JPH04137718U - グリスフイルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】油の回収効率の悪い波形成型を、油の表面張力
が作用しにくい形状にする。 【構成】パンチングメタルを使用せるグリスフイルター
において、フイルター１全体を多数のＶ状に角を有する
ように成型加工２を施し、フイルターの有効表面積を大
きくすると同時に、油の回収効率を高めた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案のものは、パンチングメタルを使用せるグリスフイルターの有効補集面 積を大きくすると同時に、油の回収効率を良くした、グリスフイルターの改良に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のグリスフイルターには、補集した油が空気穴の部分に溜り、これが雫く になって調理中のレンジ上の部分に落下して来るトラブルが発生した。 又フイルターの有効面積を大きくする目的で、全体を波形に成型加工したものも 開発されているが、これとても波形の形状がＵ状のもので、油の表面張力が作用 して、なかなか回収されない欠点を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これを解決するには、従来の油の回収効率の悪い波形成型を、油の表面張力が 作用しにくい形状にする必要がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決するための手段として、本考案のものは、全体の形状を多数の Ｖ状の角を有する様に成型加工する事により、油の表面張力が作用しにくくなり 、油が回収溝をスムーズにながれ、有効補集面積を大きくすると同時に油の回収 効率を高めたものである。

【０００５】

【実施例】

図によりその実施例を説明すれば、第１図はパンチングメタルフイルター１の 平面図であって、全体を多数のＶ状に角を有する様に成型加工する事により、油 の補集面積を大きくすると同時に、油の回収効率を高めたものである。 第２図はそのＡ−Ａ断面図であって、数多くのＶ状の角を有する成型加工をした 部分を示すものである。 このように従来の波形成型のように油の回収効率の悪いのが解決され、Ｖ状に改 良する事により油の表面張力の作用を少なくして、油の流れを良くし回収効率を 高めたものである。

【０００６】

【考案の効果】

従来のパンチングメタルフイルター、及び全体を波形に成型加工したフイルタ ーにくらべ、油の補集面積を大きくすると同時に、油垂れが無くなり、補集した 油の回収効率を高め、プレス加工によりその製造が手軽なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のフイルターの平面図

【図２】そのフイルターのＡ−Ａ断面図であって、数多
くＶの角を有する成型加工をした部分を示す図

【符号の説明】

１ バンチングメタルフイルター ２ Ｖ状成型加工部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パンチングメタルを使用せるグリスフイ
   ルターにおいて、フイルター全体を多数のＶ状に角をつ
   けて成型加工する事で、フイルターの有効表面積を大き
   くすると同時に、油の回収効率を高めた事を特徴とせる
   グリスフイルター。