JPH0413993Y2 - - Google Patents

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JPH0413993Y2
JPH0413993Y2 JP1987072782U JP7278287U JPH0413993Y2 JP H0413993 Y2 JPH0413993 Y2 JP H0413993Y2 JP 1987072782 U JP1987072782 U JP 1987072782U JP 7278287 U JP7278287 U JP 7278287U JP H0413993 Y2 JPH0413993 Y2 JP H0413993Y2
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cleaning
water
tank
seaweed
stirring
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、生海苔を洗浄する海苔洗浄装置に関
する。
【従来技術】
採取したばかりの生海苔は泥や砂で汚れてい
る。また、生海苔自体にもぬめりがある。 この為、加工する前に生海苔を洗浄する必要が
ある。 第3図に、従来の海苔洗浄装置の構造を示す。 海苔洗浄装置は、洗浄槽301、遊星回転する
攪拌フオーク302、及び攪拌棒303を備えて
いる。攪拌フオーク302及び攪拌棒303の回
転によつて洗浄槽301内の生海苔は攪拌洗浄さ
れる。洗浄水は洗浄槽301の上部の給水口から
供給され、排水口306から排水される。このと
き、洗浄槽301内の排水口306側には金網3
05が設けられているので、生海苔は洗浄槽内に
残留する。 なお、符号307は洗浄された生海苔を他の機
械に送る為の取出し口である。
【従来技術の課題点】
この装置によれば、生海苔の洗浄は一応可能で
あるが、次のような課題点がある。 (1) 遊星回転する攪拌フオーク302と攪拌棒3
03はどちらも水平方向の攪拌のみを行い、垂
直方向の攪拌は行わない。この為、生海苔の洗
浄にムラが生じてしまう。 (2) 洗浄後の洗浄水は、金網305を介して排水
口306から排水されるが、排水口306は側
壁の一か所にしか設けられていない為、排水効
率が悪い。 従つて洗浄効率を上げようとして給水量を多
くすると排水量との均衡が取れなくなり、洗浄
水が洗浄槽から溢れてしまう。この為、給水量
が限られ、洗浄効率に限界が生じる。 (3) 採取したばかりの生海苔は、周囲の温度或い
は水温が上がると変色したり、いたんだりしや
すい為、生海苔の洗浄は低温の洗浄水(海水)
で行わなくてはならない。 ところが、洗浄槽内で攪拌洗浄が行われる間
に洗浄水の水温は上がる。従つて、生海苔が変
色したり、いたんだりする等してしまい、品質
の低下を招いている。
【考案の目的】
そこで本考案の第1の目的は、洗浄効率の良い
海苔洗浄装置を提供することである。 本考案の第2の目的は、洗浄水を繰り返し使用
することができる海苔洗浄装置を提供することで
ある。 本考案の第3の目的は、洗浄水の水温を常に一
定に保つことができる海苔洗浄装置を提供するこ
とである。
【考案の構成】
即ち、本考案は、海苔洗浄装置であつて、該装
置は、洗浄槽と;循環する洗浄水を貯留する水槽
と;前記水槽内の洗浄水を前記洗浄槽内に供給す
る給水装置と;洗浄水を一定の温度に保つ冷却装
置と;洗浄水を循環させる循環ポンプと;を備
え、前記洗浄槽は、多数の排水孔が設けられた壁
面を有し、前記洗浄槽内には、被洗浄物を下から
上に送る攪拌羽根と;該攪拌羽根の回りを前記攪
拌羽根とは反対方向に回転する攪拌棒と;を備え
た攪拌装置が設けられている、海苔洗浄装置であ
る。 給水装置は給水と同時に海苔に酸素を供給する
為にシヤワー装置が好ましいが、これに限定する
ものではない。 洗浄槽壁の内側の面は洗浄中の生海苔が引つ掛
からないよう滑らかなものが好ましい。例えば、
パンチングボードやパンチングメタル等が使用さ
れる。 又、洗浄槽や攪拌装置の形状及び材質は特に限
定するものではない。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき、更に詳
細に説明する。 第1図は海苔洗浄装置を組み込んだ海苔洗浄分
離装置の一例を示す概略説明図である。 海苔洗浄装置は、海苔洗浄機1と水槽10を備
えている。海苔洗浄機1は水槽10の中に設置さ
れている。水槽10内には濾過装置を備えた循環
ポンプ39が設置されている。この循環ポンプ3
9によつて、水槽10内の洗浄水は冷却機Cを介
して、給水装置であるシヤワー装置3に送られ
る。 海苔洗浄機1底部の取出口6にはポンプ12の
吸込側につながれた搬送ホース61が取付けられ
ている。ポンプ12の排出側は搬送ホース62に
よつて脱水機13と連結されている。脱水機13
の排出側は搬送ホース63を介して中継槽14に
つながつている。中継槽14内には濾過装置を備
えた水中ポンプ15が設置されており、水中ポン
プ15の排出側は搬送ホース64によつて水槽1
0とつながれている。 第2図を示す。第2図は海苔洗浄機の斜視図で
ある。 海苔洗浄機1は、洗浄槽2を備えている。洗浄
槽2は、平面視八角形の上部枠21及び下部枠2
2と、上部枠21と下部枠22とを所定の間隔で
連結する任意数の縦桟23とを備えている。上部
枠21と下部枠22との間には、パンチングメタ
ルで作られた八枚の排水側壁26が各辺ごとに設
けられている。また、下部枠22には底板25が
設けられ、底板25中央には生海苔を脱水機等、
他の機器に送るための取出口6が設けられてい
る。下部枠22の下部には任意数の脚24が設け
られている。 上部枠21には、給水装置であるシヤワー装置
3が設けられている。シヤワー装置3の給水パイ
プ31は上部枠21の内側に配設されている。給
水パイプ31には任意数の散水ノズル33が設け
られている。又、上部枠21には、相対向する一
対の辺に二本の支持枠29が架設されている。支
持枠29には攪拌モータM1,M2が設けられて
いる。攪拌モータM2の駆動軸と噛み合つている
減速ギヤボツクスGの下部には、攪拌装置5が垂
設されている。 攪拌装置5は、攪拌モータM2によつて駆動さ
れる回転軸51を備えている。回転軸51には螺
旋状の攪拌羽根53が設けられており、洗浄槽2
内の被洗浄物である生海苔を下から上に送る方向
に回転する(第2図において左回転)。 回転軸51の元部側には、攪拌モータM1によ
りチエーン101を介して回転軸51の回転方向
とは逆方向に回転される攪拌棒59が設けられて
いる。攪拌棒59はL状に折曲された棒体で、本
実施例では三本取付けられており、これによつて
攪拌効果を更に高めるようにしている。 (作用) 第1図及び第2図を参照して本実施例の作用を
説明する。 洗浄槽2内に生海苔を入れる。(処理量によ
つて異なるが、通常は7〜8ぶめ程度) 水槽10内に所定の量の洗浄水を入れ、循環
ポンプ39及び冷却機Cを作動させて、散水ノ
ズル33から適温(約8℃)に冷却された洗浄
水を生海苔に散水する。 同時に攪拌モータM1,M2を作動させて攪
拌羽根53と攪拌棒59を回転させて、洗浄槽
2内の生海苔の攪拌洗浄を行う。洗浄槽2から
排水される洗浄槽は水槽10内に蓄えられる。 なお、このときの洗浄時間は、生海苔の汚れ
の具合によつて異なるが通常2時間程度であ
る。 海苔の洗浄がほぼ終了したら、ポンプ12を
作動させ、取出口6から洗浄槽2内の水と生海
苔とを取り出し、搬送ホース61,62を通し
て脱水機13に送り、水と生海苔とを分離す
る。 分離された生海苔は混成機(図示省略)に送
られてミンチ状にされ、乾燥海苔等の製造機で
加工される。 又、水は脱水機13から搬送ホース63を通
つて中継槽14に一旦蓄えられる。その後、濾
過装置を備えた水中ポンプ15によつて濾過さ
れて、搬送ホース64を通つて水槽10内に注
水される。 洗浄槽2から排水された洗浄水と脱水機13
で生海苔と分離された洗浄水とは水槽10に蓄
えられている。この洗浄水は濾過装置を備えた
循環ポンプ39で濾過されて、シヤワー装置3
に送られ、再び洗浄水として利用される。 このように、攪拌羽根53は生海苔を洗浄槽2
の下から上に送る方向に回転し、攪拌棒59は攪
拌羽根53とは逆の方向に回転するので、生海苔
は水平方向だけでなく、垂直方向にも攪拌され
る。従つて、攪拌効率が高くなるので、汚れやぬ
めりがはやく取れ、又洗浄ムラもなくなる。 又、各排水側壁26をパンチングメタルで作つ
たことにより、生海苔の汚れを含んだ洗浄水は随
時排水されるので、常にきれいな洗浄水で生海苔
を洗浄することができる。又洗浄効率を上げる為
に、洗浄槽2内に多量の洗浄水を供給しても洗浄
水が溢れ出てしまうことはない。 更に、脱水機13で生海苔と分離された洗浄水
は、搬送ホース63,64を通つて水槽10内に
蓄えられ、循環ポンプ39でシヤワー装置3に送
られる。従つて、洗浄水を繰り返し使用すること
ができるので、少量の洗浄水で生海苔の洗浄を行
うことができる。 なお、水中ポンプ15及び循環ポンプ39には
洗浄水の汚れを濾過する濾過装置を備えているの
で汚れた洗浄水が生海苔に散水されることはな
い。 加えて、洗浄水は冷却機Cを介して洗浄槽2内
に供給されるので、洗浄水を繰り返し使用するこ
とによる水温の上昇を防いで洗浄水の水温を一定
に保つことができる。従つて、生海苔が洗浄中に
変色したり痛んだりすることはなく、品質の良い
製品を作ることができる。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
【考案の効果】
本考案は、次の効果を奏する。 (1) 洗浄槽内に、被洗浄物を下から上に送る攪拌
羽根と、この攪拌羽根の回りを攪拌羽根の回転
方向とは逆方向に回転する攪拌棒とから成る攪
拌装置を設けたことにより、洗浄槽内の水流は
複雑に乱れる。これにより生海苔は水平方向だ
けでなく垂直方向にも上下して攪拌されるので
生海苔の洗浄ムラが無くなり、又生海苔自体が
互いに触れ合い擦れあうことにより、汚れやぬ
めりが取れる。 (2) 洗浄槽は、多数の排水孔が設けられた壁面を
有しているので洗浄槽の排水効率が上がる。従
つて、洗浄効率を上げる為に、洗浄槽内に多量
の洗浄水を供給しても洗浄水が溢れ出ることは
ない。 (3) 循環する洗浄水を貯留する水槽と、水槽内の
洗浄水を洗浄槽内に供給する給水装置と、洗浄
水を循環させる循環ポンプとを備えている。 従つて、洗浄水を繰り返し使用することがで
き、少量の洗浄水で生海苔を洗浄することがで
きる。 (4) 洗浄水を一定の温度に保つ冷却装置を設けた
ことにより、洗浄水を繰り返し使用することに
よる洗浄水の水温の上昇を防いで、洗浄水の水
温を常に一定に保つことができる。 従つて、洗浄中の生海苔が変色したり、いた
んでしまうことを防ぐことができるので、品質
の良い製品を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は海苔洗浄装置を組み込んだ海苔洗浄分
離装置の一例を示す概略説明図、第2図は海苔洗
浄機の斜視図、第3図は従来の海苔洗浄機の構造
を示す説明図である。 1……海苔洗浄機、2……洗浄槽、26……排
水側壁、3……シヤワー装置、53……攪拌羽
根、59……攪拌棒、6……取出管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 海苔洗浄装置であつて、該装置は、 洗浄槽2と; 循環する洗浄水を貯留する水槽10と; 前記水槽10内の洗浄水を前記洗浄槽2内に供
    給する給水装置と; 洗浄水を一定の温度に保つ冷却装置Cと; 洗浄水を循環させる循環ポンプ39と; を備え、 前記洗浄槽2は、多数の排水孔が設けられた壁
    面を有し、 前記洗浄槽2内には、 被洗浄物を下から上に送る攪拌羽根53と; 該攪拌羽根53の回りを前記攪拌羽根53とは
    反対方向に回転する攪拌棒59と; を備えた攪拌装置5が設けられている、 海苔洗浄装置。
JP1987072782U 1987-05-14 1987-05-14 Expired JPH0413993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987072782U JPH0413993Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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JPS63181294U JPS63181294U (ja) 1988-11-22
JPH0413993Y2 true JPH0413993Y2 (ja) 1992-03-30

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448381Y1 (ja) * 1966-01-22 1969-04-01
JPS487040U (ja) * 1971-06-07 1973-01-26
JPS4828715U (ja) * 1971-08-12 1973-04-09
JPS6185175A (ja) * 1984-10-03 1986-04-30 Shinwa Seisakusho:Kk 生海苔洗浄装置

Patent Citations (4)

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