JPH04137302A - 照明システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばテレビスタジオや劇場の舞台などの照
明システムに関する。

（従来の技術） この種の照明システムでは、光の照射方向を自動制御可
能な複数の照明器具を天井等に設置し、各照明器具に指
示を与える入力装置で各照明器具の照射方向の角度を入
力することにより、各照明器具の照射方向を設定できる
ようになっていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、従来の照明システムでは、実際に必要とされる
被照射面の配光パターンを確認することができなかった
。そのため、感覚的に照明器具の照射方向を設定してお
り、適切な配光パターンの照明を得ることができなかっ
た。

また、実際に得たい配光パターンや被照射面の座標を把
握していても、それらを入力することはできず、各照明
器具に対して照射方向の角度をいちいち入力しなければ
ならないため、適切な配光パターンの照明や所定座標の
照度を得ることができなかった。

また、水平方向や垂直方向の器具位置を移動制御可能と
する照明器具の場合にも、感覚的に器具位置を設定して
いるだけであり、目的とする器具位置の座標を把握して
いても、目的とする位置に照明器具を配置できず、適切
な配光パターンの照明を得ることができなかった。

本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、適切
な配光パターンの照明を行える照明システムを提供する
ことを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 請求項１の発明は、光の照射方向を自動制御可能な照明
器具と、この照明器具の照射方向を指定入力する入力装
置と、この入力装置で入力される照射方向データに対応
した配光パターンを演算する演算装置と、この演算装置
で演算された配光パターンを表示する表示装置とを備え
たものである。

請求項２の発明は、光の照射方向を自動制御可能な照明
器具と、この照明器具の配光パターンあるいは被照射面
の座標を入力する入力装置と、この入力装置で入力され
る配光パターンデータあるいは座標データに対応した照
射方向データを演算して前記照明器具に出力する演算装
置とを備えたものである。

請求項３の発明は、光の照射方向を自動制御可能とする
とともに被照射面に対する器具位置を移動制御可能とし
、その器具位置の座標を検出する検出手段を有する照明
器具と、この照明器具の照射方向および器具位置の目標
座標を指定入力する入力装置と、前記検出手段で検出さ
れる現在の座標データと前記入力装置で指定入力される
目標の座標データとから移動データを演算して前記照明
器具に出力する演算装置とを備えたものである。

（作用） 請求項１の発明では、入力装置で照明器具の照射方向を
指定入力することにより、その照射方向データに対応し
た配光パターンが演算装置で演算され、この配光パター
ンが表示装置で表示される。また、入力された照射方向
データに応じて照明器具の光の照射方向が自動制御され
る。

請求項２の発明では、入力装置で配光パターンあるいは
被照射面の座標を入力することにより、その配光パター
ンデータあるいは座標データに対応した照射方向データ
が演算装置で演算され、この演算された照射方向データ
に応じて照明器具の光の照射方向が自動制御される。

請求項３の発明では、入力装置で照射方向および器具位
置の目標座標を指定入力することにより、照明器具の検
出手段で検出される器具位置の現在の座標データと指定
入力された目標の座標データとから移動データが演算装
置で演算され、この演算された移動データに応じて照明
器具が目的座標に移動制御される。また、入力された照
射方向データに応じて照明器具の光の照射方向が自動制
御される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を第１図および第２図を
参照して説明する。

第１図は照明システムを示し、１１は光の照射方向を自
動制御可能な複数（ｌ、２・・・ｎ）の照明器具である
。この各照明器具１１は、少なくともランプおよび反射
板を含む光学系を有し、この光学系を水平方向の軸を中
心として回動させてチルト方向の照射方向を可変させる
チルト用モータＭ７と、光学系を垂直方向の軸を中心と
して回動させてパン方向の照射方向を可変させるパン用
モータＭアと、光学系のチルト方向の位置を検出するチ
ルト用センサＳＴと、光学系のパン方向の位置を検出す
るパン用センサＳＰを備えている。また、各照明器具１
１は後述するコンピュータに接続された伝送親善Ｉ２の
伝送ラインに並列に接続される転送子器１３をそれぞれ
備えており、この各転送子器１３は、固有のアドレスを
有し、伝送親善１２から該当するアドレスが指定された
ときのみに伝送親善１２から伝送される制御データを入
力し、モータＭア９Ｍ、の駆動やセンサＳＴ、Ｓ、から
の検出信号の出力を行う。

また、２１はコンピュータで、照明器具１１の照射方向
を指定入力する入力装置、この入力装置で入力される照
射方向データに対応した配光パターンを演算する演算装
置の機能を備えている。このコンピュータ２１には、各
照明器具１１の照射方向の角度を入力するためのキーボ
ードが設けられている。また、各照明器具１１の設置位
置（水平方向位置ｘ、Ｙｓ垂直方向位置ｚ）、配光特性
（照射方向に対応した配光パターンデータ）などがデー
タベースとして得られる。したがって、演算装置の機能
では、キーボード２２で入力される照射方向データとデ
ータベースで得られる照射方向に対応した配光パターン
データとにより配光パターンを演算できるようになって
いる。そして、このコンピュータ２１には、前記伝送親
善１２が接続され、各照明器具１１ごとのアドレス、チ
ルトおよびパン方向の駆動などの制御データを出力し、
各照明器具１１ごとのチルトおよびパン方向の位置など
の現状データを入力する。

また、３１はコンピュータ２１で演算された配光パター
ンを表示する表示装置としてのＣＲＴである。

次に、照明器具１１の照射方向の設定動作を第２図のフ
ローチャートを参照して説明する。

まず、コンピュータ２１のキーボード２２によって設定
を行う照明器具１１のアドレス、照射方向を指定入力す
る（ステップ１）。

この入力によりコンピュータ２１は、データベースから
対応する照明器具１１の設置位置（ｘ、ｙ。

ｚ）、配光特性（照射方向に対応した配光パターンデー
タ）を読出す（ステップ２）。

そして、コンピュータ２１は、演算装置の機能により、
キーボード２２で入力された照明器具１１の照射方向デ
ータとデータベースで得られた照射方向に対応した配光
パターンデータとにより配光パターンを演算する（ステ
ップ３）。

この演算された配光パターンをＣＲＴ３１で表示する（
ステップ４）。

一方、コンピュータ２１は、入力された照射方向に照明
器具１１の光学系を設定するために必要なチルト方向お
よびパン方向の角度を演算し、この制御データをアドレ
スとともに伝送親善１２に出力する（ステップ５）。

その伝送親善Ｉ２では、コンピュータ２１から出力され
る制御データを転送子器Ｉ３で入力できるように、制御
データを変換して出力する（ステップ６）。

そして、該当するアドレスを有する照明器具１１では、
転送子器１３がアドレスの指定に伴って制御データを入
力し、この転送子器１３によって制御データをモータ駆
動データに変換して各モータＭ　ｔ　、　Ｍ−を制御し
くステップ７）、光学系をチルト方向およびパン方向に
可動させる。

また、各モータＭ。１ＭＰの駆動系の回転をセンサＳＴ
、ＳＰで検出して累計することにより、光学系の位置を
示す位置データを取出し、転送子器１３から伝送親善１
２を通じてコンピュータ２１に出力する（ステップ８）
。

なお、コンピュータ２１では、制御後に、各照明器具１
１の光学系の角度位置データなどを必要に応じて１つの
照明パターンとして保存する（ステップ９）。

以上のように、照射方向を入力すれば、その入力される
照射方向データに対応した配光パターンを演算し、この
演算された配光パターンをＣＲＴ３１で表示することが
できるため、実際に必要とされる被照射面の配光パター
ンを確認することができ、適切な配光パターンの照明を
得ることができる。

次に、本発明の第２の実施例を説明する。

この実施例では、第１図に示す構成を備えているが、コ
ンピュータ２１には配光パターンを入力し、この配光パ
ターンに応じて照明器具１１の照射方向を調整するよう
にしている。

そして、配光の設定動作を第３図のフローチャートを参
照して説明する。まず、コンピュータ２１に実現したい
配光パターンが入力されると（ステップ１１）、この配
光パターンをＣＲＴ３１で表示する（ステップ１２）。

また、コツピユータ２１は、各照明器具１１の設置位置
（ｘ、ｙ、ｚ）　、配光特性を読出すとともに（ステッ
プ１３）、各照明器具１１の光学系の現在の角度位置デ
ータを読出しくステップ１４）、それらのデータから現
在の配光パターンを演算しくステップ１５）、その配光
パターンをＣＲＴ３１で表示する。

したがって、ＣＲＴ３１では実現したい配光パターンと
現在の状態の配光パターンとが表示される。

一方、コンピュータ２１は、入力された配光パターンを
実現するために必要な各照明器具１１の光学系の角度を
演算し、この制御データをアドレスとともに伝送親藩１
２に出力する（ステップ１６）。

その後のステップ１７〜２０は、前述のステップ６〜９
と同様の処理が行われる。

なお、ステップＩ９で取出された光学系の角度、位置デ
ータはコンピュータ２１に入力され、各照明器具１１の
光学系の角度制御に伴って順次変化する現在の配光パタ
ーンをＣＲＴ３１で表示する。

以上のように、実現したい配光パターンを入力すれば、
その配光パターンデータに対応した各照明器具１１の照
射方向データを演算し、この照射方向データによって各
照明器具の照射方向を制御することができるため、適切
な配光パターンを得ることができる。

次に、本発明の第３の実施例を説明する。

この実施例では、第１図に示す構成を備えているが１、
コンピュータ２１には照明を向けたい被照射面の座標を
入力し、この座標データに応じて照明器具１１の照射方
向を調整するようにしている。

そして、配光の設定動作を第４図のフローチャートを参
照して説明する。まず、コンピュータ２１に被照射面の
座標（ｘ、ｙ）が入力されると（ステップ２１）、コン
ピュータ２１は、照明器具１１の設置位置（ｘ、ｙ、ｚ
）を読出すとともに（ステップ２２）、照明器具１１の
光学系の現在の角度位置データを読出しくステップ２３
）、それらのデータから入力された座標に照明器具１１
の光学系を向けるために必要な角度を演算し、この制御
データをアドレスとともに伝送親藩１２に出力する（ス
テップ２４）。

その後のステップ２５〜２８は、前述のステップ６〜９
と同様の処理が行われる。

以上のように、照明を向けたい被照射面の座標を入力す
れば、その座標データに対応した各照明器具１１の照射
方向データを演算し、この照射方向データによって各照
明器具の照射方向を制御することかできるため、所望の
被照射面に適切な照度を得ることができる。

次に、本発明の第４の実施例を説明する。

この実施例の照明システムを第５図に示している。この
実施例では、各照明器具１１光学系の向きが可変できる
他、器具自体の位置が水平方向のｘ、ｙ軸方向、垂直方
向の２軸方向に可動できるようになっている。すなわち
、各照明器具１１は、光学系を駆動するモータＭＴ、Ｍ
、の他に、器具自体をＸ軸方向に駆動するＸ軸周モータ
Ｍ８、ｙ軸方向に駆動するｙ軸周モータＭ、、ｚ軸方向
に駆動するＺ軸周モータＭ、を備えている。また、光学
系の位置を検出するセンサＳ−，Ｓｒの他に、器具自体
のＸ軸方向の位置を検出するＸ軸周センサｓ、、ｙ軸方
向の位置を検出するｙ軸周モータＳｙ、ｚ軸方向の位置
を検出する２軸用モータＳ８を備えており、それらのセ
ンサＳ、、Ｓア。

Ｓ、によって器具位置の座標を検出する検出手段が構成
されている。

そして、照射方向の設定動作を第６図のフロ−チャート
を参照して説明する。まず、設定を行う照明器具１１の
アドレス、その照明器具１１の目標座標、照射方向が入
力されると（ステップ３１）、対応するアドレスの照明
器具１１の現在座標、その照明器具１１の光学系の現在
の角度位置データを読出しくステップ３２）、そのデー
タから目標座標に照明器具１１を移動させるために必要
な方向および移動距離、入力された照射方向に光学系を
向けるために必要な角度を演算し、この制御データをア
ドレスとともに伝送親善１２に出力する（ステップ３３
）。

その後のステップ３４〜３７は、前述のステップ６〜９
と同様の処理が行われる。ただし、ステップ３５では、
モータＭ８．Ｍ、、Ｍ、も制御されて照明器具１１自体
が移動され、また、ステップ３６では、センサＳ、、Ｓ
、、Ｓｔによって移動される照明器具１１の現在座標が
検出される。また、ステップ３７では、制御後に、各照
明器具１１の座標や光学系の角度位置データなどを必要
に応じて１つの照明パターンとして保存する。

以上のように、器具位置の目的座標を人力すれば、照明
器具１１の検出手段４１で検出される、器具位置の現在
の座標データと入力された目標座標データとから移動デ
ータを演算し、この移動データに応じて照明器具１１の
位置を目的座標に移動制御することができるため、適切
な配光パターンを得ることができる。

〔発明の効果〕

請求項１の発明によれば、照射方向を入力することによ
り、その照射方向データに対応した配光パターンを演算
し、この配光パターンを表示装置で表示することができ
るため、実際に必要とされる被照射面の配光パターンを
確認することができ、適切な配光パターンを得ることが
できる。

請求項２の発明によれば、配光パターンあるいは被照射
面の座標を入力することにより、その配光パターンデー
タあるいは座標データに対応した照射方向データが演算
され、この演算された照射方向データに応じて照明器具
の光の照射方向が自動制御されるため、適切な配光パタ
ーンあるいは所望の被照射面に適切な照度を得ることが
できる。

請求項３の発明によれば、照射方向とともに器具位置の
目標座標を入力することにより、照明器具の検出手段で
検出される器具位置の現在の座標データと入力された目
標の座標データとから移動データが演算され、この演算
された移動データに応じて照明器具が目的座標に移動制
御されるため、目的とする位置に照明器具を配置するこ
とができ、適切な配光パターンを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の照明システムの一実施例を示す構成図
、第２図はそのフローチャート図、第３図は本発明の第
２の実施例を説明するフローチャート図、第４図は本発
明の第３の実施例を説明するフローチャート図、第５図
は本発明の第４の実施例を示す構成図、第６図はそのフ
ローチャート図である。 １１・・照明器具、２１・・入力装置および演算装置の
機能を有するコンピュータ、３１・・表示装置、 ４１・ ・検出手段。 同 樺 澤 聡 −峯夕１−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光の照射方向を自動制御可能な照明器具と、 この照明器具の照射方向を指定入力する入力装置と、 この入力装置で入力される照射方向データに対応した配
   光パターンを演算する演算装置と、この演算装置で演算
   された配光パターンを表示する表示装置と を備えたことを特徴とする照明システム。
2. （２）光の照射方向を自動制御可能な照明器具と、 この照明器具の配光パターンあるいは被照射面の座標を
   入力する入力装置と、 この入力装置で入力される配光パターンデータあるいは
   座標データに対応した照射方向データを演算して前記照
   明器具に出力する演算装置とを備えたことを特徴とする
   照明システム。
3. （３）光の照射方向を自動制御可能とするとともに被照
   射面に対する器具位置を移動制御可能とし、その器具位
   置の座標を検出する検出手段を有する照明器具と、 この照明器具の照射方向および器具位置の目標座標を指
   定入力する入力装置と、 前記検出手段で検出される現在の座標データと前記入力
   装置で指定入力される目標の座標データとから移動デー
   タを演算して前記照明器具に出力する演算装置と を備えたことを特徴とする照明システム。