JPH04128262U - 包装用不織布 - Google Patents
包装用不織布Info
- Publication number
- JPH04128262U JPH04128262U JP4119491U JP4119491U JPH04128262U JP H04128262 U JPH04128262 U JP H04128262U JP 4119491 U JP4119491 U JP 4119491U JP 4119491 U JP4119491 U JP 4119491U JP H04128262 U JPH04128262 U JP H04128262U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber layer
- heat
- adhesive
- dyed
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 title claims abstract description 21
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 68
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 31
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 8
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 claims description 6
- -1 polypropylene Polymers 0.000 abstract description 7
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 abstract description 6
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 abstract description 6
- 239000002131 composite material Substances 0.000 abstract description 2
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 abstract description 2
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 abstract description 2
- 238000009960 carding Methods 0.000 abstract 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 7
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 7
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 6
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000007334 copolymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により任意の彩色が得られる包装
用不織布の提供 【構成】 鞘部に高密度ポリエチレンを用い、芯部にポ
リプロピレンを使用した鞘芯型複合接着性繊維を2台の
カード機に供給して上下2層のウェブとする一方、グリ
ーン色のポリプロピレン原着繊維をカード機に通してウ
ェブとし、これを前記上下2層の熱接着性繊維間に配置
して、サンドイッチ状とし、3層構造の積層ウェブとし
た後、上下層の熱接着性繊維同士を融着して、中間のグ
リーン色原着繊維を挟持した状態の不織布を得た。得ら
れた不織布は、上下に配置され、中間の原着繊維層3を
挟持した状態で相互に接着された一対の熱接着性繊維層
1,2とから構成されている。
用不織布の提供 【構成】 鞘部に高密度ポリエチレンを用い、芯部にポ
リプロピレンを使用した鞘芯型複合接着性繊維を2台の
カード機に供給して上下2層のウェブとする一方、グリ
ーン色のポリプロピレン原着繊維をカード機に通してウ
ェブとし、これを前記上下2層の熱接着性繊維間に配置
して、サンドイッチ状とし、3層構造の積層ウェブとし
た後、上下層の熱接着性繊維同士を融着して、中間のグ
リーン色原着繊維を挟持した状態の不織布を得た。得ら
れた不織布は、上下に配置され、中間の原着繊維層3を
挟持した状態で相互に接着された一対の熱接着性繊維層
1,2とから構成されている。
Description
【0001】
本考案は、包装用の材料として使用される比較的低目付けの不織布に関し、よ
り具体的には、生花,花卉などの包装に使用される装飾性を備えた包装用不織布
に関する。
【0002】
従来より、低融点成分と高融点成分とを複合したポリオレフィン系熱接着性繊
維は、容易に熱接着が可能であることから、各種の用途に用いられる不織布の原
綿として使用されており、包装用材料に使用することも可能である。一方、包装
用材料は、被包装物との関係から包装材料自体が色彩や模様を有していることが
望ましい場合がある。
【0003】
例えば、花卉などを包装する場合は、被包装物との関係から、花の色などに応
じた包装材料を用いることにより、消費者の購買意欲を促進することも期待でき
る。このような点から検討すると、前述したポリオレフィン系熱接着性繊維を原
綿とする不織布で、着色されたものを製造するには、原液着色(原着)された原
綿を使用すればよいが、一般的には、ポリオレフィン系熱接着性繊維を製造する
際に、複雑な構造の紡糸ヘッドを使用するため、その構造上色替え、色抜きなど
の点で、多色の要求に対応することが難しい。
【0004】
そこで、本考案者らは、熱接着性繊維を用いた不織布で色彩感を有する新規な
包装用材料について鋭意検討して本考案を完成したものであり、その目的とする
ところは、簡単な構成により任意の色彩が選択できる包装用不織布を提供するこ
とにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案は、上下に配置されたポリオレフィン系熱
接着性繊維層と、中間に配置した原着繊維層とを有し、この原着繊維層を前記熱
接着性繊維層で挟持した状態でこれらの熱接着性繊維層を融着してなることを特
徴とする。前記熱接着性繊維層は、その重量が全重量に対して50〜90%であ
り、前記原着繊維層は、その重量が全重量に対して50〜10%となすことがで
きる。前記原着繊維層は、前記接着性繊維層の繊維よりも高デニールの繊維から
構成することができる。
【0006】
本考案に使用できるポリオレフィン系熱接着性繊維層は、低融点成分として高
密度ポリエチレン樹脂などのポリエチレン系樹脂、プロピレン−エチレン共重合
樹脂などの低融点樹脂と、高融点成分として、前記低融点成分樹脂より高融点の
、例えば、ポリプロピレン樹脂などを使用し、これを鞘芯型あるいは偏心型に複
合して紡糸し、延伸した後に捲縮加工したステープル状のものである。
【0007】
また、原着繊維は、前記熱接着性繊維層と同様に捲縮加工されたステープル状
のものであればその種類は問わないが、熱接着性繊維層よりも繊維径の太い、す
なわち、高デニールのものが望ましく、このようなものを用いると、不織布とし
た後において、原着繊維層が脱落し難くなる。また、原着繊維層は、単色でも複
数色を混合したもののいずれでもよく、さらに適宜の混率で熱接着性繊維を混合
してもよい。
【0008】
熱接着性繊維層と原着繊維層との重量比率は、熱接着性繊維層を全重量に対し
て50〜90%、より好ましくは70〜85%とし、原着繊維層を50〜10%
、より好ましくは30〜15%とすることができる。このような重量比率にする
理由は、原着繊維の脱落防止を考慮したためである。
【0009】
上記構成の本考案の包装用不織布は、原着繊維層を熱接着性繊維層で挟持した
状態で、熱接着性繊維層同士を熱接着しているので、原着繊維層と熱接着性繊維
層とが相互に熱融着していなくても、通常状態では原着繊維層が脱落する懸念が
なく、原着繊維層による着色の効果が得られる。このため、装飾性が要求される
包装用材料として好適なものとなる。
【0010】
また、原着繊維層の繊維に熱接着性繊維層のものよりも高デニールのものを使
用すれば、熱接着性繊維層に挟持されたこの繊維が補強効果を発現し、不織布自
体の剛性が大きくなるとともに、脱落防止効果も大きくなる。
【0011】
以下本考案の好適な実施例につき図面を参照して説明する。鞘部に高密度ポリ
エチレンを用い、芯部にポリプロピレンを使用した鞘芯型複合接着性繊維(出願
人製:UCファイバー2d ×51mm)を2台のカード機に供給して上下2層のウ
ェブとする一方、グリーン色のポリプロピレン原着繊維(出願人製:ポリプロ原
着綿18d ×76mm)をカード機に通してウェブとし、これを前記上下2層の熱
接着性繊維間に配置して、サンドイッチ状とし、3層構造の積層ウェブとした後
、表面温度130℃のカレンダーロールに通して、上下層の熱接着性繊維同士を
融着して、中間のグリーン色原着繊維を挟持した状態の、見掛けの厚みが0.0
7mm、目付けが20g / m2 の不織布を得た。
【0012】
なお、この不織布は、原綿の重量比率を熱接着性繊維が80重量%、原着繊維
が20重量%となるようにし、上下層は等重量としたものである。図1は、得ら
れた不織布の状態を拡大して模式的に示しており、同図では1,2が熱接着性繊
維層であり、3が原着繊維層である。
【0013】
得られた不織布の物性は、試料幅50mm、把持間隔100mm、引張速度40mm
/分で引張り試験を行い、得られた破断張力(g)を試料幅(m)×目付(g/
m2 )で除して求めた裂断長(m)が、MD方向で6500(m)、CD方向で
1100(m)、カンチレバー法による剛軟度が60(mm)であった。この不織
布を生花の包装に用いたところ、包装材としての機能を充分に有し、且つ、花を
浮き立てる効果も認められた。
【図1】本考案にかかる包装用不織布の模式的拡大斜視
図である。
図である。
1,2 熱接着性繊維層
3 原着繊維層
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に配置されたポリオレフィン系熱接
着性繊維層と、中間に配置した原着繊維層とを有し、こ
の原着繊維層を前記熱接着性繊維層で挟持した状態でこ
れらの熱接着性繊維層を融着してなることを特徴とする
包装用不織布。 - 【請求項2】 前記熱接着性繊維層は、その重量が全重
量に対して50〜90%であり、前記原着繊維層は、そ
の重量が全重量に対して50〜10%となすことを特徴
とする請求項1記載の包装用不織布。 - 【請求項3】 前記原着繊維層は、前記接着性繊維層の
繊維よりも高デニールの繊維からなることを特徴とする
請求項1または2記載の包装用不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119491U JP2542650Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 包装用不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119491U JP2542650Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 包装用不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128262U true JPH04128262U (ja) | 1992-11-24 |
JP2542650Y2 JP2542650Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31922033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119491U Expired - Fee Related JP2542650Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 包装用不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542650Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP4119491U patent/JP2542650Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2542650Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2545260B2 (ja) | 嵩高補強不織布 | |
US4488928A (en) | Method and apparatus for forming soft, bulky absorbent webs and resulting product | |
US4548856A (en) | Method for forming soft, bulky absorbent webs and resulting product | |
EP0127851B1 (en) | Nonwoven fabric and process for producing thereof | |
JP5898499B2 (ja) | 不織布及びその製造方法 | |
EP0171807B1 (en) | An entangled nonwoven fabric with thermoplastic fibers on its surface and the method of making same | |
DK158917B (da) | Fremgangsmaade til fremstilling af en antogent bundet tekstilstofbane | |
JPS58191215A (ja) | ポリエチレン系熱接着性繊維 | |
JP6092518B2 (ja) | 不織布 | |
JPH04128262U (ja) | 包装用不織布 | |
JPH0967748A (ja) | 嵩高性不織布およびその製造方法 | |
JP5944678B2 (ja) | 不織布 | |
JPS60167958A (ja) | 改良された不織布及びその製造方法 | |
JPH01213452A (ja) | 嵩高不織布の製造方法 | |
JP3594382B2 (ja) | 接合用不織布 | |
CA2395462C (en) | Thermal nonwoven fabric | |
JP4000424B2 (ja) | 長繊維不織布及びその製造方法 | |
JP3011760B2 (ja) | 短繊維不織シート | |
JPH0122375B2 (ja) | ||
JPH06116854A (ja) | 特殊不織布 | |
RU2016153C1 (ru) | Нетканый термоклеевой материал | |
JPH03287818A (ja) | 熱接着性繊維および不織布 | |
JPH055261A (ja) | 複合型長繊維より成る不織布 | |
JPH02191717A (ja) | 熱接着性複合繊維 | |
JPS60259664A (ja) | 繊維シ−ト状物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |