JPH05256892A - ケーブルインピーダンスの測定方法および装置 - Google Patents

ケーブルインピーダンスの測定方法および装置

Info

Publication number
JPH05256892A
JPH05256892A JP5296092A JP5296092A JPH05256892A JP H05256892 A JPH05256892 A JP H05256892A JP 5296092 A JP5296092 A JP 5296092A JP 5296092 A JP5296092 A JP 5296092A JP H05256892 A JPH05256892 A JP H05256892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
cable
current
frequency
impedance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5296092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Katsuno
徹 勝野
Morihiko Iwagami
守彦 岩上
Kazumi Ito
和美 伊東
Yoshiko Mashita
由子 間下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Fuji Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP5296092A priority Critical patent/JPH05256892A/ja
Publication of JPH05256892A publication Critical patent/JPH05256892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Locating Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高電圧でケーブルインピーダンスの周波数特性
を容易に測定できるようにする。 【構成】供試ケーブル1の一方端にインパルス電圧を印
加するインパルス電圧発生部5と、電圧の時間特性を計
測して出力させる電圧計測部6と、電流の時間特性を計
測して出力させる電流計測部7と、電圧および電流の時
間特性をそれぞれフーリエ変換して周波数スペクトル成
分を計算し、ケーブルインピーダンスの周波数特性を出
力する演算部8と、この演算部8の出力を表示する表示
部9とにより測定装置が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はケーブルの一方端から
見たインピーダンスの周波数特性を測定する方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルの地絡事故点を標定する一つの
手段として、ケーブルの一方端から見たケーブルインピ
ーダンスの周波数特性を求める方法がある。ケーブルの
いずれかの位置に地絡点が存在すると、特定の周波数の
ところで共振しケーブルインピーダンスにピークが見ら
れる。このインピーダンスのピーク点における共振周波
数とそのケーブル自体の定数 (ケーブル単位長当たりの
インダクタンスおよび静電容量) とから地絡事故点まで
の距離を算出することができる。
【0003】図5は従来のケーブルインピーダンスの測
定方法を説明する回路接続図である。接地シースで覆わ
れた単相の供試ケーブル1の一方端1Aと接地2との間
に種々の周波数の交流電圧を印加することのできる発振
器3が接続されている。ケーブルインピーダンスの測定
においては、発振器3の出力周波数fを順次変えて行
き、それぞれの周波数において供試ケーブル1の一方端
1Aと接地2との間の電圧V (ω) および供試ケーブル
1の心線に流入する電流I (ω) を測定する。ここで、
ωは角周波数 (2πf) である。ケーブルインピーダン
スZ (ω)は、 Z (ω) =V (ω) /I (ω) ・・・・・・・ (1) より算出することができ、ケーブルインピーダンスの周
波数特性が得られる。図5において、点線で囲まれた部
分4は、インピーダンスアナライザとして市販されてお
り、その内部で(1) 式によってインピーダンスも計算
し、そのインピーダンスの周波数特性をグラフにしてデ
ィスプレイするものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は高電圧でのケーブルインピーダン
スの測定が非常に困難であるという問題点があった。ケ
ーブルは低電圧で測定した場合と高電圧で測定した場合
とではそのインピーダンスが異なる場合がある。心線と
シース間に絶縁劣化した箇所が存在するケーブルでは、
印加する電圧が高いと絶縁破壊を起こすことになり地絡
した状態のインピーダンスを求めることになる。一方、
低電圧でインピーダンスを測定すると、絶縁劣化箇所の
絶縁が保たれてインピーダンスは桁違いに高い値になる
場合がある。前述のようにケーブルインピーダンスの測
定の目的がケーブルの地絡事故点の標定にあるので、な
るべくケーブルの使用電圧値に近い印加電圧で測定しな
いと、地絡事故点の標定が不可能となる場合がある。
【0005】前述のようなインピーダンスアナライザは
一般に数ボルト以下の電圧を電子回路によって発振さ
せ、それを印加電圧としている。そのために、ケーブル
の地絡事故点が大きな損傷を受け、僅かな印加電圧でも
地絡するような状態でなければインピーダンス測定を行
ってもまったく意味がない。ケーブルが高電圧用となる
にしたがって、その絶縁厚さも大きくなるので、例え、
地絡事故点が炭化していても低電圧ではカーボン自体で
絶縁が保たれる場合がある。
【0006】図5において、高電圧発生可能な発振器を
用いてケーブルインピーダンスを測定する方法も考えら
れる。周波数可変の高電圧発振器としては、高周波変圧
器の1次巻線に種々の周波数の低電圧を印加し、2次巻
線にその周波数の高電圧を発生させるものがある。しか
し、周波数が高くなると変圧器鉄心の飽和を押さえるた
めに極端に変圧器全体が大きくなり、その出力容量も限
られてくる。ケーブルインピーダンスの測定が地絡事故
点の標定にある場合は、測定回路が短絡状態にある。そ
のために、通電に必要な電流は通常数10Aないし数1
00Aという大きなオーダとなる。また、ケーブルを絶
縁破壊させるために数kV以上必要とすると、この測定
を行うためには、少なくとも容量が100kVA以上の
高周波変圧器を必要とする。印加電圧の周波数としては
地絡事故点標定のためには、数100HzからMHzオ
ーダのものが必要である。このような仕様の高周波変圧
器を製作することは技術的に非常に困難であり、また例
え実現させたとしても、大きな設備となり設備費用も膨
大となる。
【0007】なお、数ボルト以下の低電圧の発生は、水
晶発振回路から得られた基準の交流信号をベースにして
電子回路によって実現させることができ、ディジタルに
種々の周波数の電圧を容易に得ることができる。この発
明の目的は、高電圧でのケーブルインピーダンスの測定
が容易に実施できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の方法によれば、ケーブルの一方端にイン
パルス電圧を印加し、そのときに電圧印加端にかかる電
圧の時間特性および電圧印加端からケーブル導体に流入
する電流の時間特性を計測し、この電圧および電流の時
間特性をそれぞれフーリエ変換することによって電圧お
よび電流の周波数スペクトルを計算し、電圧の周波数ス
ペクトルと電流の周波数スペクトルとの比を算出するこ
とによってインピーダンスの周波数特性を求めることと
する。
【0009】また、この発明によれば、ケーブルの一方
端にインパルス電圧を印加するインパルス電圧発生部
と、電圧印加端にかかる電圧の時間特性を計測し出力さ
せる電圧計測部と、電圧印加端からケーブル導体に流入
する電流の時間特性を計測し出力させる電流計測部と、
電圧計測部および電流計測部の出力をそれぞれフーリエ
変換することによって電圧および電流の周波数スペクト
ルを計算し、電圧の周波数スペクトルと電流の周波数ス
ペクトルとの比を算出することによってインピーダンス
の周波数特性を求めて出力する演算部と、この演算部の
出力を表示する表示部とにより構成されたものとし、か
かる構成において、インパルス電圧発生部が直流充電さ
れたコンデンサと、放電抵抗と、投入スイッチとの直列
閉回路よりなるとともに、放電抵抗の両端がケーブルの
電圧印加端に接続され、前記投入スイッチを閉成するこ
とによってインパルス電圧をケーブルの一方端に印加す
るものとする。
【0010】
【作用】この発明の方法によれば、ケーブルの一方端に
インパルス電圧を印加し、そのときに電圧の印加端にお
ける電圧と電流の時間特性を計測する。この電圧と電流
の時間特性をそれぞれフーリエ変換することによって電
圧と電流の周波数スペクトルを算出する。次に、この電
圧の周波数スペクトルと電流の周波数スペクトルとの比
を算出することによってケーブルインピーダンスの周波
数特性を求める。インパルス電圧は種々の周波数の電圧
成分を含むとともに、波高値の高い高電圧が容易に得ら
れる。そのために、高電圧下でのケーブルインピーダン
スの周波数特性を容易に測定することができ、その結果
をケーブルの地絡事故点標定に使うことができる。
【0011】また、インパルス電圧発生部が直流充電さ
れたコンデンサと、放電抵抗と、投入スイッチとの直列
閉回路より構成され、放電抵抗の両端が、ケーブルの電
圧印加端に接続される。投入スイッチを閉成することに
よってインパルス電圧をケーブルの一方端に印加する。
この直列閉路によって、波高値が高く、かつパルス幅の
短い波形のインパルス電圧を得ることが可能である。し
たがって、高周波領域まで広い周波数範囲に亙って電圧
の周波数スペクトルがえられる。
【0012】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかるケーブルインピーダン
スの測定装置の構成を示す回路接続図である。インパル
ス電圧を発生させるインパルス電圧発生部5が接地シー
スで覆われた単相の供試ケーブル1の一方端1Aと接地
2との間に接続されていてる。供試ケーブル1の一方端
1Aと接地2との間には分圧器6Aが接続され、その出
力は電圧計測部6に入力されている。一方、供試ケーブ
ル1への接続線には変成器7Aが介装され、その出力は
電流計測部7に入力されている。電圧計測部6および電
流計測部7の出力は演算部8に入力され、表示部9が演
算部8の出力を表示する。さらに、インパルス電圧発生
部5はコンデンサ10と放電抵抗11と投入スイッチ1
2との直列閉回路で構成され、放電抵抗11の端子間電
圧が出力されるようになっている。
【0013】電圧計測部6は、供試ケーブル1への印加
電圧の時間特性を計測し、演算部8へ出力する。一方、
電流計測部7は、供試ケーブル1へ流入する電流の時間
特性を計測し演算部8へ出力する。演算部8は入力され
た電圧および電流の時間特性をそれぞれフーリエ変換
し、電圧の周波数スペクトルと電流の周波数スペクトル
との比を算出することによってインピーダンスの周波数
特性を求めて出力する。
【0014】図1において、分圧器6Aおよび変流器7
Aは、計測する周波数領域において正確に応答するもの
が用いられる。電圧計測部6および電流計測部7は例え
ば市販のディジタルオシロスコープが用いられる。さら
に、演算部8は、例えばパソコンが用いられ、ディジタ
ルオシロスコープに接続するとともに、その計算出力を
プリンタなどの表示部9に出力させる。演算部8で演算
される内容を詳述すると、次のとうりである。
【0015】電圧計測部6および電流計測部7の出力を
それぞれV (t) 、I (t) とし、これらについて非周
期関数のフーリエ変換を行うと、電圧および電流の周波
数スペクトルV (ω) 、I (ω) はそれぞれ
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】で表わされる。ケーブルインピーダンスZ
(ω) は、(2) 式と(3) 式で得られた値を(1) 式に代入
すれば求めることができる。電圧の時間波形であるV
(t) は、インパルス電圧発生部5の回路に依存する。
ここで、図1のインパルス電圧発生部5が無負荷の場
合、すなわち、供試ケーブル1が接続されていないとき
に発生する電圧の時間波形を求めて見る。
【0019】コンデンサ10の静電容量値をCo、放電
抵抗11の抵抗値をRoとする。コンデンサ10が充電
電圧Voになるように図示されていない直流電源によっ
て充電された後、投入スイッチ12を閉成する。そのと
き、放電抵抗11の両端に V (t) =Vo・exp ( −t/Ro・Co) ・・・・・(4) なる電圧波形が発生する。ここで、定数をa=1/(R
o・Co)と置き、(4)式を(2) 式に代入してV (t)
をフーリエ変換すると、 V (ω) =Vo/ (a+jω) ・・・・・(5) となる。(5) 式におけるV (ω) の振幅スペクトル|V
(ω) | (これはV (ω) の絶対値) は、
【0020】
【数3】
【0021】となる。図2は(6) 式の振幅スペクトルを
示す特性線図である。横軸は角周波数ω、縦軸は振幅ス
ペクトル|V (ω) |であり、特性曲線14、15は定
数aがそれぞれ小, 大のときのωに対する傾向が示され
たものである。定数aが大きいほど、振幅スペクトルは
角周波数に対する変動が少ない。すなわち、インパルス
発生部5の時定数Ro・Coが小さいほど、広い周波数
領域に亙って電圧の周波数スペクトルが一定である。こ
れは、電圧の時間波形V (t) がステップ状に立ち上が
った後に、短い時定数Ro、Coで急激に減衰する波形
であり、波高値が高く、かつそのパルス幅が短いためで
ある。
【0022】図1の回路において、実際にはインパルス
電圧発生部5は供試ケーブル1に接続されているので、
電圧の振幅スペクトル成分は図2とまったく同一にはな
らない。しかし、広い周波数領域に亙って、その振幅ス
ペクトルができるだけ一定である方がインピーダンスの
測定精度が高くなる。その理由は、周波数領域の中に振
幅スペクトルの小さい部分が存在すると、インピーダン
スの測定においてその周波数における電流検出感度が低
下するためである。なお、インパルス電圧発生部5の回
路は図1のような構成において、コンデンサ10と放電
抵抗11と投入スイッチ12との直列閉回路にさらにイ
ンダクタンスを直列に介装する回路としてもよい。この
場合、電圧の時間波形の振幅が振動しない回路定数を選
ぶことによって、波高値が高く、かつそのパルス幅の短
い波形を得ることができる。また、図1の構成におい
て、放電抵抗11に並列にもう一つのコンデンサを接続
してもよい。
【0023】次に、本発明の実施例によるケーブルイン
ピーダンスの実測結果を紹介する。実測は図1の回路を
用いた。供試ケーブル1は6.6kV級のCVTケーブル
(60mm2 ) とし、全長Xを100mとした。また、供
試ケーブル1の他方端1Bにおいて心線と接地シースと
を導線16で導電接続し、1B点で地絡事故が発生した
ことを模擬させた。さらに、インパルス電圧発生部5の
コンデンサ10の静電容量値Coを0.025μF、放電
抵抗11の抵抗値Roを10Ω、投入スイッチ12を閉
成時間の短い性能を有するギャップスイッチとした。
【0024】図3は電圧計測部6および電流計測部7の
出力した電圧および電流のタイムチャートである。これ
は、コンデンサ10に2kV充電し投入スイッチ12を
閉成して得られた時間波形である。波形17が電圧計測
部6の出力した時間波形V (t) であり、波形18が電
流計測部7の出力した時間波形I (t) である。電圧の
波高値は730V、電流の波高値は46Aであった。こ
の実測の場合は、事故点を導線16で模擬したのでこの
程度の低い電圧で充分であるが、6.6kVのケーブルの
実際の地絡事故点標定を行う場合にはもっと高い電圧を
印加してそのケーブルインピーダンスを測定した方がよ
い。
【0025】図4は演算部8の出力した周波数特性を示
す特性線図である。特性曲線19、20は図3の波形1
7、18をそれぞれ(2) 式、(3) 式によってフーリエ変
換して得られた周波数スペクトルV (ω) 、I (ω) で
ある。特性曲線21、22は波形17、18をそれぞれ
の周波数において、(1) 式に代入することによって求め
られたケーブルインピーダンスZ (ω) の絶対値|Z
(ω) |および位相θ (ω) の周波数特性である。V
(ω) 、I (ω) は複素数となるのでZ (ω) も複素数
で表わされる。なお、波形17、18は(2) 式、(3) 式
でなく周期関数のフーリエ変換の式を用いても同様の波
形が得られる。
【0026】図4において、特性曲線21が実測によっ
て知りたい測定値である。共振周波数が400kHzお
よび1MHz付近に見られるが、いずれの周波数からも
ケーブルの一方端1Aから地絡事故点1Bまでの距離X
が100mであることが計算によって求められる。ま
た、図4において、インピーダンスの特性曲線23 (1
点鎖線) は、図5の従来の方法によって図1と同じ供試
ケーブル1 (全長Xが100m、1B点と接地2とを導
線16で短絡) の実測を行って得られた結果である。こ
の場合も地絡事故点が導線16で短絡されているので、
インピーダンスアナライザ4の出力電圧が数ボルト以下
であっても充分に実測可能である。特性曲線21と23
とはほとんど一致しており、その誤差範囲は数%の範囲
内である。従来の方法と比べると、この発明による方法
は印加電圧を容易に高くすることができ、地絡事故点を
標定するためのケーブルインピーダンスを確実に得るこ
とができるという利点がある。
【0027】なお、図4において、特性曲線19が図2
の特性曲線15のように滑らかにならないのは、インパ
ルス電圧発生部5に供試ケーブル1が負荷として接続さ
れているためである。しかし、電圧のスペクトルはメガ
サイクルのオーダまで存在していることが判る。したが
って、1MHzの共振周波数も確実に見出すことができ
た。
【0028】
【発明の効果】この発明の方法は前述のように、ケーブ
ルの一方端にインパルス電圧を印加し、そのときに電圧
の印加端における電圧と電流の時間特性を計測する。こ
の電圧と電流の時間特性をそれぞれフーリエ変換するこ
とによって電圧と電流の周波数スペクトルを算出する。
次に、この電圧の周波数スペクトルと電流の周波数スペ
クトルとの比を算出することによってケーブルインピー
ダンスの周波数特性を求める。インパルス電圧は高電圧
が容易に得られるので、高電圧下でのケーブルインピー
ダンスの測定が容易となり、ケーブルの事故点標定のた
めのケーブルインピーダンス測定に使うことができる。
また、安価な設備でケーブルインピーダンスの測定が実
現できる。
【0029】さらに、インパルス電圧発生部が直流充電
されたコンデンサと、放電抵抗と、投入スイッチとの直
列閉回路より構成され、放電抵抗の両端がケーブルの電
圧印加端に接続される。投入スイッチを閉成することに
よってインパルス電圧をケーブルの一方端に印加する。
このインパルス電圧発生部によって、広い周波数範囲に
亙った電圧のスペクトルが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるケーブルインピーダ
ンスの測定装置の構成を示す回路接続図。
【図2】(6)式の振幅スペクトルを示す特性線図
【図3】電圧計測部および電流計測部の出力した電圧お
よび電流のタイムチャート
【図4】演算部の出力した周波数特性を示す特性線図
【図5】従来のケーブルインピーダンスの測定方法を説
明する回路接続図
【符号の説明】
1 供試ケーブル 2 接地 5 インパルス電圧発生部 6 電圧計測部 6A 分圧器 7 電流計測部 7A 変流器 8 演算部 9 表示部 10 コンデンサ 11 放電抵抗 12 投入スイッチ 16 導線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 和美 東京都調布市西つつじケ丘二丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 間下 由子 東京都調布市西つつじケ丘二丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの一方端にインパルス電圧を印加
    し、そのときに電圧印加端にかかる電圧の時間特性およ
    び電圧印加端からケーブル導体に流入する電流の時間特
    性を計測し、この電圧および電流の時間特性をそれぞれ
    フーリエ変換することによって電圧および電流の周波数
    スペクトルを計算し、電圧の周波数スペクトルと電流の
    周波数スペクトルとの比を算出することによってインピ
    ーダンスの周波数特性を求めることを特徴とするケーブ
    ルインピーダンスの測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法を実施するための装置
    であって、ケーブルの一方端にインパルス電圧を印加す
    るインパルス電圧発生部と、電圧印加端にかかる電圧の
    時間特性を計測し出力させる電圧計測部と、電圧印加端
    からケーブル導体に流入する電流の時間特性を計測し出
    力させる電流計測部と、電圧計測部および電流計測部の
    出力をそれぞれフーリエ変換することによって電圧およ
    び電流の周波数スペクトルを計算し、電圧の周波数スペ
    クトルと電流の周波数スペクトルとの比を算出すること
    によってインピーダンスの周波数特性を求めて出力する
    演算部と、この演算部の出力を表示する表示部とにより
    構成されたことを特徴とするインピーダンスの測定装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のものにおいて、インパルス
    電圧発生部が直流充電されたコンデンサと、放電抵抗
    と、投入スイッチとの直列閉回路よりなるとともに、放
    電抵抗の両端がケーブルの電圧印加端に接続され、前記
    投入スイッチを閉成することによってインパルス電圧を
    ケーブルの一方端に印加することを特徴とするケーブル
    インピーダンスの測定装置。
JP5296092A 1992-03-12 1992-03-12 ケーブルインピーダンスの測定方法および装置 Pending JPH05256892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296092A JPH05256892A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ケーブルインピーダンスの測定方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296092A JPH05256892A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ケーブルインピーダンスの測定方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05256892A true JPH05256892A (ja) 1993-10-08

Family

ID=12929463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5296092A Pending JPH05256892A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ケーブルインピーダンスの測定方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05256892A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517681A (ja) * 2005-11-28 2009-04-30 ルノー エス.アー.エス 負荷を通過する電流の回線外測定
JP2010281588A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Yokogawa Electric Corp 電気化学反応計測方法および電気化学反応計測装置
CN104237639A (zh) * 2014-10-16 2014-12-24 国网重庆市电力公司永川供电分公司 基于冲击阻抗特征参数的中压电力电缆的绝缘状态在线监测方法
CN117031357A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 江苏省电力试验研究院有限公司 单端接地的单芯电缆金属护套的接地缺陷定位方法及装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517681A (ja) * 2005-11-28 2009-04-30 ルノー エス.アー.エス 負荷を通過する電流の回線外測定
JP2010281588A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Yokogawa Electric Corp 電気化学反応計測方法および電気化学反応計測装置
CN104237639A (zh) * 2014-10-16 2014-12-24 国网重庆市电力公司永川供电分公司 基于冲击阻抗特征参数的中压电力电缆的绝缘状态在线监测方法
CN117031357A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 江苏省电力试验研究院有限公司 单端接地的单芯电缆金属护套的接地缺陷定位方法及装置
CN117031357B (zh) * 2023-10-08 2024-01-19 江苏省电力试验研究院有限公司 单端接地的单芯电缆金属护套的接地缺陷定位方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mashikian et al. Location of partial discharges in shielded cables in the presence of high noise
Zhao et al. Performance evaluation of online transformer internal fault detection based on transient overvoltage signals
CN112578247A (zh) 一种电缆振荡波局部放电测量系统
CN112505493A (zh) 一种变压器套管介电响应测量方法及系统
US20210356507A1 (en) State analysis of an electrical operating resource
US2948849A (en) Method and apparatus for measuring apparent corona charge
JPH05256892A (ja) ケーブルインピーダンスの測定方法および装置
JP3869283B2 (ja) 電力ケーブルの劣化診断における誘導ノイズの除去方法および電力ケーブルの試験装置
Oyama et al. Development of detection and diagnostic techniques for partial discharges in GIS
Song et al. Research on time-domain transfer impedance measurement technology for high frequency current transformers in partial discharge detection of cables
JP3080896B2 (ja) 遮蔽効果試験装置および検査装置
Narbut Transformer corona measurement using condenser bushing tap and resonant measuring circuits
Elborki et al. Detection and characterisation of partial discharges in transformer defect models
JPH10253693A (ja) ゴム・プラスチックケーブルの絶縁劣化検出方法
Pfeiffer et al. About the influence of the frequency on the partial discharge characteristics of enamelled wires
Hauschild et al. Partial discharge measurement
CN111398697A (zh) 周期性脉冲电场下空间电荷测试系统及测试方法
JPH09318696A (ja) 活線電力ケーブルの絶縁劣化診断方法及び装置
RU2240571C1 (ru) Устройство контроля технического состояния обмоток трансформатора
CN108459229A (zh) 一种振荡波检测变压器角形接线绕组变形回路及方法
Seferi et al. Effect of sampling rate and sensor bandwidth on measured transient signals in LV AC and DC power systems
JP3151754B2 (ja) 部分放電判定方法
Hu et al. FDTD modeling of fast transient currents in high voltage cables
Heinrich Corona measuring techniques and their use in insulation system evaluation
JP2003222651A (ja) 電気機器の絶縁劣化判定方法