JPH0413176A - 音程差表示機能付きカラオケ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、楽音情報記憶媒体に格納した楽音情報に基づ
いて演奏音楽を再生し、歌い手の音声を伴奏音と共にス
ピーカーから発するカラオケ装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

近年、一般に広く普及したカラオケ装置は、多数の楽曲
情報を記録した媒体（例えばカセットテープ、レーザー
ディスク、コンパクトディスク等）を備え、使用者の選
択した楽曲をその媒体から捜して順次再生を行っている
。

また、記録媒体として、外部媒体ではなく、カラオケ装
置本体内にハードディスク等の楽音情報記憶媒体を設け
、この楽音情報記憶媒体に多数の楽音情報をデジタル信
号として格納しておき、格納された所望の楽音情報を順
次読み出して再生する方式のカラオケ装置も開発されて
いる。

更に、カラオケ装置には、画像表示手段等の視覚的表示
手段が設けられており、この表示手段を用いてカラオケ
の娯楽性をより多様化するための種々の工夫がなされて
いる。

再生される各楽曲に対応させて、背景映像を表示するも
のが典型例であるが、その他、歌詞を背景映像と共に表
示し、かつ伴奏の進行状態を歌詞映像の色変化等によっ
て表すようにしたもの、更に、歌い手の歌唱力を何らか
の基準により評価し、評価の判定結果を歌の終了後に表
示手段に表示すること等も行われている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような伴奏に適合した歌詞表示機能を有するカラ
オケ装置の場合、歌い手は、歌詞表示に誘導されること
によって、伴奏の流れに歌を合わせ易いので、適正なテ
ンポで歌唱することができる。しかしながら、歌い手は
伴奏音に対する音程の外れ具合を認識することはできず
、歌い手に対する歌唱技能の面からの支援という機能に
おいては不十分てあった。

また、上記歌唱力評価機能付きのカラオケ装置の場合、
伴奏音に対する音程のずれに対する評価は、音程を評価
基準として採用することによって比較的容易に行うこと
ができた。しかしながら、その評価は、歌い終わった後
に結果として、例えば点数を表示すること等によって行
われるものである。従って、どの歌詞の部分の音程がど
の様にずれていたのかを認識することは困難であった。

このように、従来の機能のカラオケ装置では、歌い手が
歌唱中に音程のずれを認識し、歌いながらこのずれを修
正していくことに対しての援助を行うこよはできなかっ
た。

本発明は、上記問題を解決するためになされたものであ
り、その目的は、歌唱中における伴奏音に対する音程の
ずれ具合を歌い平目らが視覚的にかつリアルタイムに認
識することのできる音程差表示機能付きカラオケ装置を
提供することにある。

〔課題を解決するだめの手段〕

上記目的を達成するため、本発明は、演奏音楽を再生し
、歌い手の音声を演奏音楽と共にスピーカーから発する
カラオケ装置において、伴奏音情報である演奏情報及び
伴奏音に適合した音程情報である基準ボーカル情報を含
む多数の楽曲についての楽音情報を格納した楽音情報記
憶媒体と、再生すべき楽曲についての楽音情報を前記楽
音情報記憶媒体から読み出す制御を行う中央制御部と、
この楽音情報記憶媒体から読み出された演奏情報に基づ
き演奏音楽の再生を行う楽音再生手段と、前記記憶媒体
から読み出された基準ボーカル情報の示す音程と歌い手
の音声の音程とを各音毎に比較し両者の音程の高低差を
示す信号を出力する音程比較手段と、この音程比較手段
からの出力信号に基づき前記両者の音程の高低差を視覚
的に認識できるように表示する表示手段と、を備えるこ
とを特徴とする。

〔作　用〕

上記構成の音程差表示機能付きカラオケ装置によれば、
楽音情報記憶媒体に格納される楽音情報には、演奏情報
の他に基準ボーカル情報が含まれている。すなわち、歌
い手の歌唱情報と音程の比較を行うための情報（通常、
歌手等の適正な音程で歌われた歌唱情報）が含まれてい
る。

そして、この基準ボーカル情報は、中央制御部によって
、楽音情報記憶媒体から読み出された後音程比較手段に
送られる。一方、この音程比較手段には、歌い手が歌っ
ている現在の歌唱情報も入力されており、ここで画情報
に基づく音程の比較が行われる。

この比較は、基準ボーカル情報の各音を基準として行わ
れ、かつ音程のずれ具合は、基準よりも高い場合も低い
場合もそれぞれ識別可能に表示される。すなわち、中央
制御部の制御によって表示手段に視覚的に高低差が表示
される。これによって、歌い手は、歌唱中にリアルタイ
ムでかつ視覚的に音程のずれを認識することができ、カ
ラオケ装置による歌唱の技能面からの支援の充実が図ら
れる。

〔実施例〕

以下、図面に基づいて、本発明の実施例を具体的に説明
する。

第１図は、実施例の全体構成を示すブロック図であり、
中央制御部であるＣＰＵｌ０には、多数の楽曲の楽音情
報を格納した楽音情報記憶媒体１２が接続されている。

この楽音情報記憶媒体１２に格納された楽音情報には、
伴奏音楽の演奏情報の他に基準ボーカル情報として、当
該伴奏音に合わせて歌われたプロ歌手の音程情報が含ま
れている。

なお、上記楽音情報記憶媒体１２に格納される情報は、
デジタルデータてあり、一般にＭＩＤＩ（Ｍｕｓｉｃａ
ｌ　　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ　Ｄｉｇｉｔａｌ　　Ｉｎ
ｔｅｒｆａｃｅ）（ｒＭＩＤＩＪは商標）情報と呼ばれ
るものである。このＭＩＤＩ情報は、国際的に規格化さ
れた情報で、音程、音色、音量などを示す情報である。

また、ＣＰＵｌ０には、楽音再生装置としてのシンセサ
イザー１４が接続されており、このシンセサイザー１４
はオーディオアンプ１６を介してスピーカ１８に接続さ
れている。

そして、歌い手の歌を入力するためのマイクロホン２０
もオーディオアンプ１６に接続されており、シンセサイ
ザー１４からの再生音と共に歌い手の歌がスピーカ１８
から発っせられる。マイクロホン２０は、更に、取込み
音声周波数帯域以外の周波数成分をカットするためのフ
ィルター２２に接続されている。このフィルター２２に
よって、歌い手の音声の周波数成分たけを送出すること
かできる。

フィルター２２の出力側は、周波数／電圧変換器２４を
介して音程比較器２６の一方の入力端子に接続されてい
る。周波数／電圧変換器２４は、フィルター２２から送
られた歌い手の音声の周波数信号をその周波数に対応し
て決定される所定電圧に変換するものである。

音程比較器２６の他方の入力端子は、Ｄ／Ａ変換器２８
を介してＣＰＵＩ　Ｏに接続されている。

ＣＰＵｌ０は、楽音情報記憶媒体１２から読み出した基
準ボーカル情報をＤ／Ａ変換器２８を介して音程比較器
２６に供給する。すなわち、音程比較器２６の２つの入
力端子には、歌い手の音声の電圧レベル信号と基準ボー
カル情報に基づくアナログ電圧レベル信号がそれぞれ入
力される。そして、音程比較器２６は人力された電圧を
比較演算し、演算結果すなわち音程の高低差を電圧信号
として出力する。

音程比較器２６の出力側は、Ａ／Ｄ変換器３０を介して
ＣＰＵｌ０に接続されている。Ａ／Ｄ変換器３０は、入
力される電圧信号をその電圧レベルに対応するデジタル
データに変換するものである。そして、ＣＰＵｌ０には
、ビデオメモリ３２が接続されており、更にビデオメモ
リ３２は映像回路３４を介してモニタ３６に接続されて
いる。

ＣＰＵｌ０はＡ／Ｄ変換器３０からのデジタルデータを
音程の高低差を視覚的に認識できるようにするための形
に変換する（グラフィックデータ作成）。そして、この
グラフィックデータをビデオメモリ３２に書き込む。。

尚、本実施例では、モニタ３６にて背景映像を表示する
ために映像情報発生手段３８が映像回路３４に接続され
ている。

次に、上記音程差表示機能付きカラオケ装置の特徴的動
作を第２図のフローチャートに基づいて説明する。

まず、図示していない入力手段などによって再生開始操
作が行われると（Ｓｌ）　、ＣＰＵｌ０は楽音情報記憶
媒体１２から所定の楽曲の演奏情報および基準ボーカル
情報を読み出す（Ｓ２）。

そして、演奏情報をシンセサイザー１４に送出し、シン
セサイザー１４は、伴奏音信号をオーディオアンプ１６
を介してスピーカ１８に送る（Ｓ３）。同しく、基準ボ
ーカル情報はＤ／Ａ変換器２８に伴奏音に対応させて送
られ、Ｄ／Ａ変換器２８にて所定の変換がされた後基準
電圧信号として音程比較器２６に送られる（Ｓ４）。

ここで、音程比較器２６が伴奏音に合わせて歌われてい
る歌の音程を示す音声電圧と上記基準電圧との比較が行
われる。そして、比較結果を、例えば音声電圧のほうが
高い場合には正の電圧て大きさを表し、逆に低い場合に
は負の電圧で大きさを表すように出力する（Ｓ５）。

次に、この出力をＡ／Ｄ変換器３０にてデジタル信号化
するが、この変換はＡ／Ｄ変換器３０に内蔵した発振器
からのクロック信号に同期して、定期的に電圧レベルを
サンプリングして行なわれる。

ＣＰＵｌ０は、Ａ／Ｄ変換器３０の出力について前述の
グラフィックデータ作成を行う（Ｓ６）。

そして、ＣＰＵｌ０はそのグラフィックデータのビデオ
メモリ３２への書き込みを行う（Ｓ７）。

この書き込みは、モニタ３６の画面上で基準ボーカル情
報に対する歌い手の音声の音程の高低差を表示するため
にモニタ３６画面上の座標位置に対応するビデオメモリ
３２のアドレスを算出してそのメモリアドレスに音程の
高低差を表す上記グラフィックデータを格納するもので
ある。

ビデオメモリ３２に格納されたグラフィックデータは、
楽音情報記憶媒体１２に格納された歌詞情報のモニタ３
６ての表示に同期して表示されるようにＣＰＵｌ０の制
御によって、映像回路３４に送られる（Ｓ８）。

そして、第３図に示すように、背景映像および歌詞情報
と合成されて音程の高低差のグラフィック表示が行われ
る（Ｓ９）。本実施例では、画面１００上に基準線４０
を示し、歌い手の音程が高い場合には、基準線４０より
上側に直線４２の表示を行い、低い場合には下側に直線
４２を表示するようにしている。更に、本実施例では、
歌詞の文字４４に対応させかつその流れに同期させて音
程の高低表示を行うようにしている。

そして、基準ボーカル情報の曲終了データか、ＣＰＵｌ
０によって検知されるまで上記５５〜Ｓ９の動作が繰り
返される（Ｓ１０がＮｏ）。終了データが検知されると
（Ｓ１０がＹｅＳ）、音程差表示動作は終了する（Ｓ　
１１）。

従って、上記実施例によれば、歌い手は歌唱中において
、モニタ３６に写し出された背景映像および歌詞を見な
がら、かつ自分の歌の音程のずれをリアルタイムに認識
することができる。また、そのずれの表示は、基準線４
０を中心にして視覚的に高低の区別がなされているので
、歌い手が音程のずれを直すための効果的な援助手段と
なる。

尚、本発明は上記実施例の構成に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例え
ば、歌い手の音程の基準音程に対する高低差を視覚的に
表示する表示手段は、映像画面上に表示する構成ではな
く、照明機材を用いて構成することも可能である。

第４図は、表示手段として照明機材を用いた装置の例を
示しており、カラオケ装置５０には、モニタ３６の他に
照明機材５２が設けられている。

照明機材５２には、ライト５２ａ〜５２ｃが設けられて
おり、各ライトの色を３色すなわち、音程のずれが一定
の範囲内であればグリーン、それよりも高ければブルー
、低ければレッドにすることにより、ライトの照明によ
る音程のずれ表示をおこなうことができる。そして、上
記ライト部分を回転駆動可能とし、その回転速度によっ
てずれの程度を表示することも可能である。

この様な装置の場合、カラオケ装置本体のＣＰＵ１０（
第１図参照）は、Ａ／Ｄ変換器３０からの信号をグラフ
ィックデータに変換するのではなく、上記照明機材５２
のライト点滅制御信号および回転速度制御信号などを送
出するものである。

この装置によっても、歌い手は歌いながら音程のずれを
認識することが可能であり、音程の修正に役立てること
ができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の音程差表示機能付きカラ
オケ装置によれば、歌い手は表示手段に表示される基準
の音程に対する高低のずれを、歌唱中にリアルタイムに
視覚的に認識することができる。これにより、歌い手が
基準音程に合わせようとする場合に、上記表示を見なが
ら修正することができるので、よりその修正が容易なも
のとなる。また、上記ずれの表示により歌唱力の評価を
行うこともでき、カラオケ装置の機能の向上と共に娯゛
楽性の向上も図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の全体構成を示すブロック図、第２図は
実施例の特徴的動作を示すフローチャート図、第３図は
音程差表示の画面の一例を示す説明図、第４図は他の実
施例を示す概略構成図である。 １０・・・ＣＰＵ、１２・・・楽音情報記憶媒体、１４
・・・シンセサイザー　２２・・・フィルター２４・・
・Ｆ／Ｖ変換器、　２６・・・音程比較器、２８・・・
Ｄ／Ａ変換器、　３０・・・Ａ／Ｄ変換器、３２・・・
ビデオメモリ、　　３４・・・映像回路、３４・・・映
像情報発生手段、モニタ・・・３６．５２・・・照明機
材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）演奏音楽を再生し、歌い手の音声を演奏音楽と共
   にスピーカーから発するカラオケ装置において、 伴奏音情報である演奏情報及び伴奏音に適合した音程情
   報である基準ボーカル情報を含む多数の楽曲についての
   楽音情報を格納した楽音情報記憶媒体と、 再生すべき楽曲についての楽音情報を前記楽音情報記憶
   媒体から読み出す制御を行う中央制御部と、 この楽音情報記憶媒体から読み出された演奏情報に基づ
   き演奏音楽の再生を行う楽音再生手段と、前記記憶媒体
   から読み出された基準ボーカル情報の示す音程と歌い手
   の音声の音程とを各音毎に比較し両者の音程の高低差を
   示す信号を出力する音程比較手段と、 この音程比較手段からの出力信号に基づき前記両者の音
   程の高低差を視覚的に認識できるように表示する表示手
   段と、 を備えることを特徴とする音程差表示機能付きカラオケ
   装置。