JP3000983U

JP3000983U - 葬儀用送り言葉記載用紙

Info

Publication number: JP3000983U
Application number: JP1994002465U
Authority: JP
Inventors: 哲士松浦
Original assignee: 哲士松浦
Priority date: 1994-02-10
Filing date: 1994-02-10
Publication date: 1994-08-16
Anticipated expiration: 2000-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】葬儀の際などに死者の知人などが、死者に対
する送り言葉を記載することができるようにした用紙で
あって、記載した用紙を葬儀の祭壇に飾ったり、棺の中
に入れたり、または家人などが思い出のために保管した
りすることができるようにしたものである。【構成】適宜形状に形成した厚紙の一部に死者の人名
を記載可能な枠３の形状を記載し、且つ該枠３内の上部
に故という文字を記載し、さらに用紙の適宜箇所に送り
言葉などを意味する文字を記載するとともに、該厚紙を
適宜色彩を用いて装飾して形成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、死者に対し、死者の知人達が送り言葉を書き、葬儀の祭壇に飾ったり、死者の入った棺の中に入れたり、または遺族が思い出のために保管したりすることができる葬儀用送り言葉記載用紙に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来においては、死者の知人達が送り言葉を書き、葬儀の祭壇に飾ったり、死者の入った棺の中へ入れたり、または遺族が思い出のために保管したりするための死者への送り言葉記載用紙は販売されておらず、簡単に入手することはできなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来においては、上記のように死者への送り言葉記載用紙を容易に入手することができなかったので、葬儀の際にもそのようなものは使用せず、一部の知人が死者に向って送り言葉を述べるだけであり、その他の知人には物足りなく思う者が多かった。本考案は、上記従来の問題点を解消すべく、多数の知人が死者に送り言葉を送ることができる葬儀用送り言葉記載用紙を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

四角形またはその他の形状に形成した厚紙の一部に死者の氏名を記載可能な枠の形状を記載し、且つ該枠内の上部に故という文字を記載し、さらに用紙の隅などに送り言葉という文字を記載するとともに、該厚紙を適宜色彩を用いて花模様などの模様または色彩のみによって装飾し、多数の者が送り言葉を書き、祭壇に飾ったり棺の中に入れたりすることができ、また遺族が保管したりすることができる送り言葉記載用紙である。

【０００５】

【作用】

用紙の中央部などに記載された枠の中に死者の氏名を書き、その他の部分に多数の知人達が送り言葉と自分の氏名を書くようにする。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１に示すのは、本考案の送り言葉記載用紙１の正面図であり、ほぼ１．５ｍｍほどの厚みを有する長方形の厚紙の表面全体を極めて濃度の淡い紫色などの色彩を施し、さらに紫、黄、緑などのわずかに濃い色彩を用いて菊の花などの模様２が記載されている。また用紙の中央部の上部には、死者の氏名を記載すべく縦長状の枠３を金色で記載し、該枠内の上部に「故」、下部に「さん」または「様」「殿」という文字を記載し、枠の直下には「へ」と何れも黒色で記載してある。また用紙の右端の上部には「送り言葉」または「送り言葉集」などという文字を黒色で記載してある。なお上記の「」の記号は何れも不要である。さらにまた用紙の四周の端縁４は細い銀色が施されている。なお用紙の大きさは限定しないが、Ｂ４判ぐらいが使い易い。

【０００７】この用紙を販売する場合には、３枚ほどを１組とし、前記用紙を祭壇に飾るための厚紙で折り畳み式に形成した例えば写真立てのような掛止具を、別に付属品として販売するのが好ましい。この送り言葉記載用紙を使用する場合には、用紙中央の枠３の中へ死者の氏名を書き、その他の部分に知人達が死者への送り言葉と自分の氏名を書くのであるが、これは通夜に人が集った時に寄せ書きをするようにして書けば、通夜の時間が十分にあるので書き易い。このように書いたものを翌日の葬儀の際に祭壇に飾ったり、その後は棺の中に入れることもできる。また遺族が思い出のために保管することもできる。なお一枚の用紙に書き足りない場合は、複数枚使用してもよい。

【０００８】本考案の送り言葉記載用紙１の形状は、長方形に限らず、円形、楕円形、花形およびその他の形状としてもよく、また用紙の厚みも限定せず、さらにまた模様や色彩も限定しない。また枠３や「送り言葉」等の記載位置も限定するものではなく、さらにまた記入する死者の人名は、氏名に限らず名前のみでもよく、その他あだ名、称号名などでもよく自由である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の葬儀用送り言葉記載用紙は、死者の多数の知人が送り言葉を書くことができるので、書いた知人達は満足感を感ずることができる。またこの用紙を祭壇に飾ったり、棺の中に入れたり、さらにまた遺族が保管し時々取り出して死者や知人達を思い出し、感慨にふけることができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の葬儀用送り言葉記載用紙の正面図であ
る。

【図２】本考案の葬儀用送り言葉記載用紙の平面図であ
る。

【図３】本考案の葬儀用送り言葉記載用紙に記載する文
字の一例を示す説明図である。

【符号の説明】

１・・・送り言葉記載用紙２・・・模様３・・・枠４・・・端縁

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】適宜形状に形成した厚紙の一部に死者の
氏名を記載可能な枠の形状を記載し、且つ該枠内の上部
に故という文字を記載し、さらに厚紙の適宜箇所に送り
言葉などを意味する文字を記載するとともに、該厚紙を
適宜色彩により装飾して形成したことを特徴とする葬儀
用送り言葉記載用紙。