JPH04142447A - 潤滑油監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は油潤滑を必要とする各種装置における潤滑油監
視装置に関するものである。

［従来の技術］ 種々の装置において、動力伝達部及び軸受部等に潤滑油
を供給して機器の健全性を確保することが行われている
。

上記した潤滑油は、長期間の使用により、潤滑部が摩耗
した金属粉やダスト等の混入更に潤滑部温度の上昇によ
る性状変化等による劣化を生じ、劣化した潤滑油を使用
し続けると、摩耗の増加、温度の上昇等を更に増長させ
て劣化を早めてしまうために、適当な時期に潤滑油を新
しくしてやる必要がある。

従来、上記潤滑油の監視は、作業者が潤滑油の色を常時
チエツクしていて、潤滑油の色か所要の汚れた色になっ
たときを使用限度時期と判断して一部又は全部を交換し
たり、又、交換時期を油の使用時間で予め決めておき、
所要の期間が経過したら交換を行うようにしている。

［発明か解決しようとする課題］ しかし、前記したように、作業者が潤滑油の色を常時チ
エツクして劣化度を判定する方式においては、チエツク
作業が非常に大変であると共に、チエツク時の周囲の明
るさや個人差等により劣化度の判断にばらつきが生じ、
そのために的確な時期に潤滑油を交換してやることかで
きず、交換が遅れた場合には潤滑部の摩耗を増加させて
しまったり、又早すぎた場合には潤滑油の使用期間が短
縮されて不経済となる等の問題を有していた。

又、潤滑油の交換時期を、潤滑油を使用した期間で決め
る方式においても、潤滑油の劣化は温度等の環境や潤滑
を行う装置の機種、稼働年数等によって様々に変化する
ものであるため、潤滑油の的確な交換時期を設定するこ
とは殆んど不可能であり、前記作業員の判断による場合
と全く同様の問題を生じていた。

本発明は、潤滑油の劣化度を常時検出し、該検出した劣
化度に基づき最適な時期に潤滑油の交換を行うことを可
能にする潤滑油監視装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は潤滑油の戻り流路に潤滑油の色を検出するＲＧ
Ｂ検出装置を設け、該ＲＧＢ検出装置により検出された
赤、緑、青の色の強さ値を演算する演算装置を設け、該
演算装置により演算した色の強さ値を表示する表示装置
を設けたことを特徴とする潤滑油監視装置にかかるもの
である。

［作　　　用］ 潤滑油は使用による劣化と共に色か変化する。

従って、ＲＧＢ検出装置により潤滑油の色を赤、緑、青
に分けて検出し、該ＲＧＢ検出装置にて検出した赤、緑
、青の色の強さ値を演算装置で演算して表示装置に表示
させると、油の劣化に伴なって色の強さ値が低下するの
で、この色の強さ値により潤滑油の劣化度を知ることか
てきる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、図示ｌは複数の潤滑
部２を備えた機械、３は潤滑油タンクを示し、潤滑油タ
ンク３の潤滑油４をポンプ５及びフィルタ６を有した給
油流路７を介して前記機械１の潤滑部２に供給し、又該
潤滑部２からの潤滑油を戻り流路８を介して前記潤滑油
タンク３に戻すようにしている。９は新しい潤滑油４を
収容したタンク、２８は油量調節弁、２９は油量センサ
を示す。

前記戻り流路８にバイパス管１０を設け、該バイパス管
ｌＯにＲＧＢ検出装置１１を設ける。

ＲＧＢ検出装置１１は、第２図に示す如く、バイパス管
ＩＯに透明管１２を設け、該透明管１２に光源１３から
の光１４をスクリーン１５及びレンズ１６を介して平行
にして投射し、透明管１２を透過した透過光１７を積分
球１８によって受け、該積分球１８に設けたＲ（赤色）
フィルタ１９（第３図）、Ｇ（緑色）フィルタ２０（第
４図）、Ｂ（青色）フィルタ２１（第５図）により光を
分光して取り出し、夫々の分光して取り出した光を受光
器２２により電気信号に変換し、増幅器２３によって増
幅した色信号２４Ｒ，２４Ｇ、２４Ｂを出力するように
している。

又、前記ＲＧＢ検出装置１１からの色信号２４Ｒ１２４
Ｇ、２４Ｂを演算装置２５に導くことにより色の強さ値
２６を演算し、数色の強さ値２Ｂを表示装置２７に表示
するようにしている。

第６図〜第８図は赤色と緑色と青色における波長と反射
率の関係を示しており、例えば第６図に示す赤色の光が
第２図の積分球１８に入力された場合、第３図〜第５図
に示すような相対感度を有するＲフィルタ１９、Ｇフィ
ルタ２０、Ｂフィルタ２１を通過する光は第９図〜第１
１図のようになり、第９図〜第１１図の曲線内の面積か
演算装置２５により積分されて色の強さ値２６として出
力され、表示装置２７に表示されるようになっている。

上記により、バイパス管ｌＯの透明管１２内を流れる潤
滑油４の色をＲＧＢ検出装置ｌｌによって検出し、該Ｒ
ＧＢ検出装置１１によって検出した色信号２４Ｒ，２４
Ｇ、２４Ｂに基づき演算装置２５により色の強さ値２６
を演算し、数色の強さ値２６を表示装置２７に表示させ
る。

色の強さ値２６は、潤滑油４の劣化に伴って低下し、色
の強さ値２６と潤滑油４の劣化度との間には因果関係が
存在しているので、色の強さ値２６を知ることにより潤
滑油４の劣化度を判定することかできる。

第１２図は潤滑油の新油Ａ、Ｂと廃油Ｃ，Ｄの夫々につ
いて２回ずつ赤色、緑色、青色の色の強さ値を求めたも
ので、新油に対して廃油の色の強さ値が赤色、緑色、青
色のいずれにおいても著しく低下していることか明らか
である。

従って、赤色、緑色、青色の色の強さ値２６のいずれか
、例えば緑色の色の強さ値が第１３図に示すように０．
３に低下したときを油の交換時期として設定しておくこ
とにより、表示装置２７にて点滅や音声等により油の交
換の必要を知らせることができ、よって常に最適な時期
に潤滑油の交換を行うことができる。

前記色の強さ値２６による潤滑油４の劣化度の判定は、
赤色、緑色、青色のいずれを用いても行うことかでき、
又赤色、緑色、青色の色の強さ値を加算したものによっ
て判定することもできる。

前記ＲＧＢ検出装置１１による潤滑油４の色の検出は常
時行うようにしても、或いはバイパス管１０に備えた開
閉弁３０を手動により開けて定期的に検出するようにし
ても良く、又開閉弁３０とＲＧＢ検出装置１１を連動さ
せ定期的に自動的に検出を行うようにすることもできる
。

尚、本発明の潤滑油監視装置は、上述の実施例にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の潤滑油監視装置によれば
、潤滑油の色を検出するＲＧＢ検出装置からの色の信号
に基づき演算装置により色の強さ値を求め、誤色の強さ
値によって潤滑油の劣化度を判定するようにしているの
で、潤滑油の劣化度を量的に検出して最適時期に潤滑油
の交換を行うことかできる優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体ブロック図、第２図は
ＲＧＢ検出装置の側面図、第３図、第４図、第５図は赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）のフィルタの波長と
相対感度との関係を示す線図、第６図、第７図、第８図
は赤色、緑色、青色の波長と反射率の関係を示す線図、
第９図、第１Ｏ図、第１１図は第６図の赤色を第３図、
第４図、第５図のフィルタにかけたときの色の強さ値の
求め方を示した線図、第１２図は新油と廃油の色の強さ
値の検出結果を示すデータ表、第１３図は潤滑油の交換
時期を決める例を示す線図である。 ４は潤滑油、８は戻り流路、１１はＲＧＢ検出装置、２
５は演算装置、２６は色の強さ値、２７は表示装置を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）潤滑油の戻り流路に潤滑油の色を検出するＲＧＢ検
   出装置を設け、該ＲＧＢ検出装置により検出された赤、
   緑、青の色の強さ値を演算する演算装置を設け、該演算
   装置により演算した色の強さ値を表示する表示装置を設
   けたことを特徴とする潤滑油監視装置。