JPH04126641U - 断路器用ワンタツチ防護カバー - Google Patents

断路器用ワンタツチ防護カバー

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JPH04126641U
JPH04126641U JP3147591U JP3147591U JPH04126641U JP H04126641 U JPH04126641 U JP H04126641U JP 3147591 U JP3147591 U JP 3147591U JP 3147591 U JP3147591 U JP 3147591U JP H04126641 U JPH04126641 U JP H04126641U
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JP
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cylindrical
disconnector
slit
cover
receiving blade
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JP3147591U
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利夫 伊藤
進 竹花
二郎 渡辺
豊明 坂井
Original Assignee
株式会社ユアテツク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守作業時などで断路器の充電部分に接触す
ることを防止するために、その端子部分を覆うことが出
来る断路器用ワンタッチ防護カバーを提供する。 【構成】 下端が開口され、断路器受刃31とその支持
絶縁体33を覆うように形成された筒状部10と、この
筒状部の側面から一次端子32を覆うごとく先端を開口
させて突出形成されてなる筒状突出部20とが一体に弾
力性のある絶縁材で構成されており、筒状突出部開口端
下面から前記筒状部の下端開口に渡ってスリット5があ
り、その縁部に前記各筒面から外方に突出形成された一
対の鍔部2を有し、前記筒状部下端に位置する部分の前
記スリット5と前記一対の鍔部2を下端に向って逆くさ
び状に広げて形成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、保守作業時等に断路器の充電部を覆うのに用いるワンタッチ防護カ バーに関する。
【0002】
【従来の技術】
発変電所、その他の送配電回路に断路器を設置する目的は、断路器の電源側( 以下、一次側という。)と負荷側(以下、二次側という。)とを可動ブレードを 開路することにより、確実に分離することにある。従って二次側の電気回路に関 わる各種作業を実施するに当たっては、安全のため必ずこの断路器を開路する。 この時、受刃や一次側に対応する端子及びそれに接続している回路は充電されて おり、それらの部分に絶対、接触しないように絶縁対策をしておく必要がある。 この絶縁対策実施にあたっては、、断路器が安全上の観点から高所に設置してあ る事が多いので、絶縁作業のやりやすさも考慮すべき要点である。
【0003】 従来は、充電部にゴムシートを巻きつけクリップで止めるなどして、充電部に 作業者及び使用工具類が接触しないように対策していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、断路器の一次側部分をゴムシートで覆う方法では、覆われる 部分が受刃と受刃支持絶縁体と一次端子とを含んだ複雑な形状のため、絶縁作業 に時間と手数がかかり、その上ゴムシートが脱落する恐れもあるという安全性の 面からも問題があった。
【0005】 本考案の目的は、迅速・簡単かつ確実に充電部を覆うことができる断路器用ワ ンタッチ防護カバーを提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、下端が開口され、断路器の受刃とこの受刃を支持 する絶縁体の全体を被冠可能な口径と深さを有して形成された弾力性のある絶縁 材からなる筒状部と、この筒状部の側面から前記断路器の受刃に接続された一次 端子を覆うごとく先端を開口させて突出形成された弾力性のある絶縁材からなる 筒状突出部と、この筒状突出部の筒面の下面中央とこれに連なる前記筒状部の筒 面に前記筒状突出部の開口端から前記筒状部の下端開口に渡って設けられたスリ ットと、このスリットを挟んでこのスリットの縁部に前記各筒面から外方に突出 形成された一対の鍔部とを有してなり、前記筒状部下端に位置する部分の前記ス リットと前記一対の鍔部を下端に向って逆くさび状に広げて形成してなるものと したのである。
【0007】
【作用】
このように構成されることから、本考案によれば次の作用により上記目的が達 成される。 ワンタッチ防護カバーの筒状部を受刃頂部に被せ、逆くさび状に開いた鍔部を 一次端子に当て、スリットを広げるようにして、筒状部が受刃とその支持絶縁体 を、また、筒状突出部が一次端子を覆うように押し込みながらかぶせてゆく。筒 状部の下端開口が支持絶縁体の基部を覆い終わり、筒状突出部が一次端子を覆い 終わると取付け作業は完了する。このとき、弾力性のあるワンタッチ防護カバー は、その筒状部の内面を支持絶縁体の外周面に密着させ、スリットを閉じてワン タッチ防護カバー自体をその状態で保持している。他方、筒状突出部が一次端子 に挿着されるとスリットはワンタッチ防護カバー自体の弾力で閉じる。従ってワ ンタッチ防護カバーを特別の手段を用いて固定する必要はない。
【0008】 ここでスリット縁部に形成されている1対の鍔は、スリットの間を通して充電 部に作業者やその使用する工具類が接触する危険性の防止に役立つ。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例の構成を図1〜図3を用いて説明する。 図1は実施例の縦断面図で、図2(A)は外見図、図2(B)は鍔部2を広げ た取付け動作図、図3は、本実施例のワンタッチ防護カバー50が断路器に取付 けられた状態を示す全体図である。なお内部が判るように実施例のワンタッチ防 護カバー50は断面にて示している。 図3に示すように、断路器は受刃31及び一次端子32並びに二次端子34及 び可動ブレード37とそれらを支持する絶縁体33を備えている。この絶縁体3 3が断路器ベース36にボルトで固定されて断路器を形成する。断路器は断路器 ベース36により所要の場所に取り付けられ、受刃31に可動ブレード37を開 閉することにより、一次側と二次側とを分離又は接続する。そして二次側の電気 回路に関わる各種作業を実施するに当たっては、一次側と完全に分離するために 必ずこの断路器を開路する。
【0010】 図1〜図3に示すようにワンタッチ防護カバー50は、受刃31とそれを支持 する絶縁体33の基部までを収納可能な筒状部10と、受刃31とそれを支持す る絶縁体33に対し略直角に形成された一次端子32を覆うように筒状部10の 側面に突出した筒状突出部20から形成されている。またスリット5が、筒状突 出部20の開口端下面から筒状部10の下端開口に渡って設けられている。さら に、このスリット5を挟んでスリットの縁部に、筒状部10及び筒状突出部20 から外方に突出して一対の鍔部2が形成されている。また、筒状突出部20の開 口端内面にひだ4が設けられている。構成材料は弾力性と絶縁性能を必要とする ため合成ゴムが好ましい。しかし、材料は天然ゴムでも、弾力性のある樹脂でも よい。 筒状部10は取付けられると、その弾力性で支持絶縁体33の外周面に密着し て保持される必要があり、さらに図3の例のように下端開口部を上にした姿勢で 取り付けられる場合も多いので、たとえ下から上向きに取付けても密着している ように考慮して筒状部10の内径寸法は支持絶縁体33の外径寸法よりも僅かに 小さくすることが好ましい。また筒状部10の長さは支持絶縁体33の基部から 受刃31頂部までを収納でき、かつ、受刃31頂部と筒状部10蓋部内面の間に 若干の余裕のあるものとするのがよい。 他方一次端子32を覆う筒状突出部20は、一次端子32とそれに接続される 回路端子及び取付けボルトも含めて収納できるように、基部と開口部の内径及び 長さが決められる。
【0011】 筒部10と筒状突出部20の接合部の補強と全体形状の変形防止のため、筒部 10と筒状突出部20の接合部に穴9の開いたリブ8を取付けてある。また、こ のリブ8は、断路器よりワンタッチ防護カバー50を取り外す場合の把手として 役立つ。
【0012】 これを取り付けるには、まず、断路器を開路し、それからワンタッチ防護カバ ー50の筒状部10の頭部を持ち、逆くさび状に開いた鍔部2を一次端子32に 当て、スリット5を広げるようにして、筒状部10が断路器の受刃31とその支 持絶縁体33を、また、筒状突出部20が一次端子32を覆うように押し込みな がら被せてゆく。筒状部10の下端開口が支持絶縁体33の基部を覆い終わり、 筒状突出部20も一次端子32を覆い終わると取付け作業は完了する。このとき 、弾力性のあるカバー50は、その筒状部10の内面を支持絶縁体33の外周面 に密着させ、スリット5を閉じて絶縁用カバー50自体をその状態で保持してい る。他方、筒状突出部20が一次端子32に挿着されるとスリット5は絶縁用カ バー50自体の弾力で閉じる。従ってワンタッチ防護カバー50を特別の手段を 用いて固定する必要はない。ここでスリット5縁部に形成されている1対の鍔2 は、スリット5の間を通して充電部に作業者やその使用する工具類が接触する危 険性の防止に役立つ。
【0013】 また、断路器の1次側電路が丸棒等からなる裸導体の場合は、一次側電路は充 電されているので、作業時にはこの部分も絶縁するのが一般的である。この絶縁 には、フレキシブルな蛇腹状の絶縁筒を用い、着脱を容易にするために筒体の1 か所に長手方向に沿ったスリットを設け、このスリットを広げながら着脱するよ うにした蛇腹状フレキシブル保護管(縁迴しカバーとも云われている)が多く用 いられている。この場合には、筒状突出部20の開口端内面に設けられたひだ4 が、一次側電路を絶縁するための蛇腹状フレキシブル保護管35とワンタッチ防 護カバー50との嵌め合いを簡単・確実なものにしている。
【0014】 また、筒状部10の下端開口縁部に切り欠き溝3を4個所設けているのでワン タッチ防護カバー50が断路器ベース36のボルトに当たらず確実に挿着される 。 このように本考案のワンタッチ防護カバー50を用いれば、断路器の充電部 を絶縁する作業が簡単かつ確実で絶縁対策に要する時間、手数も少なくてすむ効 果がある。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、断路器の充電部を絶縁する作業が、ワ ンタッチ防護カバーの取付けにより簡単かつ確実であるので、絶縁対策に要する 時間、手数も少なくてすみ、さらに高所などの作業性の悪い場所でよりよい効果 がある。
【0016】 その結果、本来の電気回路の作業も安心かつ迅速にできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断面図である。
【図2】(A)は図1のIIAーIIA線からみた図、
(B)は取付けのために、スリット部分から鍔部を拡げ
た動作説明図である。
【図3】図1の実施例を断路器に取り付けた状態を示す
ものである。
【符号の説明】
2 鍔部 3 切り欠き溝 4 ひだ 5 スリット 8 リブ 9 穴 10 筒状部 20 筒状突出部 31 受刃 32 一次端子 33 絶縁体 34 二次端子 35 蛇腹状フレキシブル保護管 36 断路器ベース 37 可動ブレード 50 ワンタッチ防護カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端が開口され、断路器の受刃とこの受
    刃を支持する絶縁体の全体を被冠可能な口径と深さを有
    して形成された弾力性のある絶縁材からなる筒状部と、
    この筒状部の側面から前記断路器の受刃に接続された一
    次端子を覆うごとく先端を開口させて突出形成された弾
    力性のある絶縁材からなる筒状突出部と、前記筒状突出
    部の筒面の下面中央とこれに連なる前記筒状部の筒面に
    前記筒状突出部の開口端から前記筒状部の下端開口に渡
    って設けられたスリットと、このスリットを挟んでこの
    スリットの縁部に前記各筒面から外方に突出形成された
    一対の鍔部とを有してなり、前記筒状部下端に位置する
    部分の前記スリットと前記一対の鍔部を下端に向って逆
    くさび状に広げて形成してなる断路器用ワンタッチ防護
    カバー。
JP3147591U 1991-05-08 1991-05-08 断路器用ワンタッチ防護カバー Expired - Lifetime JPH0713148Y2 (ja)

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JPH04126641U true JPH04126641U (ja) 1992-11-18
JPH0713148Y2 JPH0713148Y2 (ja) 1995-03-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109768521A (zh) * 2019-02-27 2019-05-17 国网福建省电力有限公司漳州供电公司 一种二次屏柜试验端子隔离器及其使用方法

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JPH0713148Y2 (ja) 1995-03-29

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