JPH04126174U - プローブの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブ本体からプローブ先端部を取り外し
ても、プローブ先端部がプローブ本体とワイヤーで接続
されて常にプローブ本体に付加した状態でプローブ先端
部の紛失や、他の異なったプローブ先端部を装着するこ
とを防止したものである。 【構成】 プローブ先端部が着脱可能な測定用プローブ
のプローブ本体に設けた第１の接続端子と、プローブ先
端部に設けた第２の接続端子とを備え、この第１の接続
端子と第２の接続端子とをワイヤーで接続して構成した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は測定用プローブの構造に係り、特にプローブ本体と先端部とが着脱 可能なプローブに好適なプローブの構造に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来より、測定用プローブの構造は図２の斜視図に示すものが多く提供されて いた。図において、１はプローブ本体、1bはプローブ本体１の先端に設けた鋭針 状のネジ止め端子、３はプローブ先端部、3bはプローブ先端部３に先端に設けた 略Ｕの字形の接続片、3cはプローブ先端部のネック部、４はプローブ本体１に設 けた調節器、５はプローブのコード、６はプローブのアース線、6aはアース線６ の先端に設けたワニ口クリップである。

【０００３】 一般に、プローブ本体１の鋭針状のネジ状端子1bがプローブ先端部３にネジ込 まれて装着することができる着脱可能な構造になっている。また、プローブ本体 とプローブ先端部とが差し込み構造（図示せず）の着脱可能構造もあった。

【０００４】 更に、測定用プローブの先端部３はスプリング式の可動構造（図示せず）にな っていて、このプローブ先端部３のネック部3cを引くことにより、プローブ先端 部３の略Ｕの字形の接続片3bが飛び出し、この略Ｕの字形の接続片3bで電気回路 の測定点に接続することができ、またプローブ先端部３を取り外すことにより、 プローブ本体１の鋭針状のネジ状端子1bで狭い回路部分に接触して信号測定をす ることもできた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記した従来のプローブの構造はプローブ本体から取り外したプロー ブ先端部を紛失してしまうという欠点があった。

【０００６】 また、２本以上のプローブを使用している場合、取り外した複数のプローブ先 端部が本来のプローブ本体に正しく対応して装着することができなくなり、他の プローブ先端部を装着することにより電気的プローブ特性が変化してしまうとい う欠点もあった。

【０００７】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、プローブ本体と先端部とをワイヤーで接続してプローブ 先端部が常にプローブ本体に付加した着脱可能なプローブの構造を提供するとこ ろにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

この考案のプローブの構造はプローブ本体とプローブ先端部とが着脱可能な測 定用プローブの構造において、上記プローブ本体に設けた第１の接続端子と、プ ローブ先端部に設けた第２の接続端子とを備え、上記第１の接続端子と第２の接 続端子とをワイヤーで接続したものである。

【０００９】

【作用】

この考案によれば、プローブ本体に第１の接続端子を設け、またプローブ先端 部にも前記同様の第２の接続端子を設け、この第１の接続端子と第２の接続端子 とをワイヤーで接続し、プローブ先端部がプローブ本体から取り外された場合で も、プローブ先端部がプローブ本体に常に付加した状態にすることができる。

【００１０】 即ち、プローブ本体からプローブ先端部を取り外して鋭針状のネジ状端子1bで 測定した後でも、プローブ先端部は正しくプローブ本体に容易に取り付けること ができる。

【００１１】

【実施例】

この考案に係るプローブの構造の実施例を図１の斜視図に基づいて説明する。 なお従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。

【００１２】 図において、1aはプローブ本体１に設けた第１の接続端子、２はプローブ本体 １の第１の接続端子1aとプローブ先端部３の第２の接続端子3aとを接続したワイ ヤー、3aはプローブ先端部３に設けた第２の接続端子である。

【００１３】 プローブ本体１の第１の接続端子1aとプローブ先端部３の第２の接続端子3aと はワイヤー２で接続されていて、この様に構成したプローブはプローブ本体１か らプローブ先端部３を取り外して、プローブ本体１の鋭針状のネジ状端子1bで信 号測定する場合でも不要なプローブ先端部３はワイヤー２でプローブ本体１に付 加されている。

【００１４】 即ち、プローブ本体１とプローブ先端部３とはペアになっていて、プローブ先 端部３を紛失したり、また、他のプローブ特性の異なったプローブ先端部３の装 着を防止することができる。

【００１５】 この様に、頻繁にプローブ先端部３を取り外して使用するプローブに対して有 効である。

【００１６】

【考案の効果】

この考案に係るプローブの構造は前述のように、ワイヤーでプローブ本体と先 端部とを接続しているので、取り外しプローブ先端部を紛失することが無くなる という効果がある。

【００１７】 また、異なったプローブ特性の他のプローブ先端部をプローブ本体に装着し、 プローブ本体の調節器４でプローブ特性を再調節することも防止することができ るという効果もある。

【００１８】 しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成することができるため実施 も容易であるなどの優れた特長を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のプローブの構造の実施例を示した斜
視図である。

【図２】従来例を示した斜視図である。

【符号の説明】 １ プローブ本体 1a プローブ本体に設けた第１の接続端子 1b プローブ本体の先端に設けた鋭針状のネジ状端子 ２ ワイヤー ３ プローブ先端部 3a プローブ先端部に設けた第２の接続端子 3b プローブ先端部の接続片 3c プローブ先端部のネック部 ４ 調節器 ５ コード ６ アース線 6a アース線の先端に設けたワニ口クリップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プローブ本体とプローブ先端部とが着脱
   可能な測定用プローブの構造において、上記プローブ本
   体に設けた第１の接続端子と、プローブ先端部に設けた
   第２の接続端子とを備え、上記第１の接続端子と第２の
   接続端子とをワイヤーで接続したことを特徴とするプロ
   ーブの構造。