JPH04138362U - 美術表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［目的］ 本考案は、絵画や写真等の美術品を表示させ
るための美術表示装置に係わり、特に、枠体の所望の位
置に、美術品から得られる心理的なイメージと対応する
文章が表示されている文字表示部が形成されている美術
表示装置を提供することを目的とする。 ［構成］ 本考案は、枠体が、絵画、写真等の美術品を
保持し、枠体の正面部の所望の位置に形成された文字表
示部が、美術品から得られる心理的なイメージと対応す
る文章を表示する様になっており、鑑賞者に対して、美
術品から得られる心理的なイメージをより効果的に与え
ることができる。また本考案は、枠体が額縁となってお
り、額縁が、絵画又は写真の美術品を保持し、額縁の正
面下部の略中央部の位置に形成された文字表示部が、美
術品から得られる心理的なイメージと対応する文章を表
示する様に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、絵画や写真等の美術品を表示させるための美術表示装置に係わり、 特に、枠体の所望の位置に、美術品から得られる心理的なイメージと対応する文 章が表示されている文字表示部が形成されている美術表示装置に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来から絵画や写真等を保持するための額縁等が、多種多様に販売されていた 。これらの額縁は、アルミニウム製の簡便なものから凝った装飾が施されたもの まで存在していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記多種多様の額縁等は、色彩や装飾に変化を持たせる程度しか 変化がなく、斬新さに欠けるという問題点があった。従って、従来のものから根 本的に異なり、斬新で付加価値の高い額縁等の出現が強く望まれていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題に鑑み案出されたもので、絵画、写真等の美術品と、この美 術品を保持するための枠体と、この枠体の正面部の所望の位置に形成され、前記 美術品から得られる心理的なイメージと対応する文章が表示されている文字表示 部とからなることを特徴としている。

【０００５】 更に本考案は、絵画又は写真からなる美術品と、この美術品を保持するための 額縁と、この額縁の正面下部の略中央部の位置に形成され、前記美術品から得ら れる心理的なイメージと対応する文章が表示されている文字表示部とからなるこ とを特徴としている。

【０００６】

【作用】

以上の様に構成された本考案は、枠体が、絵画、写真等の美術品を保持し、枠 体の正面部の所望の位置に形成された文字表示部が、美術品から得られる心理的 なイメージと対応する文章を表示する様になっている。

【０００７】 また本考案は、額縁が、絵画又は写真の美術品を保持し、額縁の正面下部の略 中央部の位置に形成された文字表示部が、美術品から得られる心理的なイメージ と対応する文章を表示する様になっている。

【０００８】

【実施例】

本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１は本実施例の美術表示装置１ を示すもので、美術表示装置１は、額縁２と、この額縁２に飾られた絵画３と、 文字表示部４とから構成されている。額縁１は枠体に該当するもので、絵画、写 真等の美術品を保持するためのものである。この額縁１は、単なるアルミフレー ムから構成してもよく、更に、彫刻等の装飾を施した木製等であってもよい。

【０００９】 絵画３は美術品に該当するもので、この美術品は絵画に限ることなく、写真、 イラスト、版画等であってもよい。更に絵画は、原色画、白黒画、多色印刷によ るもの等、何れの印刷等が施されていてもよく、更に、一品作であってもよい。 また絵画等の美術品をジグゾーパズル等にすることも可能である。そして文字表 示部４は、絵画３等の美術品から得られる心理的なイメージと対応する文章を表 示するためのものである。この文字表示部４は、額縁２の正面下部の略中央部の 位置に形成されているが、その他、所望の場所に記載することができる。

【００１０】 この文字表示部４は、心理学の研究成果に基づき、絵画３等の美術品から得ら れる心理的効果に対応する文章を記載するものである。本実施例の絵画３からは 、「明るい希望を涌き立たせる」という心理的効果が得られるので、文字表示部 ４には「明るい希望が涌いて来る」という文章を表示する様になっている。

【００１１】 従って鑑賞者が、この絵画３が入っている額縁２を見れば、絵画３から生じる 心理的効果と額縁２の文字表示部４の文章との相乗効果により、鑑賞者により効 果的な心理効果を与えることができる。

【００１２】 なお文字表示部４の文章は、上記文章に限ることなく、絵画３の絵柄に合わせ て適宜変更させることができる。しかしながら文字表示部４の文章は、絵画３等 の美術品から得られる心理的なイメージと対応する文章である必要があり、この 心理的なイメージは、心理学者等の研究の成果を採用することが望ましい。

【００１３】 また文字表示部４の文章は、日本語に限らず、英語、フランス語、ドイツ語等 の外国語であってもよい。更に複数の文章を文字表示部４に記載することもでき る。

【００１４】 そして絵画３等の美術品は何れの絵柄であってもよいが、鑑賞者に対して、あ る特定のイメージ与える、心理学的に典型的な絵画であることが望ましい。この 場合には文字表示部４の文章と合わせて、最も効果的な心理的効果を鑑賞者に与 えることができる。

【００１５】

【効果】

以上の様に構成された本考案は、絵画、写真等の美術品と、この美術品を保持 するための枠体と、この枠体の正面部の所望の位置に形成され、前記美術品から 得られる心理的なイメージと対応する文章が表示されている文字表示部とからな るので、美術品から生じる心理的効果と、枠体の文字表示部の文章との相乗効果 により、鑑賞者に対して、美術品から得られる心理的なイメージをより効果的に 与えることができるという卓越した効果がある。

【００１６】 更に本考案は、絵画又は写真からなる美術品と、この美術品を保持するための 額縁と、この額縁の正面下部の略中央部の位置に形成され、前記美術品から得ら れる心理的なイメージと対応する文章が表示されている文字表示部とからなるの で、文字表示部が絵画の美感等を損なわない場所に描かれると共に、鑑賞者の見 やすい場所に配置されているので、美術品が有する心理的効果を、最も効果的に 鑑賞者に与えることができるという効果がある。

【００１７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の美術表示装置の構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ 美術表示装置 ２ 額縁 ３ 絵画 ４ 文字表示部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 絵画、写真等の美術品と、この美術品を
   保持するための枠体と、この枠体の正面部の所望の位置
   に形成され、前記美術品から得られる心理的なイメージ
   と対応する文章が表示されている文字表示部とからなる
   ことを特徴とする美術表示装置。
2. 【請求項２】 絵画又は写真からなる美術品と、この美
   術品を保持するための額縁と、この額縁の正面下部の略
   中央部の位置に形成され、前記美術品から得られる心理
   的なイメージと対応する文章が表示されている文字表示
   部とからなることを特徴とする美術表示装置。