JPH04129175U - 人体解剖模型 - Google Patents

人体解剖模型

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JPH04129175U
JPH04129175U JP6522991U JP6522991U JPH04129175U JP H04129175 U JPH04129175 U JP H04129175U JP 6522991 U JP6522991 U JP 6522991U JP 6522991 U JP6522991 U JP 6522991U JP H04129175 U JPH04129175 U JP H04129175U
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JP
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model
organ
cavity
intestine
stomach
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JP6522991U
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Inventor
英伸 片山
修 岸本
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株式会社京都科学
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初等教育用人体解剖模型において、胴体模型
に対する各臓器模型の着脱および各臓器模型間の連結分
離が簡単容易であり、臓器模型の外見表面形状のほか組
織構造上の差、柔軟性を生徒が識別触感できるようにす
る。 【構成】 人体の胸腔と腹腔とを模した前面開口した空
洞を有する胴体模型と、前記空洞内に取り出し可納に収
容され、人体の胸腔および腹腔内蔵器を模した内蔵模型
とからなり、内蔵模型が軟質合成樹脂で形成された心臓
模型、肺模型、横隔膜模型、肝臓模型、気管支模型、食
道模型、胃模型および腸模型を少なくとも含み、心臓模
型、気管支模型、食道模型および胃模型、並びに腸模型
の少なくとも一部が中空に形成されるとともに、食道模
型、胃模型および腸模型が互いに接続分離可能に構成さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は人体解剖模型、特に初等教育用の人体解剖模型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の人体解剖模型としては、直立設置された中空胴体模型内に、肺、 心臓、胃、腸、肝臓等の蔵器模型を離脱可能に収容したものが知られている。こ れらの臓器模型は、各臓器模型間の連結および体腔内の所定位置への配置とその 離脱防止のために、ピンやホックなどの止め金具を使用している。また、各臓器 模型は実際の臓器の組織構造の違いとは無関係に、また、肺や肝臓の組織と心臓 、食道、胃、腸等の袋状ないし管状の構造とを区別することなく、同一の比較的 硬い材料で作られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、教育現場において教師が両手を使って、各臓器模型を胴体模型から脱 落を防ぎながら分解取り出して説明を行なうには多大の注意力と時間を要し、ま た、生徒自身が模型を取り扱うのは困難であった。また、各生徒が臓器模型を手 で触れて各臓器の柔らかさの違いや、内部に細胞の詰った組織の臓器と中空の管 状ないし袋状の臓器との違いなどを実感することはできなったし、さらに、食物 の経路や各臓器の関連を説明することも困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】
上記課題を解決するために、本考案の人体解剖模型は生徒自身が分解、組立て が可能なように各臓器模型の胴体模型に対する着脱および各臓器模型間の連結分 離が簡単容易であり、各臓器の外見表面形状のみならず、組織、構造上の差や柔 軟性を生徒が手で触れて理解できるようにしたものである。
【0005】 すなわち、本考案によれば、胴体模型は硬質の合成樹脂で作り、胸腔と腹腔に 模した前面開口した空洞を有し、水平な底面を設けて安定的に直立設置できるよ うにし、臓器模型は軟質合成樹脂で作り、気管支模型、心臓模型、食道模型、お よび胃模型、並びに腸(小腸、大腸、直腸)模型の少なくとも一部を管状または 袋状に形成し、食道、胃、腸、肛門の連通状態を示すことができるようにすると ともに、各臓器をワンタッチで連結分離可能とした。さらに、一体の胴体模型に 対して、男性女性一組の生殖器模型を交換着脱可能に設け、女性生殖器模型は縦 割りに2分可能とし、子宮模型内に妊娠初期の胎児模型を収容可能とした。
【0006】 各臓器模型は圧縮復元自在であるので、胴体模型内に対する出し入れの際は、 手で圧縮ないし変形させ、体腔内に収容した後、または、体外へ取り出した後は 弾力性により元の状態に直ちに復元する。また、臓器間の連結分離はワンタッチ で迅速容易に行なうことができる。
【0007】
【実施例】
以下実施例を詳細に説明する。1は胴体模型で、例えば、小学校六年生男女の の平均体格の頭部、胸部、両上腕部、両大腿部を模し、胸腔に模した空洞2およ び腹腔に模した空洞3と前面の開口4と水平底面5とを有し、硬質合成樹脂、例 えば、硬質塩化ビニルで作られ、支持具なしで直立設置できる。
【0008】 6は心臓模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで袋状に作られ、薄い赤色に 着色されている。心臓へ出入りする血管(動脈、静脈)の端部にはその血管に繋 がる臓器または身体各部の名称6aと血流方向を示す矢印6bとが表示されてい る。変形圧縮または復元時に内部空間を排気または吸気するために、模型の適当 な個所に小孔(図示省略)が穿設されている。
【0009】 7は左右一対の肺模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで中空に形成され薄 い赤色に着色され、変形圧縮時の排気または復元時の吸気のために内部の空間へ の通気孔(図示省略)を設ける。肺模型は発泡ウレタン樹脂で形成してもよい。
【0010】 8は気管支模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで管状ないし袋状に作られ 無着色で、上端にワンタッチ式連結具9が付設され、この連結具9は本体の胸腔 内の上部に付設された対応連結具(図示省略)に着脱自在となっている。
【0011】 11は大動脈模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで管状に作られ赤色に着 色され、図5に示すように、胸腔内背面中央に上下に延長固定されている。
【0012】 12は横隔膜模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで作られ無着色である。
【0013】 13は肝臓模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで中空に形成され薄い茶色 に着色され、胴体模型への着脱時の変形復元を容易にするため内部空間に連通す る通気孔を設ける。肝臓模型は発泡ウレタン樹脂で作ってもよい。
【0014】 14は食道模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで管状に作られ無着色とさ れ、上下端にはそれぞれワンタッチ式連結具15、16が付設され、上端の連結 具15は本体胸腔内の上部に付設された対応連結具(図示省略)に着脱自在とな っている。
【0015】 17は胃模型で、例えば、半透明軟質塩化ビニルで袋状に作られ、薄い肌色に 着色され、噴門部の連結具18は食道模型の下端の連結具16に着脱自在とされ る。19は胃模型17の背面に一体成形された膵臓模型である。20は胃模型1 7の幽門部と一体成形された十二指腸模型で管状に形成されている(図10)。
【0016】 21は十二指腸に続く小腸および大腸を模した腸模型で、半透明軟質塩化ビニ ルで作られ、少なくともその入口部分と大腸終端部分は互いに連通する管状に形 成されるのが望ましい。このように形成すると食道上端から流入させた水を肛門 から流出させることができる。腸模型の入口部分は十二指腸模型の終端部が嵌合 される開口(図示省略)を有し、大腸は肛門を表わす狭窄部22で終っている。
【0017】 23は本体模型の腹腔を模した空洞3の背面に一体に形成した一対の腎臓模型 である。
【0018】 24は本体模型の腹腔空洞3の下端に着脱自在に設置される男性生殖器模型、 24aは男性生殖器模型24に一体に形成された膀胱模型、25は男性生殖器模 型24と交換設置される女性生殖器模型で2分割部分が合体分離可能に構成され る。25aは女性生殖器模型の2分割部分の接合面に凹設した子宮模型、25b は膀胱模型、26は子宮模型内に収容可能な胎児模型である。
【0019】 心臓模型の場合と同様に他の臓器模型にも表面にそれぞれ臓器名を表示してお くこともできる。
【0020】 本考案は、図示例に限定されず種々の変形例が可能である。例えば、頭部模型 の口部に通孔を設け、これを食道模型に連通させ、この口部通孔から水を流入さ せ肛門から流出させることにより、食物の体内通路を示すことができるように構 成することもできる。各臓器模型の着色についても、実際の臓器の色に限らず、 授業のし易さ、生徒に与える印象などを考慮して適当な色を選定することができ る。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上のような構成であるので次のごとき効果を奏する。 1)各臓器模型の取り付け連結のために金具を使用せず、直立状態で安定して いるので、簡単容易迅速に組立て分解ができ、教師のみならず生徒にも取り扱い が可能となる。 2)各臓器の解剖学的な表面形状のみならず内部形態を理解することができ、 特に、食物が体内を通過する経路の理解が容易である。 3)各臓器の相対的な位置および関連性の理解が容易となる。 4)男女生殖器の交換使用が可能で、胴体模型および他の臓器模型は一体分で 足りる。 5)水洗いによる清浄化が容易であり、また、紛失、破損した場合その臓器の みを補充すればよく経済的である。 6)取り付け連結に金具を使用すると、模型の形状および金具の取付位置に高 い精度を必要とするが、本考案では金具を使用しないので、形状および配置位置 に高精度を要せず、製作が容易で低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図。
【図2】同要部の斜視図で、一方の肺模型および心臓模
型を取り外して示す図。
【図3】図2から他方の肺模型および横隔膜模型を取り
外した図。
【図4】図3からさらに肝臓模型を取り外した図。
【図5】取り外し可能な臓器模型を取り外した胴体模型
の正面図。
【図6】心臓模型の背面図。
【図7】気管支模型および肺模型の正面図。
【図8】横隔膜模型の斜視図。
【図9】肝臓模型の正面図。
【図10】食道模型、胃模型、腸模型を連結状態で示す
正面図。
【図11】男性生殖器模型の斜視図。
【図12】女性生殖器模型の斜視図。
【図13】女性生殖器模型の2分割状態を胎児模型とと
もに示す図。
【符号の説明】
1 胴体模型 2 胸腔に模した空
洞 3 腹腔に模した空洞 4 開口 5 水平底面 6 心臓模型 7 肺模型 8 気管支模型 9 連結具 11 大動脈模型 12 横隔膜模型 13 肝臓模型 14 食道模型 15 連結具 16 連結具 17 胃模型 18 連結具 19 膵臓模型 20 十二指腸模型 21 腸模型 22 狭窄部 23 腎臓模型 24 男性生殖器模型 25 女性生殖器模
型 26 胎児模型

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の胸腔と腹腔とを模した前面開口し
    た空洞を有する胴体模型と、前記空洞内に取り出し可能
    に収客され、人体の胸腔および腹腔内蔵器を模した臓器
    模型とからなり、前記臓器模型が軟質合成樹脂で形成さ
    れた心臓模型、肺模型、横隔膜模型、肝臓模型、気管支
    模型、食道模型、胃模型および腸模型を少なくとも含
    み、前記心臓模型、気管支模型、食道模型および胃模
    型、並びに腸模型の少なくとも一部を中空に形成すると
    ともに、前記食道模型、胃模型および腸模型を互いに接
    続分離可能に構成したことを特徴とする人体解剖模型。
  2. 【請求項2】 前記臓器模型が、硬質合成樹脂で形成さ
    れ前記胴体模型と択一的、かつ、交換可能に設置される
    男性生殖器模型および女性生殖器模型をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1の人体解剖模型。
JP6522991U 1991-05-14 1991-05-14 人体解剖模型 Pending JPH04129175U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019522237A (ja) * 2016-07-05 2019-08-08 シムキャラクターズ ゲーエムベーハー 患者シミュレータ
WO2020079778A1 (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 朝日インテック株式会社 人体シミュレーション装置
JP2020118954A (ja) * 2019-10-03 2020-08-06 佐藤 和樹 解剖学教材用バルーン模型

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