JPH04126018A - 花卉類の部分的包袋方法およびそのための包袋用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、切揃えた花卉類数本ないし十数本の如き適
数のものの集群の切揃え端末を含む、かなりの長さにわ
たる端末部を、当該植物給養用の水プールを具備させで
あるにも拘らず、横倒し、逆様保持の状態で運送ないし
は陣列しても、外部に漏水するおそれを実質的に絶無に
する部分包袋方法ならび（、それに使用される主材料の
改良にかんする。

従来の技術 従来では、たとえば切花を数本ないし２０本のような多
数本を展示とか、運搬とかするばあいには、切口端部を
ほぼ揃えたのち、綿とかガーゼに充分に水を含ませてそ
こを覆い、必要があればその上から、ざらに被いをかぶ
せる程度のことしか出来なかった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来技術では、保水量がきわ
めて小さいので、切花類を給養しうる時間がきわめて短
く、短時間のうちしか植物に水をやれないので、取扱い
中に早期に枯れたり、萎れたりすることが多かった。

仮に、植物に対する給養のために水溜め部を設けたとし
ても、花束類を横に倒しただけでも名木の草木とか、花
木の間とかの隙間を通して、すぐさま大量の水か流出し
て、辺りを汚したり、水浸しにしてしまうことか多く、
実用に供することかできなかった。

従来技術における問題点を解決するための手段上記のよ
うな欠点を解決するため、この発明によれば、花卉類の
切揃え端末部をその端部からヤヤ上方に離れた部分にお
いて粗縛し、次に外面は防水性を持った合成樹脂シート
、内面は不＃＆布層からなる二層材より成る包袋物で包
み、内部には外部からの給水により小さな給水プールを
形成させ、上記の粗縛部を含む帯域においては、包袋物
と花卉束との間ならびに花弁多本間の間隙部には吸水性
ポリマの吸水したゼリー状物で充満させることによって
漏水バッファーを形成させ、最後に前記粗縛部に当る個
所を上記の包袋物の外側から紐またはガムテープの如き
緊縛手段で緊縛して、上記の給水プールから花卉類に常
時、所要の給水を行うとともに、花卉類全体を横に倒し
ても、あるいは逆様にしても、外部への漏水が防止でき
るようにしたことを特徴とする花卉類の部分的包袋方法
か提案される。

ざらに、本発明の花卉類の部分的包袋方法においては、
吸水性ポリマに対する給水が上記の給水プールより二重
包袋物内面の不Ｒ布層を介してなされてゼリー状の上記
バッファーが形成されるようになされる。

また、上記の粗縛材料として、紐もしくはゴム紐を使用
するときわめて好適である。

さらに、上記の部分的包袋方法に対する、きわめて重要
な主要材料としては、外面は防水性を持った合成樹脂シ
ート、内面は不織Ｉｌｌから成る二層材より成る包袋物
の不織布層の適宜位置にストリップ状の吸水性ポリマ原
料の一部分を、貼着あるいは接着などの手段によって固
着させて成る部分的包袋物形成材料を発明として挙げる
ことができる。

実施例 以下に、図面に例示したこの発明の好適な実施例につい
て詳細に説明する。

第１図において数本の柁Ａ１０は、ゴム紐とが撚り糸な
どから成る線状の粗縛材料］１（第１図および第２図参
照）によって、花卉１０の切り揃え端末１０Ａよりかな
り上方に距った予備的結束帯１０Ｂのところで結束され
ている。ただし、切り揃え端末１０Ａは事実上はぼ揃っ
ておればよく、ひとつの仮想横断面（図示せず）上に正
しく位置すること迄は必要ではなく、かなり凹凸を表わ
していてよい。

名木の茫弁１０と１０との間の本来空隙てあっれた状態
で形成されている（とくに第２図参照）。

１３は防水兼通水シートで、その詳細は第３図にボした
ように、第１図に示した袋物の状態で見たときの外層１
３ａは、塩ビとか、ポリエチレンあるいはスチロールな
どのような強じん、かつ充分な防水性を持った合成樹脂
シートより成り、また、その内留は不織布１３ｂより成
る両者を接着、熱圧着なとの方法により構造のものから
成る。

１４は外部からの給水（こよって形成された給水プール
であって、花弁１０の根元部を浸していて、花弁１０に
対する給養水か切揃え端末１０Ａのところから吸水でき
るようになっている。

１５は紐または粘着テープのような緊縛手段であって、
束ねて細くなった首状の部分１５−を形成している。

第４図に符号１６で示したものは、ストリップ状ないし
はシート状をなす吸水性ポリマの、使用前における原材
料であり、その一部、とくに適当なのはほぼ中央部１６
ａにより、包袋物の材料を適所（貼着されている。

そこで、前記のように、給水プール１４を形成する花弁
１０を包袋すると、毛細血管作用により水が内面の不織
布内層１３ｂを伝って上方へ移行し、それによって、第
４図に示したようなストリップ状の吸水性ポリマはゼリ
ー状の封塞物となって、花卉間ならびに花舟束とシート
１３との問を封塞する。したかつて、このように形成し
た包袋物をそなえた花弁群は前記の首部１０Ｂの個所に
おける空隙スペース１２が漏水不可能に填隙・封塞され
、花卉類を横に倒しても、あるいは輸送中などに仮に逆
様になったとしても給水プール１４から包帯袋物の外に
流出するおそれが絶無である。

ることがない。なお、吸水性ボリア１６のストリップ状
原料は第４図に破線つきの符号１６ｂで示しであるよう
に全周にわたる角、または丸形などにしておいてもよい
。

したがって、前記の構造をそなえた根元部ないし切揃え
端部を水プール付で、しかも不織布を給養水の水通路と
するような態様で包袋し、かつ、それにも拘らず、独特
の漏水防止構造部をそなえた本発明による花弁類の部分
的包袋構造を使用すれば、発明所期の作用効果を充分に
達成することができる。なおシート１３は正方形ないし
矩形のものではなくて、外周か円形、花形その他のデザ
インつきのものであってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法８具体化した好適な１実施例の部
分断面つきの立面図、第２図は粗縛および緊縛きるべき
花卉類首部の略図断面的な説明図、第３図は通水兼防水
シートの略図的かつ縮小された平面図、第４図は内面の
一部を削除して示した通水兼漏水防止用のシートを示し
た平面図である。 これらの図において、 １０・・・花　升。 １１・−・粗縛材料。 １０Ａ・・・切揃え端末。 １３・・・シート。 １３ａ・・・外　層。　　１３ｂ・・・不織布。 １４・・・給水プール。 １５・・・緊縛手段。 １５−・・・首状の部分。 １６・・・吸水性ポリマの原材料。 ｄ隼Ｆ″２年り月 ｑ ■

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）花卉類の切揃え端末部をその端部からやや上方に
   離れた部分において粗縛し、次に外面は防水性を持った
   合成樹脂シート、内面は不織布層からなる二層材より成
   る包袋物で包み、内部には外部からの給水により小さな
   給水プールを形成させ、上記の粗縛部を含む帯域におい
   ては、包袋物と花卉束との間ならびに花卉各本間の間隙
   部には吸水性ポリマの吸水したゼリー状物で充満させる
   ことによって漏水バッファーを形成させ、最後に前記粗
   縛部に当る個所を上記の包袋物の外側から紐またはガム
   テープの如き緊縛手段で緊縛して、上記の給水プールか
   ら花卉類に常時、所要の給水を行うとともに、花卉類全
   体を横に倒しても、あるいは逆様にしても、外部への漏
   水が防止できるようにしたことを特徴とする花卉類の部
   分的包袋方法。
2. （２）吸水性ポリマに対する給水が上記の給水プールよ
   り二重包袋物内面の不織布層を介してなされてゼリー状
   の上記バッファーが形成されるようにした特許請求の範
   囲第１項に記載の花卉類の部分的包袋方法。
3. （３）粗縛材料として、紐もしくはゴム紐を使用するこ
   とから成る特許請求の範囲第１項に記載の花卉類の部分
   的包袋方法。
4. （４）外面は防水性を持った合成樹脂シート、内面は不
   織布層から成る二層材より成る包袋物の不織布層の適宜
   位置にストリップ状の吸水性ポリマ原料の一部分を貼着
   あるいは接着などの手段によって固着させて成る部分的
   包袋物形成材料。