制御手段より出力される前記ア
ドレス値を受信して予め記憶している前記使用面情報記
憶部のアドレス値と比較し、一致した場合に前記転送制
御手段に使用面情報記憶部検出情報を出力する使用面情
報記憶部検出手段と、前記転送制御手段より出力される
アドレス値を入力して予め記憶している各面データの最
終アドレス値と比較し、一致した場合に前記転送制御手
段のアドレス値の出力を停止させる最終アドレス検出手
段を備え、転送制御手段が使用面情報記憶部検出情報を
受信したときに、該転送制御手段より出力するアドレス
値を前記使用面情報記憶部より入力されるアドレス値に
変更して歩進を継続することにより前記高速メモリが電
源断前に使用していた面データを前記不揮発性メモリよ
り該高速メモリに転送するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数の面データを記憶する不揮発性メモリよ
り必要な面データを高速メモリに転送して処理を行うシ
ステムにおける電源断回復時の面データ転送方式に関す
る。
情報処理装置等においては、電源断が発生したときに必
要なデータを保存するため、不揮発性メモリを使用する
場合が多い。この不揮発性メモリは一般に読み出し速度
が低速であるため、処理を行う場合には不揮発性メモリ
より直接読み出しを行わずに高速メモリに記憶させて処
理を行う方法が一般に用いられている。しかし、高速メ
モリは高価であるため、不揮発性メモリに記憶する全デ
ータを高速メモリに記憶させるとシステムの経済性が損
なわれることとなる。このため、不揮発性メモリ内に記
憶するデータを処理単位ごとに分けて同一メモリ容量を
もつ複数の面データを構成し、高速メモリの記憶容量を
1面の面データを記憶するのみのものとして処理実行時
に不揮発性メモリ内の複数の面データの中から必要な1
面の面データを高速メモリに転送して記憶させ、該高速
メモリよりデータを読み出して処理を行うシステムが多
く使用されている。
このようなシステムにおいて電源断が発生すると、高速
メモリに記憶されている記憶内容は電源断によって消滅
するため、電源が回復したときに電源断前に高速メモリ
が記憶していた面データを不揮発性メモリより読み出し
て高速メモリに転送する必要がある。従来、この電源回
復時の面データの転送はマイクロ・プロセッサの制御に
より行われているが、プログラム制御により行うために
転送処理に時間を要するうえ、電源回復時にはマイクロ
・プロセッサ自身が暴走などを生じ易いため安定化まで
の時間も必要となり、このため面データの回復には長い
時間を要している。
このため、電源断が回復したときにマイクロ・プロセッ
サの介在なしに、高速メモリが電源断前に使用していた
面データを短時間で不揮発性メモリより高速メモリに転
送する面データの転送方式が必要となっている。
〔従来の技術〕
第4図は従来技術の構成図、第5図は従来技術のメモリ
マツプである。
第4図における不揮発性メモリ21にはn面の面データ
22が記憶されており、その中の1面である1面データ
(I≦i≦n)が高速メモリ23に記憶されて処理が行
われているものとする。このとき、不揮発性メモリ21
内の使用面情報記憶部24には高速メモリ23が1面デ
ータを使用中であることを示す使用面情報が記憶されて
いる。この使用面情報は1面データを識別できる内容の
ものであればよ(、そのフォーマットは後記のマイクロ
・プロセッサ(図示省略)に依存する。
第5図は以上の不揮発性メモリ2I及び高速メモリ23
のメモリマツプの例を示している。図示の如く、不揮発
性メモリ2Iに記憶されるn面の面データは同一メモリ
容量をもち、各面データはアドレス××00からxxF
F (1面データ及びn面データのアドレスはそれぞれ
1i00−iiFF及びnnoO〜nnFFで表す)ま
でのエリアに記憶されており、また、高速メモリ23は
面データ1面分の容量のみを有しているものとする。
以上の状態において電源断が発生すると高速メモリ23
に記憶されていた1面データは消滅し、処理は停止する
。しかし、不揮発性メモリ21内の使用面情報記憶部2
4には高速メモリ23が1面データを使用中であったこ
とが残されている。
電源断が回復すると図示省略されたマイクロ・プロセッ
サ(以下、MPUと記す)は不揮発性メモリ用の制御端
子36に、電源断前に高速メモリ23が使用していた面
データを不揮発性メモリ21から高速メモリ23に転送
するための制御信号として、チップイネーブル信号(L
SCE)、リードイネーブル信号(LSRE)及びアド
レス情報(LSADR)を入力する。これによって不揮
発性メモリの読み出しが行われるが、このときMPUが
送出するアドレス情報は使用面情報記憶部24のアドレ
ス値、即ち、第5図に示したアドレス“001O”であ
るので、不揮発性メモリ21より使用面情報記憶部24
の内容、即ち、1面データが使用中であったことを示す
情報がバス制御部(1)31を経てMPUへの入出力端
子(L S I 10) 35に送出される。
MPUはこの情報を受けると、1面データを転送させる
制御信号を該当転送制御端子(TRANS i) 37
−iに送出する。この信号は転送面切替制御部27に入
力されてデコードされ、1面データの先頭アドレス値、
即ち、第5図に示す“1i00”として転送制御部26
内のアドレスカウンタ26aに入力される。
アドレスカウンタ26aはこの入力したアドレス値“1
ioO”を出力端子DOより送出し、更にクロック端子
(CLK)34より入力されるクロックの計数を開始し
てアドレス値を歩進させて出力する。転送制御部26は
このアドレスカウンタ26aよりのアドレス値とともに
不揮発性メモリ21を読み出すだめの制御信号と高速メ
モリ23に書き込むための制御信号をそれぞれ不揮発性
メモリ21用の読出/書込制御部29と高速メモリ23
用の読出/書込制御部30に出力する。これによって、
不揮発性メモリ21のアドレス“1i00”より順次デ
ータが読み出され、バス制御部(1)31を経て高速メ
モリ23に入力されて記憶される。なお、このとき、転
送制御部26は読出/書込制御部30とバス制御部(2
)32を制御して高速メモリ23の読み出しを禁止する
一方、アドレスカウンタ26aより出力されるアドレス
値は最終アドレス検出部28に入力され、末尾の2桁が
予め記憶されている“FF”と一致するか否かが比較さ
れる。第5図に示した如く、全面データのアドレス値の
末尾はいずれも“FF″であるので、アドレスカウンタ
26aより出力されるアドレス値が“i iFF”にな
ると最終アドレス検出部28はこれを検出し、検出した
ことを転送制御部26に知らせる。転送制御部26はこ
れによって転送制御を終わり、高速メモリ23を使用す
るプログラム等に転送の終了を通知する(図示省略)と
ともにバス制御部(2)32の読み出し禁止を解除する
なお、高速メモリ23が記憶する面データを読み出す場
合は、高速メモリを使用するプログラム(図示省略)の
制御により高速メモリ続出用の制御端子38に制御信号
としてチップイネーブル信号(H8CE)、リードイネ
ーブル信号(H8RE)及びアドレス情報(H8ADR
)を入力すると、これらは読出/書込制御部30を介し
て高速メモリ23に入力され、該高速メモリ23より指
定されたアドレスのデータがバス制御部(2)32を経
て出力端子(H8O)39より出力される。
また、不揮発性メモリ21の中の任意の面データを書き
換える場合は、MPUより不揮発性メモリ用の制御端子
36にチップイネーブル信号(LSCE)、ライトイネ
ーブル信号(LSWE)及びアドレス情報(LSADR
)を入力し、新たに書き込むデータを入出力端子35に
入力することにより行う。
以上のようにして、電源断回復時の面データの転送処理
が行われるが、この処理はMPUが介在してプログラム
処理によって行われるため、時間を要するうえ、電源断
回復時にはMPU自身が暴走を起こし易いため、安定化
のための時間も必要となるため、電源断回復から高速メ
モリ23が使用可能となるまでに長い時間を要するとい
う欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
複数の面データを記憶する不揮発性メモリより必要な面
データを高速メモリに転送して処理を行うシステムにお
いて電源断が発生した場合、従来技術では電源が正常状
態に復したときに高速メモリが電源断前に使用していた
面データを不揮発性メモリより高速メモリに転送するの
にマイクロ・プロセッサを使用し、ソフトウェア制御に
より行っているため、転送処理に時間を要し、かつ、電
源回復時にはマイクロ・プロセッサ自身が暴走などを生
じ易いため安定化までの時間も必要となり、面データの
回復に長い時間を要するという欠点があった。
本発明は、高速メモリが電源断前に使用していた面デー
タを電源断回復後に不揮発性メモリより高速メモリに短
時間で転送することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、lは不揮発性メモリ4.2は該不揮発性メモリ1
内に記憶される複数の面データ、3は前記面データ2の
中から必要な1面の面データを記憶して処理に使用する
高速メモリ、4は前記不揮発性メモリ1内に前記高速メ
モリ3が電源断前に使用していた面データの先頭アドレ
ス値を記憶する使用面情報記憶部、5は電源を監視し、
電源断が回復したときに電源回復情報を出力する電源監
視手段、6は前記電源監視手段5より電源回復情報を受
信して前記不揮発性メモリ1に対し、先頭アドレス値よ
り順次歩進するアドレス値を出力して該不揮発性メモリ
1の記憶する情報を前記高速メモリ3に出力せしめると
ともに出力される該情報を入力する転送制御手段、7は
前記転送制御手段6より出力される前記アドレス値を受
信して予め記憶している前記使用面情報記憶部4のアド
レス値と比較し、一致した場合に前記転送制御手段6に
使用面情報記憶部検出情報を出力する使用面情報記憶部
検出手段、8は前記転送制御手段6より出力されるアド
レス値を入力して予め記憶している各面データの最終ア
ドレス値と比較し、一致した場合に前記転送制御手段6
のアドレス値の出力を停止させる最終アドレス検出手段
である。
〔作 用〕
不揮発性メモリ1が記憶する面データ2中の1面である
1面データを高速メモリ3に記憶して処理を行っている
とき、不揮発性メモリl内の使用面情報記憶部4には前
記1面データが記憶されている記憶エリアの先頭アドレ
スが記憶さ゛れている。
この状態で電源断が発生すると前記高速メモリ3の記憶
情報は消滅し、処理は中止される。
電源断が回復すると電源監視手段5は電源回復情報を転
送制御手段6に送出する。転送制御手段6はこの電源回
復情報を受信すると前記不揮発性メモリ1に対し、先頭
アドレス値より順次歩進するアドレス値を出力して該不
揮発性メモリ1の記憶する情報を前記高速メモリ3に出
力させるとともに、不揮発性メモリlより出力される情
報を入力する。また、このとき、使用面情報記憶部アド
レス検出手段7は転送制御手段6より出力される前記ア
ドレス値を受信して予め記憶している前記使用面情報記
憶部4のアドレス値と比較し、一致した場合に前記転送
制御手段6に使用面情報記憶部検出情報を出力する。
転送制御手段6は使用面情報記憶部検出情報を入力する
と、このとき不揮発性メモリlより出力されている使用
面情報記憶部4に記憶されているデータ、即ち、1面デ
ータが記憶されている記憶エリアの先頭アドレス値を入
力して、送出しているアドレス値をこの1面データの先
頭アドレス値に変更したのち、アドレス値の歩進を続け
る。これによって不揮発性メモリlよりは1面データが
出力開始され、高速メモリ3は改めてこのデータの記憶
を開始する。
最終アドレス検出手段8は転送制御手段6より出力され
る前記アドレス値を入力し、予め記憶している各面デー
タの最終アドレス値と比較し、−致した場合に最終アド
レス検出を前記転送制御手段6に送出する。これによっ
て転送制御手段6はアドレス値の出力を停止し、不揮発
性メモリ1より高速メモリ3に対するi面デ、−夕の転
送は終了する。
以上の如(、電源断回復時の面データの転送にはマイク
ロ・プロセッサが介在しないため、プログラム制御によ
る転送処理の如く時間を要せず、また、マイクロ・プロ
セッサの暴走が発生するおそれもないため、面データの
回復を短時間に行うことが可能となる。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例の構成図、第3図は本発明の
一実施例のメモリマツプである。
図中、第1図と同一対象部分には同一記号を用い、6a
はアドレスカウンタ、9は不揮発性メモリ用の続出/書
込制御部、IOは高速メモリ用の読出/書込制御部、1
1.12はバス制御部、13は論理和(OR)回路、1
4はクロック入力端子、15は不揮発性メモリ用の入出
力端子、16は同じく制御信号端子、17は高速メモリ
3が記憶する面データ入替え制御端子、18は高速メモ
リ読出用制御信号端子、19は高速メモリ読出出力端子
である。
不揮発性メモリ1にはn面の面データ2が記憶されてお
り、その中の1面データか高速メモリ3に記憶されてい
るものとする。両メモリのメモリマツプは第3図に示す
如くであり、不揮発性メモリl内の使用面情報記憶部4
には高速メモリ3が使用中の面データの先頭アドレスの
値、上記前提では“1i00″、が記憶されている。各
面データのアドレス付与方法は従来技術(第5図)の場
合と同一であるので説明を省略する。
以上の状態において電源断が発生すると、高速メモリ3
の記憶内容は消滅するが、使用面情報記憶部4には前記
1面データの先頭アドレス値が記憶されたまま残されて
いる。
電源断が回復すると、電源監視部5は電源回復情報を転
送制御部6に送出する。転送制御部6はこの電源回復情
報を受信するとアドレス・カウンタ6aの計数を開始さ
せる。即ち、アドレス・カウンタ6aは初期値を“00
00”としてクロック入力端子14より入力されるクロ
ックを計数し、アドレス値として出力端子DOより順次
出力する。このアドレス値は転送制御部6が同時に送出
する制御信号とともに読出/書込制御部9を介して不揮
発性メモリ1に入力され、該不揮発性メモリ1より前記
アドレス値に該当する記憶エリアのデータが読み出され
る。読み出されたデータはバス制御部(1) 11を介
して高速メモリ3に送られ、該高速メモリ3に記憶され
るとともに転送制御部6にも送られる。なお、第3図の
例ではアドレス“0000”から“0009”まではデ
ータが記憶されていないので出力データはすべて0とな
る。
以上の状態で、使用面情報記憶部検出部7は転送制御部
6より出力される前記アドレス値を入力して予め記憶し
ている使用面情報記憶部4のアドレス値、即ち、“00
10”と比較しているが、転送制御部6がアドレス値“
0010”を出力すると転送制御部6に使用面情報記憶
部検出情報を出力する。
転送制御部6のアドレス・カウンタ6aはこの使用面情
報記憶部検出情報をL(ロード)端子に入力すると、こ
のとき不揮発性メモリlよりバス制御部(1) 11を
介して送られてきているアドレス“0010”のデータ
、即ち、使用面情報記憶部4が記憶している1面データ
の先頭アドレスの値“1i00″をロードしてDO端子
より出力する。このとき転送制御部6は高速メモリ3に
書込アドレスとして“0000”を指定する(詳細省略
)ので、高速メモリ3は不揮発性メモリ1(7)1面デ
ータの先頭アドレスのデータをアドレス“0000”に
入力して記憶する。アドレス・カウンタ6aは引続きク
ロックを計数して不揮発性メモリlの読み出しアドレス
を歩進するので高速メモリ3は1面データを順次記憶す
る。
一方、最終アドレス検出部8は転送制御部6より出力さ
れる前記アドレス値を入力し、従来技術における場合と
同一方法で予め記憶している各面データの最終アドレス
値と比較し、一致した場合に最終アドレス検出を前記転
送制御部6に送出する。これによって転送制御部6はア
ドレス値の出力を停止し、不揮発性メモリlより高速メ
モリ3に対する1面データの転送は終了する。また、転
送の終了により転送制御部6は読出/書込制御部■0を
制御して高速メモリ3の読み出し禁止を解除する。
なお、高速メモリ3が記憶する面データを読み出す場合
は、高速メモリを使用するプログラム(図示省略)の制
御により高速メモリ続出用の制御端子18にチップイネ
ーブル信号(H8CE)、リードイネーブル信号(H8
RE)及びアドレス情報(H8ADR)を入力すると、
これらは読出制御部lOを介して高速メモリ3に入力さ
れ、該高速メモリ3より指定されたアドレスのデータが
バス制御部(2H2を経て出力端子(H8O)19より
出力される。
また、高速メモリ3に記憶する面データを入れ換える場
合、例えば1面データを1面データに入れ換える場合は
、先ず、図示省略された転送制御用MPUより不揮発性
メモリ用の制御端子I6にチップイネーブル信号(LS
CE)、ライトイネーブル信号(LSWE) 、アドレ
ス情報(LSADR)として使用面情報記憶部4のアド
レス値“0010”をそれぞれ入力し、書き込みデータ
として1面データのアドレス値“0100”を入出力端
子(LS l10)15に入力する。以上により、使用
面情報記憶部4の記憶内容は1面データの先頭アドレス
値に書き換えられる。次いで前記MPUがTRANS端
子17に制御信号を入力すると、該制御信号はOR回路
13を経て転送制御部6のアドレスカウンタ6aに入力
される。これによって転送制御部6は電源断回復時に電
源監視部5より起動されたときと同様に動作し、1面デ
ータか高速メモリ3に転送される。
不揮発性メモリlの中の面データの書き換えは前記MP
Uにより従来技術と同様にしておこなわれる。
以上の如く、第2図の構成においてはMPUは不揮発性
メモリlより高速メモリ3への面データの転送と不揮発
性メモリ1内の面データの書き換えのみに使用され、電
源断が回復したときに電源断前に使用されていた面デー
タの高速メモリ3への転送には使用されない。即ち、電
源断回復時には電源電圧が正常に復したことが確認され
れば以後の転送制御はMPUによるプログラム制御なし
に行われるため、迅速に面データの転送が行われ、かつ
電源回復の際に生じ易いMPUの暴走の影響を受けるこ
ともない。
以上、第2図及び第3図により本発明の詳細な説明した
が、第2図及び第3図はあくまで本発明の一実施例を示
したに過ぎず、第2図と異なる構成あるいは第3図と異
なるメモリマツプによって同様な効果を得ることが可能
であることは勿論である。例えば、使用面情報記憶部ア
ドレス検出部7及び最終アドレス検出部8を転送制御部
6内に組み込んでも同一効果が得られることは明らかで
あり、バス制御部(1) 11とバス制御部(2H2を
1組で構成して同一効果を得ることは容易に可能である
。また、不揮発性メモリI内に記憶される面デ−タ2が
複数でなく1面のみである場合、或いは不揮発性メモリ
1及び高速メモリ3のアドレスが第3図と異なる場合で
も本発明の効果が変わらないことは勿論である。更に、
複数の面データのメモリ容量を同一としない場合でも、
高速メモリ3のメモリ容量を複数の面データの最大メモ
リ容量に合わせ、最終アドレス検出部8に全面データの
最終アドレスを予め記憶しておいて入力されるアドレス
値と比較することによって各面データの最終アドレスを
検出することが可能であるため、本発明の効果が得られ
ることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、複数の面データ
を記憶する不揮発性メモリより必要な面データを高速メ
モリに転送して処理を行うシステムに電源断が発生した
とき、高速メモリが電源断前に使用していた面データを
電源断回復後に不揮発性メモリより高速メモリにマイク
ロ・プロセッサの介在なしに転送するため、転送処理時
間が短く、かつ電源回復の際に生じ易いMPUの暴走の
影響を受けることがないため、転送が速やかに行われ、
かかる電源断時の面データ転送制御方式の性能向上に資
するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明の実施例
構成図、第3図は本発明の実施例メモリマツプ、第4図
は従来技術の構成図、第5図は従来技術のメモリマツプ
である。 図中、 1 ・−・・−・・・−・・不揮発性メモリ2−・−・
・−−−−−−−一面データ3−・・−−一−−−−−
−−−−−高速メモリ4 ・−−−−−−−−一使用面
情報記憶部5−−−−−−・−−m−電源監視手段6−
・−・・・・・・・−・−転送制御手段7−・−・−・
・−・−・−使用面情報記憶部検出手段8−・−・−−
−−−一−−−最終アドレス検出手段である。 第 図 不揮発性メモリのメモリマツプ アドレス 使用面情報記憶部の記憶内容 本発明の実施例メモリマツプ 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 不揮発性メモリ(1)内に複数の面データ(2)を記憶
    し、該複数の面データ(2)の中から必要な1面の面デ
    ータを高速メモリ(3)に転送し、記憶せしめて処理を
    行うシステムにおいて、 前記不揮発性メモリ(1)内に前記高速メモリ(3)が
    電源断前に使用していた面データの先頭アドレス値を記
    憶する使用面情報記憶部(4)と、 電源を監視し、電源断が回復したときに電源回復情報を
    出力する電源監視手段(5)と、前記電源監視手段(5
    )より電源回復情報を受信して前記不揮発性メモリ(1
    )に対し、先頭アドレス値より順次歩進するアドレス値
    を出力して該不揮発性メモリ(1)の記憶する情報を前
    記高速メモリ(3)に出力せしめるとともに出力される
    該情報を入力する転送制御手段(6)と、 前記転送制御手段(6)より出力される前記アドレス値
    を受信して予め記憶している前記使用面情報記憶部(4
    )のアドレス値と比較し、一致した場合に前記転送制御
    手段(6)に使用面情報記憶部検出情報を出力する使用
    面情報記憶部検出手段(7)と、前記転送制御手段(6
    )より出力されるアドレス値を入力して予め記憶してい
    る各面データの最終アドレス値と比較し、一致した場合
    に前記転送制御手段(6)のアドレス値の出力を停止さ
    せる最終アドレス検出手段(8)を備え、 転送制御手段(6)が使用面情報記憶部検出情報を受信
    したときに、該転送制御手段(6)より出力するアドレ
    ス値を前記使用面情報記憶部(4)より入力されるアド
    レス値に変更して歩進を継続することにより前記高速メ
    モリ(3)が電源断前に使用していた面データを前記不
    揮発性メモリ(1)より該高速メモリ(3)に転送する
    ことを特徴とする電源断回復時の面データ転送方式。
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