JPH04134274A - 多分岐ケーブルの事故点標定方法 - Google Patents

多分岐ケーブルの事故点標定方法

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JPH04134274A
JPH04134274A JP25852690A JP25852690A JPH04134274A JP H04134274 A JPH04134274 A JP H04134274A JP 25852690 A JP25852690 A JP 25852690A JP 25852690 A JP25852690 A JP 25852690A JP H04134274 A JPH04134274 A JP H04134274A
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昌俊 中島
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岩上 守彦
Katsuya Nagayama
長山 克也
Tatsuyoshi Matsuura
松浦 達吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明シよ、分岐線を含む3相グープルの事故点を標
定する方法に関する。
〔従来の技術; ケーブルに地絡、断線、或いは相関短絡の事故が発生し
たときに、その事故点を早期に標定することはケーブル
の復旧工事期間を短縮するために非常に重要な技術であ
る。しかし、従来までは3相ケーブルを任意に分岐して
結線した多分岐ケーブルの事故点を分岐線の結線状態で
直線標定できる方法がなかった。したがって多分岐ケー
ブルを各分岐点において一旦開路してすべて分岐毎に区
切られた分岐のないケーブル区間とし、それぞれのケー
ブル区間について導通検査などを実施することによって
事故の生じているケーブル区間を発見し、次にこの事故
を含むケーブル区間について例えばパルスレーダ法など
を適用することによって事故点の標定かなされていた。
パルスレーダ法というのは、分岐のない3相ケーブルの
一端において事故相導体とこの相を覆う接地シース間に
急峻なパルス電圧を加えるとともに、この電圧印加端し
こ発生する電圧波形を求める方法である。地絡または断
線の事故点があると、入力されたパルス電圧はこの事故
点において反射し再び電圧印加端に戻って来るので、電
圧印加端において、パルス電圧の入力波形と反射波形と
の時間差tを求める。この時間差tはケーブルの構造に
よって決まる定数(ケーブル単位長あたりの導体のイン
ダクタンスし、および導体の対地キャパシタンスC,)
と電圧印加点から事故点までの距11x、とによって決
まり、 xm=t/2Jニー賢劉 の関係より!、を求めることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような方法は、事故時に多分岐ケー
ブルの分岐点を順次開路しながら事故の生じたケーブル
区間を先ず見つけ出さねばならないという非常にやっか
いな作業が必要であり、そのために多大な時間を要し、
ケーブル復旧工事のネックとなっていた。
この発明の目的は、分岐線を結線した状態で多分岐ケー
ブルの事故点を標定できる方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明によれば、各相毎
に接地シースで覆われた3相ケーブルを任意に分岐して
結線した多分岐ケーブルが任意の一個所で地絡、或いは
断線の事故を起こした場合にその事故点を標定する方法
であって、多分岐ケーブルの一端における事故相の導体
と接地シースとの間を電圧印加端とし、この電圧印加端
に電圧波形が急峻に立ち上がる直流電圧を出力する直流
電源、或いは交流電圧を出力しその周波数を変化させる
ことのできる交流電源のいずれか一方の電源を接続し、
この電源の出力電圧が印加されたときに前記電圧印加端
に発生する電圧の複数の共振周波数を測定し、一方、多
分岐ケーブルを分岐毎に区切られたケーブル区間のそれ
ぞれが直列接続および並列接続されて組み合わされたも
のと見做すとともに、事故が生したケーブル区間を想定
し、そのケーブル区間については分岐点から事故点まで
の長さを未知数Xとしその終端1゛ンビーダンスを地絡
のときは地絡抵抗、断線のときは無限大と一2前記電圧
印加端から多分岐ケーブル側を見たときのケーブルイン
ピーダンスをXの関数として表し、このケーブルインピ
ーダンスと前記電圧印加端から前記電源側を見たときの
電源インピーダンスとの和を零とすることによってXの
値を求める計算式を誘導し、この計算式から前記複数の
共振周波数のそれぞれの場合について複数のx値を求め
、得られたXの値が互いに一致するケーブル区間が事故
点であると判断する。または接地シースが相関に介装さ
れていない3相ケーブルを任意に分岐して結線した多分
岐ケーブルが任意の一個所で相間短絡事故を起こした場
合にその事故点を標定する方法であって、多分岐ケーブ
ルの一端における短絡相の導体間を電圧印加端とし、こ
の電圧印加端に電圧波形が急峻に立ち上がる直流電圧を
出力する直流電源、或いは交流電圧を出力しその周波数
を変化させることのできる交流電源のいずれか一方の電
源を接続し、この電源の出力電圧が印加されたときに前
記電圧印加端に発生する電圧の複数の共振周波数を測定
し、一方、多分枝ケーブルを分岐毎に区切られたケーブ
ル区間のそれぞれが直列接続および並列接続されて組み
合わされたものと見做すとともに、事故が生したケーブ
ル区間を想定し、そのケーブル区間については分岐点か
ら事故点までの長さを未知数Xとしその終端インピーダ
ンスを零とし、前記電圧印加端がら多分岐ケーブル側を
見たときのケーブルインピーダンスをXの関数として表
し0、このケーブルインピーダンスと前記電圧印加端か
ら前記ts側を見たときの電源インピーダンスとの和を
零とすることによってXの値を求める計算式を誘導し、
この計算式から前記複数の共振周波数のそれぞれの場合
について複数のxfliを求め、得られたXの値が互い
に一致するケーブル区間が事故点であると判断するもの
とする。
〔作用〕
この発明の方法によれば、各相銀に接地シースで覆われ
た3相ケーブルを任意に分岐した多分岐ケーブルにおい
ては、多分岐ケーブルが地絡或いは断線事故を起こした
場合に、多分岐ケーブルの一端に急峻に立ち上がる直流
電圧或いは周波数の変化する交流電圧を印加することに
よってこの電圧印加端に発生する電圧の複数の共振周波
数を測定し、一方、多分岐ケーブルを分岐毎に区切られ
たケーブル区間のそれぞれが直列接続および並列接続さ
れて組み合わされたものと見做すとともに、事故が生じ
たケーブル区間を想定し、そのケーブル区間については
分岐点から事故点までの長さを未知数Xとしその終端イ
ンピーダンスを地絡のときは地絡抵抗、断線のときは無
限大とし、前記電圧印加端から多分岐ケーブル側を見た
ときのケーブルインピーダンスをXの関数として表し、
このケーブルインピーダンスと前記電圧印加端から前記
電源側を見たときの電源インピーダンスとの和を零とす
ることによって電圧印加端における電圧の共振条件が得
られるので、この共振条件におけるXの値を求める計算
式を誘導し、この計算式に前記複数の測定された共振周
波数をそれぞれ代入することによって複数のXの値を求
め、そのXの値が互いに異なればさらに別のケーブル区
間が事故を起こしたものと想定し直して前述と同様の計
算を実行し、得られる複数のXの値が互いに一致するま
でそれぞれのケーブル区間について計算を繰り返し実行
し、得られる複数のXの値が互いに一致するケーブル区
間が事故点であると判断する。
また、接地シースが介装されていない3相ケーブルを任
意に分岐して結線した多分岐ケーブルにおいては、多分
岐ケーブルが短絡事故を起こした場合に、多分岐ケーブ
ルの一端の導体間に急峻に立ち上がる直流電圧或いは周
波数の変化する交流電圧を印加することによってこの電
圧印加端に発生する電圧の複数の共振周波数を測定し、
一方、多分岐ケーブルを分岐毎に区切られたケーブル区
間のそれぞれが直列接続および並列接続されて組み合わ
されたものと見做すとともに、事故が生じたケーブル区
間を想定し、そのケーブル区間については分岐点から事
故点までの長さ未知数Xとしその終端インピーダンスを
零とし、前記電圧印加端から多分岐ケーブル側を見たと
きのケーブルインピーダンスをXの関数として表し、こ
のケーブルインピーダンスと前記電圧印加端から前記電
源側を見たときのtii[インピーダンスとの和を零と
することによって電圧印加端における電圧の共振条件が
得られるので、この共振条件におけるXの値を求める計
算式を誘導し、この計算式に前記複数の測定された共振
周波数をそれぞれ代入することによって複数のXの値を
求め、そのXの値が互いに異なればさらに別のケーブル
区間が事故を起こしたものと想定し直して前述と同様の
1夏を実行し、得られる複数のXの値が互いに一致する
までそれぞれのケーブル区間について1冨を繰り返し実
行し、得られる複数のXの値が互いに一致するケーブル
区間が事故点であると判断する。
〔実施例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例にかかる多分岐ケーブルの事
故点標定方法を説明する回路接続図であり、多分岐ケー
ブルが幹線ABと分岐点p、、ptから分岐した分岐線
P、C,P、[lとによって構成され、多分岐ケーブル
の一端であるA点には直流量Illと電圧波形解析装置
2とが接続されている。多分岐ケーブルは図示されてい
ない接地シースによって覆われており、端部B、C,D
はすべて開放状態とし、分岐毎に区切られた5個のケー
ブル区間AP I 、 CPPIPz、PzD、PJの
長さをそれぞれl、、1.、i、、i、。
!、とする。一方、直流電源1は直流電荷の充電されて
いる充電コンデンサCI、投入スイッチS。
直列抵抗R0,並列コンデンサC!、直列リアクトルL
oより構成され、投入スイッチSの閉路によって急峻に
立ち上がる直流電圧がA点と接地の間に出力される。電
圧波形解析装置2は、A点と接地の間に発生する電圧波
形を取り込み、フーリエ解析することによって各周波数
の電圧成分を求めて出力するものであり、この装置によ
って共振周波数を求めることができる。
一般に、接地シースで覆われ途中に分岐点のないケーブ
ル区間の一端からケーブル側を見たインピーダンスZs
は ZG+ Z−tanh  (T !> と表すことができる。ここで、 1 :ケーブル区間長 ZG :他端側における終端インピーダンスとし、ケー
ブル単位長あたりの導体抵抗をR1導体のインダクタン
スをり、導体の対地キャパシタンスをC1導体の対地漏
れコンダクタンスをGとし、印加電圧の角周波数をω 
(−2πf)とする(fは周波数) 分布定数のケーブルを一端から見るとそのインピーダン
スがZ、になるということは、そのケーブルがZ箇の集
中インピーダンスを有するインピーダンス素子と等価で
あることを意味する。したがって、直列接続されたケー
ブルの場合は、後段側に接続された側のケーブルのイン
ピーダンスをZS+とし、(1)式の26にZS+を代
入することによって直列接続されたケーブルのトータル
のインピーダンスを求めることができる。また、並列接
続されたケーブルの場合は、接読点からそれぞれのケー
ブルを見たインピーダンスをZl 、Z ! とすると
、並列接続されたケーブルのトータルインピーダンスは
それらの並列値Z1 ・Zl / (Zl + Zt)
となる、ケーブルの終端部が分岐点でなく開放になって
いるときの終端インピーダンスZ、は無限大とする。こ
のようにすることにより、ケーブルを任意に分岐して構
成された多分岐ケーブルの一端からケーブル側を見たイ
ンピーダンスは各ケーブル区間のインピーダンスがそれ
ぞれ直列接続および並列接続されたものと見做すことに
よって容易に求めることができる。
また、事故の生じているケーブル区間のインピーダンス
も(1)を用いることができ、(1)式においてケーブ
ル区間長!を分岐点から事故点までの長さXとし、終端
インピーダンスZ、を地絡のときはその地絡抵抗値、断
線のときは無限大とする。
第1図の多分岐ケーブルについて事故点を標定する手順
を次に説明する。
まず、直流電源1の投入スイッチSを閉路することによ
って、A点に急峻に立ち上がる直流電圧を印加し、その
ときのA点に8ける対地電圧の共振周波数f r (i
−1,2,・・・)を電圧波形解析装置2によってi個
求める。
次に、多分岐ケーブルの任意の区間、例えばケーブル区
間P、DにおけるX点(分岐点P2からXの距jll)
で地絡事故が発生したものと仮定し、多分岐ケーブルの
A点からケーブル側を見たインピーダンスZ1を前述の
方法にしたがって求め、Zlを未知数Xの関数として表
す。
一方、A点から電源側を見たときの電源インピーダンス
Z0を求める。第1図の構成において、c、 −Cz 
−i (μF) Rゆ−10(Ω) L、−100(μF) とすると、周波数がキロへルツオーダ以上の高周波の場
合は簡単な式となり大略 Zo−jωL 、        +41となる。
次に直流tfi、1が無負荷のときの出力電圧をVeと
すると、A点に発生する電圧■、は A V、=V。・             (5)Zo+
Za なので、(5)式の分母が零、すなわち、Zo+Za−
OA61 が共振条件となる。例えば、第1図における多分岐ケー
ブルのインピーダンスZAを求め、(4)1(6)式よ
りXの値を求めると、 x=  −jan−’  (fKtan  (r A3
)−1)/γ (K tan(r  jl 5)jan(γ15) −
jan(γA! 5)tan(r 1 s)   K 
)  )ここで、 K −−Ctan(11g)+  (ωL@tan(7
l+)Z)  /  (ωha  + Ztan(r 
l+))  )       A81とし、r、Zは(
2)、(3)式において、すべてのケーブル区間につい
て同し常数を持つものとする。
(7)式のω (−2πf)に測定された共振周波数j
、を代入すると、1個のX値(X4.i−1,2・・・
)が求まるので、このXi値が互いに一致すれば、その
ケーブル区間が事故点と判断することができる。
この場合、得られたX、の値が互いに異なればさらに別
のケーブル区間が事故を起こしたものと想定し直して前
述と同様の計算を実行し、得られる複数のXの値が互い
に一致するまでそれぞれのケーブル区間について計算を
繰り返して実行する。
第1図の回路接続図において、多分岐ケーブルを導体断
面積60鶴2の6.6kV CV Tケーブルとし、地
絡点がケーブル区間PJにおけるX点と仮定し、直流電
源1の投入スイッチSを投入した場合にA点に発生する
電圧波形をコンビエータによって解析的に算出し得られ
た共振周波数から事故点Xを標定できるか否かの検討を
行った。
計算に用いた数値は以下とする。ケーブル区間長11な
いしISは第1図に示したとおりであり、事故点Xは1
00(■)、地絡抵抗はO(Ω)とした。
CVTケーブルの定数は、 R富G=0 (Ω) C=0.37xlO−”  (F/+i)L = 1.
74 X 10−’  (H/s)とした。
第2図は第1図のA点に発生する電圧成分の周波数特性
線図であり、コンビエータによってA点の電圧波形を計
算し、横軸が周波数、縦軸が電圧成分よりなる周波数ス
ペクトルにしたものである。
X点が事故点の場合、共振周波数f、して図に示された
ように4個発生した。
実際の事故点標定においては、地絡の生したケーブル区
間が不明なので、それぞれのケーブル区間において地絡
が生じたものと想定し、各ケーブル区間に対応するxL
値を第2図のfI値から計算してみる。
第1表は、各ケーブル区間について地絡が生じたものと
想定し計算されたxLの値を示す特性表であり、共振周
波数f、は実際には測定値なので必ず測定誤差を伴うた
め、測定誤差Δf、がf。
に対して±0.05kHzの幅があると想定し事故点X
の標定誤差範囲を示した。第1表において、第  1 
 表 Xが負になったり、ケーブル区間の全長を越える場合が
あるが、その場合のf、は推定幅が広くなり誤差が大き
いので、他のf、値から事故点を判断する。
第1表の結果より、ケーブル区間P、−Dを除いたケー
ブル区間はX、の範囲が互いに重なることがなく、互い
にまちまちの範囲となっている。
ケーブル区間P□−DはX、の範囲が互いに重なってお
り、f、は推定精賓は悪いが、f、、f、、f−の値か
らXの範囲は47〜127(m)と推定され、事故点の
想定位置であるX = Loomにほぼ一致するととも
に事故のケーブル区間はPt  D間であることが判る
上記の実施例は地絡事故の場合を示したが、断線事故の
場合もケーブル区間Pg   DのX点において終端イ
ンピーダンスを無限大にすることによって、地絡事故の
場合と同様に位置標定を行うことができる。さらに、接
地シースが相間に介装されていない3相ケーブルによる
多分岐ケーブルが短絡事故を起こした場合にも、短絡相
の一方の導体を接地シースの代わりと考えることにより
、前述の各相が接地シースで覆われた3相ケーブルの事
故点標定方法とまったく同様の方法で事故点を標定する
ことが可能である。
また、電圧印加点に印加する電源として、周波数可変の
交流電源を用いることもできる。すなわち、印加電圧の
周波数を変えて電圧印加点に発生する電圧を求めること
により共振周波数f、を知ることができるとともに、電
源側のインピーダンスZaをインダクタンスとキャパシ
タンスとで構成される等価回路に置き換えることによっ
て求めることができる。
また、この発明による手法ではXの値の計算式が(7)
式の例のように非常に複雑ではあるが、この程度の式の
計算は市販のパソコンで容易に実行可能であり、操り返
し計算もあらかじめプログラムしてお(ことによりすぐ
に計算結果を得ることができる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、接地シースを備えた3相ケー
ブルによる多分岐ケーブルが地絡、或いは断線事故を起
こしたときに、多分岐ケーブルの一端に急峻に立ち上が
る直流電源或いは周波数可変の交流電源を接続して複数
の共振周波数を測定し、一方事故の生したケーブル区間
を想定しその位置Xを未知数とし、回路の共振条件かろ
?3[数の共振周波数に対して得られるXの値が互いに
一致するケーブル区間が事故点であると判断するように
したので、従来は、多分岐ケーブルの場合、事故点標定
が不可能であったのが可能となり、ケーブルを分岐点に
おいていちいち開路する必要のない方法を提供すること
ができる。
従って、この発明の方法によれば任意に分岐した多分岐
ケーブル全体を一度に標定できるので、標定に必要な時
間も少なくなりケーブル復旧時間を短くすることができ
るという利点も得られる。
さらに、接地シースが相関に介装されていない3相ケー
ブルの短絡事故が生じたときも、短絡相の一方の導体を
前記の接地シースを備えた3相ケーブルの事故点標定方
法の接地シースに代えることにより同様に事故点標定す
ることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例にかかる多分岐ケ−プルの事
故点標定方法を説明する開路接読図、第2図は第1図の
A点に発生する電圧成分の周波数特性線図である。 1:直流電源、2:電圧波形解析装置、A、 BC,、
D:ケーブルの端部、P、、Pg:ケーブルの分岐点、
AIないしl、二ケーブル区間長、f。 ないしf、  :共振周波数、C5:充電コンデンサ、
C2:並列コンデンサ、Lo :直列リアクトル、Ro
 :直列抵抗、S:投入スイッチ、X:地絡点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)各相毎に接地シースで覆われた3相ケーブルを任意
    に分岐して結線した多分岐ケーブルが任意の一個所で地
    絡、或いは断線の事故を起こした場合にその事故点を標
    定する方法であって、多分岐ケーブルの一端における事
    故相の導体と接地シースとの間を電圧印加端とし、この
    電圧印加端に電圧波形が急峻に立ち上がる直流電圧を出
    力する直流電源、或いは交流電圧を出力しその周波数を
    変化させることのできる交流電源のいずれか一方の電源
    を接続し、この電源の出力電圧が印加されたときに前記
    電圧印加端に発生する電圧の複数の共振周波数を測定し
    、一方、多分岐ケーブルを分岐毎に区切られたケーブル
    区間のそれぞれが直列接続および並列接続されて組み合
    わされたものと見做すとともに、事故が生じたケーブル
    区間を想定し、そのケーブル区間については分岐点から
    事故点までの長さを未知数xとしその終端インピーダン
    スを地絡のときは地絡抵抗、断線のときは無限大とし、
    前記電圧印加端から多分岐ケーブル側を見たときのケー
    ブルインピーダンスをxの関数として表し、このケーブ
    ルインピーダンスと前記電圧印加端から前記電源側を見
    たときの電源インピーダンスとの和を零とすることによ
    ってxの値を求める計算式を誘導し、この計算式から前
    記複数の共振周波数のそれぞれの場合について複数のx
    値を求め、得られたxの値が互いに一致するケーブル区
    間が事故点であると判断することを特徴とする多分岐ケ
    ーブルの事故点標定方法。 2)接地シースが相間に介装されていない3相ケーブル
    を任意に分岐して結線した多分岐ケーブルが任意の一個
    所で相間短絡事故を起こした場合にその事故点を標定す
    る方法であって、多分岐ケーブルの一端における短絡相
    の導体間を電圧印加端とし、この電圧印加端に電圧波形
    が急峻に立ち上がる直流電圧を出力する直流電源、或い
    は交流電圧を出力しその周波数を変化させることのでき
    る交流電源のいずれか一方の電源を接続し、この電源の
    出力電圧が印加されたときに前記電圧印加端に発生する
    電圧の複数の共振周波数を測定し、一方、多分岐ケーブ
    ルを分岐毎に区切られたケーブル区間のそれぞれが直列
    接続および並列接続されて組み合わされたものと見做す
    とともに、事故が生じたケーブル区間を想定し、そのケ
    ーブル区間については分岐点から事故点までの長さを未
    知数xとしその終端インピーダンスを零とし、前記電圧
    印加端から多分岐ケーブル側を見たときのケーブルイン
    ピーダンスをxの関数として表し、このケーブルインピ
    ーダンスと前記電圧印加端から前記電源側を見たときの
    電源インピーダンスとの和を零とすることによってxの
    値を求める計算式を誘導し、この計算式から前記複数の
    共振周波数のそれぞれの場合について複数のx値を求め
    、得られたxの値が互いに一致するケーブル区間が事故
    点であると判断することを特徴とする多分岐ケーブルの
    事故点標定方法。
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