JPH04129187U - 立体的な外観を呈する表示装置 - Google Patents

立体的な外観を呈する表示装置

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JPH04129187U
JPH04129187U JP3325691U JP3325691U JPH04129187U JP H04129187 U JPH04129187 U JP H04129187U JP 3325691 U JP3325691 U JP 3325691U JP 3325691 U JP3325691 U JP 3325691U JP H04129187 U JPH04129187 U JP H04129187U
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mark
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flat
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Application number
JP3325691U
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English (en)
Inventor
康郎 有竹
康暢 高田
Original Assignee
市光工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字,記号、もしくは図形、又はこれらの組
合せよりなるマークが、多彩な色調の発光マークとして
立体的に浮かび上がって見える、薄形の表示器を提供す
る。 【構成】 透明板20の前側に、透明な有色の透光層2
1a,21bによってマークを描く。上記透明板20の
後面に魚眼プリズム22を配列し、かつ、該魚眼プリズ
ムを設けた面の中にマーク形状の平坦部22a,22b
を配置する。後方に、EL23を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のリヤーフィニッシャとして用いられて、文字,記号,もし くは図形、又はこれらの組合せを発光させて表示する、光源を内蔵した表示装置 に関するものである。本考案においてリヤーフィニッシャとは、自動車の後部に 装着され、文字,記号,もしくは図形,又はこれらの組合せを表示する器具を言 い、光源を内蔵していても照明灯や信号灯としての機能を有せず、専ら意匠的な 役目を有している。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来例の表示装置を示す断面図である。本例は自動車用のリヤーフィニ ッシャであって、図の上方が車体の外側(後方)、図の下方が車体の内側に相当 している。 図示の1は透明な板状部材で、1aは表面、1bは裏面である。自動車の進行 方向を無視して、表示装置としての投光方向について言えば上記の表面1aは前 面であり、裏面1bは後面である。 上記の透明な板状部材1の後面に、不透明な塗装膜2が成膜されており、かつ 、この塗装膜2にはマークの形状をした開口2a,2bが設けられている。
【0003】 上記の開口2a,2bを覆う形に、透明板の後面1bにハーフ蒸着3a,3b が施されてハーフミラーが構成される。 上記透明板1の後方に隣接せしめて、これと平行に平面光源(本例ではEL) 4が配置される。
【0004】 図6および図7は上記従来例(図5)の正面外観図である。本例においては前 記のマークはA形をしていて、塗装膜2がA字形の部分を除いて塗装・成膜され ている。 昼間、前記のEL4を消光させているときは、前記のハーフ蒸着によって構成 されたハーフミラーが外来光を反射して、図6のごとく銀色のAの文字5が外観 に現われる。 また、夜間に前記のEL4を発光させると、図7のごとくハーフミラーを通っ た光束がA形の発光文字6を現出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図5ないし図7について説明した従来例の表示装置は、塗装膜2に設けられて いるマーク形状の開口2a,2bがEL4によって照らし出され、夜間の暗い視 野の中に発光文字6が現出する。 上記の発光文字6は、透明板1の後面1bに蒸着されたハーフ蒸着3a,3b によって構成されているハーフミラーの通過光を視認しているものであるから、 該ハーフミラーの表面が輝いているように感じられ、その後方(裏側・図におい て下方)の構造は車外の人から感知されない。 このため、前記の発光文字6は平面的な外観を呈し、立体的な厚みが感じられ ない上に、その色調が単純であるので意匠的な興趣に乏しい。
【0006】 本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、 装置全体は薄形であって、しかも、立体的な発光マークを美麗な色調で浮かび 上がらせることができる、簡単な構成で製造コストの安い表示装置を提供するに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために創作した本考案の基本的原理を略述すると次のご とくである。 無色透明な板状部材の前面側と後面側とにそれぞれマークを描くとともに、そ の背後に面光源を配置する。 上記前,後面のマークは互いに同形寸法とし、しかも、ポジチブマークとネガ チブマークとの関係をなすように構成する。ここにポジとネガとの関係とは、例 えば円板と円孔との関係をいう。
【0008】 上記のようなマークを透明板の表裏に正対させて設けておいた場合、これを真 正面から見るとポジチブマークとネガチブマークとが重なっているが、これを斜 めから見るとポジチブマークとネガチブマークとがずれて見え、このずれが立体 感を生じさせマークが立体的に浮き上がって見える。
【0009】 上述の原理に基づく具体的な構成として本考案に係る標示装置は、 平面光源と、上記平面光源の前面に設けられた透明な板状部材と、上記透明な 板状部材に描かれた文字,記号,もしくは図形,又はこれらの組合せとよりなる 表示装置において、 上記の平面光源はELによって構成された白色の光源であり、 上記ELの前面側に、これと平行に透明な平板状の部材が配置されており、 上記平板状部材の前面側には、文字,記号もしくは図形、又はこれらの組合せ よりなるマークが、一定の色調を有する透明な薄膜によって描かれており、 上記平板状部材の後面側には、上記のマークと同形のネガチブなマーク形状の 平坦部を有する魚眼プリズムが配列されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記の構成によれば、ELから出射した光束は透明板の後面に設けられている 魚眼プリズムのネガチブマーク形状の平坦部を通過して、マーク形状の断面を有 する光束となって該透明板の前面側のポジチブなマークに入射する。 これを斜め前方から見ると、ポジチブなマークとネガチブのマークとにずれを 生じて見え、このずれによって透明板の板厚寸法に相当する厚みを有する発光マ ークとして立体的に浮き上がって見える。
【0011】
【実施例】
図1は本考案に係る立体的な外観を呈する表示装置の1実施例を示す断面図で あって、図の上方が表示方向に関して前側であり図の下方が後側である。 図示の20は無色透明なアクリル樹脂材によって厚さ寸法約8mmの平板状に構 成した透明板である。20aはその前面,20bは同じく後面である。 本考案を実施する際、この透明板20の厚さ寸法は任意に設定し得るが、3mm ないし10mmが適当である。3mm以下では立体感が不充分であり、10mm以上は 整形が困難だからである。また、アクリル樹脂以外の透明な固体材料を任意に選 定して用いることもできる。
【0012】 上記透明板20の前面20aに、マーク形状の有色透光層21a,21bを設 ける。本例においては印刷技法を利用して、紺色透明の印刷インクによりAの字 形のマークを印刷した。本考案を実施する際、この有色透光層を塗装技術によっ て構成しても良い。 上記魚眼プリズムを配列した後面20bに、平坦部22a,22bが設けられ ている。これらの平坦部22a,22bは、前記の有色透光層21a,21bと 同形,同寸に構成し、透明板20を介して正対させる。
【0013】 前記透明板20の後方に、これと平行に離間せしめて、白色に発光するEL2 3を配設する。 上記透明板20とEL23との間に緑色のフイルタ24を配置する。
【0014】 以上のように構成された本例の表示装置(図1)において、EL23に駆動電 圧を印加して発光させると、該EL23から出射した白色光はA字形の平坦部を 有する魚眼プリズム22のマスキング効果により断面A字形の光束となる。
【0015】 上記の断面A字形の光束は透明板20内に進み、ほとんど減衰することなく図 の上方に進んで、紺色の透光層21a,21bを透過する。
【0016】 上記の透光層21a,21bを透過して前方に出射した光を真正面から見ると 図2のごとくであって、紺色の透光層21を透過したA字形の光マークが視認さ れる。上記A字形以外の部分は魚眼プリズム22によって暗く見える。
【0017】 これを斜め前方から見ると、図3のように透光層21と、魚眼プリズムの平坦 部22aとが幅寸法wだけずれて見える。この幅wの間から見える光はEL23 から出射し、紺色の透光層21を通過していないので、該紺色透光層21を透過 した光に比して色調の差違を有している。この幅寸法wの、異なる色調を有する ずれの部分によって、紺色に発光する表面と白色に発光する側面とよりなる立体 的な光マーク(A字形)が視認される。
【0018】 本実施例では、平坦部22bの周囲に突条31が設けられている。このような 突条を設けておくと光マークの輪郭が際立って見え、美麗である。
【0019】 本考案においては、透光層21を有色にすることを必須の要件としている。
【0020】 本考案の表示装置を自動車用のリヤーフィニッシャとして用いる場合、我国で は赤系統の色調を使用できない等の制約を受けるが、輸出用のリヤーフィニッシ ャの場合は仕向先の交通法規に従えば良い。また、リヤーフィニッシャ以外の用 途においては赤色,橙色などを用い得る場合も多いので、それぞれの使用条件に 基づいて色調を選定すれば良い。
【0021】 図4は本考案を適用して構成したリヤーフィニッシャの1例を示す正面図であ って、25はリヤーフィニッシャとして所定寸法(装着すべき自動車の設計図に より指定される)の長さL,幅w1に構成された黒色合成樹脂製のフレームであ る。 26は、上記のフレーム25で囲まれた透明板であって、その前面(図におい て紙面の手前側)に紺色の有色透光層で構成された文字27a,27b,27c が印刷されている。 本図4には現われていないが、透明板26の背後には図1の実施例と同様ない し類似の構成よりなる魚眼プリズム,およびELが配設されている。これにより 、本例のリヤーフィニッシャ(図4)を斜め前方から見ると白色の側面を有して 厚みを感じさせる紺色の文字27a,27b,27cが立体的に発光して浮き上 がって見える。
【0022】 前掲の図1から容易に理解されるように、本例の表示装置は光源以外に電気的 部品を使用しておらず、構造が簡単で製造コストが安い。その上、経時的に老化 したり衰損したりする構成部品を含んでいないので耐久性に優れている。 特に、薄形に構成することができ、しかも立体的な外観が得られ、美麗な色調 の光マークが浮き上がって見え、意匠的価値が高い。
【0023】
【考案の効果】
平面光源と、上記平面光源の前面に設けられた透明な板状部材と、上記透明な 板状部材に描かれた文字,記号,もしくは図形,又はこれらの組合せとよりなる 表示装置に本考案を適用して、 上記の平面光源をELによって構成された白色の光源とし、 上記ELの前面側に、これと平行に透明な平板状の部材が配置し、 上記平板状部材の前面側には、文字,記号もしくは図形、又はこれらの組合せ よりなるマークを、有色の透明な薄膜によって描き、 上記平板状部材の後面側には、ネガチブなマーク形状の平坦部を有する魚眼プ リズムを配列すると、 装置全体を薄形に構成することができ、しかも、立体的な発光マークが多彩な 色調で浮かび上がって見えるので、意匠的価値が高い。その上、構造が簡単で製 造コストが安いという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例における部分的断面図
【図2】上記実施例の正面図
【図3】上記実施例の斜視図
【図4】上記と異なる実施例の全体的正面図
【図5】従来例の表示装置を示す断面図
【図6】上記従来例の消灯状態を描いた正面図
【図7】上記実施例の発光状態を描いた正面図
【符号の説明】
1…板状部材、1a…表面、1b…裏面、2…塗装膜、
2a…開口、2b…開口、3a…ハーフ蒸着、3b…ハ
ーフ蒸着、4…EL(平面光源)、5…銀色の文字、6
…発光文字、20…透明板、20a…透明板の前面、2
0b…透明板の後面、21…有色透光層、21a…有色
透光層、21b…有色透光層、22…魚眼プリズム、2
2a…平坦部、22b…平坦部、23…EL、25…フ
レーム、26…透明板、27a…印刷された有色透明な
文字、27b…印刷された有色透明な文字、27c…印
刷された有色透明な文字

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な板状部材と、該板状部材の後方に
    これと平行に配置された平面光源と、上記透明な板状部
    材に描かれた文字,記号,もしくは図形,又はこれらの
    組合せとよりなる表示装置において、上記の平面光源は
    ELによって構成された白色の光源であり、上記ELの
    前面側に、これと平行に透明な平板状の部材が配置され
    ており、上記平板状部材の前面側には、文字,記号もし
    くは図形、又はこれらの組合せよりなるマークが、一定
    の色調を有する透明な薄膜によって描かれており、上記
    平板状部材の後面側には、上記のマークに正対する部分
    にネガチブなマーク形状の平坦部を有する魚眼プリズム
    が配列されていることを特徴とする、立体的な外観を呈
    する表示装置。
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