JPH04129592U - レーザー溶接装置 - Google Patents

レーザー溶接装置

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JPH04129592U
JPH04129592U JP1991033206U JP3320691U JPH04129592U JP H04129592 U JPH04129592 U JP H04129592U JP 1991033206 U JP1991033206 U JP 1991033206U JP 3320691 U JP3320691 U JP 3320691U JP H04129592 U JPH04129592 U JP H04129592U
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laser welding
main shaft
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Application number
JP1991033206U
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Inventor
広 石垣
Original Assignee
株式会社東芝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー溶接により接合しようとする部材間
に回転差などを生ずるおそれがなく、良好に溶接するこ
とができるようにする。 【構成】 モータ45が起動すると、その回転はボール
スプラインシャフト46に伝達される。このボールスプ
ラインシャフト46には、これと一体的に回転する第1
および第2の駆動歯車51および55が設けられてい
る。そして、これら両駆動歯車51および55の回転は
第1および第2の歯車伝動機構54および58を介して
第1および第2の把持機構26および27に伝達され
る。このため、両把持機構26および27に把持された
接合すべき部材は同期して回転する。

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は接合する部材の突き合わせ部分にレーザービームを照射して溶接する レーザー溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
部材を接合する方法として、圧接或いはガス溶接などがある。しかしながら、 このような方法では圧力や熱の影響を受けて溶接部分が変形し、二次加工(仕上 加工)が必要となる。
【0003】 このような二次加工を不要ならしめる接合方法として、接合部以外への熱的影 響が少なく、接合部の変形を最小限に抑えることができるレーザー溶接が近年多 方面で採用されている。
【0004】 例えば丸棒状、パイプ状などの円形状をなす部材をレーザー溶接する装置では 、部材を回転させながらその突き合わせ部分にレーザービームを照射して溶接す るようにしている。図6はこのようなレーザー溶接装置の従来構成を示している 。なお、この図6の装置は例えば図5に示す円筒部材1と鍔付円筒部材2とを接 合するもので、次のような構成となっている。
【0005】 機枠3には中空の主軸4が回転可能に支持されており、この主軸4はモータ5 により歯車列6を介して回転駆動されるようになっている。主軸4内にはロッド 7が軸方向に移動可能に支持され、このロッド7はエアシリンダ8により往復移 動される。一方、主軸4と対向する位置には別のエアシリンダ9が設けられてお り、このエアシリンダ9には押圧板10が回転可能に設けられている。
【0006】 上述の部材1および2はエアシリンダ8の進出動作により主軸4から突出され たロッド7に嵌合保持され、進出動作したエアシリンダ9により押圧板10を介 して押圧されて主軸4に取付けられた面板11に押圧されている。
【0007】 この状態でモータ5が起動して主軸4を回転駆動することにより、両部材1お よび2が回転する。そして、レーザー発振器12から出力されたレーザービーム が加工ヘッド13から両部材1および2の突き合わせ部に照射され、両部材1お よび2が溶接される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のレーザー溶接装置では、主軸4から両部材1および 2への回転伝達はエアシリンダ9の押圧力に基づく摩擦力により行っている。こ のため、エアシリンダ9の押圧力の変動、押圧板10を支持している軸受14の 抵抗の変動などによって両部材1および2が同期して回転しない場合が生ずる。 このようになると、両部材1および2の回転差などにより、良好なる溶接状態が 得られなくなる。
【0009】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、接合しようとする 部材間に回転差などを生ずるおそれがなく、良好に溶接することができるレーザ ー溶接装置を提供するにある。 [考案の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のレーザー溶接装置は、接合する部材を回転させながら当該部材の突き 合わせ部分にレーザービームを照射して溶接するレーザー溶接装置において、前 記部材を把持する把持機構と、この把持機構を回転させる駆動機構と、把持機構 と駆動機構とを連結する伝動機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
駆動機構の回転は当該駆動機構から伝動機構を介して把持機構に伝達される。 このため、把持機構に把持されている部材は同期して回転する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0013】 図1において、レーザー溶接装置のベース21の両側には図2にも示すように スライドガイド22,22が設けられ、このスライドガイド22,22にエアシ リンダ23によって左右方向に移動されるスライドテーブル24が設けられてい る。また、ベース21の右端側には固定テーブル25が配設されている。そして 、これらスライドテーブル24および固定テーブル25にはそれぞれ第1の把持 機構26および第2の把持機構27が設けられている。
【0014】 まず第1の把持機構26の具体的構成を図3により詳述するに、スライドテー ブル24の上部に取り付けられたハウジング28には、主軸29が軸受30を介 して回転自在に支持されている。この主軸29は中空状をなし、その先端部内側 には把持体として図4に示すコレットチャック31が軸方向に移動可能に収納さ れている。このコレットチャック31は矢印Aで示す方向に押圧されると、主軸 29内面のテーパ部29aに沿ってその径小側に移動することにより収縮し、押 圧力を解かれると、自身の弾発力によりテーパ部29aに沿ってその径大側に向 って移動することにより拡開する構成となっている。
【0015】 このコレットチャック31の押圧はエアシリンダ機構32によって行われる。 このエアシリンダ機構32はハウジング28に取り付けられたシリンダチューブ 33と、このシリンダチューブ33内に設けられたピストン34とから構成され ており、供給口33aから圧縮空気がシリンダチューブ33内に供給されると、 ピストン34が矢印A方向に移動するようになっている。一方、主軸29の外側 には、スリーブ35が主軸29と一体に回転するように且つ軸方向には単独で移 動できるように嵌合されている。そして、ピストン34が矢印A方向に移動する と、当該ピストン34がスラスト軸受36を介してスリーブ35を同方向に押圧 移動させる。このスリーブ35の移動は、当該スリーブ35の先端部内側に取り 付けられたナット37、このナット37とコレットチャック31との間に配置さ れたカラー38を介してコレットチャック31に伝えられる。
【0016】 以上のようにしてコレットチャック31はエアシリンダ機構32により矢印A 方向に押圧移動されるものであり、供給口33aからシリンダチューブ33への 圧縮空気の供給が立たれると、ピストン34およびスリーブ35は圧縮コイルば ね39の弾発力により矢印Aとは反対方向に移動して元位置に戻るようになって おり、これによりコレットチャック31への押圧が解除されるものである。
【0017】 次に第2の把持機構27につき述べるに、固定テーブル25に取り付けられた ハウジング40には主軸41が軸受42を介して回転自在に支持されている。こ の主軸41は第1の把持機構26の主軸29と同心に設けられており、当該主軸 41の一端部には内周面にテーパ部43aを有したガイド部材43が取り付けら れている。このガイド部材43の内側には第2の把持機構27の把持体としての ブレード44が設けられており、図示しないレバーを操作してブレード44をテ ーパ部43aに沿って矢印Bで示す径小側に移動させると、ブレード44は収縮 する。逆に、図示しないレバーを操作してブレード44をテーパ部43aに沿っ てその径大側に移動させると、ブレード44は自身の弾性復元力により拡開する ようになっている。
【0018】 さて、第1および第2の把持機構26および27の主軸29および41はベー ス21に配設された図1に示す1台のモータ45により駆動されるようになって いる。すなわち、ベース21には駆動機構を構成するボールスプラインシャフト 46が軸受47を介して回転可能に支持されており、このボールスプラインシャ フト46は減速機48を介してモータ45に連結されている。
【0019】 このボールスプラインシャフト46に係合するボールスプラインベアリング4 9はスライドテーブル24の下部に設けられたハウジング50に取り付けられて いる。このボールスプラインベアリング49は2個設けられており、その間に第 1の駆動歯車51が取り付けられている。そして、この第1の駆動歯車51は図 3に示すようにスライドテーブル24上部のハウジング28に設けられた第1の 中間歯車52と噛合し、この第1の中間歯車52は主軸29に設けられた第1の 従動歯車53と噛合している。これら第1の駆動歯車51、第1の中間歯車52 および第1の従動歯車53は第1の伝動機構としての第1の歯車伝動機構54を 構成している。
【0020】 また、ボールスプラインシャフト46の右端部には第2の駆動歯車55が取り 付けられており、この第2の駆動歯車54は図3に示す固定テーブル25の下部 に設けられた第2の中間歯車56と噛合し、この第2の中間歯車56は主軸41 に設けられた第2の従動歯車57と噛合している。これら第2の駆動歯車55、 第2の中間歯車56および第2の従動歯車57は第2の伝動機構としての第2の 歯車伝動機構58を構成している。
【0021】 なお、この実施例では第1および第2の中間歯車52および56はそれぞれ2 枚ずつ設けられている。この各2枚の中間歯車52,56は回転方向に僅かにず れており、このずれにより駆動歯車51,55および従動歯車53,57とバッ クラッシュが実質的に生じないように構成されている。これにより、駆動歯車5 1,55が正逆いずれの方向に回転しても、その回転に対して従動歯車53,5 7が時間的に遅れを生ずることなく回転し始めるようになっている。
【0022】 上記構成において、円筒部材1と鍔付円筒部材2とを接合するには、まず両部 材1および2をそれぞれコレットチャック31およびブレード44内に挿入する 。そして、供給口33aから圧縮空気を供給してエアシリンダ機構32によりコ レットチャック31を矢印A方向に移動させて円筒部材1を把持させると共に、 図示しないレバーを操作してブレード44を矢印B方向に移動させて鍔付円筒部 材2を把持させる。この後、エアシリンダ23によりスライドテーブル24を矢 印Cで示す右方に移動させて円筒部材1を鍔付円筒部材2に突き合わせる。
【0023】 次にモータ45を起動させると、その回転が減速機48により減速されてボー ルスプラインシャフト46に伝達されて当該シャフト46が低速度で回転する。 そして、このボールスプラインシャフト46の回転は第1および第2の歯車伝動 機構54および58を介して主軸29および41に伝達され、これにより円筒部 材1および鍔付円筒部材2が回転する。
【0024】 この状態で図示しないレーザー発振器から出力されたレーザービームを同じく 図示しない加工ヘッドから両円筒部材1および2の突き合わせ部に照射し、両部 材1および2を溶接する。
【0025】 この場合、両円筒部材1および2を把持している第1および第2の把持機構2 6および27の主軸29および41は1本のボールスプラインシャフト46によ り第1および第2の歯車伝動機構54および58を介して回転駆動されるため、 両主軸29および41ひいては両円筒部材1および2は同期して回転し、回転の ずれを生ずるおそれはない。
【0026】 なお、上記実施例ではボールスプラインシャフト46とボールスプラインベア リング49とにより、スライドテーブル24の位置とは関係なくモータ45の回 転を第1の駆動歯車51に伝達できるようにしたが、接合する部材が限定され、 スライドテーブル24の移動範囲が小さい場合には、普通の軸に第1の駆動歯車 51を固定し、第1の駆動歯車51に対する中間歯車52のスライドにより、ス ライドテーブル24の移動を許容するようにしてもよい。
【0027】 また、上記実施例では中間歯車52,56を2枚1組にして駆動歯車51,5 5および従動歯車53,57に噛合させたが、求められる溶接精度によっては中 間歯車を1枚構成としてバックラッシュを許容するようにしてもよい。
【0028】 さらには、モータ45の回転を主軸29,41に伝達する伝動機構としては歯 車伝動機構に限られるものではなく、歯付プーリーと歯付ベルトからなるベルト 伝動機構など、他に種々考えられる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、駆動機構が回転すると、把持機構に把持 されている部材は同期して回転するようになり、この結果、接合しようとする部 材間に回転差などを生ずるおそれがなく、良好に溶接することができるという優 れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断正面図
【図2】縦断側面図
【図3】要部の拡大縦断正面図
【図4】コレットチャックの拡大斜視図
【図5】接合する2部材の拡大斜視図
【図6】従来構成を示す縦断正面図
【符号の説明】
21はベース、24はスライドテーブル、25は固定テ
ーブル、26は第1の把持機構、27は第2の把持機
構、29は主軸、31はコレットチャック、32はエア
シリンダ機構、41は主軸、43はガイド部材、44は
ブレード、45はモータ、46はボールスプラインシャ
フト(駆動機構)、49はボールスプラインベアリン
グ、54は第1の歯車伝動機構、58は第2の歯車伝動
機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合する部材を回転させながら当該部材
    の突き合わせ部分にレーザービームを照射して溶接する
    レーザー溶接装置において、前記部材を把持する把持機
    構と、この把持機構を回転させる駆動機構と、前記把持
    機構と駆動機構とを連結する伝動機構とを具備したレー
    ザー溶接装置。
JP1991033206U 1991-05-14 1991-05-14 レーザー溶接装置 Pending JPH04129592U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019188410A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 住友重機械工業株式会社 加工システム、溶接方法
KR102572234B1 (ko) * 2022-12-12 2023-08-30 배재용 턴테이블 자동로봇 레이저 용접시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019188410A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 住友重機械工業株式会社 加工システム、溶接方法
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