JPH04126027U - 高トルク用ユニバーサルジヨイント - Google Patents

高トルク用ユニバーサルジヨイント

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JPH04126027U
JPH04126027U JP3953491U JP3953491U JPH04126027U JP H04126027 U JPH04126027 U JP H04126027U JP 3953491 U JP3953491 U JP 3953491U JP 3953491 U JP3953491 U JP 3953491U JP H04126027 U JPH04126027 U JP H04126027U
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JP
Japan
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female member
male member
universal joint
fitting
high torque
Prior art date
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Pending
Application number
JP3953491U
Other languages
English (en)
Inventor
豊司 倉本
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3953491U priority Critical patent/JPH04126027U/ja
Publication of JPH04126027U publication Critical patent/JPH04126027U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高トルクの伝達が可能で、かつ揺動角の大き
なユニバーサルジョイントを提供することにある。 【構成】 動力を伝達する一対の軸の間を揺動自在に連
結するジョイント本体1をメス部材2とオス部材3より
形成し、オス部材3には互いに平行する二面3dとこれ
ら二面3dと直角な円筒面3fを有するほぼ四角形状の
嵌合凸部3bを形成し、またメス部材2には上記オス部
材3の嵌合凸部3bが嵌合するほぼ同形状の嵌合凹部2
bを形成したもので、上記嵌合凸部3bと嵌合凹部2b
の二面3dで高トルクの伝達が可能になると共に、円筒
面3fで大きな揺動角が得られるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は主として高トルクの動力伝達に使用するユニバーサルジョイントに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来小口径管を地中へ埋設する小口径管推進機では、図15に示すように地中 へ推進される小口径管aの先端に掘削機bを装着して、この掘削機bの先端部に 設けられたカッタヘッドcにより切羽を掘削しながら推進するように構成されて いる。
【0003】 また上記カッタヘッドcは掘削した土砂を搬出するスクリュウコンベヤdのス クリュウ軸e先端に接続されていて、発進立坑f内に設置された駆動装置gによ りスクリュウ軸eを介して回転駆動されるようになっており、カッタヘッドcは 方向修正ができるように掘削機bの本体に対して揺動自在となっている。このた めスクリュウ軸eの先端側にはカッタヘッドcが揺動しても動力が伝達できるよ うにユニバーサルジョイントjが設けられている。
【0004】 一方上記小口径管推進機では、小口径管aを例えば30トン程度の推進力で推 進しながらカッタヘッドcを回転させて掘削を行うため、ユニバーサルジョイン トj には1,700kg・m程度の高トルクが作用する。このためユニバーサル ジョイントjは高トルクが伝達できる構造のものが必要であると同時に、小口径 管埋設後は分離して立坑より回収するため簡単に分離できる構造のものが要求さ れる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来では接続部が六角形となったオス部材と、これに嵌合するメス部材 によりユニバーサルジョイントを構成し、二面幅にガタを設けて揺動許容する構 造としていたため、六角面のヘタリを考慮して二面幅のガタを小さく設定してお り、その結果大きな揺動角に対応できないなどの不具合があった。また六角面を 精度よく製作しなければならないため、コストも高いなどの不具合もあった。こ の考案は上記欠点を改善する目的でなされたもので、大きな揺動角が得られ、か つ製作も容易な高トルク用ユニバーサルジョイントを提供しようとするものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、動力を伝達する一対の軸の間を揺動自 在に連結するジョイント本体をメス部材とオス部材より形成し、オス部材には互 いに平行する二面と、これら二面と直角な円筒面を有するほぼ四角形状の嵌合凸 部を形成し、またメス部材には上記オス部材の嵌合凸部が嵌合するほぼ同形状の 嵌合凹部を形成したものである。
【0007】
【作用】
上記構成により嵌合凹部及び嵌合凸部により高トルクの伝達が可能になると共 に、円筒面により揺動を許容するため、大きな揺動角が得られるようになる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図14に示す図面を参照して詳述する。図に おいて1はジョイント本体で、互いに接続すべき軸側に形成されたメス部材2と 、これらメス部材2の間に嵌合されて軸間を接続するオス部材3よりなる。なお 上記軸としては高トルクを伝達する必要のある例えば小口径管推進機のスクリュ ウ軸などであるが、勿論スクリュウ軸に限定されるものではない。上記メス部材 2は図3に示すように円筒状をなしていて、開口部の内周面に後述するOリング 4の摺動面2aが形成され、その奥側に正方形状の嵌合凹部2bが形成されてい て、嵌合凹部2bの角部は小円弧状となっていると共に、嵌合凹部2bの互いに 対向する面に一対のピン孔2cが穿設されている。
【0009】 一方上記オス部材3は図5に示すように、軸状をなしていて、中間部に二条の 環状溝3aが形成され、これら環状溝3aに上記Oリング4が嵌合されている。 また上記オス部材3の両端は上記メス部材2の嵌合凹部2bに嵌入する正方形状 の嵌合凸部3bが形成されている。
【0010】 これら嵌合凸部3bの角部は図5に示すように面取りされていて、これら嵌合 凸部3b をメス部材2の嵌合凹部2bへ嵌合した際ピン孔2cと合致する位置に 、該ピン孔2c より大径なピン孔3cが穿設されている。また上記嵌合凸部3b のピン孔3cが穿設された二面3dは図に示すように互いに平行するようになっ ていると共に、これら二面3dと直角な面3eは図8に示すように一部がピン孔 3cの中心Oを中心とした円筒面3fと、先端側へ低く傾斜する傾斜面3gとよ り形成されている。
【0011】 次に作用を説明すると、上記ユニバーサルジョイントは図1に示すように組み 立てられ、ピン孔2c、3cに図2に示すように挿通されたボルト5によってメ ス部材2とオス部材3が分離するのを防止しており、このときメス部材2のピン 孔2cはボルト5の外径よりやや大きく、そしてオス部材3のピン孔3cはボル ト5の外径より十分大きく設定されている。
【0012】 上記のように組み立てることにより、軸の一方より伝達された高トルクの動力 は、一方のメス部材2よりオス部材3を介して他方のメス部材2へ伝達され、さ らに他方の軸へ伝達されるようになる。すなわち軸が図15に示すような小口径 管推進機のスクリュウ軸e の場合、高トルクの動力をカッタヘッドcへ伝達して 、カッタヘッドcを強力に回転することができる。一方掘削方向を修正すべくカ ッタヘッドcが例えば下方向へ揺動された場合、これに追従してカッタヘッドc 側のスクリュウ軸eも揺動する。
【0013】 これによってメス部材2が図9に示すように嵌合凸部3bに沿って回動するこ とによりスクリュウ軸eの揺動を許容すると同時に、メス部材2の嵌合凹部2b とオス部材3の嵌合凸部3bの嵌合状態を保持するため、高トルクの伝達も引き 続き可能となる。またこのときOリング4がメス部材2の摺動面2a を摺動しな がら、揺動側は圧縮され、反対側は膨張されるが、シール状態を維持するため、 土砂などが侵入するのを防止することができると共に、小口径管の埋設が終了し て回収する場合はボルト5を抜き出すことにより簡単に分解することができる。 なお図10は上記ユニバーサルジョイントの作用を示す概念図で、オス部材3の 嵌合凸部3bが互いに平行する二面3dと円筒面3fより構成されていることを 示す。また図11ないし図14は揺動した場合の動力伝達状況を示す。
【0014】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように、オス部材に互いに平行する二面と円筒面を有 する嵌合凸部を形成して、この嵌合凸部にメス部材の嵌合凹部を嵌合したもので 、互いに平行する二面でトルクを伝達するため、トルク伝達方向にほとんどガタ を必要とせず、高効率でトルクの伝達が可能になる。また円筒面で揺動を可能と するため従来のガタにて揺動を可能にするものに比べて大きな揺動角が得られる ようになると共に、嵌合凹部及び嵌合凸部が四角形状となるため、従来の六角形 状のものに比べて製作が容易で安価に提供できるようになる。しかも嵌合凹部及 び嵌合凸部を四角形としたことから、六角形のものに比べて角部の小円弧が大き くでき、これによって角部に応力が集中するのを防止できるため、耐久性も向上 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるユニバーサルジョイ
ントの断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】メス部材の斜視図である。
【図4】メス部材の正面図である。
【図5】オス部材の斜視図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】使用状態の説明図である。
【図10】ユニバーサルジョイントの概念図である。
【図11】揺動時の効力伝達状況を示す作用図である。
【図12】同作用図である。
【図13】同作用図である。
【図14】同作用図である。
【図15】ユニバーサルジョイントが使用されている小
口径管推進機の説明図である。
【符号の説明】
2 メス部材 2b 嵌合部 3 オス部材 3b 嵌合部 3d 二面 3f 円筒面 4 Oリング 5 ボルト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力を伝達する一対の軸の間を揺動自在に
    連結するジョイント本体1をメス部材2とオス部材3よ
    り形成し、オス歩部材3には互いに平行する二面3dと
    これら二面3dと直角な円筒面3fを有するほぼ四角形
    状の嵌合凸部3bを形成し、またメス部材2には上記オ
    ス部材3の嵌合凸部3bが嵌合するほぼ同形状の嵌合凹
    部2bを形成してなる高トルク用ユニバーサルジョイン
    ト。
  2. 【請求項2】ボルト5によりメス部材2とオス部材3の
    間を揺動自在に結合することにより、メス部材2とオス
    部材3が分離しないようにしてなる請求項1記載のユニ
    バーサルジョイント。
  3. 【請求項3】オス部材3側に設けたOリング4をメス部
    材2の開口部内周面に圧着して土砂などの侵入を防止し
    てなる請求項1記載のユニバーサルジョイント。
JP3953491U 1991-05-01 1991-05-01 高トルク用ユニバーサルジヨイント Pending JPH04126027U (ja)

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JP3953491U JPH04126027U (ja) 1991-05-01 1991-05-01 高トルク用ユニバーサルジヨイント

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JP3953491U Pending JPH04126027U (ja) 1991-05-01 1991-05-01 高トルク用ユニバーサルジヨイント

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151456A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Shiroyama Juki:Kk 建築物基礎杭打工法とそれに用いる鋼管杭
JP2010523845A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 トラクト−テヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ピンを有するリンク継手

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4524714Y1 (ja) * 1964-06-13 1970-09-28

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