JPH04127282U - ベルト式仮撚装置の糸ガイド - Google Patents
ベルト式仮撚装置の糸ガイドInfo
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- JPH04127282U JPH04127282U JP4246291U JP4246291U JPH04127282U JP H04127282 U JPH04127282 U JP H04127282U JP 4246291 U JP4246291 U JP 4246291U JP 4246291 U JP4246291 U JP 4246291U JP H04127282 U JPH04127282 U JP H04127282U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- yarn
- guide
- false twisting
- twisting device
- Prior art date
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- Pending
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無端ベルトが摩耗しても、糸が無端ベルトの
厚み方向に屈曲する恐れのないベルト式仮撚装置の糸ガ
イドを提供する。 【構成】 2個のプーリ間に巻掛けられた無端ベルトB
1,B2の2本を交差して設け、一方のベルトB1に対
し他方のベルトB2を付勢することにより接圧を付与
し、前記交差部分で糸Yをニップして加撚及び解撚を行
うベルト式仮撚装置4の糸ガイド27において、前記糸
ガイド27のガイド孔を無端ベルトB1,B2の厚み方
向の長孔27aとしたものであり、無端ベルトB1,B
2の摩耗に追随して糸Yのガイド位置が変わるようにし
た。
厚み方向に屈曲する恐れのないベルト式仮撚装置の糸ガ
イドを提供する。 【構成】 2個のプーリ間に巻掛けられた無端ベルトB
1,B2の2本を交差して設け、一方のベルトB1に対
し他方のベルトB2を付勢することにより接圧を付与
し、前記交差部分で糸Yをニップして加撚及び解撚を行
うベルト式仮撚装置4の糸ガイド27において、前記糸
ガイド27のガイド孔を無端ベルトB1,B2の厚み方
向の長孔27aとしたものであり、無端ベルトB1,B
2の摩耗に追随して糸Yのガイド位置が変わるようにし
た。
Description
【0001】
本考案は、ベルト式仮撚装置の交差部分における糸のニップ点が無端ベルトの
走行方向にずれないように、ベルト式仮撚装置の入口に設けられる糸ガイドに関
する。
【0002】
まず、図2によりベルト式仮撚装置が用いられる延伸仮撚機の機器構成を説明
する。図2は一つの延伸仮撚ユニットを示しており、クリールスタンドで保持さ
れる給糸パッケージ1から繰り出される糸2は、ガイド3,4,5を経て第1フ
ィードローラ6に入る。第1フィードローラ6を出た糸は上方に向かって延びる
1次ヒータ7に入り、1次ヒータ7上方のガイド8に至る。ガイド8以降の糸Y
はバルーンプレート9を経てベルト式仮撚装置10で撚られ、ガイド11を経て
第2フィードローラ12に入る。この第2フィードローラ12と前記第1フィー
ドローラ6の速度比は糸張力が基準値となるように設定されている。そして、ベ
ルト式仮撚装置10より上流の糸Yは加撚状態であり、ベルト式仮撚装置10よ
り下流の糸Yは解撚状態となっている。すなわち、加撚状態の糸Yが1次ヒータ
7で熱固定される。このベルト式仮撚装置10は2本の交差する無端ベルト間で
糸をニップするものである。そして、第2フィードローラ12を出た糸Yは2次
ヒータ13に入り、ガイド14を経て第3フィードローラ15に至る。さらに、
ガイド16,17を経てテイクアップワインダー18にて巻き取られる。2次ヒ
ータはオーバーフィード状態の延伸仮撚加工糸に再熱加工を行って伸縮性を減じ
かさ高性のみを残すものである。この2次ヒータは糸Yの種類で使用される場合
と使用されない場合がある。
【0003】
つぎに、ベルト式仮撚装置10の概略を図3により説明する。2本の無端ベル
トB1,B2が各々2個ずつのプーリ20,21間に巻掛けられ、両ベルトB1
,B2は図に示す如く互いに交差して設けられる。上記プーリ20,21のうち
一方のプーリ20は図外の装置によって回転駆動される駆動プーリであり、他方
のプーリ21はベルトB1,B2を介して従動回転される従動プーリである。糸
Yは両ベルトB1,B2の交差部分のA点においてニップされ、各ベルトB1,
B2が各々矢印22,23方向に走行することにより、下方に送出されると同時
に施撚作用を受ける。糸Yに所定のニップ圧を与えるには、一方のベルトB2側
はその位置を固定しておき、他方のベルトB1側をその駆動プーリ20を中心と
して従動プーリ21と共に旋回可能とし、矢印24方向に押圧付勢することによ
って行われる。
【0004】
上述したベルト式仮撚装置10で糸Yに所定の仮撚加工を施すためには、糸Y
がニップ点Aに位置する必要がある。無端ベルトB1,B2の走行方向22,2
3のいずれかに糸Yのニップ点Aがずれると仮撚加工が不均一となる。そこで、
ベルト式仮撚装置10の入口に糸ガイド25を設け、糸Yの走行方向22,23
に対するずれを防止している。この糸ガイド25の従来例を図4により説明する
。機台の適所に固定されたスライド自在な支持棒26の先端に糸ガイド25が挿
入されている。この糸ガイド25には、円形断面の孔25aが加工されており、
90°ひねられたスリット25bを経て糸Yを孔25aに通すことができるよう
になっている。糸ガイド25の孔25aで糸Yが案内され、糸Yのニップ点Aが
無端ベルトB1,B2の走行方向にずれないようになっている。
【0005】
図4で示した糸ガイド25を用いると、糸Yのニップ点Aが無端ベルトB1,
B2の走行方向にずれない。しかしながら、無端ベルトB1,B2は使用と共に
摩耗する。近年無端ベルトB1,B2の材質等に工夫を施すことにより約半分の
厚みに摩耗するまで使用できるようになった。図示の無端ベルトB1′,B2′
のように、半分の厚みに摩耗したとすると、ニップ点がBからCへと厚み方向に
移動することになる。そのため、糸ガイド25からニップ点Aまでの区間Lで糸
Yが屈曲し、仮撚加工の不均一の原因になるという問題点を有していた。無端ベ
ルトB1,B2が相当摩耗しても使用できるようになると共にこの問題点が顕在
化してきた。
【0006】
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、無端ベルトが摩耗しても、糸が無端ベルトの厚み方
向に屈曲する恐れのないベルト式仮撚装置の糸ガイドを提供しようとするもので
ある。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案におけるベルト式仮撚装置の糸ガイドは、
2個のプーリ間に巻掛けられた無端ベルトの2本を交差して設け、一方のベルト
に対し他方のベルトを付勢することにより接圧を付与し、前記交差部分で糸をニ
ップして加撚及び解撚を行うベルト式仮撚装置の糸ガイドにおいて、前記糸ガイ
ドのガイド孔を無端ベルトの厚み方向の長孔としたものである。
【0008】
糸ガイドにおける無端ベルトの厚み方向の長孔により、無端ベルトの摩耗に追
随して糸のガイド位置が変わる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の糸ガイド
を示す図である。
【0010】
図1において、図4と異なる点は糸ガイド27の孔の形状である。この糸ガイ
ド27は無端ベルトB1,B2の厚み方向に充分な幅を有しており、長孔27a
を有している。この長孔27aは平行部27a1と半円部27a2とからなる貫
通孔である。新しい無端ベルトB1,B2のニップ点Bが平行部27a1の略中
央に位置し、半分に摩耗した無端ベルトB1,B2のニップ点Cが半円部27a
2の略中心に位置するようになっている。なお、27bは糸Yを長孔27aに通
すためのスリットである。
【0011】
上述した糸ガイド27の作動を以下に説明する。新しい無端ベルトB1,B2
の場合、長孔27aの平行部27a1で糸Yがガイドされ、無端ベルトB1,B
2の走行方向(平行部27a1に直角な方向)に糸Yがずれないようになってい
る。無端ベルトB1,B2が摩耗してニップ点がBからCに向かって移動すると
、長孔27aの平行部27a1におけるガイド位置も移動する。無端ベルトが最
終的な摩耗に至りB1′,B2′になると、長孔27aの半円部27a2で糸Y
がガイドされ、無端ベルトB1′,B2′の走行方向に糸Yがずれることがなく
、且つ自然な糸道でニップ点Cに至る。そのため、糸ガイド27とニップ点Aの
区間で糸Yが屈曲することがない。
【0012】
本考案におけるベルト式仮撚装置の糸ガイドは、そのガイド孔を無端ベルトの
厚み方向の長孔としたものであり、無端ベルトの摩耗に追随して糸のガイド位置
が変わるので、ニップ点と糸ガイドの短い距離の間で糸が無端ベルトの厚み方向
に屈曲することなく、無端ベルトの摩耗と無関係に均一な仮撚加工を行うことが
出来る。
【図1】図1は本考案の糸ガイドを示す図である。
【図2】図2はベルト式仮撚装置が用いられる延伸仮撚
機の機器構成を示す図である。
機の機器構成を示す図である。
【図3】図3はベルト式仮撚装置の斜視図である。
【図4】図4は従来の糸ガイドを示す図である。
10 ベルト式仮撚装置
20,21 プーリ
27 糸ガイド
27a 長孔
B1,B2 無端ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 2個のプーリ間に巻掛けられた無端ベル
トの2本を交差して設け、一方のベルトに対し他方のベ
ルトを付勢することにより接圧を付与し、前記交差部分
で糸をニップして加撚及び解撚を行うベルト式仮撚装置
の糸ガイドにおいて、前記糸ガイドのガイド孔を無端ベ
ルトの厚み方向の長孔としたことを特徴とするベルト式
仮撚装置の糸ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246291U JPH04127282U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | ベルト式仮撚装置の糸ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246291U JPH04127282U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | ベルト式仮撚装置の糸ガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127282U true JPH04127282U (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=31922950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4246291U Pending JPH04127282U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | ベルト式仮撚装置の糸ガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04127282U (ja) |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP4246291U patent/JPH04127282U/ja active Pending
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