JPH04137381A - 装置の故障表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば送配電設備等を保護するた給に設置さ
れる避雷器のように、異常時に容器内部に圧力上昇が発
生する容器を備えた装置の故障表示方法に関するもので
ある。

（従来の技術及び解決しようとする課題）避雷器の一つ
に、絶縁物又は金属材料で構成された円筒状の耐圧容器
内に、上下電極板及び電圧電流非直線性抵抗素子（以下
限流素子という）を収納し、外側を有機絶縁物で被覆す
ると共に、内部の空隙部に有機絶縁物を充填した避雷器
がある。

このような避雷器は、通常の雷サージでは限流素子の特
性で雷サージのみを通過し、送配電電圧では絶縁杖態を
回復して停電事故を未然に防ぐ。

しかし、設計値以上の過大な雷サージが侵入した場合は
限流素子が貫通短絡又は沿面閃絡し、内部に高温、高圧
のアークが発生して耐圧容器を破壊し、爆発飛散する。

これを防ぐため、避雷器では圧力容器の外壁に複数の放
圧孔を設けるか、上下に放圧弁を設ける等して避雷器外
部にガスを放出し、避雷器の爆発飛散を防ぐ方法がとら
れている。

しかし、この場合、ガスの放出が外見上明確に識別でき
ないという問題点があった。このため、ＣＴ等によって
避雷器に流れた電流を検出し、この検出し　た電流によ
ってガス放出を検知し、電気的な処理によって表示を行
なっていた。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消し、外見上容易に識別でき
る装置の故障表示方法を提供するもので、その特徴は、
異常時に容器内部に圧力上昇が発生する容器を備えた装
置において、容器内部に上昇圧力を受ける受圧板とこれ
に一体に設けた表示棒を収納し、圧力上昇時に上記表示
棒の先端部が装置外に突出することにより故障を表示す
ることにある。

（実施例） 第１図は本発明の故障表示方法を用いた避雷器の具体例
の要部の縦断面図で、同図（イ）は正常時の状態図、同
図（ロ）は故障時の状態図である。

図面に示すように、絶縁物又は金属材料で構成された円
筒状の耐圧容器（１）内には、内部を貫通する吊り棒（
３）で吊り構造により固定された限流素子（２）及びそ
の下方に位置する下部電極（４）が収納されている。そ
して、限流素子（２）と下部電極（４）の間には支持筒
（■０）で支持された受圧板（８）が位置し、その下面
に固着した故障表示棒（９）が下部電極（４）を貫通し
て下方に延び、下部電極（４）の下部に設けたパイプ（
５）内に位置している。前記耐圧容器（１）の外側は有
機絶縁物で被覆（６）すると共に、その内部にも有機絶
縁物（７）を充填しである。

このような避雷器において、設計値以上の過大な雷サー
ジが侵入した場合は、限流素子（２）が貫通短絡又は沿
面閃絡し、内部に高温、高圧のガスを発生するが、発生
した内部ガス圧を受圧板（８）が受けて、第１図（Ｉｌ
ｌ）のように下方に押し下げられ、これに一体に設けた
故障表示棒（９）が下降し装置の外に突出する。この時
、故障表示棒（９）の先端部に識別容易な着色（９ａ）
を施しておけば、外部より容易に識別することが可能と
なり、故障を認識することが出来る。

第２図は第１図と同様の避雷器の他の具体例の要部の縦
断面図で、同図（イ）は正常時の状態図、同図（ｌ］）
は故障時の状態図である。なお、図面において第１図と
同一記号は同一部位をあられしている。

本具体例においては、故障表示棒（９）の先端部に、突
出した時開いて蝶の羽根状になる表示手段（９ｂ）を設
けたもので、勿論この部分に着色を施してもよい。これ
により外見により装置の故障が一層識別し易くなる。

第３図は第１図と同様の避雷器のさらに他の具体例の要
部の縦断面図で、同図（イ）は正常時の状態図、同図Ｃ
ｌ７）は故障時の状態図である。なお図面において第１
図と同一記号は同一部位をあられしている。

本具体例においては、故障表示棒（９）を内部に挿通し
ているパイプ（５）の先端に、故障時に外部に突出した
故障表示棒（８）によって駆動する故障表示部（９Ｃ）
を設けである。この故障表示部（９Ｃ）は一端を上記パ
イプ（５）に取付けた枠体（９１）と、該枠体（９１）
にピン（９４）によって枢着され、半円形の突起部（９
２ンを枠体（９１）内に位置せしめた駆動部片（８３）
を備えている。そして、故障時に故障表示棒（３）が突
出した時、上記半円形の突起部（９２）間に挿入される
ことにより、同図（ロ）のように駆動部片（９３）はピ
ン（９４）を軸として水平方向に駆動し、装置の故障を
認識させる。

この際、上記駆動部片（９３）に着色を施してもよい。

以上本発明の故障表示方法を避雷器について説明したが
、避雷器に限定されるものではなく、異常時に容器内部
に圧力上昇が発生する容器を備えた装置の故障表示方法
に適用できるのはいうまでもない。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の装置の故障表示方法によ
れば、従来のような電気的手段等の複雑な装置等を付加
することなく、外見により容易に装置の故障を認識する
ことが可能となるので、避雷器等異常時に内部圧力上昇
が発生する装置に利用するとき極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図はいずれも本発明の故障表示
方法を用いた避雷器の具体例の要部の縦断面図で、それ
ぞれ（イ）図は正常時の状態図、（ロ）図は故障時の状
態図である。 １・・・耐圧容器、２・・・限流素子、３・・・吊り棒
、４・・・下部電極、５・・・パイプ、６・・・絶縁被
覆、７・・・充填絶縁物、８・・・受圧板、９・・・故
障表示棒。 （コ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）異常時に容器内部に圧力上昇が発生する容器を備
   えた装置において、容器内部に上昇圧力を受ける受圧板
   とこれに一体に設けた表示棒を収納し、圧力上昇時に上
   記表示棒の先端部が装置外に突出することにより故障を
   表示することを特徴とする装置の故障表示方法。
2. （２）表示棒の装置外に突出する部分に着色等の識別手
   段を施したことを特徴とする請求項（１）記載の装置の
   故障表示方法。
3. （３）表示棒の先端部が装置外に突出した時、その先端
   部が別に設けた表示部を駆動することを特徴とする請求
   項（１）記載の装置の故障表示方法。