JPH04140789A - 光フィルタ装置と表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テレビジョンモニタのＣＲＴ等の表示画面の
前面に取り付けて映像出力状態を調整する光フィルタ装
置に関するものである。

［発明の概要］ 本発明の光フィルタ装置は、光透過率を電気的に可変制
御できる透過パネルがモニタ表示画面の前面に取り付け
られてなる光フィルタ手段と、供給される光透過度設定
情報に基づいて光フィルタ手段の透過率を設定して駆動
するフィルタ駆動手段とから構成されており、フィルタ
の透過率が可変とされることにより、出力される映像の
絵柄、明るさ、色合や、そのモニタ装置の外光の状況、
さらにマニュアル操作等から光透過度設定情報が得られ
れば、光フィルタの光透過率を常に最適状態に設定でき
ることになる。

［従来の技術］ 従来より、外光による映像への影響の防止、光量調節、
コントラスト調節等のために、ＣＲＴ表示画面などの前
面にフィルタを設けたり、ＣＲ７表面に特殊処理を施し
たりすることが行なわれてきた。

フィルタとしては、例えば透過率を下げたダークスクリ
ーンのガラス板や、偏向プラスチックにより外光の反射
を防ぐベネシアンブラインド等が実施されており、また
、表面処理としてはＣＲＴ表面をフッ素で荒くして外光
を乱反射させるいわゆるソングレア処理などもあった。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、いづれの方式であっても一旦設定された
状態は変わらず、つまり映像光の透過率や外光の反射率
等は一定であるため、例えばテレビジョンに使用した場
合などには、表示される映像の明るさ、色合、コントラ
スト等は刻−刻と変化し、さらに昼間と夜とでは室内の
明るさも異なることなどから、フィルタを装着したり或
はソングレア処理が施されたＣＲＴを採用しても、その
効果、特性が十分有効に得られないという問題があった
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明はこのような問題点にがんがみてなされたもので
、モニタ表示画面の前面に取り付けられ、光透過率を電
気的に可変制御できる透過パネルによる光フィルタ手段
と、光透過度設定情報に基づいて光フィルタ手段の透過
率を設定して駆動することができるフィルタ駆動手段と
から光フィルタ装置を構成する。

［作用］ 例えば２枚のガラスパネルの間に液晶を挟み込んだ液晶
パネルのように、透過率を可変制御できるように構成さ
れた光フィルタ手段に対して、その時点の光透過度設定
情報から最適な透過率ドライブ制御信号を得るようにし
たフィルタ駆動手段で光フィルタ手段を駆動すれば、モ
ニタ表示面は常に最適状態に制御される。

［実施例］ 第１図は本発明の光フィルタ装置を搭載したモニタ装置
の一実施例を示すものである。

■はコンポジット映像信号からＹ／Ｃ処理部、マトリク
ス回路部を介してＲ，Ｇ、Ｂ映像信号を復調するととも
に、映像信号に対して輝度、色相、彩度等の調整を行な
うことができるビデオプロセッサ、２は供給されたＲ、
Ｇ、Ｂ映像信号に基づいて電子銃をドライブする映像ド
ライブ回路部、３はＣＲＴである。

４はＣＲＴ３の前面に密着状態で取り付けられた光フィ
ルタであり、二枚のガラスパネルの間に液晶を挟み込み
、さらに液晶に電圧を印加することにより液晶の旋光特
性を制御するために透明電極が配された液晶パネル（Ｌ
　ＣＷ　：　ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌ　Ｗｉｎｄｏ
ｗ　）によって形成されている。

液晶パネルによる光フィルタ４は例えば第２図のように
構成されており、透明電極１２に印加される電圧によっ
て光透過率が６％〜８２％程度まで可変制御される。

周知のように光はＰ偏光成分（以下、Ｐ波という）とＳ
偏光成分（以下、Ｓ波という）の直交する２つの偏向面
を有しているが、液晶パネルにおいては、第２図（ａ）
に示すように偏光板１１によって例えばＰ波のみが透過
されてＴＮモード透過型液晶に水平及び垂直方向の透明
電極１２が配置されてマトリクス状の画素が形成された
液晶セル１３に導入されるが、Ｓ波成分は偏光板１１で
遮断される。

Ｐ波が入射される液晶セル１３においては電圧印加状態
に伴って液晶分子４の配列状態が第２図（ａ）の状態か
ら第２図（ｂ）の状態にまで変化することになる。印加
電圧オフの第２図（ａ）の場合は、液晶分子１４の旋光
性により導入されたＰ波は９０°ねしれて偏光板１５に
達する。偏光板１５は偏光板１と配光軸方向が直交して
いるため、偏光板５に達した光はそのまま透過され、Ｓ
波として出力されることになる。また、印加電圧オンの
第２図（ｂ）の場合は、液晶分子１４による旋光性が失
われ、入射されたＰ波はそのまま偏光板１５に達するた
め、偏光板１５において遮断される。すなわち印加電圧
によって光の透過率を制御できることになる。なお、以
上はノーマリホワイト型の場合であり、偏光板１１．１
５の配光軸方向を平行とすれば電圧オフ時において光が
遮断されるノーマリブラック型となる。

５はこの光フィルタ４の透明電極１２に電圧を印加する
液晶駆動回路であり、透過率設定部６からのドライブ制
御信号に基づいて印加電圧レベルをコントロールして光
フィルタ４に供給する。

透過率設定部６は例えば論理回路によって形成され、入
力された各種の透過率設定情報に基づいてドライブ制御
信号を生成する。

７は映像信号認識部であり、ビデオブロセッザ１におい
てＲＧＢ復調された映像信号を所定タイミングでサンプ
リングし、そのサンプリングデータに基づいて演算を行
なうことによって、例えば１フイールド毎に輝度平均レ
ベル、彩度平均レベル、その画像上で支配的な色相傾向
、等を算出し、これら算出データをシステムコントロ〜
う（ＣＰＵ）に供給する。システムコントローラではこ
れらのデータを利用してビデオブロセ・ンサ１を制御す
ることにより画面単位で最適ドライブ状態を設定する、
いわゆるＡＩ制御（ＡｒｔｉｆｉｃａｌＩｎｔｅｌｌｇ
ｅｎｔｌが可能となる。そして本実施例では映像信号認
識部７において得られたデータは透過率設定情報として
透過率設定部６にも供給される。

なお、透過率設定部６及び映像信号認識部７はシステム
コントローラ内におけるソフトウェア手段として構成し
てもよい。

８は例えば当該モニタ装置の筐体表面に配置された光セ
ンサによって構成される外光検出部であり、モニタ装置
設置位置の周囲の明るさを検出してそのデータを透過率
設定情報として透過率設定部６に供給する。

９は使用者がマニュアルで光フィルタ４の透過率を設定
できるようにするための操作部を示す。

本実施例では以上のように光フィルタ４の液晶を駆動す
る液晶駆動回路５に対する制御を行なう透過率設定部６
に対して映像信号認識部７、外光検出部８、及び操作部
９から透過率設定情報が供給されており、透過率設定部
６では動作モードが切り換えられることにより、それぞ
れの透過率設定情報に応じてドライブ制御信号を生成す
ることになる。

すなわち、映像信号認識部７に対応した動作子ド時には
例えば１フレ一ム羊位で供給される輝度、彩度、色相等
の情報に応して、光フィルタ４によって画像コントラス
トが最適状態となるようなドライブ制御信号を生成して
液晶駆動回路５に供給する。また、外光検出部８に対応
する動作モード時には、外光に応して例えば明るいとき
は光フィルタ４の透過率を下げ、また暗いときは透過率
を上げるようなドライブ制御信号を生成して液晶駆動回
路５に供給する。さらに操作部７かものマニュアル操作
にも応じて液晶駆動回路５を制御する。

このため、液晶駆動回路５によって駆動される光フィル
タ４は常に最適の透過率に設定されるものとなり、画面
が刻々と変化するテレビジョンモニタ装置や、周囲光の
変化の多い環境に設定されたモニタ装置に適応しても十
分に対応できることとなる。

なお、光フィルタ４の液晶中に着色剤を混合し、成る特
定の色を除去することにより色分布フィルタとして形成
すれば、ＣＲＴ３の発光スペクトラムをコントロールし
て、色再現性を向上させることも可能である。

なお、本実施例において、光フィルタ装置とモニタ装置
は一体的に形成されているが、光フィルタ装置をモニタ
装置に対して着脱可能に構成することもできる。

また、光フィルタ部分は必ずしも完全にＣＲ７表面に密
着させなくてもよい。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明の光フィルタ装置は、供給さ
れる光透過度設定情報に基づいて光フィルタ手段の透過
率が可変とされることにより、モニタ装置の画面状態を
常に最適状態に設定することができるという効果があり
、しかも映像の変化や外光の変化にも自動的に対応でき
るという優れた利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光フィルタ装置を採用した一実施例の
ブロック図、 第２図（ａ）（ｂ）は光フィルタの動作の説明図である
６ ３はＣＲＴ、４は光フィルタ、５は液晶駆動回路、６は
透過率設定部、７は映像信号認識部、８は外光検出部、
９は操作部を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光透過率を電気的に可変制御できる透過パネルであって
   、モニタ表示画面の前面に取り付けられる光フィルタ手
   段と、 光透過度設定情報に基づいて前記光フィルタ手段の透過
   率を設定して駆動するフィルタ駆動手段と、 から構成されることを特徴とする光フィルタ装置。