JPH0710739Y2 - 歯科治療用照明装置 - Google Patents

歯科治療用照明装置

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JPH0710739Y2
JPH0710739Y2 JP1991048841U JP4884191U JPH0710739Y2 JP H0710739 Y2 JPH0710739 Y2 JP H0710739Y2 JP 1991048841 U JP1991048841 U JP 1991048841U JP 4884191 U JP4884191 U JP 4884191U JP H0710739 Y2 JPH0710739 Y2 JP H0710739Y2
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JP
Japan
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treatment table
treatment
arm
shadowless
headrest
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JP1991048841U
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JPH04133820U (ja
Inventor
ダリル レイモンド ビーチ
憲 中井
己喜雄 小川
伸吾 高橋
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J Morita Manufaturing Corp
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J Morita Manufaturing Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科治療に際して、口
腔内を照明する照明装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】口腔内の歯牙治療において、患者の口腔
内を照明することが必要であるが、治療台の診療室内で
の配置等の関係から、従来の照明装置は、天井吊下げ
式、スタンドポール式、壁掛式、チェアマウント式な
ど、天井、壁面又は床面より可動式アームを取り出し
て、その先端部に単灯の照明器具を取り付ける方式のも
のであった。
【0003】これらの照明装置は、無影灯と呼ばれるも
が使用され、術者が照明器具の位置と角度を調整して
任意の位置から患者の口腔内を照明するものであり、患
者の交替、治療台高さの調整、患者頭部の位置のずれの
あるごとに、術者が自らの手で、照明灯の位置、角度を
調整しながら術者が治療部位を目視観察をするものであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】口腔内は、歯牙の列が
上下から突出する複雑な形になっており、単一方向から
の従来の照明では、無影灯と言えども、いずれかの歯牙
の背後に陰影を生じ易く、治療観察に必要な明るさが保
たれないので、治療部位が変わるごとに、術者が自らの
手で照明器具の位置と照明角度の調整をして、治療部位
の照明を確保する必要がある。従来の方式の照明装置
は、照明器具が患者顔面前方に位置するように配置され
ているため、照明器具の位置等の調整は便利ではある
が、頻繁な調整は、返って術者の治療への専念を妨げる
ことになり、また術者や補助者の作業の妨げともなっ
て、照明器具の調整が疲労の一因となることも無視する
ことができない。
【0005】また、術者や補助者は、治療中にも照明器
具に治療中の手で頻繁に直接触れるために、照明器具が
汚染され、その照明器具を介して、術者等や患者間に病
原菌の感染が生ずる危険性もあった。
【0006】本考案は、患者の交替時や治療中にあって
も、照明器具の調整を要しない照明装置であって、歯科
治療台と一体化することにより、従来方式の照明装置の
有する上記問題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の照明装置は、歯
科治療台側方の当該治療台昇降部位に立設される1本の
支柱を有する照明装置であって、当該支柱と、当該支柱
の上部からほぼ水平に保持された1本の共通のアーム
と、当該共通のアームに取付けられた2個の無影灯とか
ら成り、一の無影灯は、当該治療台のヘッドレストの後
方上に、他の無影灯は、当該ヘッドレスト前方上に配置
されるようにした歯科治療用照明装置である。また本考
案は、歯科治療台と当該歯科治療台側方の当該治療台昇
降部位に立設された1本の支柱を有する照明装置とから
成るものであって、当該照明装置は、当該支柱と、当該
支柱の上部からほぼ水平に保持された1本の共通のアー
ムと、当該共通のアームに取付けられた2個の無影灯と
から成り、一の無影灯が当該治療台のヘッドレストの後
方上に、他の無影灯が当該ヘッドレスト前方上に、配置
されるようにしたことを特徴とするものである。即ち、
本考案には、当該照明装置の当該支柱の下部が治療台側
方に固定されて、当該治療装置が治療台に立設されて成
る照明装置付き歯科治療台も含まれる。
【0008】
【作用】本照明装置の共通のアームに設けられた2個の
照明灯は、いずれも無影灯であつて、治療台上面に横臥
している患者の頭部を治療台のヘッドレストに定置して
いるときに患者の口腔内を照明するが、共通アームが固
定されている支柱は治療台の昇降部に固定されているか
ら、治療台が昇降しても、アームも連動して昇降するの
で、無影灯と患者の口腔との相対位置は変化せず、患者
の口腔への照明光の入射角度は常に一定である。
【0009】無影灯は、影をつくりにくい性質があるが
無影灯一個だけでは起伏のある歯牙部背後になお陰影を
つくる。これに対して、本考案では、アームに固定され
た一の無影灯が、治療台ヘッドレストの後方から、主に
口腔内下顎部と周辺を照明し、また他の無影灯が当該ヘ
ッドレストの前方上から主に上顎部と周辺を照明するの
で、口腔内に陰影を作らず、通常の歯科治療の際のほと
んどすべての治療部位を明るく照明できる。患者が交替
しても、頭部はヘッドレストに定置されるので、口腔の
位置はほとんど変化しないので、患者が交替しても、治
療内容と歯牙治療部位が変わっても、無影灯の位置・角
度を調整する必要はない。しかも、上記一対の無影灯
が、単一の共通のアームに取着されているので、常に一
対の無影灯を治療台の長手方向中心軸に対して正確に配
置し位置決めすることができ、口腔内への照明を常に一
定状態に保持できる。
【0010】本照明装置のアームは、術者や補助者が立
った姿勢においても、作業移動に支障を生じない適度の
高さに配置することは容易であり、無影灯の位置は、
者より高い位置にあって、作業中の視線範囲に入ること
はなく、上向きに横臥する患者の視線範囲からも外れて
いるので、この配置の無影灯の光を眩しく感じることは
ない。
【0011】
【実施例】本考案の照明装置付き治療台の実施例を以下
に図面により説明する。図1は、治療台の正面図、図2
は術者側からみた治療台の側面図であるが、治療台5の
シート51の外側(横臥した患者から見て左側)であっ
て、治療台の昇降部から突出された金具53から1本の
支柱2が立設されている。治療台5にはその基台部5
2、55に電動式又は油圧式の昇降装置が内装され(不
図示)、治療台の上面シート51が上下移動可能に調整
できるので、当該支柱2の下部が昇降可能な部位に固定
されている。本実施例では、当該支柱の上方から水平方
向に曲設されて1本の水平アーム21とされ、その先端
無影灯11とその途中に無影灯12が取付けられてい
る。
【0012】支柱2の立設位置は、患者の腰部より足方
寄りが、患者の起状移動の動作に支障がないので好都合
である。この支柱の位置から、水平アームは治療台5の
中心軸と約30°の角度で交叉して、ヘッドレスト6の
右側後方に延伸され、そのアーム先端に取付けられた
灯11は、術者の後方上部にあって、下方のヘッドレ
スト6上に横臥した患者の口腔部周辺を斜め後方より照
明する。
【0013】アーム21の途中に設けられた無影灯12
は、ほぼ治療台シートの中心線上胴部の直上にあり、下
方の患者の口腔部周辺を前方より照明する。
【0014】この無影灯11、12の配置を採用するこ
とにより、使用の最初に患者がシート51上に横臥して
ヘッドレスト6に患者頭部を定置した状態で、口腔内を
前方及び後方より照明するように、あらかじめ両無影
11、12の照射角度を調整しておけば、その後の治療
活動においてほとんど調整する必要がない。
【0015】図3は、本実施例で使用する無影灯11、
12の断面図であるが、内面にアルミニウム等が蒸着さ
れた放物面状の反射面102を有する反射傘101が、
長円形の投影図形を有しており、当該反射傘101の内
側に突設された保持杆105の先側に、半割りした鶏卵
状の保持容器103がその開口部を傘101側に向けて
固定され、当該容器103内にハロゲン電球104が保
持されており、当該電球からの放射光を反射面102で
反射させて特定方向に指向して照明する。
【0016】図4と図5には、他の実施例の照明装置を
示しているが、2個の無影灯11、12の治療台との相
対位置を変更せずに、支柱2をシート51の側方で横臥
した患者の右側で、トレーテーブル7の近傍に立設した
例であって、当該シート51の下面から受金具57を取
出し、この受金具57に支柱2を立設し、支柱2上部よ
り水平に曲設して水平アーム21を保持させ、当該アー
ムの両端にそれぞれ無影灯11、12が取付けられる。
支柱2のこの配置も、術者や患者の歩行・移動や起状に
邪魔にならないので、利用可能な配置である。
【0017】いずれの実施例においても、水平アームの
高さは、治療台の最下位においても、術者の身長より余
裕をもって高く確保しておく。
【0018】本実施例では、治療台は平坦なベッド状の
治療台であるが、本考案は、背板が座面に対して傾動可
能に分離しているような治療台であっても、術者の治療
ポジションが一定に保持可能な治療台であれば、採用す
ることができる。又、本考案の照明装置のほぼ水平なア
ームには、上下方向に段差が設けられたものや、傾斜し
ているものも、含まれる。実施例においては、水平なア
ームが治療台の長手方向中心軸と約30゜で交叉する例
を示したが、本考案には、水平アームが治療台の中心軸
とほぼ一致または平行する照明装置両無影灯を、図
1に示した治療台の胴部中心線上に配置する代わりに、
ヘッドレスト斜め前方上に配置する照明装置をも含むも
のである。
【0019】
【考案の効果】本考案の治療台には2個の無影灯が設け
られ、一灯は、ヘッドレスト後方上に、他灯は、ヘッド
レスト前方上に配置されて、患者の口腔内を照射するの
で、口腔内各歯牙に陰影を作らず、どの歯牙治療部位も
完全に照明でき、従って、術者は、治療歯牙部位・治療
内容を変えた場合でもまた患者が交替したときでも、照
明灯を調整する煩雑さから解放され、治療に専念するこ
とができる。
【0020】術者の作業前面には、照明灯その他照明設
備をなくすることができるので、術者の治療作業空間を
広く採ることができる。また、治療中に無影等の照明
装置を調整するための手で触れる頻度が極減するので、
照明灯を介在する病原菌の感染の危険性が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】照明装置付き歯科治療台の平面図。
【図2】照明装置付き歯科治療台の側面図。
【図3】無影灯の断面図。
【図4】照明装置の支柱位置を変更した場合の図1同様
図。
【図5】照明装置の支柱位置を変更した場合の図2同様
図。
【符号の説明】
11 無影灯 12 無影灯 2 支柱 21 アーム 5 治療台 51 治療台シート 6 ヘッドレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−94647(JP,A) 特開 昭58−221943(JP,A) 実開 昭59−138102(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科治療台側方の当該治療台昇降部位に
    立設される1本の支柱を有する照明装置であって、当該
    支柱と、当該支柱の上部からほぼ水平に保持された1本
    の共通のアームと、当該共通のアームに取付けられた2
    個の無影灯とから成り、一の無影灯は、当該治療台のヘ
    ッドレストの後方上に、他の無影灯は、当該ヘッドレス
    ト前方上に配置されるようにした歯科治療用照明装置。
  2. 【請求項2】 歯科治療台と当該歯科治療台側方の当該
    治療台昇降部位に立設される1本の支柱を有する照明装
    置とから成り、当該照明装置は、当該支柱と、当該支柱
    の上部からほぼ水平に保持された1本の共通のアーム
    と、当該共通のアームに取付けられた2個の無影灯とか
    ら成り、一の無影灯が当該治療台のヘッドレストの後方
    上に、他の無影灯が当該ヘッドレス前方に、配置さ
    れるようにした照明装置付き歯科治療台。
JP1991048841U 1991-05-30 1991-05-30 歯科治療用照明装置 Expired - Lifetime JPH0710739Y2 (ja)

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JP1991048841U JPH0710739Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 歯科治療用照明装置

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JPH04133820U JPH04133820U (ja) 1992-12-14
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4699295B2 (ja) * 2006-06-19 2011-06-08 株式会社吉田製作所 歯科用表示装置
JP7143810B2 (ja) * 2019-04-26 2022-09-29 トヨタ紡織株式会社 検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58221943A (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 株式会社 モリタ東京製作所 歯科用ライト
JPS59138102U (ja) * 1983-03-08 1984-09-14 株式会社吉田製作所 歯科用無影灯装置
JPS6194647A (ja) * 1984-10-16 1986-05-13 岡本 智之 歯科用照明装置

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JPH04133820U (ja) 1992-12-14

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