JPH04136228A - ジャカード式開口装置及び筬装置 - Google Patents

ジャカード式開口装置及び筬装置

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JPH04136228A
JPH04136228A JP25865990A JP25865990A JPH04136228A JP H04136228 A JPH04136228 A JP H04136228A JP 25865990 A JP25865990 A JP 25865990A JP 25865990 A JP25865990 A JP 25865990A JP H04136228 A JPH04136228 A JP H04136228A
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Haruo Isurugi
石動 春雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複雑な模様の布を織るのに使用する機織機に
おいて、緯糸を通す杼口を作るための開口運動をするジ
ャカード式開口装置と、同装置とともに使用して筬打ち
をする筬装置とに関するものである。
[従来の技術] 従来のジャカード式開口装置は、第10図に示すように
、入力された紋穴情報に基づいて複数本の首糸3を上下
運動させるジャカード駆動部2と、前記首糸3の下端に
連結された多数本の通糸4と、前記多数本の通糸4を通
すための複数列かつ複数行に整列する多数個の孔31か
間隔一定に形成された目板32と、前記目板32に通し
た通糸4の下端に連結された綜絖16とから構成されて
いる。
上記ジャカード式開口装置においては、前記目板32か
通糸4の途中部分を水平方向に広げるとともに相互間隔
を一定に規制する作用をし、前記ジャカード駆動装置2
か首糸3、通糸4及び綜絖16を交互に上下運動させる
。これらの綜絖16はその目穴に通された経糸17を交
互に引き上げて上下運動させ、多数本の経糸17の間に
図示しない緯糸を収めたシャツトルを通す杼口を形成す
る。
上記ジャカード式開口装置を用いて織られる布の幅と経
糸17の密度は、前記目板32と経糸17の本数とによ
りほとんど決定され、後述する他の要因により多少変わ
る性質のものである。そして、従来の目板32は前記の
通り多数個の孔31の間隔か一定かつ不変であったため
、前記布の幅と経糸17の密度は経糸17の本数を変え
ないかきりほとんと変えることかてきなかった。
また、上記シャカー1・大開口装置とともに使用される
従来の筬装置(図示略)は、経糸を通す筬羽の間隔か一
定かつ不変てあった。
[発明か解決しようとする課題] ところか、上記ジャカード式開口装置及び筬装置には、
次のような問題かあった。
(旬間し紋穴情報に基づいて、模様か同して幅のみか少
し異なる二種以上の布(用途か異なることか多い)の製
織か要求されることかある。このようなときに、従来は
前記目板32分交換する・ピ・要かあるか、該目板32
には何万本もの通糸4か通されているため、この通糸4
を別の目板に通し直すのに一般に3日〜7日も要してお
り、その作業は大変面倒であった。
(2)また、織り上かる布の幅は織糸の種類や張力、布
の模様等の要因によって微妙に変わるものである。そこ
で、予めこれらの要因を見越した適当な間隔の孔を持つ
目板32分経験的に選択して使用しているか、それても
予定した正確な布幅とならない場合かあった。このよう
な場合には、■織糸である経糸 緯糸の太さを変えたり
、張力を変えたりしてさらに調整するか、調整し切れな
い場合かあった。■また、行方向の経糸の本数を増やし
て調整する方法もあるか、これか可能な布は、模様の行
方向の繰り遅しかない布等の一部のものに限られていた
そこで、本発明者は検討の結果、目板32を交換するの
ではなく目板32に形成された多数個の孔31の行間隔
(行方向の相互間隔をいう。)を変化させることにより
上記問題を解決する案を考えたか、単にこの行間隔の変
化たけては、以下のように緯糸を収めたシャ・ノトルを
杼口に通す運動(以下、緯入れ運動という。)に支障か
生じた。
すなわち、各経糸17間に形成される杼口の垂直方向の
位置は緯入れ運動のために水平方向に一列に揃える必要
かある。しかし、目板32の孔31の位置を水平方向の
両側に広げるように移動させると、該孔31に通された
通糸4ひいては経糸17間の杼口か上方に引き上けられ
変位する。
この変位は目板32の中心から離れた両側端の孔31に
通された通糸4はどに大きくなるため、該通糸4に対応
する杼口に前記シャツトルが引掛かり緯入れ運動かでき
なくなるおそれを生じた。この通糸4の下端部Bの変位
は以下のような傾向で生じる。
第11図に示すように、まず、該目板32の孔31か同
図において左方向にdw移動したとき、この通糸4の下
端部Bの変位dhは、目板32からジャカード駆動部2
の通糸取付点Aまでの高さ1と、通糸4の垂線との開き
角θにより定まる。
そして、前記高さ9が高い程、開き角θが小さい所で変
化する程、前記移動量dwに対する変位dhは小さくな
る。
しかし、目板3の両側端の孔31に通された通糸4は、
その開き角θが大きいところで変化するため前記移動量
dwに対する変位dhは大きくなる。例えば前記高さρ
か2000ntm、前記開き角θが30度の場合に、前
記移動量dwか30nwnだとすると前記変位dhは約
15nvnとなる。これほと通糸4の下端部Bか変位す
ると、杼口が水平方向に揃わなくなり緯入れ運動全く不
可能になる。
また、従来の筬装置は、筬羽の間隔か一定かつ不変であ
ったため、上記のように目板の孔を移動させて行の間隔
を変化させた場合、それに対応することができなかった
本発明の目的は、上記問題を解決し、目板力交換及び通
糸の通し直しを行わなくても製織する布の幅を簡単に変
更したり微調整したりすることかでき、しかも緯入れ運
動に全く支障を来すことかないジャカード式開口装置と
、このジャカード式開口装置に対応して使用することか
できる筬装置とを提供することにある。
[課題を解決するための手段1 上記目的を達成するために、請求項1記載のジャカード
式開口装置は、紋穴情報に基ついて複数本の首糸を上下
運動させるジャカー1へ駆動部と、前記首糸の下端部に
連結された多数本の通糸と、前記多数本の通糸を通すた
めの複数列かつ複数行に整列する多数個の孔が設けられ
た目板と、前記目板に通した通糸の下端部に連結された
綜絖とを備えたジャカード式開口装置において、前記目
板を、複数列かつ複数行に整列する多数個の上側孔が行
間隔一定に設けられた上側の補助目板と、複数列かつ複
数行に整列する多数個の下側孔か調整手段により行間隔
調整可能に設けられた下側の主目板とにより構成した。
請求項2のジャカード式開口装置は、請求項1記載のジ
ャカード式開口装置において、前記主目板を、行方向に
分割形成され各々に複数列かつ1〜2行に整列する複数
個の下側孔か設けられた複数枚の目板片と、これらの目
板片を該目板片間の行方向のピッチが均等関係を保つよ
うにして行方向に移動させるカムとから構成した。
請求項3のジャカード式開口装置は、紋穴情報に基づい
て複数本の首糸を上下運動させるジャカード駆動部と、
前記首糸の下端部に連結された多数本の通糸と、前記多
数本の通糸を通すための複数列かつ複数行に整列する多
数個の孔か設けられた目板と、耐記目板に通した通糸の
下端部に連結された綜絖とを備えたジャカード式開口装
置において、複数列かつ複数行に整列する多数個の上側
孔か調整手段により行間隔調整可能に設けられた上側の
補助目板と、複数列かつ複数行に整列する多数個の下側
孔が調整手段により行間隔調整可能に設けられた下側の
主目板とにより構成した。
請求項4の筬装置は、上部程又は下部程その相互間隔か
広がるよう設けられた複数本の筬羽と、該筬羽を上下動
させて経糸の通る位置を調節する調節手段とからなるも
のとした。
[作用] 請求項1のジャカード式開口装置によれは目板を前記上
側の補助目板と前記下側の主目板とにより補助目板の上
側孔と主目板の下側孔とに通した通糸は、目板の中心部
であろうと両側端であろうと両目板間において略直角と
なる(垂線と成す開き角か略零となる。)そして、この
状態から下側の主目板の下側孔の行方向間隔を調整する
ので、該下側孔の水平方向の移動量に対する通糸の下端
部の垂直方向の変位ひいては綜絖の目穴に通した経糸の
杼口の変位は非常に小さくなる。従って、緯入れ運動に
全く支障をきたすことなく、製織する布幅を変更したり
微調整したりする二とかできる。
請求項2のジャカード式開口装置によれば、カムにより
複数枚の目板片をその行方向ピッチが均等関係を保つよ
うに行方向に移動させることにより、該目板片に形成さ
れた下側孔の行間隔を特徴する 請求項3のジャカード式開口装置によれは、請求項1記
載のジャカード式開口装置の作用に加えて、次の作用を
奏する。すなわち、請求項1記載のジャカード式開口装
置てあっても、主目板の下側孔の行間隔を特に大きく変
化させる場合には、通糸の下端部の垂直方向の変位も多
少大きくなることは避けられない。そのような場合に補
助目板の上側孔の行間隔を調整することにより、前記変
位を減少又は消滅させることかできる。例えば主目板の
下側孔の行間隔を調整することにより通糸の下端部か上
方に変位するときには、補助目板の上側孔を目板の中心
側に移動させるように行間隔を調整すれは、該通糸の下
端部は下方に変位するため両変位か相殺される。逆に、
通糸の下端部か下方に変位するときには、補助目板の上
側孔を目板の両側端に移動させるように調整すれは該通
糸の下端部は上方へ変位するため両変位か相殺される。
請求項4の筬装置によると、請求項1のジャカード式開
口装置とともに使用され、経糸を通す筬羽の間隔を調節
することにより製織する布幅を調整する。
[第一実施例] 以下、本発明を具体化した第一実施例について、第1図
〜第6図を参照して説明する。
本実施例のジャカード式開口装置1に使用されるジャカ
ード駆動部2は、その下方に吊り下けちれた複数本の首
糸3を紋穴情報に基づいて上下運動させるように構成さ
れた公知のものである。
これちの首糸3の下端部には多数本の通糸4か図示しな
い龍頭分介して連結されている。また、前記駆動部2の
下方には長板状の上側の補助目板5か配置され、該補助
目板5には複数列かつ複数行に整列する多数個の上側孔
5aか行間隔一定に貫設されている。これらの上側孔5
aには前記多数本の通糸4か各々通されている。
前記補助目板5の下方には下側の主目板6か配置されて
いる。この主目板6には複数の講カム7か周囲に形成さ
れたカムシャフト8か平行に二本配設され、これらの講
カム7は、第3図の展開図に示すように、カムシャフト
8の回転に対し同じ変化率て講カム7相互の間隔か広が
るように放射状に形成されている。また、カムシャツ1
〜8の講カム7は対向位置にある他のカムシャフト8の
講カム7に対して対称にかつ逆回転するように形成され
ている。これらのカムシャフト8の両端は軸受9により
回転自在に軸支され、両カムシャフト8は軸受9の片方
の端部に各々配設されたサーボモータ10により正逆自
在に約−回転するようになっている。また、両軸受9は
棒状の支持部材11の両端部に水平面内を回動可能に軸
支され、該支持部材11はその中央部において図示しな
い装置本体に固定された支持板14に対して水平面内を
回動可能に軸支されている。また、該支持部材11は同
じく中央部に配設されたトルクモータ12により該装置
本体に対して回動するようになっている。従って、前記
主目板6は両カムシャフト8と両支持部材11とにより
四角枠状に形成されるとともに長方形から平行四辺形ま
で自在に変形するようになっている。
また、両カムシャフト8の各々の内側には二段のガイ1
一部材15が対向状に並設され、該カイト部材15は両
端部において対向する前記軸受9に各々固定されている
。また、前記カムシャフト8の講カム7内には各々目板
片13かその両端部において摺動可能に嵌入され、該目
板片13は対向するカムシャフト8の講カム7に跨がっ
て横設されている。また、これらの目板片13は前記二
段のガイド部材15の間に挾まれて該講カム7より脱落
しないようになっている。さらに、これらの目板片13
は互いに平行に行方向に整列するとともに行方向に移動
するようになっている。これらの目板片13には各々二
行に整列する下側孔6aが形成され、該下側孔6a4こ
は前記通糸4が通されている。
前記下側孔6aに通された通糸4の下端には細板状の綜
絖16が連結されている。この綜絖16は公知のもので
、該綜絖16の中央部に設けられた貫通孔16aにはビ
ーム23より引き出される経糸17が貫通されている。
また、これらの綜絖16の下端には各々復帰スプリング
18が連結され、該復帰スプリング18の下端は一体に
形成され前記装置本体に固定された固定ベツド19に各
々連結されている。この固定ベツド1つに連結された復
帰スプリング18により多数本の前記通糸4及び綜絖1
6を下方に均等に付勢している。前記多数本の綜絖16
はジャカード駆動部2の作動がされていないときにはす
べて時間−の垂直位置に保たれ、ジャカード駆動部2の
作動により一部の通糸4かジャカード駆動部2内の図示
しない掛止部に掛けられて上方に引き上げらhたときに
は前記復帰スプリング18か伸びて前記一部の通糸4に
連結された綜絖16たばか上昇し、該綜絖16は通糸4
が前記掛止部より外れると復帰スプリング18の復元力
により下降して元の位置に戻るようになっている。
前記綜絖16の前方には筬装置20か配設されている。
この筬装置20の上部には上辺か長い台形枠状の筬框2
1か配設され、該筬框21の中には上下に上部程その相
互間隔が広がる複数本の流刑23か設けられている。ま
た、この筬框21の下部両端には垂直に貫通する雌ねじ
部22か形成され、該雌ねじ部22は筬保持台25より
延びる二本の雄ねじ部26に各々螺入螺退可能に設けら
れている。この雄ねじ部26は筬保持台25め下部に配
設された昇降モータ27により正逆回転自在に回転し、
前記筬框21を上下動するようになっている。この筬框
21の上下動により流刑23の間を通る経糸17の位置
を調節して織られる布幅の調整を行うことかできるよう
になっている。
上記構成のジャカード式開口装置1の作動を説明する。
(1)ます、ジャカード駆動部2を作動させると、ジャ
カード駆動部2は内部の横針を紋穴情報により電気的に
選択して、該ジャカード駆動部2の下方に吊り下げられ
た複数本の首糸3を上下運動させる。これらの首糸3は
連結された通糸4を介して前記綜絖16を上下させ、綜
絖16の貫通孔16aに通された経糸17を選択的に上
下させ、上になった経糸17と下になった経糸17との
間に杼口を形成する。
(2)また、第5図に示すように、主目板6をその支持
部材11に配設されたトルクモータ12により平行四辺
形に変形することにより、ある一つの目板片13に吊り
下げられた多数本の経糸17の相互の間隔とその隣りの
目板片13に吊り下げられた一番端の経糸17との間隔
とを等しくして、全ての経糸17の間隔を均一になるよ
うに調整する。
(3)また、布幅の変更又は調整を行う場合、本実施例
のジャカード式開口装置1は主目板(っに取り付けられ
たサーボモータ10を作動させることにより前記両カム
シャフト8を互いに逆方向かつ同速度で回転させ、複数
の目板片]3のピッチを広げあるいは狭める。
このとき、補助目板5により目板片]−3の移動に伴う
通糸4の下端部Bの垂直方向の変位dhを少なくするこ
とかできる。これは以下の理由による。
すなわち、前述のように通糸4の下端部Bの垂直方向の
変位dhは、前記開き角θか0度に近づくほど小さくな
る。ところか、第6図に示すように、本実施例の補助目
板5を使用するとその補助目板5に通された位置から通
糸4を再度垂直に吊り下げることとなるので、水平方向
の端の位置にある前記下側孔6aに通される通糸4の開
き角θは零となる。従って、前記下側孔6aを横方向に
移動させても、垂線に対する通糸4の開き角θは零から
始まり、通糸4の開き角θは小さい範囲て′収まるので
、通糸4の下端部Bの垂直方向の変位dhひいては綜絖
16の目安に通した経糸17の杼口の変位を少なくする
ことかできる。
また、主目板6から補助目板5までの高さか高い程、下
側孔6aの水平方向の移動idwに対する前記開き角θ
は小さくなるが、補助目板5がジャカード駆動部2に余
り接近し過ぎると、補助目板5の上側孔5aにおける通
糸4の抵抗が大きくなるので、主目板6からジャカード
駆動部2までの高さの1/4〜3/4の範囲か望ましい
例えば、主目板6からジャカード駆動部2までの高さが
2000mm、主目板6から補助目板5までの高さか5
00m、ジャカード駆動部2の通糸取付点Aから主目板
6の端の下側孔6aまでの水平長さか1170mmのと
きに、該下側孔6aを15mm横方向へ移動させると、
開き角θは約25度で該下側孔6aにおける通糸4の下
端部Bは垂直方向に約0.22mm上方に変位したたけ
であった。これ位の変位では緯入れ運動に支障を生しる
ことはない。従って、通糸4の目板への通し直しを行う
ことなく、同し模様で胃なった幅の布を製織でき、所望
の布幅とするためのIR調整を簡単に行うことかできる
また、前記筬装置20において、前記昇降モータ27を
作動させることにより筬框21を上下動させて、流刑2
3の間を通る経糸17の位置を調節し、前記主目板6と
ともに布幅の調整を行うことができる。
[第二実施例] 次に、第7図及び第8図に示す第二実施例について説明
する。
本実施例のジャカード式開口装置は、第一実施例の主目
板6の下側孔6aの行間隔を調整する手段と同様に補助
目板35にも上側孔35aの行間隔を調整する手段を備
えた点についてのみ第一実施例と相違する。
次に、上記構成のジャカード式開口装置の作用効果を説
明する。
(1)まず、第8図に示すように、主目板6の下側孔6
aは補助目板35の上側孔35aの真下に位置し、補助
目板35の下方の通糸4は略垂直に吊下げられている(
状態■)。
(2)次に、主目板6を布幅を広げる方向く図において
左側)に移動させると通糸4の下端部Bは上方に変位す
る(状態■)。このとき前記上側孔35aの上方と下方
とて通糸4の傾きが異なっているので、該上側孔35a
の所で通糸4が折曲している分だけ通糸4に余りがある
(3)次に、前記補助目板35の上側孔35aを該目板
35の中心側(図において右側)に移動させるように行
間隔を調整すれば、前記通糸4の余りは上側孔35aの
下方にまわって前記下端部Bは下方に変位するなめ、両
変位が相殺される(状態■)。
また、逆に、通糸4の下端部Bが下方に変位するときに
は、補助目板35の上側孔35aを目板35の両側端に
移動させるように調整すれば該通糸4の下端部Bは上方
へ変位するため両変位が相殺される。
したかって、第一実施例よりも大きく異なる幅の布の製
織かてき、さらに広い範囲での微調整を行うことかてき
る。
その他の作用効果は第一実施例と同様である。
[第三実施例] 次に、第9図に示す第三実施例について説明する。
本実施例のジャガード式開口装置は、下側孔6aの行間
隔を調整する手段についてのみ第一実施例と相違する。
すなわち、前記軸受9には第一実施例のカムシャフト8
の代りに棒状の回転軸28が回転自在に軸支され、該回
転軸28の側面には一本の摺動溝28aがその軸心と平
行に形成されている。この回転軸28には複数個の円筒
部材29がその係合穴29aにおいて外嵌され、該係合
穴29aの内周面には前記摺動溝28aに摺動しかつ回
転軸28との相対回転を防止する凸条29bが形成され
ている。また、円筒部材2つはその両端面29cがテー
パ状に傾斜して形成され、該両端面29c間の巾は円筒
部材29か回転するとある固定位置に対し同じ変化率で
漸増漸減するようになっている。これらの円筒部材29
の間には各り前記目板片13の端部か挟持され、該目板
片13の端部は隣り合う円筒部材2つの端面に接触する
ようになっている。
その他の構成は第一実施例と同様である。
上記構成の下側孔の行間隔を調整する手段によると、前
記円筒部材29を回転させると前記両端面29cの巾が
広くなるところでは隣接する目板片13を押し、該目板
片13が次の円筒部材29をスライドさせてゆくので、
目板片13相互の間隔は均等に広がる。また、逆に、前
記両端面29cの巾が狭くなるところでは図示しないハ
ネ材等の復元手段により該目板片13及び円筒部材29
を逆にスライドさせて目板片13相互の間隔を狭めるこ
とかできる。
この円筒部材29は前記回転軸28を一方向に回転させ
るだけで目板片13の相互間隔を広げ或いは狭めること
ができるので、第一実施例のようなカムシャフト8を正
逆回転させる機構が必要ない。また、この円筒部材2つ
は、形状が単純なので容易に製作することかてきる。
その他の作用効果は第一実施例と同様である。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)目板片の下側孔は1行に整列する複数個の下側孔
てもよい。
(2)ジャカード式駆動部は、紋紙による紋穴情報に基
づき首糸を上下動させるもの、数値入力による紋穴情報
に基つき首糸を上下動させるものいずれのものでもよい
(3)ジャカード式開口装置とともに使用する筬装置は
、経糸を通す流側の間隔か一定のものでもよい。
(4)筬装置の筬框は、上辺が長い台形枠状に限定され
ず、例えば下辺が長い台形枠状でもよい [発明の効果] 本発明は、上記の通り構成されているので、次のような
優れた効果を奏する。
請求項1のジャカード式開口装置によると、目板の交換
及び通糸の通し直しを行わなくても製織する布の幅を変
更したり微調整したりすることができ、しかも緯入れ運
動に全く支障をきたすことかない。
請求項2のジャカード式開口装置によると、カムによる
簡単な構造により請求項1の効果を確実に奏することが
できる。
請求項3のジャカード式開口装置によると、上記よりも
さらに大きく異なる幅の布の製織ができ、さらに広い範
囲での微調整を行うことができる。
請求項4の筬装置によると、上記ジャカード式開口装置
に対応して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のジャカード式開口装置の第一実施例の
斜視図、第2図は同じく主目板の分解斜視図、第3図は
同じくカムシャフトの展開図、第4図は同じく主目板の
使用状態を示す平面図、第5図は同じく主目板の使用状
態を示す平面図、第6図は同しく補助目板と主目板との
使用状態を示す正面図、第7図は第二実施例の斜視図、
第8図は補助目板と主目板との使用状態を示す正面図、
第9図は第三実施例の主目板の部分斜視図、第10図は
従来例の斜視図、第11図は従来例の使用状態を示す正
面図である。 1.30・・・ジャカード式開口装置、2・・・ジャカ
ード駆動部、3・・首糸、4・・・通糸、      
5.35・・・補助目板、5a、35a・・・上側孔、
6・・・主目板、6a・・・下側孔、    7・・・
講カム、8・・・カムシャフト、   13・・・目板
片、16・・・綜絖、      17・経糸、20・
・・筬装置、    23・流側、26・・・雄ねじ部
、    27・昇降モータ、28・・・回転軸、  
  29・・円筒部材、B・・・通糸の下端部。 特許出願人  石 動  春 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紋穴情報に基づいて複数本の首糸(3)を上下運動
    させるジャカード駆動部(2)と、前記首糸(3)の下
    端部に連結された多数本の通糸(4)と、前記多数本の
    通糸(4)を通すための複数列かつ複数行に整列する多
    数個の孔(5a、6a)が設けられた目板(5、6)と
    、前記目板(5、6)に通した通糸(4)の下端部(B
    )に連結された綜絖(16)とを備えたジャカード式開
    口装置において、 前記目板(5、6)を、複数列かつ複数行に整列する多
    数個の上側孔(5a)が行間隔一定に設けられた上側の
    補助目板(5)と、複数列かつ複数行に整列する多数個
    の下側孔(6a)が調整手段(8、13、28、29)
    により行間隔調整可能に設けられた下側の主目板(6)
    とにより構成したことを特徴とするジャカード式開口装
    置。 2、前記主目板(6)を、行方向に分割形成され各々に
    複数列かつ1〜2行に整列する複数個の下側孔が設けら
    れた複数枚の目板片(13)と、これらの目板片(13
    )を該目板片(13)間の行方向のピッチが均等関係を
    保つようにして行方向に移動させるカム(7、8)とか
    ら構成した請求項1記載のジャカード式開口装置。 3、紋穴情報に基づいて複数本の首糸(3)を上下運動
    させるジャカード駆動部(2)と、前記首糸(3)の下
    端部に連結された多数本の通糸(4)と、前記多数本の
    通糸(4)を通すための複数列かつ複数行に整列する多
    数個の孔(35a、6a)が設けられた目板(35、6
    )と、前記目板(35、6)に通した通糸(4)の下端
    部(B)に連結された綜絖(16)とを備えたジャカー
    ド式開口装置において、 複数列かつ複数行に整列する多数個の上側孔(35a)
    が調整手段(8、13)により行間隔調整可能に設けら
    れた上側の補助目板(35)と、複数列かつ複数行に整
    列する多数個の下側孔(6a)が調整手段(8、13、
    28、29)により行間隔調整可能に設けられた下側の
    主目板(6)とにより構成したことを特徴とするジャカ
    ード式開口装置。 4、上部程又は下部程その相互間隔が広がるよう設けら
    れた複数本の筬羽(23)と、該筬羽(23)を上下動
    させて経糸(17)の通る位置を調節する調節手段(2
    2、26、27)とからなる筬装置。
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