JPH0413588B2 - - Google Patents

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JPH0413588B2
JPH0413588B2 JP29097988A JP29097988A JPH0413588B2 JP H0413588 B2 JPH0413588 B2 JP H0413588B2 JP 29097988 A JP29097988 A JP 29097988A JP 29097988 A JP29097988 A JP 29097988A JP H0413588 B2 JPH0413588 B2 JP H0413588B2
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Hidekuni Yokota
Shingo Yokota
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【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 「産業上の利用分野」 この発明は、流体輸送管路に介装する流量調節
用の自動定流量調節弁装置に関する。
「従来の技術」 一般的に、弁装置を流量調節弁の用途に供する
場合に、管路の一次側乃至二次側の水圧変動が少
なく、流量調整の精度も然して意に介する必要の
ない時には、蝶弁、ゲート弁、コツク類などを、
適度に絞り調節するだけで事足りる。
しかし、管路条件が複雑化したり、流量調整に
精度を要望される時には、弁装置は複雑に一変
し、主弁に対して、パイロツト型制御装置や、各
種のアクチエイターとセンサーとの組み合わせな
どによる自動制御装置の装着を余儀なくされる。
従つて、従来の、この種の弁装置類の分野で
は、簡明な論理と簡潔な構造に帰結すべき技術思
想に立脚した、可変自在な小型の定流量調節弁装
置を見るに至つてない現況である。
「発明が解決しようとする課題」 前述の通り、従来の流量調節弁装置は、価格が
見合う程度の大きい弁装置の分野においては、そ
の使用目的に合つた作動と性能を付加した製品を
見ることができる。しかし、比較的小型の弁装置
については、従来のこの種の技術思想の下では、
簡潔且つ安価な構造で、可変自在な定流量調節弁
の作用を付加したものを創出すべくもなかつた。
この発明は、簡明な論理の下に、弁装置の各主
要部を、製作費の嵩まない簡潔な組合わせになる
一体的構造に構成させ、しかも使用目的にぴたり
合わせた機能の発揮する定流量調節弁装置を得る
ことを目的とする。
ロ 発明の構成 「課題を解決するための手段」 この発明を第1図に示す一実施例に基づいて説
明する。中心直線Xを同じくする、入口口径部流
路aと出口口径部流路gとを有する弁箱1におい
て、隔壁部9によつて仕切り形成された入口流路
g内には、流れ方向に沿つて締め切られて行く、
リフト式流量調整部材4が設けられ、その調整開
口部c及び弁閉鎖面部11を介して、それに対応
した出口流路f内に、流れ方向に逆らつて閉まつ
て行くリフト式滑り弁5が設けられている。
そして、この各主要部構造は、これらが共有す
る中心直線Yが、前述の中心直線Xと弁箱中央部
において、ほぼ直交するように形成すると共に、
弁箱1における弁ぶた2との嵌合部10、弁閉鎖
面部11、及び滑り弁5を密封的且つ滑動自在に
嵌装するための弁箱シリンダ部12などによる一
連の該構成部分を、一方向施削加工及び一方向組
み込み手段に適する構造に構成させてある。
そして又、所要の釣り合いばね7は、流量調整
部材4と滑り弁の端面部材5hとの間に、簡単に
介装するだけで済み、また、該端面部材5hと弁
箱底壁部1hとの間に包容形成された袋室hを、
鋳穴などの短絡的流路mによつて、入口流路bに
連通させることにより、滑り弁開口部eに簡明な
自動絞り調節通路の機能を付加する。
なお、図面に示す突起部材8は、流量調整部材
4の締め切り時、即ち滑り弁5の閉鎖終了時に、
該弁5が不必要に行き過ぎないために、その端面
部材5hに設けた、突接停止用の部材である。
更に、第2図に示す実施例においては、第1図
のものとは異なり、流量調整部材4並びに滑り弁
5の閉鎖終了時に、それぞれに気密性を付加した
ものが図示されている。即ち、滑り弁5の閉鎖終
了直前には、端面部材5hに嵌装されたOリング
14は、弁箱シリンダー部12の側端面に圧接さ
れていて、気密性を保つている。しかも、滑り弁
5の作動中においては、Oリングと盗み加工の空
間を保つ筒状側壁面部15との間には軋みの全く
生じない利点がある。
なお、Oリング嵌装の滑り弁5においては、そ
の前後で微妙に影響する受圧面積を適正にするた
めに、滑り弁の先端部5eの外径を所要値だけ拡
大して、それに作用する圧力差を調整する。ま
た、流量調整部材4の締め切り時、即ち滑り弁5
の締め切り時に、該弁5が不必要に深く締まり込
まないように、弁閉鎖面部11の適所に、リング
部材13が嵌装されている。
従つて、簡潔な部品構成の下、製作加工費も低
く、一方向組み込み手段のため、分解組立にも手
が懸からず、しかも機能の豊かな定流量調節弁装
置を市場に送ることができるものである。
「作用」 第1図によつて、その作用を観察すると、い
ま、リフト式流量調整部材4が全開の状態であ
り、従つて、流れは所定最大流量を保ちながら、
入口口径部流路a→入口流路b→流量調整開口部
c→中間流路部d→滑り弁開口部e→出口流路f
→出口口径部流路gの順に流れている。この状態
下では、釣り合いばね7の滑り弁開口部eを開く
方向への力は、端面部材5hの前後の受圧面に働
く中間流路dと袋室h即ち入口流路bとの圧力の
差に均衝させて有る。その圧力の差はもとより、
流量調整開口部cにおける流路抵抗に起因する。
次に、流量調整のため、調整部材4で開口部c
を絞つて行くと、当然に流路抵抗が増し、従つて
下流側にある流路dの圧力が低下して、ばね7に
よる均衝が破れると同時に、滑り弁の先端部5e
が弁閉鎖面部11に近付き、その流動状態に見合
うだけの自動絞り調節通路となつて安定する。
なお、滑り弁5の閉鎖終了時には、突起部材8
が軸部材6の端面に突接停止して、該弁の不必要
な行き過ぎを防止する。
しかし、第1図の実施例のものは、締め切り時
における気密性は期待でいない。そして、それを
適えさせる目的で、滑り弁5の筒状部外周面と、
それに対応する弁箱シリンダー部12の内壁面と
の間に、Oリングなどのシール部材を嵌装した場
合、気密効果は適えられたとしても、その摩擦に
よる軋みで、流量制御精度を致命的に損なう。
第2図に示す実施例においては、如上の第1図
のものとは異なり、流量調整部材4並びに滑り弁
5の閉鎖終了時に、それぞれに気密性を付加した
ものが図示されている。いま、流量調整部材4
を、全開の状態から遂次に締め切つて行くに連れ
て、滑り弁5も次第に開口部eを絞つて行き、ス
ムーズに、流量の均衝を保つ作用をする。そし
て、流量調整部材4が締め切られて、締め切り弁
の役割を果たす時点には、滑り弁5もその開口部
eを閉鎖し、しかも、閉鎖終了の直前には、端面
部材5hに嵌装されているOリング14は弁箱シ
リンダー部12の側端面に圧接されていて、充分
に気密性を保つている。閉鎖終了時は、滑り弁は
先端部5eによりリング部材13に突接停止す
る。
本来、本発明により構成された弁装置において
は、図示された実施例でも解るように、流量調整
開口部cの流路抵抗の多寡に見合つた強さの釣り
合いばね7であるから、弁装置の効率を良くする
ためには、それだけ釣り合いばね7の強さを小さ
くする必要がある。従つて、締め切り時の状態か
ら、流量調整部材4を開いた時、ばね7によつて
瞬時に開こうとする滑り弁5が、Oリング14に
よる軋みや、その圧接による受圧面積の微妙な加
減などによる均衝力の偏りのために、開くことが
できない事態が生じる。滑り弁の先端部5eの外
径を所要値だけ拡大することにより、その弁開力
を優先補強し、終始の適確な作動を維持する。
「実施例」 本発明の実施例について、図面を参照しながら
具体的に説明する。
第1図は、中心直線X上に、フランジのある入
口口径部、出口口径部を揃えた弁箱1に、上部よ
り、一方向組み込み手段の下に、滑り弁5を挿入
し、釣り合いばね7を嵌め込み、流量調整部材4
を支持する軸部材6を螺合した弁ぶた2をセツト
して構成され、必要に応じて、軸カバー3を開い
て軸部材6を操作し、流量値を自在に選べる至便
な、定流量調節弁装置を示している。
第2図は、第1図の弁装置に、更に、締め切り
時における気密性を付与し、なお一層、機能の豊
かな定流量調節弁装置を示したものである。
なお、短絡的流路mにおける鋳穴拡大部は、鋳
物造形上の利点や、必要に応じてのストレーナ挿
入の適所を提供できる利点を示している。
ハ 発明の効果 本発明における定流量調節弁装置は、前述の通
り、従来の各種流量調整弁装置に比べ、革新的な
技術思想の下に、コンパクトに、簡潔に、且つ制
作費の嵩まない構造に構成され、しかも可変自在
な定流量調節弁の作用が付与されており、諸種の
使用目的にぴたり合わせた機能を発揮して、送
水・配水管理上に卓効を挙げ得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、第1図、第2図とも夫々に、本発明の
一実施例を示す縦断面図である。 図面中において、1……弁箱、2……弁ぶた、
3……軸カバー、4……流量調整部材、5……滑
り弁、6……軸部材、7……釣り合いばね、8…
…突起部材、9……弁箱隔壁部、10……弁ぶた
嵌合部、11……弁閉鎖面部、12……弁箱シリ
ンダー部、13……リング部材、14……Oリン
グ、15……筒状側壁面部、1h……弁箱底壁
部、5e……滑り弁の先端部、5h……滑り弁の
端面部材、a……入口口径部流路、b……入口流
路、c……流量調整開口部、d……中間流路、e
……滑り弁開口部、f……出口流路、g……出口
口径部流路、h……袋室、m……短絡的流路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流量調節弁装置において、弁箱1の入口口径
    部流路aと出口口径部流路gとを、同一の流路中
    心直線X上に揃え、入口流路b内に設けたリフト
    式流量調整部材4及び調整開口部cと、それに対
    応して出口流路f内に設けたリフト式滑り弁5及
    び滑り弁開口部eとが、共有する中心直線Yを、
    該口径部流路中心直線Xに対し、ほぼ直交するよ
    うに、弁箱隔壁部9を形成すると共に、弁箱1に
    おける弁ぶた2との嵌合部10、弁閉鎖面部1
    1、及び滑り弁5を密封的且つ滑動自在に嵌装す
    るための弁箱シリンダ部12などによる一連の該
    構成部分を、一方向施削加工及び一方向組み込み
    手段に適する構造に構成させたこと。並びに、滑
    り弁の端面部材5hと調整部材4の端面部との間
    に、滑り弁の開口部eを、常時、所定の力で開く
    方向に作用する釣り合いばね7を介装すると共
    に、滑り弁の端面部材5hと弁箱底壁部1hとの
    間に包容形成された袋室hを、短絡的流路mをも
    つて、入口流路bに連通させることにより、該開
    口部eに自動絞り調節流路を構成させたことを特
    徴とする定流量調節弁装置。 2 滑り弁5の閉鎖終了時に、該弁を突接停止さ
    せるため、軸部材6の先端部と滑り弁の端面部材
    5hとの間に突起部材8を備えるか、あるいは、
    弁閉鎖面部11の筒状側壁面部の所定の位置に、
    リング部材13を嵌装した特許請求の範囲第1項
    記載の定流量調節弁装置。 3 滑り弁5における、先端部5eの外径を、端
    面部材5hの外径よりも、所要値だけ拡大して構
    成させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の定流量調節弁装置。 4 滑り弁の端面部材5h外周に、Oリング14
    を嵌装し、それと対応する弁箱側壁面を、滑り弁
    5の閉止直前まで、盗み加工した筒状側壁面部1
    5を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の定流量調節弁装置。
JP29097988A 1988-11-16 1988-11-16 定流量調節弁装置 Granted JPH02138579A (ja)

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JP2012037012A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Lixil Corp 流調弁装置

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