JPH04136329U - クラツチの冷却構造 - Google Patents
クラツチの冷却構造Info
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- JPH04136329U JPH04136329U JP4499091U JP4499091U JPH04136329U JP H04136329 U JPH04136329 U JP H04136329U JP 4499091 U JP4499091 U JP 4499091U JP 4499091 U JP4499091 U JP 4499091U JP H04136329 U JPH04136329 U JP H04136329U
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- clutch housing
- clutch
- port
- housing
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Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラッチハウジング内の雰囲気温度の上昇を
抑え、エンジンから動力系への動力の伝達を確実に行う
ことができ、しかも雨水等が侵入してもスムーズに排水
できるクラッチの冷却構造を提供することにある。 【構成】 クラッチハウジング11に吸気口18および
排気口17を設け、吸気口18から外気をクラッチハウ
ジング11の内部に吸入し、排気口17から排気してク
ラッチハウジング11の内部を空冷するとともに、クラ
ッチハウジング11の外周壁における下部に排水口35
を設け、かつクラッチハウジング11の外周壁の内周面
に排気口17および吸気口18から侵入した水を前記排
水口35に導く凸条部32を設けたことにある。
抑え、エンジンから動力系への動力の伝達を確実に行う
ことができ、しかも雨水等が侵入してもスムーズに排水
できるクラッチの冷却構造を提供することにある。 【構成】 クラッチハウジング11に吸気口18および
排気口17を設け、吸気口18から外気をクラッチハウ
ジング11の内部に吸入し、排気口17から排気してク
ラッチハウジング11の内部を空冷するとともに、クラ
ッチハウジング11の外周壁における下部に排水口35
を設け、かつクラッチハウジング11の外周壁の内周面
に排気口17および吸気口18から侵入した水を前記排
水口35に導く凸条部32を設けたことにある。
Description
【0001】
この考案は、フライホイール、クラッチディスク等を覆うクラッチハウジン
グを改良したクラッチの冷却構造に関する。
【0002】
発進時や変速時にエンジンから動力系への動力の伝達を断続するクラッチ1
は、図6に示すように、エンジン2と手動変速機3との間に設けられている。ク
ラッチ1はクラッチハウジング4によって覆われており、内部にエンジン2側の
駆動板と手動変速機構3側の被駆動板(いずれも図示しない)が設けられている
。
【0003】
ところで、摩擦クラッチは、エンジン2側の駆動板と手動変速機構3側の被駆
動板との摩擦力によって動力の伝達を行う装置であり、過酷な使用条件下ではク
ラッチハウジング4内の雰囲気温度が上昇する。
【0004】
ところが、従来のクラッチハウジング4は、内部に塵埃や雨水等が侵入しない
ように密閉構造になっているのが普通である。したがって、エンジン2側の駆動
板と手動変速機構3側の被駆動板との摩擦力によって熱が発生しても、その熱を
効率的に放熱できない。
【0005】
また、クラッチハウジング4内の雰囲気温度の上昇を押さえるために、クラッ
チハウジング4に放熱口を開口すると、内部に塵埃や雨水等が侵入し、これらが
駆動板と被駆動板との間に介入すると、滑りが発生して動力の伝達が円滑に行わ
れないという問題が発生する。
【0006】
このように、従来のクラッチにおいては、過酷な使用条件下ではクラッチハ
ウジング内雰囲気温度が上昇し、特に100℃程度まで上昇すると、摩耗が大き
くなり、エンジンから動力系への動力の伝達を断続するクラッチが滑りを発生し
、動力の伝達が円滑に行われないとう問題が発生しやすい。
【0007】
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、
クラッチの過酷な使用条件下においても、クラッチハウジング内雰囲気温度の上
昇を抑え、エンジンから動力系への動力の伝達を確実に行うことができ、しかも
駆動板と被駆動板の摩耗を抑え、耐久性のあるクラッチを得ることができるとと
もに、クラッチハウジングの内部に雨水等が侵入しても外部に排水できるクラッ
チの冷却構造を提供することにある。
【0008】
この考案は、前述した目的を達成するために、フライホイール、クラッチデ
ィスク等を覆うクラッチハウジングの外周壁における上部に、排気口および吸気
口を設け、吸気口から外気をクラッチハウジングの内部に吸入し、排気口から排
気してクラッチハウジングの内部を空冷するとともに、クラッチハウジングの外
周壁における下部に排水口を設け、かつクラッチハウジングの外周壁の内周面に
排気口および吸気口から侵入した水を前記排水口に導く凸条部を設けたことにあ
る。
【0009】
フライホイール、クラッチディスク等の回転によってクラッチハウジングの
内部に一方向の空気の流れが発生し、クラッチハウジングの内周面に沿って通風
するため、外気を吸気口からクラッチハウジングの内部に吸気するとともに、排
気口からクラッチハウジングの内部の空気が排気される。したがって、クラッチ
ハウジングの内部を自然空冷してクラッチハウジング内雰囲気温度の上昇を抑え
る。
【0010】
また、吸気口および排気口から雨水等が侵入した場合、雨水はクラッチハウジ
ングの外周壁の内周面に形成した凸条部によって排水口に導かれ、外部に排水さ
れる。
【0011】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1に示すように、クラッチハウジング11は鋳造等によって皿状に形成され
ている。クラッチハウジング11の開口部12側はエンジン側に位置し、底部1
3側は変速機側に位置している。そして、クラッチハウジング11にはフライホ
イール、クラッチディスク(図示しない)が内蔵されている。
【0013】
クラッチハウジング11の底部13における中心部には変速機のインプットシ
ャフトが軸支される軸受部14が設けられ、偏心した位置にはカウンタシャフト
の軸受部15が設けられている。
【0014】
クラッチハウジング11の外周壁16はフライホイール、クラッチディスクを
覆うように設けられ、この上部に位置するエンジン側には後述する排気口17が
設けられ、変速機側には吸気口18が設けられている。
【0015】
前記排気口17について説明すると、図2および図3に示すように、クラッチ
ハウジング11の内周面19の一部には内方に突出するリブ20が設けられ、こ
のリブ20によって囲まれる前部、すなわち通風方向手前側には外周壁16を貫
通するポート21が設けられている。
【0016】
前記ポート21にはフィルタ22を有するキャップ23が装着されており、こ
のキャップ23は外周壁16より外部に突出している。さらに、キャップ23の
開口を覆うようにカバー24が取り付けられ、クラッチハウジング11の内部の
空気は外部に排気されるが、塵埃や雨水がポート21からクラッチハウジング1
1の内部に侵入しないように構成されている。
【0017】
前記吸気口18について説明すると、図2および図4に示すように、クラッチ
ハウジング11の内周面19の一部には内方に突出するリブ25が設けられてい
る。このリブ25は、通風方向に沿って裾野26aを有する山形状に隆起する形
状で、その隆起部26の頂部には外周壁16を貫通するポート27が設けられて
いる。
【0018】
前記ポート27にはフィルタ28を有するキャップ29が装着されており、こ
のキャップ29は外周壁16より外部に突出している。さらに、キャップ29の
開口を覆うようにカバー30が取り付けられ、外気はクラッチハウジング11の
内部に吸気されるが、塵埃や雨水がポート27からクラッチハウジング11の内
部に侵入しないように構成されている。
【0019】
また、前記排気口17のキャップ23および吸気口18のキャップ29の内周
面には侵入した雨水を徐々にクラッチハウジング11の内周面19に導く螺旋状
溝31が設けられている。
【0020】
さらに、前記クラッチハウジング11の外周壁16における内周面にはその円
周方向に沿って凸条部32,32が設けられ、これはクラッチハウジング11の
下部まで延長している。そして、クラッチハウジング11の下部に位置する内周
面の一部には図5に示すように、凹陥部33が設けられ、凸条部32,32に沿
って導かれた雨水は凹陥部33に集流されるようになっている。
【0021】
前記凹陥部33に位置するクラッチハウジング11の開口端面には外周壁16
の内側から外側へ連通する屈曲した集流溝34が設けられ、この集流溝34によ
って雨水等をクラッチハウジング11の外部に排水する排水口35が設けられて
いる。
【0022】
このように構成されたクラッチによれば、フライホイールおよびクラッチディ
スクが回転すると、クラッチハウジング11の内部においてフライホイールおよ
びクラッチディスクの回転方向の空気の流れが発生する。
【0023】
すなわち、図2に矢印で示すように、クラッチハウジング11の内周面に沿っ
て空気が流れると、排気口17の部分においては、内周面19に内方に突出する
リブ20に空気が当たり、当たった空気はポート21から外部に排気される。
【0024】
ポート21にはフィルタ22を有するキャップ23が装着され、さらにカバー
24が設けられているため、ごみ等がクラッチハウジング11の内部に侵入する
ことはなく、雨水がクラッチハウジング11の内部に侵入するのを防止している
。
【0025】
また、前記吸気口18の部分においては、クラッチハウジング11の内周面1
9の一部に内方に突出するリブ25が設けられており、このリブ25は、通風方
向に沿って裾野26aを有する山形状に隆起する形状であるため、空気は裾野2
6aに沿って流れ、その隆起部26の頂部に開口するポート27の開口部付近で
負圧が発生する。
【0026】
したがって、外気はポート27のフィルタ28を通過してクラッチハウジング
11の内部に吸入される。このため、クラッチハウジング11の内部には常に新
鮮な外気が吸入され、内部において加熱された空気は排気口17から外部に排気
されることになり、クラッチの過酷な使用条件下においても、クラッチハウジン
グ11内の雰囲気温度の上昇を抑え、エンジンから動力系への動力の伝達を確実
に行うことができ、耐久性のあるクラッチを得ることができる。
【0027】
また、吸気口18においても、キャップ29の開口を覆うようにカバー30が
取り付けられているため、外気はクラッチハウジング11の内部に吸気されるが
、塵埃や雨水がポート27からクラッチハウジング11の内部に侵入するのを防
止している。
【0028】
しかし、排気口17や吸気口18から雨水等が侵入した場合には、排気口17
においてはキャップ23および吸気口18においてはキャップ29の螺旋状溝3
1によって徐々にクラッチハウジング11の内部に導かれる。
【0029】
クラッチハウジング11の内周面に導かれた雨水は凸条部32,32に沿って
クラッチハウジング11の下部に導かれ、クラッチハウジング11の下部に位置
する凹陥部33に集流される。さらに、凹陥部33から屈曲した集流溝34を通
って雨水はクラッチハウジング11の外部に排水される。
【0030】
したがって、排気口17や吸気口18から雨水等が侵入してもクラッチハウジ
ング11の内部に貯溜されることはなく、スムーズに排水されるため、クラッチ
の内部機構に錆が発生するのを防止できる。
【0031】
以上説明したように、この考案によれば、クラッチハウジングに吸気口およ
び排気口を設け、吸気口から外気をクラッチハウジングの内部に吸入し、排気口
から排気してクラッチハウジングの内部を空冷するようにしたから、クラッチの
過酷な使用条件下においても、クラッチハウジング内の雰囲気温度の上昇を抑え
、エンジンから動力系への動力の伝達を確実に行うことができ、耐久性のあるク
ラッチを得ることができる。
さらに、排気口および吸気口から雨水等が侵入しても排水口からスムーズに排
水されるため、クラッチの内部機構に錆が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すクラッチハウジング
の内部を示す正面図。
の内部を示す正面図。
【図2】図1の一部を拡大して示す正面図。
【図3】同実施例の排気口の断面図。
【図4】同実施例の吸気口の断面図。
【図5】同実施例の排水口周辺の斜視図。
【図6】クラッチの設置状態の概略的構成図。
11…クラッチハウジング、16…外周壁、17…排気
口、18…吸気口、19…内周面、32…凸条部、35
…排水口。
口、18…吸気口、19…内周面、32…凸条部、35
…排水口。
Claims (1)
- 【請求項1】 フライホイール、クラッチディスク等を
覆うクラッチハウジングの外周壁における上部に、排気
口および吸気口を設け、吸気口から外気をクラッチハウ
ジングの内部に吸入し、排気口から排気してクラッチハ
ウジングの内部を空冷するとともに、クラッチハウジン
グの外周壁における下部に排水口を設け、かつクラッチ
ハウジングの外周壁の内周面に排気口および吸気口から
侵入した水を前記排水口に導く凸条部を設けたことを特
徴とするクラッチの冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4499091U JPH04136329U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クラツチの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4499091U JPH04136329U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クラツチの冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136329U true JPH04136329U (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=31924977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4499091U Withdrawn JPH04136329U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クラツチの冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04136329U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091605A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Hino Motors Ltd | ハイブリッド車両の動力伝達装置 |
JP2013053730A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Mitsubishi Motors Corp | ハウジング |
JP2022062514A (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | クラッチハウジング |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP4499091U patent/JPH04136329U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091605A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Hino Motors Ltd | ハイブリッド車両の動力伝達装置 |
JP2013053730A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Mitsubishi Motors Corp | ハウジング |
JP2022062514A (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | クラッチハウジング |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |