JPH04129429U

JPH04129429U - スイツチ装置

Info

Publication number: JPH04129429U
Application number: JP4479991U
Authority: JP
Inventors: 博義山田; 卓也平田; 隆雄北村; 春恵米田
Original assignee: オムロン株式会社
Priority date: 1991-05-20
Filing date: 1991-05-20
Publication date: 1992-11-26

Abstract

(57)【要約】【目的】樹脂固めの要する処理時間が短くなり、スイ
ッチ組立を短時間で行なうことができるスイッチ装置を
提供することを目的とする。【構成】スイッチ本体１に固着された端子カバ−２２
内に突出する共通端子２、常開端子３、常閉端子４のリ
−ド線接続部１１、６、８に、端子カバ−２２内に投入
されたシ−ル材２８を通過させるシ−ル材通過孔１１
ａ、６ａ、８ａをそれぞれ設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スイッチのリ−ド線引き出し口を、スイッチケ−ス内部から樹脂固めして防水構造にしたスイッチ用装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、シ−ル材を用いて樹脂固めしたスイッチ装置においては、リ−ド線引き出し口を、スイッチケ−ス内部から樹脂固めして防水構造にしてあり、この樹脂固めに使用されたシ−ル材は紫外線硬化型樹脂である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のスイッチ装置にあっては、そのリ−ド線引き出し口は、図５に示すように端子カバ−４０内に共通端子、常開端子、常閉端子のリ−ド線接続部４１、４２、４３を収容したものである。そして、端子カバ−４０内では、紫外線硬化型樹脂であるシ−ル材４４で各リ−ド線接続部４１、４２、４３とリ−ド線の芯線との接続部分を樹脂固めし、リ−ド線引き出し口を防水構造にする必要があり、このために、端子カバ−４０内に図６および図７に示すようにシ −ル材４４をリ−ド線接続部４１、４３間およびリ−ド線接続部４３、４２間に投入する。しかし、リ−ド線接続部４１、４３、４２間の空間を互いに連通する部分は、リ−ド線接続部４１、４３、４２と端子カバ−４０の周壁部４５との間の隙間のみであり、このために、シ−ル材４４が端子カバ−４０内全体に流れることに長時間を有し、紫外線硬化型樹脂であるシ−ル材４４の硬化処理が遅れ、スイッチ組立を短時間で行なうことができないという問題点があった。

【０００４】本考案は上記に問題点を解決するものであり、樹脂固めに要する処理時間が短くなり、スイッチ組立を短時間で行なうことができるスイッチ装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案は、スイッチ本体に固着された端子カバ −内に突出する共通端子、常開端子、常閉端子のリ−ド線接続部に、端子カバ− 内に投入されたシ−ル材を通過させるシ−ル材通過孔をそれぞれ設けたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

掛かる構成により、シ−ル材をリ−ド線接続部間に投入するとシ−ル材はシ− ル材通過孔を通過して端子カバ−内全体に流れてこの内部を覆うことができ、早期に樹脂固めが行なわれる。このために、シ−ル材の硬化処理が短くなり、スイッチ組立を短時間で行なうことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図１に本考案の係る、スイッチ用接着剤を用いて樹脂固めしたスイッチ装置の一部断面した側面図である。スイッチ装置は、例えばマイクロスイッチであり、スイッチ本体１を備えている。このスイッチ本体１は共通端子２と、常開端子３と、常閉端子４とを有しており、常開端子３に一端部には常開接点５が設けてあり、常開端子３の他端部にはリ−ド線接続部６が設けてあり、常閉端子４の一端部には常閉接点７が設けてあり、常閉端子４の他端部にはリ−ド線接続部８が設けてある。又、共通端子２の一端部にはばね係止部９と可動接触片支持部１０とが形成してあり、共通端子２の他端部にはリ−ド線接続部１１が設けてある。

【０００８】これらの共通端子２、常開端子３、常閉端子４はケ−ス本体１に、それぞれのリ−ド線接続部１１，６，８をケ−ス本体１の一端面部に突出するようにして組み込まれており、常開接点５と常閉接点７とは相対向させてある。そして、共通端子２の可動接触片支持部１０で可動接触片１６が支持されており、可動接触片１６の中間部とばね係止部９との間に復帰ばね１７が掛け渡してあり、この復帰ばね１７によって可動接触片１７の可動接点１８が常閉接点７に接触している。また、スイッチ本体１の上面部には押し釦１９がゴムキャップ２０を介して設けてあり、押し釦１９は可動接触片１６に接触している。２１は押し釦カバ−である。

【０００９】図１中２２は端子カバ−である。この端子カバ−２２は、その上端部の係合片２３をスイッチ本体１の係合部２４に係合させてスイッチ本体１に取り付けてあり、この端子カバ−２２内に共通端子２、常開端子３、常閉端子４のリ−ド線接続部１１、６、８が収容してある。そして、各リ−ド線接続部１１、６、８にはシ−ル材通過孔１１ａ、６ａ、８ａがそれぞれ設けてある。また、共通端子２、常開端子３、常閉端子４のリ−ド線接続部１１、６、８の先部にはリ−ド線２５、２６，２７の芯線２５ａ，２６ａ、２７ａが接続されている。

【００１０】そして、端子カバ−２２内では、シ−ル材２８で各リ−ド線接続部１１、６、８とリ−ド線２５、２６、２７の芯線２５ａ，２６ａ、２７ａとの接続部分が樹脂固めされており、端子カバ−２２の部分で防水構造になっている。このシ−ル材２８は紫外線硬化型樹脂であり、流動性を有している。

【００１１】従って、端子カバ−２２内に図３および図４に示すようにシ−ル材２８をリ− ド線接続部１１、６間およびリ−ド線接続部６、８間に投入するとシ−ル材２８はシ−ル材通過孔１１ａ、６ａ、８ａを通過して端子カバ−２２内全体に流れてこの内部を覆うことができる。そして、紫外線硬化型樹脂であるシ−ル材２８は紫外線を受けて硬化が促進され、樹脂固めが行なわれる。このために、シ−ル材の硬化処理が短くなり、スイッチ組立を短時間で行なうことができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係るスイッチ装置は、スイッチ本体に固着された端子カバ−内に突出する共通端子、常開端子、常閉端子のリ−ド線接続部に、端子カバ−内に投入されたシ−ル材を通過させるシ−ル材通過孔をそれぞれ設けたので、シ−ル材をリ−ド線接続部間に投入するとシ−ル材はシ−ル材通過孔を通過して端子カバ−内全体に流れてこの内部を覆うことができ、早期に樹脂固めが行なわれる。このために、シ−ル材の硬化処理が短くなり、スイッチ組立を短時間で行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の係るシ−ル材で樹脂固めしたスイッチ
構造の一部断面した側面図である。

【図２】同スイッチ装置のリ−ド線引き出し口の斜視図
である。

【図３】同スイッチ装置のリ−ド線引き出し口の平面図
である。

【図４】同スイッチ装置のリ−ド線引き出し口の断面図
である。

【図５】従来のスイッチ装置のリ−ド線引き出し口の斜
視図である。

【図６】同スイッチ装置のリ−ド線引き出し口の平面図
である。

【図７】同スイッチ装置のリ−ド線引き出し口の断面図
である。

【符号の説明】

１ケース本体６、８、１１リ−ド線接続部６ａ、８ａ、１１ａシ−ル材通過孔２２端子カバ− ２８シ−ル材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者米田春恵鳥取県倉吉市巌城1005番地オムロン倉吉株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】スイッチ本体に固着された端子カバ−内
に突出する共通端子、常開端子、常閉端子のリ−ド線接
続部に、端子カバ−内に投入されたシ−ル材を通過させ
るシ−ル材通過孔をそれぞれ設けたことを特徴とするス
イッチ装置。