JPH04136361A - 積層板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、壁板、天井板等の内装材に使用される積層板
の製造方法に関する。

（従来の技術） 従来、内装材に使用される積層板としては、無機質基板
の表面にジアリルフタレート（ＤＡＰ）樹脂等の熱硬化
性樹脂含浸化粧紙を加熱圧着したものが知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来技術に於いては、耐薬品性等を
向上させるには、含浸樹脂に高品質の樹脂をブレンドし
たり、含浸樹脂量の増加を行う必要があるが、高品質の
樹脂は一般に高価であり、又、樹脂により紙への浸込性
が異なり、最大樹脂含浸量は低重量の１３０％程度で、
増加に限度があるという問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明積層板の製造方法は、上記従来の問題点を解決す
る為になされたものであって、無機質基板の表面に、熱
硬化性樹脂含浸化粧紙と熱可塑性樹脂フィルムとをこの
順に重ね合わせ、加熱圧着することをその要旨とするも
のである。

本発明に於いて使用される無機質基板としては、石綿セ
メント硅酸カルシウム板が好適に使用される。

本発明に於いて化粧紙に含浸される熱硬化性樹脂として
は、ＤＡＰ樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂等が挙げられる。

本発明に於いて使用される熱可塑性樹脂フィルムとして
は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）樹脂、アク
リル樹脂、弗素系樹脂、ポリ塩化ビニル等のフィルムが
挙げられ、熱硬化性樹脂含浸化粧紙に当接する面にアク
リルウレタン系ブライマーで表面処理するのが好ましい
。

（作用） 本発明積層板の製造方法は、無機質基板の表面に、熱硬
化性樹脂含浸化粧紙と熱可塑性樹脂フィルムとをこの順
に重ね合わせ、加熱圧着してなるので、製造される積層
板の耐薬品性、表面光沢が向上し、熱可塑性樹脂フィル
ムに印刷を施すことにより、色柄のバリエーションも増
加する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す説明図であって、厚み
５ｍの石綿セメント硅酸カルシウム製無機質基板１の表
面に、厚み０．１閣、重量８０ｇ／ｒｔｌの酸化チタン
混抄紙にＤＡＰ樹脂を８０ｇ／　ｒｄ含浸させた熱硬化
性樹脂含浸化粧紙２及び厚み７５μ、化粧紙側の一面に
アクリルウレタン系ブライマーで表面処理したＰＥＴ樹
脂フィルム３が、この順に重ね合わせられ、無機質基板
１の厚みのばらつきを吸収する為のクツション材４．４
の間に挟まれ、図示していない可動盤と固定盤の間に設
置され、内部に過熱蒸気もしくは熱水を通して加熱され
ている２枚の加熱盤５．５の間に挿入され、温度１２０
〜１５０℃、圧力１０〜２０ｋｇ／ｄで加熱、加圧され
て一体に圧着される。

前記方法により製造された積層板は、第２図に示すよう
に、熱硬化性樹脂含浸化粧紙層６の上に熱可塑性樹脂表
面保護層７が形成されており、５％水酸化ナトリウムに
よる表面接触劣化時間が、従来品の１６時間から５０時
間以上に向上した。

（発明の効果） 本発明の積層板の製造方法は、叙上の通りの構成とされ
ているので、耐水性、耐汚染性、耐薬品性、表面光沢に
優れ、色柄のバリエーションも豊富で、浴室の壁板や天
井板等に使用して好適な積層板を、安価に製造すること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す説明図、第２図は同上の
方法により製造された積層板を示す断面図である。 １・−無機質基板、 ２・−・熱硬化性樹脂含浸化粧紙、 ３−熱可塑性樹脂フィルム。 第　１０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、無機質基板の表面に、熱硬化性樹脂含浸化粧紙と熱
   可塑性樹脂フィルムとをこの順に重ね合わせ、加熱圧着
   することを特徴とする積層板の製造方法。