JPH04131795A - 変位要素 - Google Patents
変位要素Info
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- JPH04131795A JPH04131795A JP2253476A JP25347690A JPH04131795A JP H04131795 A JPH04131795 A JP H04131795A JP 2253476 A JP2253476 A JP 2253476A JP 25347690 A JP25347690 A JP 25347690A JP H04131795 A JPH04131795 A JP H04131795A
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- actuator
- displacement
- contact pieces
- displacement element
- external
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- Pending
Links
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Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、半導体製造装置に用いる移動台、走査型トン
ネル顕微鏡のテーブル等を垂直方向に微小変位させる変
位要素に関する。
ネル顕微鏡のテーブル等を垂直方向に微小変位させる変
位要素に関する。
〔従来の技術]
従来の変位要素としては、本出願人が先に提案した特開
昭63−155637号公報(以下、第1従来例と称す
)及び特開平1−97288号公報(以下、第2従来例
と称す)に記載されているものがある。
昭63−155637号公報(以下、第1従来例と称す
)及び特開平1−97288号公報(以下、第2従来例
と称す)に記載されているものがある。
第1従来例は、基台に対して垂直方向に移動可能に載置
台を配設し、基台及び載置台間に移動自在に可動体を配
設し、この可動体及び載置台の何れか一方に可動体の可
動方向に延長する傾斜カム面を有するカム板を形成し、
他方に傾斜カム面に係合するカムホフォロアを形成し、
可動体を可動させることにより、載置台を垂直方向に微
動させるように構成されている。
台を配設し、基台及び載置台間に移動自在に可動体を配
設し、この可動体及び載置台の何れか一方に可動体の可
動方向に延長する傾斜カム面を有するカム板を形成し、
他方に傾斜カム面に係合するカムホフォロアを形成し、
可動体を可動させることにより、載置台を垂直方向に微
動させるように構成されている。
第2従来例は、載置台を転動体を介して載置する水平面
を有する斜面スライダを傾斜案内機構で案内することに
より、斜面スライダの水平面を垂直方向に変位させて、
載置台を垂直方向に平行移動させるように構成されてい
る。
を有する斜面スライダを傾斜案内機構で案内することに
より、斜面スライダの水平面を垂直方向に変位させて、
載置台を垂直方向に平行移動させるように構成されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記第1従来例及び第2従来例にあって
は、基台及び載置台間に可動体又は斜面スライダを配設
する必要があり、この可動体は載置台を少なくとも3点
で支持するので、可動体の大きさを載置台に応じた大き
さとする必要があることから平面的な大きさを小さくす
るには一定の限度があり、小型化することができないと
共に、可動体又は斜面スライダの移動によって載置台を
垂直方向に変位させるので、11t置台を水平面に維持
するための補正機構がなく、載置台を水平面に維持する
ためには、可動体又は斜面スライダの組立てを精密に行
わなければならず、これが面倒であるという未解決の課
題があった。
は、基台及び載置台間に可動体又は斜面スライダを配設
する必要があり、この可動体は載置台を少なくとも3点
で支持するので、可動体の大きさを載置台に応じた大き
さとする必要があることから平面的な大きさを小さくす
るには一定の限度があり、小型化することができないと
共に、可動体又は斜面スライダの移動によって載置台を
垂直方向に変位させるので、11t置台を水平面に維持
するための補正機構がなく、載置台を水平面に維持する
ためには、可動体又は斜面スライダの組立てを精密に行
わなければならず、これが面倒であるという未解決の課
題があった。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目して
なされたものであり、小型で精密な変位制御を行うこと
ができる変位要素を提供することを目的としている。
なされたものであり、小型で精密な変位制御を行うこと
ができる変位要素を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明に係る変位要素は、
アクチュエータの変位を弾性体を介して外部に伝達する
変位要素において、前記アクチュエータの変位発生方向
の両端に連結された外周面を転動面とした一対の外部接
触子と、該外部接触子間に第1の弾性体を介して配設さ
れた前記アクチュエータの変位発生軸に対して互いにw
i齢した関係で対向する複数の連結腕と、前記一対の外
部接触子間に前記アクチュエータを挾んで配設された第
1の弾性体よりバネ定数が小さい第2の弾性体とを備え
ている。ここで、アクチュエータとしては、PZT(ジ
ルコン酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸
鉛ランタン)等の圧電素子を適用することが望ましく、
また外部接触子の転動面としてはアクチュエータの変位
方向の中心を中心とする球面又は円弧面とすることが望
ましい。
アクチュエータの変位を弾性体を介して外部に伝達する
変位要素において、前記アクチュエータの変位発生方向
の両端に連結された外周面を転動面とした一対の外部接
触子と、該外部接触子間に第1の弾性体を介して配設さ
れた前記アクチュエータの変位発生軸に対して互いにw
i齢した関係で対向する複数の連結腕と、前記一対の外
部接触子間に前記アクチュエータを挾んで配設された第
1の弾性体よりバネ定数が小さい第2の弾性体とを備え
ている。ここで、アクチュエータとしては、PZT(ジ
ルコン酸チタン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸
鉛ランタン)等の圧電素子を適用することが望ましく、
また外部接触子の転動面としてはアクチュエータの変位
方向の中心を中心とする球面又は円弧面とすることが望
ましい。
本発明においては、アクチュエータの変位方向の両端に
連結された一対の外部接触子の外周面が転動面とされて
いるので、これら外部接触子の転動面を相対変位させる
2つの部材の対向面に接触させることにより、アクチュ
エータの変位で両部林間の間隔を調整することができる
。このとき、外部接触子の転動面が円弧面であるときに
は、両部材を円弧面に沿う方向に平行移動させた場合で
もアクチュエータの変位を有効に伝達することができ、
また球面であるときには、両部材が水平方向のあらゆる
方向に平行移動した場合でも、アクチュエータの変位を
有効に伝達することができ、両部材との接触が線接触又
は点接触となるので、両部材の水平方向の移動を小さな
力で騒音を発生することなく許容することができ、自身
の摩耗も少なくすることができる・。
連結された一対の外部接触子の外周面が転動面とされて
いるので、これら外部接触子の転動面を相対変位させる
2つの部材の対向面に接触させることにより、アクチュ
エータの変位で両部林間の間隔を調整することができる
。このとき、外部接触子の転動面が円弧面であるときに
は、両部材を円弧面に沿う方向に平行移動させた場合で
もアクチュエータの変位を有効に伝達することができ、
また球面であるときには、両部材が水平方向のあらゆる
方向に平行移動した場合でも、アクチュエータの変位を
有効に伝達することができ、両部材との接触が線接触又
は点接触となるので、両部材の水平方向の移動を小さな
力で騒音を発生することなく許容することができ、自身
の摩耗も少なくすることができる・。
〔実施例]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はその
平面図である。
平面図である。
図中、lは変位要素であって、PZT(ジルコン酸チタ
ン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)
等の圧電素子で構成される圧電アクチュエータ2と、こ
のアクチュエータ2を内装した連結体3とで構成されて
いる。
ン酸鉛)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)
等の圧電素子で構成される圧電アクチュエータ2と、こ
のアクチュエータ2を内装した連結体3とで構成されて
いる。
連結体3は、後述するように鋼球を板状に切り出して加
工することによって構成され、アクチュエータ2の変位
方向の両端に接触する一対の外部接触子4A、4Bと、
これら外部接触子4A、4B間を連結するアクチュエー
タ2の中心を中心として点対称に配設された連結@5A
、5Bと、外部接触子4A、4B間にアクチュエータ2
を挟んで配設されたアクチュエータ2に予圧を与える第
2の弾性体6A、6Bとを備えている。
工することによって構成され、アクチュエータ2の変位
方向の両端に接触する一対の外部接触子4A、4Bと、
これら外部接触子4A、4B間を連結するアクチュエー
タ2の中心を中心として点対称に配設された連結@5A
、5Bと、外部接触子4A、4B間にアクチュエータ2
を挟んで配設されたアクチュエータ2に予圧を与える第
2の弾性体6A、6Bとを備えている。
ここで、外部接触子4A、4Bの夫々は、アクチュエー
タ2の変位方向の両端に接触する水平板部4aと、この
水平板部4aのアクチュエータ2とは反対側から外方に
延長するアクチュエータ2と略等しい幅の連結部4bと
、この連結部4bの自由端に外周面に転動面4Cを有す
る接触部4dとが一体に連結されて構成され、転動面4
Cがアクチュエータ2の中心を中心とする球面に形成さ
れている。
タ2の変位方向の両端に接触する水平板部4aと、この
水平板部4aのアクチュエータ2とは反対側から外方に
延長するアクチュエータ2と略等しい幅の連結部4bと
、この連結部4bの自由端に外周面に転動面4Cを有す
る接触部4dとが一体に連結されて構成され、転動面4
Cがアクチュエータ2の中心を中心とする球面に形成さ
れている。
連結腕5Aは、一端が外部接触子4Aの水平板部4aの
右端部に一体に連結されて下方に延長する剛性板部で構
成され、他端が板ばねで構成され水平方向に延長する第
1の弾性体7Aを介して他方の外部接触子4Bの連結部
4bに一体に連結されている。同様に連結腕5Bは、連
結腕5Aとアクチュエータ2の中心を中心とする点対称
に配設され、一端が外部接触子4Bの水平板部4aの左
端部に一体に連結されて上方に延長する剛性板部で構成
され、他端が板ばねで構成され水平方向に延長する第1
の弾性体7Bを介して他方の外部接触子4Aの連結部4
bに一体に連結されている。
右端部に一体に連結されて下方に延長する剛性板部で構
成され、他端が板ばねで構成され水平方向に延長する第
1の弾性体7Aを介して他方の外部接触子4Bの連結部
4bに一体に連結されている。同様に連結腕5Bは、連
結腕5Aとアクチュエータ2の中心を中心とする点対称
に配設され、一端が外部接触子4Bの水平板部4aの左
端部に一体に連結されて上方に延長する剛性板部で構成
され、他端が板ばねで構成され水平方向に延長する第1
の弾性体7Bを介して他方の外部接触子4Aの連結部4
bに一体に連結されている。
第2の弾性体6Aは、外部接触子4Aの水平板部4aの
下面側におけるアクチュエータ2の僅か左側に一体に形
成された剛性を有する突出片部6aと、この突出片部6
aの自由端から一体に左方に延長する幅狭の板ばね部6
bと、この板ばね部6bの自由端から下方に延長する剛
性を有する連結部6cと、この連結部6cの自由端から
一体に右方に板ばね部6bと平行に延長する仮ばね部6
dと、この板ばね部6dの自由端から一体に下方に延長
する剛性を有する連結部6eと、この連結部6eの自由
端に一体に連結されたブロック部6fと1.外部接触子
4Bの水平板部4aに形成された透孔4eを通してブロ
ック部6fに螺合された調整ポル)6gとで構成され、
板ばね部6b及び6dのトータルばね定数が前述した第
1の弾性体7A、7Bのばね定数より小さく選定されて
いる。
下面側におけるアクチュエータ2の僅か左側に一体に形
成された剛性を有する突出片部6aと、この突出片部6
aの自由端から一体に左方に延長する幅狭の板ばね部6
bと、この板ばね部6bの自由端から下方に延長する剛
性を有する連結部6cと、この連結部6cの自由端から
一体に右方に板ばね部6bと平行に延長する仮ばね部6
dと、この板ばね部6dの自由端から一体に下方に延長
する剛性を有する連結部6eと、この連結部6eの自由
端に一体に連結されたブロック部6fと1.外部接触子
4Bの水平板部4aに形成された透孔4eを通してブロ
ック部6fに螺合された調整ポル)6gとで構成され、
板ばね部6b及び6dのトータルばね定数が前述した第
1の弾性体7A、7Bのばね定数より小さく選定されて
いる。
同様に、第2の弾性体6Bも、第2の弾性体6Aとアク
チュエータ2の中心を中心とする点対称に構成され、第
2の弾性体6Aとの対応部分には同一符号を付しその詳
細説明はこれを省略する。
チュエータ2の中心を中心とする点対称に構成され、第
2の弾性体6Aとの対応部分には同一符号を付しその詳
細説明はこれを省略する。
而して、連結体3は、第2図に示すように、所定径の鋼
球10を用意し、この鋼球1oの中心を挟む所定幅で切
断して円板11を形成し、この円板11をワイヤカット
放電加工機を使用して、最初に外形部を切り取って外部
接触子4A、4Bの接触部4d、連結部4b及び水平板
部4aの外周面を形成すると共に、第1の弾性体7A、
7Bの外周面を形成し、この状態で、外部接触子4A4
Bの水平板部4aの外周面側から第2の弾性体6A、6
Bのブロック体6fに達する透孔を穿設した後、水平板
部4aに対応する位置の透孔を拡径し、次いでブロック
体6fに対応する透孔に雌ねじを切る。その後、ワイヤ
カント放電加工機によって、連結体3の内部をくり抜く
ことによって外部接触子4 A、’ 4 B、連結腕5
A、5B、第2の弾性体6A、6B及び第1の弾性体7
A、7Bを一体に形成する。
球10を用意し、この鋼球1oの中心を挟む所定幅で切
断して円板11を形成し、この円板11をワイヤカット
放電加工機を使用して、最初に外形部を切り取って外部
接触子4A、4Bの接触部4d、連結部4b及び水平板
部4aの外周面を形成すると共に、第1の弾性体7A、
7Bの外周面を形成し、この状態で、外部接触子4A4
Bの水平板部4aの外周面側から第2の弾性体6A、6
Bのブロック体6fに達する透孔を穿設した後、水平板
部4aに対応する位置の透孔を拡径し、次いでブロック
体6fに対応する透孔に雌ねじを切る。その後、ワイヤ
カント放電加工機によって、連結体3の内部をくり抜く
ことによって外部接触子4 A、’ 4 B、連結腕5
A、5B、第2の弾性体6A、6B及び第1の弾性体7
A、7Bを一体に形成する。
そして、上記構成を有する変位要素1が第2の弾性体6
A、6Bの調整ボルト6gによってアクチュエータ2に
所定の予圧を与えてアクチュエータ2の上下両端面と外
部接触子4A、4Bの内周面とを完全な接触状態とした
状態で、例えば走査型トンネル顕微鏡の資料台2oに介
挿されている。
A、6Bの調整ボルト6gによってアクチュエータ2に
所定の予圧を与えてアクチュエータ2の上下両端面と外
部接触子4A、4Bの内周面とを完全な接触状態とした
状態で、例えば走査型トンネル顕微鏡の資料台2oに介
挿されている。
この資料台20は、第3図及び第4図に示すように、図
示しない粗動テーブルに固定された基台21上に所定間
隔を保って移動台22が左右方向に移動自在に配設され
、これら基台21及び移動台22間の3点位置に変位要
素1が介挿されている。各変位要素1は、平面からみて
コ字状の案内部23A〜23Cによって左右方向に転勤
可能に案内され、これら変位要素1の転動面4cが基台
21及び移動台22の対向面に夫々形成された平坦な接
触面24に接触されている。
示しない粗動テーブルに固定された基台21上に所定間
隔を保って移動台22が左右方向に移動自在に配設され
、これら基台21及び移動台22間の3点位置に変位要
素1が介挿されている。各変位要素1は、平面からみて
コ字状の案内部23A〜23Cによって左右方向に転勤
可能に案内され、これら変位要素1の転動面4cが基台
21及び移動台22の対向面に夫々形成された平坦な接
触面24に接触されている。
また、案内部23A〜23Cには、光ファイバーを介し
て入射されたレーザ光を回折格子で回折した一次回折光
を移動体22に配設した全反射ミラー25に照射し、そ
の反射光を検出することにより距離を測定するファイバ
ー干渉計26が配設されている。
て入射されたレーザ光を回折格子で回折した一次回折光
を移動体22に配設した全反射ミラー25に照射し、そ
の反射光を検出することにより距離を測定するファイバ
ー干渉計26が配設されている。
一方、基台21及び移動台22間には、その中央部に予
圧ばね27が介挿されていると共に、左右両端面間に円
筒ばね28A、28Bが介挿され、さらに中央部に移動
台22を左右方向に移動させる移動機構29が配設され
ている。この移動機構29は、基台21の上面に前後方
向に延長して固着され、上端に前後方向に延長する案内
面30aを形成した前後方向に延長するL字状の支持片
30と、移動台22の下面に前後方向に延長して固着さ
れ、支持片30の案内面30aに対向する下端に平面か
らみて後端側に行くに従い左方に突出する傾斜案内面3
1aを形成した断面り字状の支持片31と、両支持片3
0及び31間に介挿された台形状の移動体32とを備え
ており、支持片30及び31の案内面30a及び31b
と移動体32の左右両端との間に夫々クロスガイド33
A及び33Bが介挿されている。そして、移動体32は
、基台21に固着された駆動モータ34の回転軸に連結
されて回転駆動されるねじ軸35に螺合するポールナン
ドで構成され、駆動モータ34を回転駆動することによ
り、移動体32が前後方向に移動して、移動台22を円
筒ばね28A、28Bの付勢力に抗して左右方向に移動
させる。
圧ばね27が介挿されていると共に、左右両端面間に円
筒ばね28A、28Bが介挿され、さらに中央部に移動
台22を左右方向に移動させる移動機構29が配設され
ている。この移動機構29は、基台21の上面に前後方
向に延長して固着され、上端に前後方向に延長する案内
面30aを形成した前後方向に延長するL字状の支持片
30と、移動台22の下面に前後方向に延長して固着さ
れ、支持片30の案内面30aに対向する下端に平面か
らみて後端側に行くに従い左方に突出する傾斜案内面3
1aを形成した断面り字状の支持片31と、両支持片3
0及び31間に介挿された台形状の移動体32とを備え
ており、支持片30及び31の案内面30a及び31b
と移動体32の左右両端との間に夫々クロスガイド33
A及び33Bが介挿されている。そして、移動体32は
、基台21に固着された駆動モータ34の回転軸に連結
されて回転駆動されるねじ軸35に螺合するポールナン
ドで構成され、駆動モータ34を回転駆動することによ
り、移動体32が前後方向に移動して、移動台22を円
筒ばね28A、28Bの付勢力に抗して左右方向に移動
させる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
今、第3図に示すように、移動機構29の移動体32が
支持片30及び31の前後方向の中央部にあって、基台
21及び移動台22が平面からみて一致しており、両者
の左右方向の変位が零であるものとする。この状態では
、各変位要素1が、第4図に示すように、そのアクチュ
エータ2の延長方向を垂直方向とした状態に維持されて
いる。
支持片30及び31の前後方向の中央部にあって、基台
21及び移動台22が平面からみて一致しており、両者
の左右方向の変位が零であるものとする。この状態では
、各変位要素1が、第4図に示すように、そのアクチュ
エータ2の延長方向を垂直方向とした状態に維持されて
いる。
この状態で、各変位要素1のアクチュエータ2に通電し
て、その通電量に応してアクチュエータ2を伸長させる
ことにより、外部接触子4Aが第1の弾性体7A、7B
に抗して上方に変位することにより、移動台22が上方
に変位する。このとき、各変位要素1の近傍に設けたフ
ァイバー干渉計26によって移動台22の変位量が測定
されるので、その測定値を各変位要素1のアクチュエー
タ2に対する駆動回路にフィードバンクするこきにより
、移動台22を上方に所望量(例えば数μm程度)平行
移動させることができる。
て、その通電量に応してアクチュエータ2を伸長させる
ことにより、外部接触子4Aが第1の弾性体7A、7B
に抗して上方に変位することにより、移動台22が上方
に変位する。このとき、各変位要素1の近傍に設けたフ
ァイバー干渉計26によって移動台22の変位量が測定
されるので、その測定値を各変位要素1のアクチュエー
タ2に対する駆動回路にフィードバンクするこきにより
、移動台22を上方に所望量(例えば数μm程度)平行
移動させることができる。
また、移動台22を左右方向に移動させるには、駆動モ
ータ34を回転駆動させて、移動体32を前方に移動さ
せることにより、移動台22を左方に最大で例えば40
μm程度移動させることができ、逆に駆動モータ34を
逆転駆動させて、移動体32を後方に移動させることに
より、移動台22を右方に最大で例えば40μm程度移
動させることができる。このように、移動台22を中央
位置から左右方向に移動させると、各変位要素1の基台
21及び移動台22の接触面24に接触する外部接触子
4A及び4Bの転動面がアクチュエータ2の中心を中心
とする球面に形成されているので、移動台22の移動に
伴って各変位要素1が反時計方向又は時計方向に傾転し
ても、これらの転動面4Cと基台21及び移動台22の
接触面23との転接状態を維持することができる。した
がって、この状態で、各変位要素lのアクチュエータ2
を伸縮させることにより、その伸縮量に応じて外部接触
子4Aが外部接触子4Bに対して変位し、アクチュエー
タ2の変位量と外部接触子4Aによる移動台22の変位
量とを一致させることができる。
ータ34を回転駆動させて、移動体32を前方に移動さ
せることにより、移動台22を左方に最大で例えば40
μm程度移動させることができ、逆に駆動モータ34を
逆転駆動させて、移動体32を後方に移動させることに
より、移動台22を右方に最大で例えば40μm程度移
動させることができる。このように、移動台22を中央
位置から左右方向に移動させると、各変位要素1の基台
21及び移動台22の接触面24に接触する外部接触子
4A及び4Bの転動面がアクチュエータ2の中心を中心
とする球面に形成されているので、移動台22の移動に
伴って各変位要素1が反時計方向又は時計方向に傾転し
ても、これらの転動面4Cと基台21及び移動台22の
接触面23との転接状態を維持することができる。した
がって、この状態で、各変位要素lのアクチュエータ2
を伸縮させることにより、その伸縮量に応じて外部接触
子4Aが外部接触子4Bに対して変位し、アクチュエー
タ2の変位量と外部接触子4Aによる移動台22の変位
量とを一致させることができる。
また、移動台22を移動機構29によって左右方向に移
動させる場合に、各変位要素1の転動面4cが球面であ
ることから、この転動面4Cと基台21及び移動台22
の接触面23との接触が点接触となり、これら変位要素
1と基台21及び移動台22との間の摩擦抵抗が少なく
、移動台22の移動を軽い操作力で行うことができると
共に、変位要素l自体の摩耗も少なくすることができる
。
動させる場合に、各変位要素1の転動面4cが球面であ
ることから、この転動面4Cと基台21及び移動台22
の接触面23との接触が点接触となり、これら変位要素
1と基台21及び移動台22との間の摩擦抵抗が少なく
、移動台22の移動を軽い操作力で行うことができると
共に、変位要素l自体の摩耗も少なくすることができる
。
このように、上記実施例においては、変位要素1がアク
チュエータ2を挟む外部接触子4A、4Bの外周面が転
動面4cに形成されているので、基台21及び移動台2
2が左右方向に平行移動した場合でも、アクチュエータ
2の変位量を正確に移動台22に伝達することができる
と共に、接触抵抗を小さくして移動台22の移動を小さ
い駆動力で行うことができ、且つ変位要素1自体の摩耗
も少なくすることができる。また、変位要素lを形成す
る際に、鋼球10を円板状に切削し、これをワイヤカッ
ト放電加工機によって加工することにより、各部分を一
体的に且つ正確に形成することができ、組付作業を簡易
化することができる。
チュエータ2を挟む外部接触子4A、4Bの外周面が転
動面4cに形成されているので、基台21及び移動台2
2が左右方向に平行移動した場合でも、アクチュエータ
2の変位量を正確に移動台22に伝達することができる
と共に、接触抵抗を小さくして移動台22の移動を小さ
い駆動力で行うことができ、且つ変位要素1自体の摩耗
も少なくすることができる。また、変位要素lを形成す
る際に、鋼球10を円板状に切削し、これをワイヤカッ
ト放電加工機によって加工することにより、各部分を一
体的に且つ正確に形成することができ、組付作業を簡易
化することができる。
なお、上記実施例においては、変位要素1がアクチュエ
ータ2の変位方向の両端面に接触する外部接触子4A及
び4Bで構成されている場合について説明したが、これ
に限定されるものではな(、第5図に示すように、第1
図の構成を有する変位要素lを複数組IA〜IC設け、
これらの外部接触子4Bと外部接触子4Aとを連結して
多段構成として、変位量を大きくすることもできる外、
大変位量を必要としない場合には、第5図に示す多段構
成の変位要素IA〜ICのうち中央部の変位要素IBの
みにアクチュエータ2を設け、他の変位要素IA及びI
cのアクチュエータ2を省略することもできる。
ータ2の変位方向の両端面に接触する外部接触子4A及
び4Bで構成されている場合について説明したが、これ
に限定されるものではな(、第5図に示すように、第1
図の構成を有する変位要素lを複数組IA〜IC設け、
これらの外部接触子4Bと外部接触子4Aとを連結して
多段構成として、変位量を大きくすることもできる外、
大変位量を必要としない場合には、第5図に示す多段構
成の変位要素IA〜ICのうち中央部の変位要素IBの
みにアクチュエータ2を設け、他の変位要素IA及びI
cのアクチュエータ2を省略することもできる。
また、上記実施例においては、外部接触子4A。
4Bの転動面4cを球面とした場合について説明したが
、これに限定されるものではなく、アクチュエータ2の
中心を中心とした円筒面に形成することもできる。
、これに限定されるものではなく、アクチュエータ2の
中心を中心とした円筒面に形成することもできる。
さらに、外部接触子4A、4Bの転動面4cを球面とし
た場合には、これを介挿した基台21及び移動台22の
相対移動を左右方向のみに限らず水平面内でのあらゆる
方向に移動させることが可能となる。
た場合には、これを介挿した基台21及び移動台22の
相対移動を左右方向のみに限らず水平面内でのあらゆる
方向に移動させることが可能となる。
またさらに、上記実施例においては、本発明を走査型ト
ンネル顕微鏡の試料台に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、半導体製造装置に
使用する移動台等の種々の移動台に適用することができ
る。
ンネル顕微鏡の試料台に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、半導体製造装置に
使用する移動台等の種々の移動台に適用することができ
る。
[発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る変位要素によれば、
アクチュエータの変位方向の両端に、外周面を転動面と
した一対の外部接触子を連結し、両弁部接触子間を複数
の連結腕によって第1の弾性体を介して連結すると共に
、両弁部接触子間にアクチュエータに対して予圧を与え
る第2の弾性体を配設した構成としたので、変位要素の
全体構成を小型簡易化することができると共に、変位時
に塵埃を発生することが殆どないので、クリーンルーム
内での使用に好適であり、さらに変位要素を相対移動す
る2つの部材間に介挿したときに、両部材がアクチュエ
ータの変位方向と直交する方向に変位する場合であって
も、転動面による両部材の接触関係を維持することがで
きると共に、アクチュエータの変位量を正確に2つの部
材間に伝達することができるという効果が得られる。
アクチュエータの変位方向の両端に、外周面を転動面と
した一対の外部接触子を連結し、両弁部接触子間を複数
の連結腕によって第1の弾性体を介して連結すると共に
、両弁部接触子間にアクチュエータに対して予圧を与え
る第2の弾性体を配設した構成としたので、変位要素の
全体構成を小型簡易化することができると共に、変位時
に塵埃を発生することが殆どないので、クリーンルーム
内での使用に好適であり、さらに変位要素を相対移動す
る2つの部材間に介挿したときに、両部材がアクチュエ
ータの変位方向と直交する方向に変位する場合であって
も、転動面による両部材の接触関係を維持することがで
きると共に、アクチュエータの変位量を正確に2つの部
材間に伝達することができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は本発明を走査型トンネル顕微鏡の
試料台に適用した場合の一例を示す一部を切欠した平面
図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は本発明
の他の実施例を示す正面図である。 図中、1.IA〜ICは変位要素、2はアクチュエータ
、3は連結体、4A、4Bは外部接触し、5A、5Bは
連結腕、6A、6Bは第2の弾性体、7A、7Bは第1
の弾性体、10は鋼球、21は基台、22は移動台、2
3A〜23Cは案内部、29は移動機構である。
図の平面図、第3図は本発明を走査型トンネル顕微鏡の
試料台に適用した場合の一例を示す一部を切欠した平面
図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は本発明
の他の実施例を示す正面図である。 図中、1.IA〜ICは変位要素、2はアクチュエータ
、3は連結体、4A、4Bは外部接触し、5A、5Bは
連結腕、6A、6Bは第2の弾性体、7A、7Bは第1
の弾性体、10は鋼球、21は基台、22は移動台、2
3A〜23Cは案内部、29は移動機構である。
Claims (1)
- アクチュエータの変位を弾性体を介して外部に伝達する
変位要素において、前記アクチュエータの変位発生方向
の両端に連結された外周面を転動面とした一対の外部接
触子と、該外部接触子間に第1の弾性体を介して配設さ
れた前記アクチュエータの変位発生軸に対して互いに齟
齬した関係で対向する複数の連結腕と、前記一対の外部
接触子間に前記アクチュエータを挟んで配設された第1
の弾性体よりバネ定数が小さい第2の弾性体とを備えた
ことを特徴とする変位要素。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2253476A JPH04131795A (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 変位要素 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2253476A JPH04131795A (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 変位要素 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131795A true JPH04131795A (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=17251917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2253476A Pending JPH04131795A (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 変位要素 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04131795A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04142782A (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 微動機構 |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP2253476A patent/JPH04131795A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04142782A (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 微動機構 |
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