JPH0413121Y2 - - Google Patents

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JPH0413121Y2
JPH0413121Y2 JP6587487U JP6587487U JPH0413121Y2 JP H0413121 Y2 JPH0413121 Y2 JP H0413121Y2 JP 6587487 U JP6587487 U JP 6587487U JP 6587487 U JP6587487 U JP 6587487U JP H0413121 Y2 JPH0413121 Y2 JP H0413121Y2
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blade
veneer
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vertical
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、突板製造業界に於いて用いる厚物用
縦突きスライサーに係り、詳しくは、テーブルと
定規をローラ式にして、送材抵抗を軽減させて、
従来の縦突きスライサーでは得られない厚物突板
を容易に得る縦突きスライサーに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、突板製造業界に於いて一般に用いられる
横突きスライサーは、材料を把持手段に掴ませ
て、刃物に対し横送りして材料の切削を行わせた
から、削り肌が悪くてその表面の仕上げを要する
だけでなく、材料を長さ以上の刃物や把持手段を
必要とするため、長い突板の製造に際しては、機
械が極めて大形な物となつて莫大な設備費を要し
採算性が良くないから、最近は刃物に対して材料
をベルトによりに縦送りして切削させることによ
り、刃物と送材ベルトが材料の巾以上あれば、そ
の長は如何に長くても加工可能で、削り肌が仕上
げを要しない程度に良好な縦突きスライサーが使
用されるようになつたが、この縦突きスライサー
は、第5図に示すように刃物20と刃口金21と
を送材に対して斜交するように設けた送材テーブ
ル22の一部分だけローラ23を配設し、テーブ
ル22の一側に定規板24を設け、テーブル22
の上方に材料25を移送させるは送材ベルト26
を対設し、前記刃物18の下方の削り出される突
板27より離れた位置に第6図に示すように製品
の受板28を配設したものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記した従来の縦突きスライサーは、製品厚さ
が3〜4mm程度では、安定した送材により良好な
切削が行われて、優良な製品が得られたが、突板
の厚さが5mm以上になると切削抵抗が増大するた
め、これに応じベルトの加圧力を増して送材力を
上げると、材料25とテーブル22及び定規24
との摩擦力が増大するため、従来の縦突きスライ
サーでは最大6mmの突板製造が限界でそれ以上厚
い突板27の製造は不可能であつた。
本考案は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、テーブルと定規をローラに
より材料と転がり接触させるようにした厚物用縦
突きスライサーを提供することを目的としてい
る。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案の厚物用縦
突きスライサーにおいては、刃物と刃口金との段
差を利用して送材を切削する厚物用縦突きスライ
サーにおいて、前記刃物と前記刃口金が前記送材
に対して大きく斜交配置される送材面に、前記刃
物と前記刃口金の部分を除いてテーブルローラを
列設し、前記送材面の一側には材料の側縁が当接
する定規ローラを列設したものである。
(作用) 前記のように構成される縦突きスライサーは、
これにより厚物突板3を製造する場合は、送材ベ
ルト8に強大な加圧力を負荷してモータ14によ
り駆動し、ベルト8とテーブルローラ6との間へ
材料を挿入すれば、材料はベルト8によりテーブ
ルローラ6へ圧接されると共に、刃物2の斜交角
により定規ローラ7にも圧接されるが、材料5と
ローラ6及び7は転がり接触するため材料5の移
動抵抗は小さく、従つて、材料5は刃物2に対し
て確実に定速移送され、刃物2と刃口金4との隙
間により設定される厚さの突板3を削り出され
る。
(実施例) 以下に本考案に関する厚物用縦突きスライサー
の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図面第1図〜第3図に於いて1はフレームで、
その上側の送材面aの中央部に、移送材料に対し
て斜交角を80°程度に、刃先角度を15°程度に設定
したスライス刃物2と、この刃物2の手前側に刃
物2との高低差と隙間を突板3の削成に必要な寸
法に設定した刃口金4とを取り付け、この刃物2
と刃口金4とを除く部分には、材料5の下面が当
たる多数のテーブルローラ6を同一平面をなすよ
うに列設してあり、送材面aの一側には材料5の
側縁が当る定規ローラ7を一直線をなすように列
設してある。
8は前記した送材面aの上方に対設した送材ベ
ルトで、前記フレーム1上に立設したコラム9,
9に支持させて送りねじ10により昇降させる昇
降体11の前後に支持させた一対のローラ12,
13に無端状に懸張し、その一方のローラ13に
減速機モータ14の回転を伝達して、送材方向へ
回転させると共に、前記昇降体11に実公昭54−
1980号公報に詳記されるのと同様の詳細を後述す
るばね式クツシヨン機構15を係合させて、これ
によるクツシヨン圧の調整により、送材ベルト8
に必要とする加圧力が負荷されるようにしてあ
り、この送材ベルト8の裏側には、前記したテー
ブルローラ6と上下方向の中心を一致させた抑え
ローラ16を係合させている。
即ち、ばね式クツシヨン機構15は、昇降体1
1に設けた支持部25に取付けた段31付の筒体
41の下部に、上面を段31に係合する非回転ナ
ツト32を嵌合し、この非回転ナツト32に送り
ねじ10を螺合し、筒体41の上部に送りねじ1
0に遊合する調圧用リングナツト23を螺合し
て、この調圧用リングナツト23と、非回転ナツ
ト32との間に弾器44を挟んでいる(第6図参
照)。42は、筒体41の下部に固定した滑りキ
ーで、非回転ナツト32に形成したキー溝43に
係合させ、非回転ナツト32を回転させないが、
軸方向へは、自由に移動できるように支持するも
のである。
17は削り出される突板3の反りを矯正させる
矯正板で、前記したテーブルローラ6の刃物2よ
りも後方のものの下側に、始端が刃物2の刃先の
下に位置し、終端がフレーム1の後端まで伸びる
ように配置して、その始端側は刃2のしのぎ面
2′と平行するように傾斜させ(第3図参照)、後
部へ及ぶに従つて低い方が次第に上がり(図示せ
ず)、終端は水平になるよう(図示せず)に形成
したもので、このため削り出される突板3は反り
を矯正されつつ後方へ円滑に誘導され、裏割れや
捻れを生じない優良な突板3になるものである。
18はマイクロ波加熱装置で、前記縦突きスラ
イサーの送材面aへ材料を送り込む送材ベルト1
9の上に所要数を所定間隔で配置し、これら加熱
装置18から送材ベルト19により送られる材料
に対してマイクロ波を照射させ、材料を切削の前
に軟化させて切削を容易にさせるもので、第4図
に示すようにスライサーと組合わせて用いても、
又、図面には示してないが別に用いても良いもの
である。
前記実施例に示す装置により杉を材料として13
mm厚さの突板の製造を行つた。その結果、材料5
はテーブルローラ6及び定規ローラ7との転り接
触により、0.5Kg/cm2の加圧力を加えても円滑に
定速度で移送されて、刃物2により切削され、削
り出された突板3はその下面に矯正板17が当た
り、突板3を反りを矯正しながら誘導するため、
裏割れや捻れがなくて削り肌も良い厚物突板3
を、従来の縦突きスライサーにより数mm厚さの突
板3を削成するの同じ15KWの動力で製造するこ
とができた。
本考案の厚物用縦突きスライサーにおいては、
刃物と刃口金との段差を利用して送材を切削する
厚物用縦突きスライサーにおいて、前記刃物と前
記刃口金が前記送材に対して大きく斜交配置され
る送材面に、前記刃物と前記刃口金の部分を除い
てテーブルローラを列設し、前記送材面の一側に
は材料の側縁が当接する定規ローラを列設したか
ら、送材抵抗を軽減して厚物の突板を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関する厚物用縦突きスライサ
ーの実施の一例を示す送材ベルトを切除した平面
図。第2図は同上の側面図、第3図は同上に於け
る突板の反り矯正板を示す縦断背面図。第4図は
マイクロ波加熱装置を組み合わせた本願スライサ
ーの側面図。第5図は従来の縦突きスライサーの
送材ベルトを省略した平面図。第6図は同上にお
ける突板の受板を示す縦断背面図。第7図は、ク
ツシヨン機構を示す縦断面である。 aは送材面、2は刃物、4は刃口金、3は突
板、6はテーブルローラ、7は定規ローラ、17
は反りの矯正板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃物と刃口金との段差を利用して送材を切削す
    る厚物用縦突きスライサーにおいて、前記刃物と
    前記刃口金が前記送材に対して大きく斜交配置さ
    れる送材面に、前記刃物と前記刃口金の部分を除
    いてテーブルローラを列設し、前記送材面の一側
    には材料の側縁が当接する定規ローラを列設した
    ことを特徴とする厚物用縦突きスライサー。
JP6587487U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0413121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6587487U JPH0413121Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JP6587487U JPH0413121Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63172608U JPS63172608U (ja) 1988-11-09
JPH0413121Y2 true JPH0413121Y2 (ja) 1992-03-27

Family

ID=30903353

Family Applications (1)

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JP6587487U Expired JPH0413121Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03254901A (ja) * 1990-03-06 1991-11-13 Marunaka Tekkosho:Kk 木工用スライサー装置
JP5621306B2 (ja) * 2010-04-12 2014-11-12 日立化成株式会社 樹脂スライス装置及びその方法

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JPS63172608U (ja) 1988-11-09

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