JPH04131887U - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH04131887U
JPH04131887U JP4839991U JP4839991U JPH04131887U JP H04131887 U JPH04131887 U JP H04131887U JP 4839991 U JP4839991 U JP 4839991U JP 4839991 U JP4839991 U JP 4839991U JP H04131887 U JPH04131887 U JP H04131887U
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勲 引地
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日本電産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ひとつの電源装置で供給される所定の出力電
圧を、種類の異なるプラグやコンセントを有した種々の
電気機器に使用することが出来る電源装置を提供するこ
と。 【構成】 交流又は直流入力電源から所定の直流電圧を
出力する電源装置である。直流電圧を出力するための出
力リード線と、この端部に設けられた接続手段とを有し
ている。この接続手段は、異なる形状及び/又は極性を
有する2組の接続用電極部を有し、この2組の接続用電
極部が選択的に外部に露呈される。これにより、同一の
出力電圧を有する2種類の電気機器に対し、それぞれに
接続が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、AC電源アダプターや、DC−DCコンバータ等の電源装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯用ラジオやテープレコーダ等の電気機器に使用される電源バッテ リーの代用として、例えば家庭の交流100V電源から、6Vや12Vの所定の 直流電圧を得るACアダプター、或いは車載用のバッテリーから所定の直流電圧 を得るDC−DCコンバータ等の電源装置がある。これらの電源装置においては 、所定の出力電圧が装置本体から出力リード線により外部に導出され、端末部に 設けられた接続プラグやコンセントを経て、負荷側となる電気機器の接続部分に 差し込まれ、使用される。
【0003】 従来、同じ出力電圧、例えば、6Vの直流電圧を用いる電気機器であっても、 その電気機器の機種や種類等により、これに差し込んで接続されるプラグやコン セントの形状も異なる。また、同一の形状であっても、製造メーカ等により、そ の電極極性が逆である場合もある。このように、プラグやコンセントの接続手段 に規格の統一性がないため、結局、同一の電源装置を複数の電気機器に対応して 使用することが出来ず、それぞれの電源機器に用意された専用の電源装置を用い る以外に手立てがなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来技術に存した上記のような問題点を解決するために行われたも のであって、その目的とするところは、ひとつの電源装置で供給される所定の出 力電圧を、種類の異なるプラグやコンセントを有した種々の電気機器に使用する ことができる電源装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の電源装置は、交流又は直流入力電源から 所定の直流電圧を出力する電源装置であって、前記直流電圧を出力するための出 力リード線と、該出力リード線の端部に設けられた接続手段とを具備し、該接続 手段は、異なる形状及び/又は極性を有する2組の接続用電極部を有し、該2組 の接続用電極部が選択的に外部に露呈されることを特徴とする電源装置が提供さ れる。
【0006】
【作用】
電源装置の接続手段は、2組の接続用電極部を有しているので、接続仕様が異 なっても同一の出力電圧を有するニ種類の電気機器に対して、それぞれに接続が 可能となる。なお、接続手段の接続用電極部は選択的に外部に露呈するため、ひ とつの接続用電極部が使用のために露出している場合には、他の接続用電極部が 収容されており、従って、電極を他部材との接触による短絡事故等が防止される 。
【0007】
【実施例】
本考案に従う電源装置の一実施例を、以下図面を参照しつつ詳説する。図1は 、本考案の実施例を示す電源装置の斜視図である。図1における電源装置は、例 えば、家庭用の交流100V電源から、直流12Vの一定電圧を出力するAC電 源アダプターである。1は、本体ケースであり、内部には入力電圧を所定の電圧 に降圧する降圧手段、直流電圧に変換する変換手段、出力電圧を一定に保持する 安定化手段等(以上図示省略)が組み込まれている。11,11は、可動式のA Cピンであり、図1における上下方向を軸線とし、左右に回動する。このACピ ン11,11は、通常使用しない時は、収納部12に収納されており、使用時は 図に示すように本体ケース1に対して、立設させた状態に保持され、電源コンセ ントに差し込まれる。
【0008】 直流出力は、出力リード線2により本体ケース1から導出され、端部に設けら れた接続手段3に送給される。出力リード線2は、正電極と負電極のニ本のリー ド線21,22(図2)を内蔵して形成されており、接続手段3の所定の電極部 に各々電気接続されている。30は、接続手段3の接続用電極部であり、接続さ れるべき電気機器(図示省略)の所定箇所に差し込まれ、電気接続される。これ により、直流出力電圧が電気機器に供給される。接続用電極部30は、後述する ように、2組の形状の異なる電極部31及び32からなり、ホルダー部4により 絶縁保持されている。13は、本体ケース1に設けられた出力リード線2の収納 部であり、出力リード線2と接続手段3とを、使用しない時に収納する。なお、 収納部13を開閉する蓋体14は、爪15を図の上方向に引き上げてロックを外 し、手前に引くことによって開放することができる。
【0009】 次に、図1に示した接続手段3について、図2乃至図4を用いて更に詳述する 。図2は接続手段3を分解した射視図である。図において、ホルダー4は、ホル ダー上部41とホルダー下部42とからなり、ABS等の樹脂材料から形成され ている。そして、それぞれの内周部49には、以下に説明する胴体部33が装着 されるべき所定の空間が確保されていると共に、中間突状部46及び47が円周 状に設けられている。また、接続用電極部30として機能する胴体部33は、電 気接続された出力リード線2を通して、ホルダー4の上部41及び下部42によ り保持される。そして、これらが一体的に組み合わされることにより、接続手段 3が形成される。ホルダー4の下部42には係合突部48が設けられており、こ れに対向して接合されるホルダー4の上部41には、図示省略の係合凹部が設け てある。これらの係合により、ホルダー4の上部41と下部42が位置決めされ ると共に、確実に保持固定される。
【0010】 図3は、胴体部33を示す断面図である。図において、胴体部33は、黄銅鋼 (シンチュウ)等の導電メッキした金属材料を、所定の円筒形状にしぼり形成さ れた内周電極35及び外周電極34と、これらの間に分在されてなるABS樹脂 等の絶縁部材36とから一体に成形されている。胴体部33における接続用電極 部30は、図の左側に示す小径電極部31(片方の電極部として作用する)と、 同様に図の右側に示す大径電極部32(他方の電極部として作用する)から構成 され、これら電極部31及び32は2種類の形状からなる。小径電極部31と大 径電極部32は、各々、接続されるべき図示省略の電気機器の接続部に対応した 所定の形状を有している。即ち、内周電極35の内径寸法と外周電極34の外径 寸法とは、図の左端と右端とでそれぞれ異なった寸法に設定されている。
【0011】 出力リード線2は、正電極リード線22と負電極リード線21とを有し、図3 に示す通り、正電極リード線22が内周電極35に、負電極リード線21が外周 電極34に、それぞれはんだ付けによって電気接続されている。従って、本実施 例では、図で明らかなように、小径電極部31と大径電極部32とは、各々、内 周電極35と外周電極34とが共通の電気極性を有している。外周電極34の周 面に設けられた37,38及び39は、環状溝部であり、胴体部33を一体成形 する際に用いる位置決め係止溝として作用し、更に以下に説明するホルダー4に 対する胴体部33の抜け止めとしても機能するものである。
【0012】 図4を用いて、接続手段3の使用時の動作説明を行う。図4(a)及び(b) は、接続手段3の断面図である。なお、胴体部33の断面形状を既に図3におい て示してある為、図4では省略してある。図4(a)は、接続用電極部30のう ち、大径電極部32を使用する状態を示す。即ち、小径電極部31の端部を、矢 印Fのように指等で押してやると、胴体部33は、図の右方向に移動して、大径 電極部32がホルダー4に対して露出する状態となる。ホルダー4の上部41及 び下部42により生成される内径形状に対して、外周電極34の外径形状は、僅 かに小さい寸法設定が成されている。更に、ホルダー4の中間突状部46,47 及び端部突状部44に対応して、外周電極34における環状溝部39,38及び 37が係合し、胴体部33は図4(a)に示す第1の位置に保持される。上記第 1の位置にあるときには、上記突状部と環状溝部とが係合するため、胴体部33 が、ホルダー4から容易に外れず、また小径電極部31はホルダー4内に収納さ れる。
【0013】 次に、図4(b)は、小径電極部31を使用する状態を示す。この場合は、大 径電極部32の端部を、上述とは逆に矢印Pの方向に指などで押してやる。する と、胴体部33は、左方向に移動して図のように、小径電極部31がホルダー4 から露出する。この場合も同様に、ホルダー4の中間突状部46,47及び端部 突状部45に対応して、外周電極34における環状溝部38,37及び39が係 合し、胴体部33は図4(b)に示す第2の位置に保持される。上記第2の位置 にあるときには、上述した如く係合するため、胴体部33は、ホルダー4から容 易に外れず、また大径電極部32はホルダー4内に収納される。ホルダー4の上 部41に設けられた段部43は、出力リード線2を保持すると共に、リード線の ホルダー4の内外部から作用する曲げに対する応力を分散するために設けてある 。また、何れの場合にも、露出していない一方の電極部は、ホルダー4に収納さ れるため、電気絶縁が確実に成される。
【0014】 以上、本考案に従う電源装置の一実施例について説明したが、本考案はかかる 実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形 乃至修正が可能である。
【0015】 例えば、図示の実施例では2組の接続用電極部の大きさを異ならしめているが 、これに限定されることなく、2組の接続用電極部の電極極性を異ならしめるよ うにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の電源装置では、接続手段3に、2組の接続用電極部を設けたので、一 つの電源装置で供給される所定の出力電圧を、種類の異なる電気機器に対して使 用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う電源装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の電源装置の接続手段を示す分解斜視図で
ある。
【図3】図1の電源装置における胴体部及びその近傍を
示す断面図である。
【図4】図1の電源装置の接続手段を、胴体部が第1の
位置にあるときと、胴体部が第2の位置にあるときの状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 出力リード線 3 接続手段 4 ホルダー 30 接続用電極部 31 小径電極部 32 大径電極部 33 胴体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流又は直流入力電源から所定の直流電
    圧を出力する電源装置であって、前記直流電圧を出力す
    るための出力リード線と、該出力リード線の端部に設け
    られた接続手段とを具備し、該接続手段は、異なる形状
    及び/又は極性を有する2組の接続用電極部を有し、該
    2組の接続用電極部が選択的に外部に露呈されることを
    特徴とする電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121686A (ja) 2009-01-15 2009-06-04 Jfe Engineering Corp 電気融着継手用通電制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58157077A (ja) * 1982-03-12 1983-09-19 松下電工株式会社 電気器具用プラグ
JPS58141590U (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 三洋電機株式会社 外部電源接続装置

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