JPH04133820U - 歯科治療用照明装置 - Google Patents

歯科治療用照明装置

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JPH04133820U
JPH04133820U JP4884191U JP4884191U JPH04133820U JP H04133820 U JPH04133820 U JP H04133820U JP 4884191 U JP4884191 U JP 4884191U JP 4884191 U JP4884191 U JP 4884191U JP H04133820 U JPH04133820 U JP H04133820U
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JP4884191U
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ダリル レイモンド ビーチ
憲 中井
己喜雄 小川
伸吾 高橋
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株式会社モリタ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科治療用の従来の装置は、患者の面前に照
明灯を移動可能に配置して、口腔内を照明するもので、
患者の交替の際、また治療中治療部位が変わるごとに術
者が照明灯の位置、照明角度を手で調整操作していた。
照明灯の位置は治療作業空間を狭め、照明灯の煩雑な調
整は、術者に負担となり、また感染症の原因となってお
り、解決課題が残されていた。 【構成】 治療台側方の昇降部位から支柱を立設し、支
柱上部から設けられた水平アームに2個の照明灯を、一
の照明灯がヘッドレスト右側後方上に、他の照明灯が治
療台胴部上方に配置されるように取付ける。患者口腔内
を上方の2方向から照明するので、口腔内に陰影暗部を
作らず、従って、照明灯は半固定可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯科治療に際して、口腔内を照明する照明装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
口腔内の歯牙治療において、患者の口腔内を照明することが必要であるが、治 療台の診療室内での配置等の関係から、従来の照明装置は、天井吊下げ式、スタ ンドポール式、壁掛式、チェアマウント式など、天井、壁面又は床面より可動式 アームを取り出して、その先端部に単灯の照明器具を取り付ける方式のものであ った。
【0003】 これらの照明装置は、無影灯と呼ばれるもので、術者が照明器具の位置と角度 を調整して任意の位置から患者の口腔内を照明するものであり、患者の交替、治 療台高さの調整、患者頭部の位置のずれのあるごとに、術者が自らの手で、照明 灯の位置、角度を調整しながら術者が治療部位を目視観察をするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
口腔内は、歯牙の列が上下から突出する複雑な形になっており、単一方向から の従来の照明では、無影灯と言えども、いずれかの歯牙の背後に陰影を生じ易く 、治療観察に必要な明るさが保たれないので、治療部位が変わるごとに、術者が 自らの手で照明器具の位置と照明角度の調整をして、治療部位の照明を確保する 必要がある。 従来の方式の照明装置は、照明器具が患者顔面前方に位置するように配置され ているため、照明器具の位置等の調整は便利ではあるが、頻繁な調整は、返って 術者の治療への専念を妨げることになり、また術者や補助者の作業の妨げともな って、照明器具の調整が疲労の一因となることも無視することができない。
【0005】 また、術者や補助者は、治療中にも照明器具に治療中の手で頻繁に直接触れる ために、照明器具が汚染され、その照明器具を介して、術者等や患者間に病原菌 の感染が生ずる危険性もあった。
【0006】 本考案は、患者の交替時や治療中にあっても、照明器具の調整を要しない照明 装置であって、歯科治療台と一体化することにより、従来方式の照明装置の有す る上記問題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の照明装置は、歯科治療台側方の当該治療台昇降部位に立設される支柱 を有する照明装置であって、当該支柱と、当該支柱の上部からほぼ水平に保持さ れたアームと、当該アームに取付けられた2個の照明灯とから成り、一の照明灯 は、当該治療台のヘッドレストの後方上に、他の照明灯は、当該ヘッドレスト前 方上に配置されるようにした歯科治療用照明装置である。 また本考案は、歯科治療台と当該歯科治療台側方の当該治療台昇降部位に立設 される支柱を有する照明装置とから成るものであって、当該照明装置は、当該支 柱と、当該支柱の上部からほぼ水平に保持されたアームと、当該アームに取付け られた2個の照明灯とから成り、一の照明灯が当該治療台のヘッドレストの後方 上に、他の照明灯が当該ヘッドレスト前方上に、配置されるようにしたことを特 徴とするものである。即ち、当該照明装置の当該支柱の下部が治療台側方に固定 されて、当該治療装置が治療台に立設されて成る照明装置付き歯科治療台も含ま れる。
【0008】
【作用】
本照明装置のアームに設けられた照明灯は、治療台上面に横臥している患者の 頭部を治療台のヘッドレストに定置しているときに患者の口腔内を照明するが、 アームが固定されている支柱は治療台の昇降部に固定されているから、治療台が 昇降しても、アームも連動するので、照明灯と患者の口腔との相対位置は変化せ ず、患者の口腔への照明光の入射角度は常に一定である。
【0009】 アームに固定された一の照明灯は、治療台ヘッドレストの後方から、主に口腔 内下顎部と周辺を照明し、また他の照明灯は当該ヘッドレストの前方上から主に 上顎部と周辺を照明するので、口腔内に陰影を作らず、通常の歯科治療の際のほ とんどすべての治療部位を明るく照明できる。患者が交替しても、頭部はヘッド レストに定置されるので、口腔の位置はほとんど変化しないので、患者が交替し ても、治療内容と歯牙治療部位が変わっても、照明灯の位置・角度を調整する必 要はない。
【0010】 本照明装置のアームは、術者や補助者が立った姿勢においても、作業移動に支 障を生じない適度の高さに配置することは容易であり、照明灯は術者より高い位 置にあって、作業中の視線範囲に入ることはなく、上向きに横臥する患者の視線 範囲からも外れているので、この配置の照明灯の光を眩しく感じることはない。
【0011】
【実施例】
本考案の照明灯付き治療台の実施例を以下に図面により説明する。 図1は、治療台の正面図、図2は術者側からみた治療台の側面図であるが、治 療台5のシート51の外側(横臥した患者から見て左側)であって、治療台の昇 降部から突出された金具53から支柱2が立設されている。治療台5にはその基 台部52、55に電動式又は油圧式の昇降装置が内装され(不図示)、治療台の 上面シート51が上下移動可能に調整できるので、当該支柱2の下部が昇降可能 な部位に固定されている。本実施例では、当該支柱の上方から水平方向に曲設さ れて水平アーム21とされ、その先端に照明灯11とその途中に照明灯12が取 付けられている。
【0012】 支柱2の立設位置は、患者の腰部より足方寄りが、患者の起状移動の動作に支 障がないので好都合である。この支柱の位置から、水平アームは治療台5の中心 軸と約30°の角度で交叉して、ヘッドレスト6の右側後方に延伸され、そのア ーム先端に取付けられた照明灯11は、術者の後方上部にあって、下方のヘッド レスト6上に横臥した患者の口腔部周辺を斜め後方より照明する。
【0013】 アーム21の途中に設けられた照明灯12は、ほぼ治療台シートの中心線上胴 部の直上にあり、下方の患者の口腔部周辺を前方より照明する。
【0014】 この照明灯11、12の配置を採用することにより、使用の最初に患者がシー ト51上に横臥してヘッドレスト6に患者頭部を定置した状態で、口腔内を前方 及び後方より照明するように、あらかじめ照明灯の照射角度を調整しておけば、 その後の治療活動においてほとんど調整する必要がない。
【0015】 図3は、本実施例で使用する無影灯と称される照明灯11、12の断面図であ るが、内面にアルミニウム等が蒸着された放物面状の反射面102を有する反射 傘101が、長円形の投影図形を有しており、当該反射傘101の内側に突設さ れた保持杆105の先側に、半割りした鶏卵状の保持容器103がその開口部を 傘101側に向けて固定され、当該容器103内にハロゲン電球104が保持さ れており、当該電球からの放射光を反射面102で反射させて特定方向に指向し て照明する。
【0016】 図4と図5には、他の実施例の照明装置を示しているが、2個の照明灯11、 12の治療台との相対位置を変更せずに、支柱2をシート51の側方で横臥した 患者の右側で、トレーテーブル7の近傍に立設した例であって、当該シート51 の下面から受金具57を取出し、この受金具57に支柱2を立設し、支柱2上部 より水平に曲設して水平アーム21を保持させ、当該アームの両端にそれぞれ照 明灯11、12が取付けられる。 支柱2のこの配置も、術者や患者の歩行・移動や起状に邪魔にならないので、 利用可能な配置である。
【0017】 いずれの実施例においても、水平アームの高さは、治療台の最下位においても 、術者の身長より余裕をもって高く確保しておく。
【0018】 本実施例では、治療台は平坦なベッド状の治療台であるが、本考案は、背板が 座面に対して傾動可能に分離しているような治療台であっても、術者の治療ポジ ションが一定に保持可能な治療台であれば、採用することができる。又、本考案 の照明装置のほぼ水平なアームには、上下方向に段差が設けられたものや、傾斜 しているものも、含まれる。 実施例においては、水平なアームが治療台の中心軸と約30゜で交叉する例を 示したが、本考案には、水平アームが治療台の中心軸とほぼ一致または平行する 照明装置、照明灯を、図1に示した治療台の胴部中心線上に配置する代わりに、 ヘッドレスト斜め前方上に配置する照明装置や各照明灯を別個の支柱により保持 する照明装置も含むものである。
【0019】
【考案の効果】
本考案の治療台には2個の照明灯が設けられ、一灯は、ヘッドレスト後方上に 、他灯は、ヘッドレスト前方上に配置されて、患者の口腔内を照射するので、口 腔内各歯牙に陰影を作らず、どの歯牙治療部位も完全に照明でき、従って、術者 は、治療歯牙部位・治療内容を変えた場合でもまた患者が交替したときでも、照 明灯を調整する煩雑さから解放され、治療に専念することができる。
【0020】 術者の作業前面には、照明灯その他照明設備をなくすることができるので、術 者の治療作業空間を広く採ることができる。 また、治療中に照明灯を調整するための手で触れる頻度が極減するので、照明 灯を介在する病原菌の感染の危険性が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】照明装置付き歯科治療台の平面図。
【図2】照明装置付き歯科治療台の側面図。
【図3】照明灯の断面図。
【図4】照明装置の支柱位置を変更した場合の図1同様
図。
【図5】照明装置の支柱位置を変更した場合の図2同様
図。
【符号の説明】
11 照明灯 12 照明灯 2 支柱 21 アーム 5 治療台 51 治療台シート 6 ヘッドレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 伸吾 京都市伏見区東浜南町680 株式会社モリ タ製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科治療台側方の当該治療台昇降部位に
    立設される支柱を有する照明装置であって、当該支柱
    と、当該支柱の上部からほぼ水平に保持されたアーム
    と、当該アームに取付けられた2個の照明灯とから成
    り、一の照明灯は、当該治療台のヘッドレストの後方上
    に、他の照明灯は、当該ヘッドレスト前方上に配置され
    るようにした歯科治療用照明装置。
  2. 【請求項2】 歯科治療台と当該歯科治療台側方の当該
    治療台昇降部位に立設される支柱を有する照明装置とか
    ら成り、当該照明装置は、当該支柱と、当該支柱の上部
    からほぼ水平に保持されたアームと、当該アームに取付
    けられた2個の照明灯とから成り、一の照明灯が当該治
    療台のヘッドレストの後方上に、他の照明灯が当該へっ
    ドレスと前方に、配置されるようにした照明装置付き歯
    科治療台。
JP1991048841U 1991-05-30 1991-05-30 歯科治療用照明装置 Expired - Lifetime JPH0710739Y2 (ja)

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Cited By (2)

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JP2007330701A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 医療用表示装置及び医療用表示方法
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