JPH04124989A - 磁気録画装置および磁気録画再生装置 - Google Patents

磁気録画装置および磁気録画再生装置

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JPH04124989A
JPH04124989A JP2243739A JP24373990A JPH04124989A JP H04124989 A JPH04124989 A JP H04124989A JP 2243739 A JP2243739 A JP 2243739A JP 24373990 A JP24373990 A JP 24373990A JP H04124989 A JPH04124989 A JP H04124989A
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JP
Japan
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signal
circuit
luminance
chromaticity
time
Prior art date
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Pending
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JP2243739A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yoshioka
厚 吉岡
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Iwao Ayusawa
鮎澤 巖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ヘリカルスキャン方式であって、ヘッドドラ
ムを小径化して小形、軽量化した磁気録画装置および磁
気録画再生装置に関する。
[従来の技術] カメラ一体形VTRのような小形、軽量化を要求される
VTRでは、この小形、軽量化の手段として、回転ヘッ
ドドラムの小径化が行われる。もちろん、この場合でも
、VTRの規格を満たした記録パターンが磁気テープに
形成されることが、基本的な設計条件である。
特公昭60−51306号公報では、現行2ヘツド、磁
気テープ180度巻付形VTRの規格を満足した記録パ
ターンを、直径が従来の約半分の回転ヘッドドラムを用
いて形成する方法が開示される。
すなわち、アジマス角の異なる2つのヘッドを極く近接
して1対のみ取付け(かかる1対のヘッドは、通常、ダ
ブルアジマスヘッドをなしている)、ヘッドドラムの回
転数を通常の2倍(1フィールド期間に1回転)とする
ことで実現している。磁気テープを回転ヘッドドラムに
360度巻付けるようにすれば、その直径を従来の17
2倍にすることができるが、実際には、巻付は角を30
0〜330度程度とすることが限度であるため、約37
5倍程度となる。また、このため、1フィールド毎に僅
かの期間記録再生できない期間があるため、カメラの走
査方法を通常の放送規格とは異ならせることで対応して
いる。
しかし、この方法では、特殊なカメラが必要となる上、
放送信号などの外部信号を記録することはできない。
特開平1−270467号公報には、以上の点に鑑み、
8ミリビデオを同様の手段で小形化する方法を開示して
いる。すなわち、8ミリビデオの規格に従った輝度FM
変調信号、低域変換色度信号、音声FM変調信号を全て
加算した後、半導体メモリにより、1フィールド期間単
位で時間軸圧縮して記録するものであって、通常の放送
規格の信号を8ミリビデオ規格によって記録したときと
同じ記録パターンが得られるようにしている。再生時に
は、ビデオヘッドの出力信号を記録時とは逆の動作で時
間軸伸長し、自己録再の動作も可能にしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、VTRでは、再生に際し、特殊効果が得られ
るようにするなどして多機能化が図られている。この特
殊効果としては、映像に関するものばかりではなく、音
声についても配慮されている。その−例としては、たと
えば特開昭61−296568号公報に記載されるよう
に、音声信号の時間軸圧縮用としてのBBDのようなア
ナログタイプの可変遅延器からなるメモリにより、エコ
ー効果が得られるようにしている。
しかしながら、上記特開平1−270467号公報に開
示される技術においては、輝度信号、色度信号、音声信
号を全て加算してから時間軸の圧縮、伸長を行なうもの
であるから、時間軸圧縮、伸長手段でのメモリを用いて
映像のみの、あるいは音声のみの特殊効果を得ることは
不可能であり、このために、この特殊効果を得ることが
できるようにしようとすると、これ専用の高価なメモリ
手段が必要となる。
また、上記特開平1−270467号公報に記載の技術
では、輝度FM変調信号や低域変換色度信号、音声FM
変調信号を加算して時間軸の圧縮、伸長を行なうため、
時間軸圧縮、伸長手段においては、標本化に際して高い
周波数のクロックが必要となるし、メモリも大きな記憶
容量で高価なものを使用しなければならない。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、時間軸圧縮、伸
長手段の機能を高めることができるようにし、かつ該手
段の配置を最適化した磁気録画装置および磁気録画再生
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために1本発明による磁気録画装置
は、AGC回路でレベルが一定とされた輝度信号を輝度
FM変調信号にする輝度記録処理系で、少なくとも同期
分離回路への分岐点とFM変調回路との間に輝度信号を
1フィールド単位で時間軸圧縮する第1の時間軸圧縮回
路を設け、入力色度信号を低域変換色度信号にする色度
記録処理系で、低域変換のための周波数変換回路の後段
に色度信号を1フィールド単位で時間軸圧縮する第2の
時間軸圧縮回路を設け、入力音声信号を音声FM変調信
号にする音声記録処理系で、ノイズリダクションのため
の振幅圧縮回路とFM変調回路との間に第3の時間軸圧
縮回路を設ける。
また、本発明による磁気録画再生装置は、1フィールド
単位で時間軸圧縮されて再生される輝度FM変調信号の
再生処理系では、該輝度FM変調信号を復調するFM復
調器の後段に輝度信号を時間軸伸長する第1の時間軸伸
長回路を設け、1フィールド単位で時間軸圧縮されて再
生される低域変換色度信号の再生処理系では、該低域変
換色度信号を高域に変換する周波数変換回路の前段に該
低域変換色度信号を時間軸伸長する第2の時間軸伸長回
路を設け、1フィールド期間に等しい時間長単位で時間
軸圧縮されて再生される音声FM変調信号の音声再生処
理系では、該音声FM変調信号を復調するFM復調器の
後段に復調された音声信号を時間軸伸長する第3の時間
軸伸長回路を設ける。
[作用コ 従来技術に対して回路の誤動作や設計変更をまねくこと
なく、所期の圧縮伸長動作が行なわれ、量子化ノイズに
対するS/Nの劣化も防止できるし、時間軸圧縮、伸長
回路でのメモリの容量を必要最小限にすることができる
。音声信号の時間軸圧縮回路では、必要とする量子化ビ
ット数を6ビツト程度にまで低減できる。
また、輝度信号、色度信号、音声信号は夫々側々に時間
軸圧縮、伸長されるので、そのメモリを利用し、各信号
毎に特殊効果やドロップアウト補償のための処理が可能
となり、たとえば音声のエコー効果が簡単に得られるよ
うになる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気録画装置の一実施例を示すブ
ロック図であって、1.2A、2B、3は入力端子、4
.5A、5B、6は出力端子、7はスイッチ、8はAG
C(自動利得制御)回路、9.10はスイッチ、11は
Y/C分離(輝度7色度分1M)回路、12は加算器、
13はスイッチ。
14はLPF (ローパスフィルタ)、15はクランプ
回路、16は同期分離回路、17はAGC検波回路、1
8は時間軸圧縮回路、19はノンリニアエンファシス回
路、2oはリニアエンファシス回路、21はFM変調器
、22はHPF (バイパスフィルタ)、23はスイッ
チ、24はBRF(バンドパスフィルタ)、25は色度
信号変換処理回路、26はLPF、27は時間軸圧縮回
路、28は記録のノイズリダクション回路、29はLP
F、30は時間軸圧縮回路、31はFM変調器、32は
BPF、33はパイロット発生回路、34は加算器、3
5は記録増幅器、36はスイッチ、37はタックパルス
発生器、38A、38Bはビデオヘッド、39は磁気テ
ープである。
また、第2図は回転ヘッドドラムの近傍を示す平面図で
あって、4oは回転ヘッドドラム、41A、41Bは傾
斜ピンであり、第1図に対応する部分には同一符号をつ
けている。
まず、第2図により、回転ヘッドドラムの近傍について
説明する。
同図において、回転ヘッドドラム40は、放送規格の1
フィールド期間毎に1回転する。この回転ヘッドドラム
40上には、互いにアジマス角が異なるビデオヘッド3
8A、38Bが極く近接し、回転ヘッドドラム40の面
に関して同じ高さ位置に取り付けられている。ここで、
8ミリビデオの場合、ビデオヘッド38A、38Bのア
ジマス角は夫#+10”  −10”であり、VH3方
式の場合、夫々+6° −6°である。磁気テープ39
は傾斜ビン41−A、41Bによって位1!*制され、
回転ヘッドドラム40の周囲はぼ全周にわたって巻付け
られて走行するが、完全に360°にわたって巻付けら
れるのは困難であって、図中の回転角αだけは空隙があ
る。この空隙部分をビデオヘッド38A、38Bが通る
ときは、記録再生ができない。
次に、第1図について説明する。
入力端子1からはコンポジット映像信号が入力される。
入力端子2A、2Bはコンポーネント映像信号を入力す
るためのものであって対になっており、入力端子2Aか
らはその輝度信号が、入力端子2Bからは455/ 2
 f R(f R=4500/ 286 k Hz −
:水平同期周波数)の周波数の副搬送波を直交二相変調
した色度信号が夫々入力される。また、入力端子3から
は音声信号が入力される。
コンポジット映像信号を入力するときには、スイッチ7
.10,13.23をa側に、スイッチ9をC側に夫々
閉じ、コンポーネント映像信号を入力するときには、こ
れらスイッチ7.10,13゜23をb側に閉じ、スイ
ッチ9は、入力輝度信号がAGC回路8を通るようにす
るか否かに応じてC側もしくはd側に閉じる。
コンポジット映像信号の入力の場合には、入力端子1か
ら入力されたコンポジット信号が、スイッチ7を通り、
AGC回路8でその輝度信号がレベル一定とされた後、
スイッチ9を介してY/C分離回路11に供給される。
Y/C分離回路11ではコンポジット映像信号が輝度信
号Yと色度信号Cとに分割され、輝度信号Yはスイッチ
13を介してLPF14に、色度信号Cはスイッチ23
を介してBPF24に夫々供給される。
また、コンポーネント映像信号の入力の場合には、入力
端子2Aから入力された輝度信号が、スイッチ9がC側
に閉じているときには、AGC回路8でレベル一定とさ
れてスイッチ9,13を介し、スイッチ9がd側に閉じ
ているときには、そのままスイッチ9,13を介し、夫
々LPF14に供給される。入力端子2Bから入力され
た色度信号が、スイッチ23を介し、BPF24に供給
される。
以上のように、入力信号がコンポジット映像信号、コン
ポーネント映像信号のいずれであっても、スイッチ13
からは輝度信号Yが、スイッチ23からは色度信号Cが
夫々出力される。
なお、コンポジット映像信号の入力時には、AGC回路
8から出力されるコンポジット映像信号が、スイッチ1
0を介して、出力端子4から出力され、また、スイッチ
13から得られる輝度信号Yが出力端子5Aから、スイ
ッチ23から出力される色度信号Cが出力端子5Bがら
夫々出力される。コンポーネント映像信号の入力時には
、出力端子5A、5Bから出力される輝度信号Y、色度
信号Cは上記と同様であるが、さらに、これら輝度信号
Yと色度信号Cとは加算器12で加算されてコンポジッ
ト映像信号となり、スイッチ10を介して出力端子4か
ら出力される。
このように、コンポジット映像信号、コンポーネント映
像信号のいずれが入力されても、出力端子4からコンポ
ジット映像信号が、出力端子5A。
5Bからコンポーネント映像信号が夫々出力される。
ここで、この実施例をカメラ一体形の磁気録画装置とす
ると、通常、入力端子2A、2Bから入力されるコンポ
ーネント映像信号はビデオカメラ(図示せず)の出力信
号であり、入力端子1から出力されるコンポジット映像
信号は受信された放送信号である。
そこで、出力端子4から出力されるコンポジット映像信
号をテレビジョン受像機(図示せず)に供給することに
より、また、出力端子5A、5Bから出力されるコンポ
ーネント映像信号をビデオカメラのビューファインダ(
図示せず)に供給することにより、入力映像信号の画像
をモニタすることができ、録画時には、録画画像をモニ
タすることができる。但し、テレビジョン受像機やビュ
ーファインダに供給する映像信号は上記のものに限られ
るものではなく、いずれもコンポジット映像信号、コン
ポーネント信号のいずれが一方が供給されるようにすれ
ばよい。
入力端子2A、2Bから入力されるコンポーネント映像
信号が、他のVTRやビデオディスク装置などから出力
された映像信号であって、これを記録するとき利得制御
が必要なときには、スイッチ9をC側に閉じ、輝度信号
Yのレベルを一定とする。
スイッチ13から出力される輝度信号Yは、LPF14
でその帯域が制限され、クランプ回路15と同期分離回
路16とに供給される。ここで、LPF14は後述する
時間軸圧縮回路18を構成するディジタル回路のスプリ
アスの発生を防止するための帯域制限用ブリフィルタと
しても作用する。
同期分離回路16では、輝度信号Yから同期パルスが分
離され、そのタイミングで5クランプ回路15では、輝
度信号Yが、その同期信号の先端が一定レベルになるよ
うにクランプされる。クランプ回路15の出力輝度信号
は時間軸圧縮回路18とAGC検波回路17に供給され
る。AGC検波回路17では、同期分離回路16からの
同期パルスのタイミングでクランプ回路15からの輝度
信号のレベルが検出され、その検出レベルに基づいて、
通常はクランプ回路15から出力される輝度信号での同
期信号の先端レベルが常に一定となるように、AGC回
路8の利得が制御される。
一方、時間軸圧縮回路18においては、入力された輝度
信号が、そのフィールド周期を一定に保ったまま1フィ
ールド期間毎、時間軸圧縮される。
ここで、第2図に示したように、磁気テープ39が回転
ヘッドドラム4oの周囲(360°−α°)にわたって
巻きついて走行し、回転ヘッドドラム4oが映像信号の
1フィールド期間に1回転するとすると、磁気テープ3
9上に少なくとVTR1格や8ミリビデオ規格に合致し
た記録パターンを形成するためには、回転ヘッドドラム
40が1回転する毎に(360°−α°)回転する期間
ずつビデオヘッド38A、38Bが交互に、1フィール
ド分の映像信号を記録しなければならない。このために
は、映像信号は、フィールド周期が変わることなく、1
フィールド毎に36°−α” /360”倍に時間軸圧
縮されなければならない。
第1図において、時間軸圧縮回路18はこのように供給
された輝度信号を時間軸圧縮するものである。
時間軸圧縮回路18から出力される輝度信号はノンリニ
アエンファシス回路19に供給される。
ここでは、輝度信号が、その高周波の微少レベルの信号
成分が大振幅の信号成分に比べて相対的に強調されるよ
うに処理される。ノンリニアエンファシス回路19で処
理された輝度信号はリニアエンファシス回路20に供給
され、レベルに関係なく一様に高周波の信号成分を強調
する処理がなされるにれらエンファシス回路19.20
は、再生時でのS/N改善のためのものであることは衆
知のとおりである。
リニアエンファシス回路20から出力される輝度信号は
FM変調器21で変調されて輝度FM変調信号となり、
HPF22で低域(およそ1.5MHz以下)の成分が
除去されて加算器34に供給される。
なお、時間軸圧縮回路18から出力される輝度信号は元
の輝度信号に対して周波数軸が360”/360°−α
0だけシフトされているので、従来規格の記録パターン
を満足させるためには、エンファシス回路19.20の
時定数やFM変調器21のFM搬送周波数などをその全
従来の規格よりも高周波側に移す必要がある。
一方、スイッチ23から出力される色度信号Cは、BP
F24で帯域外成分が除去された後、色度信号変換処理
回路25に供給され、8ミリビデオ規格に基づく帯域変
換処理がなされる。即ち。
バーストレベルを一定とするACC(自動クロマ制御)
処理、バーストを6dB振幅強調するバーストエンファ
シス処理、同期パルスとタックパルス発生器37からの
アジマス角が異なるビデオヘッド38A、38Bのいず
れが磁気テープ39での記録をおこなうかを示すタック
パルスをもとに規格に従って1水平走査期間毎の位相回
転をしながら周波数を規格に基づいて変換する低域変換
処理、副搬送波に対し側帯波を強調するノンリニアなり
ロマエンファシス処理の過程を経る(しかし、これら処
理の順序は若干上記と異なることもある)。
色度信号変換処理回路25から出力される低域変換色度
信号は、LPF26で帯域外の不要成分が除去された後
、時間軸圧縮回路27に供給されて時間軸圧縮回路18
での輝度信号と同様のタイミングで時間軸圧縮処理がな
され、加算器34に供給される。
なお、LPF26も時間軸圧縮回路27を構成するディ
ジタル回路のブリフィルタとしても作用する。また1時
間軸圧縮回路27から出力される低域変換色度信号の色
副搬送波周波数は、時間軸圧縮された分、従来規格での
色副搬送波周波数よりも高くなっている。
マイクロフォンなどから発生される音声信号は入力端子
3から入力される。この音声信号はそのまま出力端子6
から出力され、記録中の音声を外部でモニタできるよう
にする。
この音声信号は、また、再生系に設けられているノイズ
リダクション回路とは逆特性の記録のノイズリダクショ
ン回路28で微少レベルの信号成分が強調され、LPF
29で帯域外成分が除去された後、時間軸圧縮回路30
に供給され、輝度信号の時間軸圧縮回路18と同様のタ
イミングで1フィールド期間に等しい時間長毎に時間軸
圧縮処理される。時間軸が圧縮した音声信号は、FM変
調器31で規格の搬送周波数の360@/(360”−
6m)倍の周波数の搬送波の音声FM変調信号となる。
この音声FM変調信号はBPF32で帯域外成分が除去
されて加算器34に供給される。
一方、パイロット信号発生器33では、タックパルス発
生器37からのタックパルスをもとに、再生時のトラッ
キング制御のためのパイロット信号が発生される。8ミ
リビデオの規格によれば、このパイロット信号の周波数
はf 1(375158・f、)、f2(378150
・f□)、f、 (378/36・f 、l)、 f 
−(378/40・f9)の順で周波数が1フィールド
毎に変化して巡回する。周波数f工lf3のパイロット
信号は+アジマスのビデオヘッドで、また、周波数f2
1f4のパイロット信号は一アジマスのビデオヘッドで
夫々記録される。この実施例でのパイロット信号の周波
数は、上記夫々の周波数の360°/(360°−α°
)倍であり、これらパイロット信号は加算器34に供給
される。
加算器34から出力される輝度FM変調信号、低域変換
色度信号、音声FM変調信号およびパイロット信号の合
成信号は、記録増幅器35で増幅された後、タックパル
ス発生器37からのタックパルスをもとに1フィールド
毎に切換わるスイッチ36により、1フィールド毎に交
互にビデオヘッド38A、38Bに供給され、磁気テー
プ39に記録される。
このようにして、磁気テープ39上には、8ミリビデオ
の規格に従った記録パターンが形成される。
次に、時間軸圧縮回路18.27.30の挿入位置につ
いて説明する。これらは1フィールド毎の前記したよう
な時間軸圧縮動作をすればよいので、回路システムのど
こに挿入しても良いかのように思える。しかし、上記し
たような位置に挿入したことには、次のような独自の理
由がある。
まず、輝度信号に対する時間軸圧縮回路18について説
明する。その挿入位置は次のように設定されなければな
らない。
(1)出力端子4.5A、5Bへの分岐点以降(第1図
では、LPF14以降)であること。そうでない場合に
は、外部機器へ送る映像信号の時間軸が変わってしまう
(2)クランプ回路15の出力端子以降であること。ク
ランプ回路15が動作するためには、少なくも同期分離
回路16の入力輝度信号とクランプ回路15の入力輝度
信号の時間軸は合っていなければならない。時間軸圧縮
回路18をLPF14の出力端子に接続し、時間軸圧縮
回路18の出力信号を同期分離回路16に供給すると、
同期分離回路16から出力される同期パルスは圧縮後の
時間軸に従ったものであり、AGC検波回路17や色度
信号変換処理回路25などは設計変更せねばならず、標
準のVTRとは異なる回路が必要となってコスト的な無
駄が生じる。
(3)FM変調器21の入力端子よりも前であること。
輝度信号をFM変調したあと時間軸圧縮しようとすれば
、量子化周波数が高くなって時間軸圧縮回路18でのメ
モリ容量が増大する。
以上の三点を基にして第1図に示した位置に時間軸圧縮
回路18を挿入している。なお、ノンリニアエンファシ
ス回路19やリニアエンファシス回路20と時間軸圧縮
回路18との配置関係については後述する。
次に、色度信号に対する時間軸圧縮回路27については
次のとおりである。
(1)ACC回路やバーストエンファシス回路の後段で
あること、これはバーストと同期分離回路16からの同
期パルスとのタイミングが合っていなければならないた
めである。
(2)周波数変換器の出力端子よりも後であること。周
波数変換器の前に時間軸圧縮回路27を設けると、周波
数変換器に供給される色度信号の副搬送波周波数が変わ
ってしまい、信号処理回路全体の設計を変更しなければ
ならず、コスト的な無駄が多い。
以上の二点に基づいて第1図に示す位置に時間軸圧縮回
路27を挿入している。
次に、音声信号に対する時間軸圧縮回路30については
次のとおりである。
(1)FM変調器31の入力端子よりも前であること。
これは輝度信号系で時間軸圧縮回路18と同様である。
(2)記録のノイズリダクション回路28の出力端子よ
りも後であること、ノイズリダクション回路28で音声
信号が圧縮されるため、必要とする量子化ビット数を低
減できる(通常では16ビツトのものが10ビツトとな
る)。
以上に基づいて第1図に示す位置に時間軸圧縮回路30
を挿入している。
パイロット信号は、基本的には、単一周波数の信号であ
るから、パイロット発生回路33での発振周波数をシフ
トすれば上記の各周波数が得られ、時間軸圧縮回路を設
けるまでもない。なお、第3図に示すように、パイロッ
ト発生回路33で8ミリビデオ規格通りの周波数のパイ
ロット信号を発生させ、これを加算器42で低域変換色
度信号に加算し、時間軸圧縮回路27で低域変換色度信
号とともに時間軸圧縮するようにしてもよい。
次に、輝度信号系での時間軸圧縮回路18の挿入位置の
他の例について説明する。
第1図では、時間軸圧縮回路18.ノンリニアエンファ
シス19、リニアエンファシス2oの順で配置されてい
るが、第4図に示すように、時間軸圧縮回路18をノン
リニアエンファシス回路19とリニアエンファシス回路
2oとの間に挿入してもよい。ここで、入力端子43に
は第1図または第3図のクランプ回路15の出力輝度信
号が供給され、出力端子44から出力される輝度信号は
、第1図または第3図のFM変調器21に供給される。
このように時間軸圧縮回路18を配置した場合の効果は
次のとおりである0時間軸圧縮回路18はメモリを用い
たディジタル回路であって、量子化に伴って、いわゆる
量子化ノイズが発生する。
このため、量子化ビット数をNとすると、このディジタ
ル回路を一度通過しただけで、輝度信号のS/Nは、同
期信号も量子化するものとすると、6 N+ 7.8 
d B (’−’/、、、)となる。映像信号は一般に
8ビツトで量子化するので、55.8 d Bとなる。
これは従来のVTR単体のS/Nより5〜10dB良好
な値ではあるが、再生側の時間軸伸長回路でも同様の量
子化ノイズが出るため、さらに3dB劣化し、時間軸圧
縮回路と時間軸伸長回路とでS/Nは52.8 dBと
なる。そこで、かかる時間軸圧縮、伸長回路をVTRに
設けると、これらを有しないVTR単体に比べて、若干
ではあるが、S/Nが劣化し、しかも、ダビングを繰り
返すとS/Nが益々劣化し、問題となる。
エンファシス回路は記録側のプリエンファシス回路と再
生側のデイエンファシス回路とからなり、これら間に生
ずるS/Nの劣化を改善するものである。リニアエンフ
ァシスはS/N改善分だけ信号の波高値も大きくするた
めに、量子化ビット数を同じとすると、量子化ノイズが
増大し、量子化ノイズを低減するといった効果はないが
、ノンリニアエンファシス回路はたとえば6 d B 
S/N改善に対し、波高値の増加は2dB程度であり、
差引き4dB量子化ノイズに対するS/Nを改善できる
。したがって、量子化ノイズに対する配慮が必要な場合
、第4図に示すように時間軸圧縮回路18を配置するこ
とは効果がある。
また、第5図のように、時間軸圧縮回路18をリニアエ
ンファシス回路20とFM変調器21(第1図、第3図
)との間に配置するようにしてもよい。この場合でも、
上記の理由により、量子化ノイズに対するS/Nは第4
図の場合と同様である。
上記と同様に、色度信号系の時間軸圧縮回路27の挿入
位置についても、色度信号変換処理回路25におけるク
ロマエンファシス回路はやはり一種のノンリニアエンフ
ァシス回路であるから、第1図。
第3図においては、時間軸圧縮回路27がクロマエンフ
ァシス回路の後段にあることにより、量子化ノイズに対
するS/N改善の効果がある。
音声系での時間軸圧縮回路30についても同様であって
、ノイズリダクション回路28の後段に時間軸圧縮回路
3oが位置することには同様の意味がある。
第6図は本発明による磁気録画装置のさらに他の実施例
を示すブロック図であって、45A、45Bは入力端子
、46A、46Bはスイッチ、47A、47BはLPF
、48はデコーダ、49は記録エンコーダ、50は外部
出力エンコーダ、51はスイッチ、52はバーストエン
ファシス回路、53はクロマエンファシス回路であり、
第1図に対応する部分には同一符号をつけて重複する説
明を省略する。
この実施例は、第1図に示した実施例に対し、ビデオカ
メラなどから2つのベースバンドの色差信号も入力でき
るようにするとともに、低域変換色度信号の生成手段を
異ならせたものである。
第6図において、入力端子45A、45Bからたとえば
ビデオカメラから出力されるベースバンドの色差信号(
R−Y、B−Y)が入力される。
これら色差信号を記録する場合には、スイッチ46A、
46B、51はX側に閉じ、入力端子1,2A、2Bか
ら入力される映像信号を記録する場合には、スイッチ4
6A、46B、51はY(I!Iに閉じる。したがって
、入力端子45A、45Bから入力された2つの色差信
号と入力端子2Aからの輝度信号を記録する場合には、
これら2つの色差信号はスイッチ46A、46Bを介し
てLPF47A、47Bに供給される。また、入力端子
1から入力されるコンポジット映像信号もしくは入力端
子2A、2Bから入力されるコンポーネント映像信号が
記録されるときには、第1図に示した実施例と同様に、
スイッチ23から出力される色度信号はBPF24を通
るが、さらにデコーダ48に供給されて2つのベースバ
ンドの色差信号に分離され、夫々スイッチ46A、46
Bを介してLPF47A、47Bに供給される。したが
って、いずれの場合も、LPF47A、47Bから帯域
制限されたベースバンドの色差信号が出力される。
LPF47A、47Bから出力される色差信号は記録エ
ンコーダ49と外部出力エンコーダ5゜に供給される。
外部出力エンコーダ5oはこれら色差信号が放送規格に
合うようにエンコードされて色度信号が生成され、スイ
ッチ51がX側に閉じている場合、このスイッチ51を
介して外部のモニタなどへ送られる。スイッチ51がY
側に閉じている場合には、スイッチ23からの色度信号
がスイッチ51を介してモニタなどに送られる。
記録エンコーダ49では、同期分離回路16からの同期
パルスとタックパルス発生器37からのタックパルスを
もとに、2つの色差信号がVTRの記録規格に基づく位
相回転を伴った副搬送波直交二相変調の低域変換色度信
号にエンコードされる。この低域変換色度信号はバース
トエンファシス回路52およびクロマエンファシス回路
53で処理され、さらにLPF26を通って時間軸圧縮
回路27に供給される。
この実施例においても、クロマエンファシス回路53の
後段に時間軸圧縮回路27が配置されているので、上記
の量子化ノイズに対するS/N改善の効果がある。しか
し、このことが特に問題でない場合には、ベースバンド
の色差信号を時間軸圧縮するようにしてもよい、この場
合には、時間軸圧縮回路27を除去し、代りに、第7図
に示すように、記録エンコーダ49と外部出力エンコー
ダ50への分岐点との間に時間軸圧縮回路54A。
54Bを挿入するとよい。
また、第4図、第5図に示したように、時間軸圧縮回路
18を配置してもよい。
次に、記録系が先に説明した実施例と同様の構成をなす
本発明による磁気録画再生装置の再生系について説明す
る。
第8図はその一実施例を示すブロック図であって、55
A、55Bは再生増幅器、56はスイッチ、57はHP
F、58はFMAGC回路、59はFM@調器、60は
ドロップアウト検出器、61はリニアデイエンファシス
回路、62はLPF、63は時間軸伸長/ドロップアウ
ト補償回路、64はノンリニアエンファシス回路、65
はノイズクリップ回路、66は加算器、67は同期分離
回路、68はLPF、69は時間軸伸長回路、70は色
度信号変換処理回路、71はくし形フィルタ、72はB
PF、73はFMAGC回路、74はFM復調回路、7
5はドロップアウト検出器、76はLPF、77は時間
軸伸長/ドロップアウト補償回路、78は再生のノイズ
リダクション回路、79゜80.81A、81Bは出力
端子、82はBPF、83はパイロット検波器、84は
トラッキングサーボ回路であり、第1図に対応する部分
には同一符号をつけている。
第8図において、磁気テープ39からビデオヘッド38
A、38Bによって再生された信号は、各々再生増幅器
55A、55Bで増幅された後、タックパルス発生器3
7からのタックパルスによって1フィールド毎に切り換
わるスイッチ56により、連続した再生信号となる。こ
の再生信号はHPF57.LPF68.BPF72.8
2に供給される。
HPF57では、再生信号から輝度FM変調信号が抽出
される。この輝度FM変調信号はFMAGC回路58で
ビデオヘッド38A、38Bの感度差に伴う振幅のバラ
ツキが補正され、一定の振幅レベルとなされてドロップ
アウト検出器60とFM復調器59に供給される。ドロ
ップアウト検出器6oでは、ヘッド目詰りなどによる瞬
時的な輝度FM変調信号の欠落期間が検出される。元々
このドロップアウトはFM変調信号から検出するしかな
い、即ち、時間軸圧縮された状態でのドロップアウト検
出となるため、ドロップアウト補償は時間軸伸長する前
に行なわねばならない。
FM復調器59で輝度FM変調信号が復調され、ベース
バンドの輝度信号が得られる。この輝度信号は、記録系
でのリニアエンファシス回路20(第1図)とは逆特性
のリニアデイエンファシス回路61で高周波成分が振幅
圧縮されてS/Nの改善処理がなされ、LPF62でF
MI調に伴う高域での不要成分が除去された後、時間軸
伸長/ドロップアウト補償回路63に供給される。なお
、LPF62はこの時間軸伸長/ドロップアウト補償回
路63に対するブリフィルタとしても作用する。
時間軸伸長/ドロップアウト補償回路63は記録系での
時間軸圧縮回路18(第1図)とは逆の動作をし、時間
軸圧縮されている輝度信号を元の時間軸に伸長した輝度
信号とするのであるが、この時間軸伸長に先立ってドロ
ップアウトの補償を行なう。即ち、時間軸伸長/ドロッ
プアウト補償回路63でのメモリに時間軸圧縮された輝
度信号を記憶する段階でドロップアウトが検知されると
このときの書込み信号に代えてこれより1水平周期前の
信号を再度同じ場所に記憶するようにする。
時間軸伸長/ドロップアウト補償回路63から出力され
る輝度信号は、記録系でのノンリニアエンファシス回路
19(第1図)とは逆特性のノンリニアデイエンファシ
ス回路64で処理された後、さらにノイズクリップ回路
65でノイズ低域のための処理がなされる。ノイズクリ
ップ回路65としては、高域の低レベル成分を抑圧する
ベースクリップ回路、1水平期間遅延線を利用してライ
ン間の相関を用いるラインノイズキャンセル回路など衆
知のものを用いることができる。ラインノイズキャンセ
ル動作は時間軸伸長/ドロップアウト補償回路63でも
行なわせることができるが、演算が複雑となるため、こ
のように別個に設けてもよい。
ノイズクリップ回路65で処理された輝度信号は、出力
端子81Aから外部へ出力され、また、加算器66と同
期分離回路67に供給される。なお、出力端子81Aは
第1図などの出力端子5Aを切換え共用して良い。
LPF68では、再生信号から低域変換色度信号が抽出
され、時間軸伸長回路69に供給されて元の時間軸の低
域変換色度信号とされる。低域変換色度信号は色度信号
再生処理回路70に供給され、同期分離回路67で輝度
信号から分離された同期パルスとタックパルス発生器3
7からのタックパルスをもとに、放送規格に合った副搬
送波直交二相変調の色度信号に戻される。この色度信号
はくし形フィルタ71で磁気テープ39上の隣接トラッ
クからの妨害成分が除去された後、出力端子81Bから
外部へ出力され、これと同時に、加算器66にも供給さ
れる。加算器66ではノイズクリップ回路65からの輝
度信号と加算されてコンポジット信号が生成され、出力
端子80から外部へ出力される。
なお、出力端子81Bは第1図の出力端子5Bと、加算
器66は第1図の加算器12と、出力端子80は第1図
の出力端子4と夫々共用してもよい。
BPF72では、再生信号から音声FM変調信号が抽出
され、FMAGC回路73に供給されて振幅一定とされ
る。FMAGC回路73から出力される音声FM変調信
号はドロップアウト検知回路75に供給されてドロップ
アウトが検出されるとともに、FM復調器74に供給さ
れて復調され、さらに、LPF76で不要成分が除去さ
れた後。
時間軸伸長/ドロップアウト補償回路77に供給されて
元の時間軸に伸長され、また、ドロップアウト補償され
る。このときのドロップアウト補償は、輝度系でのドロ
ップアウト補償とは異なり、ドロップアウト前後の波形
近似で行なわれる。また、ビデオヘッド38A、38B
が磁気テープ39に接触しない期間(第2図のα°の期
間)の前後の継目でレベルが一致するとは限らない。こ
のために、ドロップアウト検出回路75の検出出力ある
いは回転ヘッドドラムの回転位相のタイミングをもとに
、同様の近似で補償される。時間軸伸長/ドロップアウ
ト補償回路77から出力される音声信号は第1図でのノ
イズリダクション回路28とは特性が逆の再生のノイズ
リダクション回路78でS/N改善され、出力端子79
から外部へ出力される。
なお、出力端子79は第1図の出力端子6と共用しても
よい。
BPF82では、再生信号からパイロット信号が分離さ
れ、パイロット検波器83に供給されてトラッキングエ
ラー量に応じた信号が検出される。
このパイロット検波器83の検出出力により、トラッキ
ングサーボ回路84は、トラッキングエラー量が最小と
なるように、磁気テープ39の走行を制御する。
なお、LPF62は時間軸伸長/ドロップアウト補償回
路63の、LPF68は時間軸伸長回路70の、LPF
76は時間軸伸長/ドロップアウト補償回路77の夫々
ブリフィルタとしても作用する。
先に、記録系についていくつかの変形例を挙げたが、こ
れに対応して再生系も変形が可能であることは言うまで
もない。以下、その変形例を説明する。
第8図において、輝度信号の時間軸伸長/ドロップアウ
ト補償回路63をノイズクリップ回路65の直後に配置
することが考えられるが、また、その方が、S/Nが良
好となる分、伸長動作の安定性を確保できるが、前記し
たようにラインノイズキャンセル動作をノイズクリップ
回路65で行なわせるときは、圧縮した時間軸での1水
平期間長の遅延を行なわせる特殊な1水平期間遅延線が
必要となり、望ましくない。そこで、第8図を一例とし
て示した。
以上のように、各実施例とも、記録系での時間軸圧縮回
路や再生系での時間軸伸長回路が輝度信号処理系、色度
信号処理系、音声信号処理系毎に、S/Nやメモリ容量
、モニタなどを勘案して最適な位置に配置され、かつ従
来使用されている回路を最大限利用することができるよ
うになっている。
しかも、輝度信号、色度信号、音声信号毎に時間軸圧縮
回路や時間軸伸長回路が用いられるので、夫々の信号毎
に特殊な出力効果を奏せるようにすることもできる。た
とえば、第8図の再生系での音声信号についてみると、
この音声信号はそれ単独でベースバンドで時間軸伸長さ
れるため、時間軸伸長回路77により、エコー等の特殊
効果を得るようにすることができる。
なお、以上の各実施例の説明では、−例として、8ミリ
ビデオの場合をあげてきたが、これに限定されるもので
は゛ない、たとえば、VH3方式VTRでも同様である
。但し、この場合には、音声信号は必ずしもFM記録す
る必要はないから、音声FM変調信号系は除去してよい
。また、パイロット信号系も不要である。輝度9色度信
号系は若干の相違(たとえば、クロマエンファシスの有
無)を除き同様でよい。音声信号をFM記録するなら場
合には、ビデオヘッド38A、38Bとは別に互いにア
ジマス角の方向が逆の近接した音声ヘッドを一対設け、
音声FM変調信号を深層記録することとなる。そのとき
、第1図におけるBPF32から出力される音声FM変
調信号は、加算器34にではなく、この新たに設けた音
声ヘッドに供給される。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、従来の回路構成
に比べて設計変更を最小限に留めて輝度信号や色度信号
、音声信号の時間軸伸長、時間軸圧縮ができ、しかも、
時間軸伸長回路や時間軸圧縮回路を構成するメモリの容
量を小さくできるし、時間軸圧縮、伸長のためのディジ
タル化に際しての量子化ノイズによるS/N劣化も防止
できる。
また、輝度信号、色度信号、音声信号が夫々別に時間軸
圧縮、伸長されるので、これら時間軸圧縮回路、時間軸
伸長回路のメモリを利用し、たとえば音声のエコー効果
などの特殊効果や、FM変調信号のドロップアウトの補
償など、各信号毎の処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気録画装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は第1図におけるヘッドドラム近傍を
示す平面図、第3図は本発明による磁気録画装置の他の
実施例を示すブロック図、第4図および第5図は夫々第
1図、第3図に示した実施例での輝度信号系の時間軸圧
縮回路の他の配置例を示すブロック図、第6図は本発明
による磁気録画装置のさらに他の実施例を示すブロック
図、第7図は第6図に示した実施例の変形例を示すブロ
ック図、第8図は本発明による磁気録画再生装置の一実
施例の再生系を示すブロック図である。 1・・・・・・コンポジット映像信号の入力端子、2A
・・・・・・輝度信号の入力端子、2B・・・・・・色
度信号の入力端子、3・・・・・・音声信号の入力端子
、8・・・・・・AGC回路、11・・・・・・Y/C
分離回路、15・・・・・・クランプ回路、16・・・
・・・同期分離回路、17・・・・・・AGC検波回路
、18・・・・・・時間軸圧縮回路、19・・・・・・
ノンリニアエンファシス回路、20・・・・・・リニア
エンファシス回路°、21・・・・・・FM変調器、2
5・・・・・色度信号変換処理回路、27・・・・・・
時間軸圧縮回路、28・・・・・・記録のノイズリダク
ション回路、30・・・・・・時間軸圧縮回路、31・
・・・・・FM変調器、33・・・・・・パイロット発
生回路、34・・・・・・加算器、38A。 38B・・・・・・ビデオヘッド、39・・・・・・磁
気テープ。 40・・・・・・回転ヘッドドラム、42・・・・・・
加算器、45A、45B・・・・・・色差信号の入力端
子、48・・・・・・デコーダ、49・・・・・・記録
エンコーダ、52・・・・・・バーストエンファシス回
路、53・・・・・・クロマエンファシス回路、54A
、54B・・・・・・時間軸圧縮回路、57・・・・・
・バイパスフィルタ、59・・・・・・FMtl調器、
60・・・・・・ドロップアウト検出回路、61・・・
・・・リニアデイエンファシス回路、63・・・・・・
時間軸伸長/ドロップアウト補償回路、64・・・・・
・ノンリニアデイエンファシス回路、66・・・・・・
加算器、67・・・・・・同期分離回路、68・・・・
・・ローパスフィルタ、69・・・・・・時間軸伸長回
路、70・・・・・・色度信号変換処理回路、72・・
・・・・バンドパスフィルタ、74・・・・・・FM復
調器、75・・・・・・ドロップアウト検出回路、77
・・・・・・時間軸伸長/ドロップアウト補償回路、7
8・・・・・・再生のノイズリダクション回路、79・
・・・・・音声信号の出力端子、8o・・・・・コンポ
ジット映像信号の出力端子、81A・・・・・・輝度信
号の出力端子、81B・・・・・・色度信号の出力端子
、82・・・・・・バンドパスフィルタ、83・・・・
・・パイロット検波器、84・・・・・・トラッキング
サーボ回路。 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力輝度信号から輝度FM変調信号を生成する輝度
    記録処理系と、入力色度信号から低域変換色度信号を生
    成する色度記録処理系と、入力音声信号から音声FM変
    調信号を生成する音声記録処理系とを備えており、磁気
    テープを回転ヘッドドラムに略360°巻きつけて走行
    させ、該回転ヘッドドラムの1回転毎に該輝度FM変調
    信号と該低域変換色度信号と該音声FM変調信号との合
    成信号を1フィールド分ずつ記録するようにした磁気録
    画装置において、 該輝度記録処理系に入力輝度信号を時間軸圧縮する時間
    軸圧縮回路を、該色度記録処理系に該入力色度信号を時
    間軸圧縮する時間軸圧縮回路を、該音声記録処理系に該
    入力音声信号を時間軸圧縮する時間軸圧縮回路を夫々設
    けたことを特徴とする磁気録画装置。 2、入力輝度信号から輝度FM変調信号を生成する輝度
    記録処理系と、入力色度信号から低域変換色度信号を生
    成する色度記録処理系と、入力音声信号から音声FM変
    調信号を生成する音声記録処理系とを備えており、磁気
    テープを回転ヘッドドラムに略360°巻きつけて走行
    させ、該回転ヘッドドラムの1回転毎に該輝度FM変調
    信号と該低域変換色度信号と該音声FM変調信号との合
    成信号を1フィールド分ずつ記録するようにした磁気録
    画装置において、 該輝度記録処理系は、AGCループで一定レベルとされ
    た該入力輝度信号が供給されるものであつて、該入力輝
    度信号から同期信号を分離する同期分離回路と、該入力
    輝度信号をエンフアシスするエンフアシス回路と、該エ
    ンフアシス回路から出力される輝度信号をFM変調する
    FM変調器とを有するとともに、少なくとも該FM変調
    器の入力側に該入力輝度信号を1フィールド毎に時間軸
    圧縮する第1の時間軸圧縮回路が設けられ、かつ該同期
    分離回路には該第1の時間軸圧縮回路の入力側で該入力
    輝度信号が分岐されて供給され、 該色度記録処理系は、該入力色度信号を低域に変換する
    周波数変換回路と、該周波数変換回路から出力される低
    域変換色度信号を1フィールド毎に時間軸圧縮する第2
    の時間軸圧縮回路とを有し、 該音声記録処理系は、該入力音声信号の雑音を抑圧する
    ための振幅圧縮回路と、該振幅圧縮回路から出力される
    音声信号を該入力輝度信号の1フィールド期間に等しい
    期間毎に時間軸圧縮する第3の時間軸圧縮回路と、該第
    3の時間軸圧縮回路から出力される音声信号をFM変調
    するFM変調器とを有することを特徴とする磁気録画装
    置。 3、請求項2において、 前記第1の時間軸圧縮回路が前記エンフアシス回路の前
    段に設けられたことを特徴とする磁気録画装置。 4、請求項2において、 前記エンフアシス回路はノンリニアエンフアシス回路と
    リニアエンフアシス回路とが縦続接続されてなり、 前記第1の時間軸圧縮回路は該ノンリニアエンフアシス
    回路と該リニアエンフアシス回路との間に設けられたこ
    とを特徴とする磁気録画装置。 5、請求項2において、 前記第1の時間軸圧縮回路が前記エンフアシス回路の後
    段に設けられたことを特徴とする磁気録画装置。 6、請求項1、2、3、4または5において、トラッキ
    ング制御用のパイロット信号を発生する手段と、 該パイロット信号を前記輝度FM変調信号、前記低域変
    換色度信号および前記音声FM変調信号の合成信号に加
    算する手段と を設けたことを特徴とする磁気録画装置。 7、請求項1、2、3、4または5において、トラッキ
    ング制御用のパイロット信号を発生する発生手段と、 該パイロット信号を前記色度記録処理系での前記周波数
    変換回路から出力される前記低域変換色度信号と加算す
    る加算手段と を設け、該加算手段の出力信号を前記第2の時間軸圧縮
    回路に供給することを特徴とする磁気録画装置。 8、磁気テープを回転ヘッドドラムに略360°巻きつ
    けて走行させ、該回転ヘッドドラムの1回転毎に輝度F
    M変調信号と低域変換色度信号と音声FM変調信号との
    合成信号が1フィールド毎に時間軸圧縮されて再生され
    、該合成信号が輝度再生処理系と色度再生処理系と音声
    再生処理系との供給されるようにした磁気録画再生装置
    において、 該輝度再生処理系は、少なくとも、該合成信号から該輝
    度FM変調信号を分離するフィルタと、該輝度FM変調
    信号を復調するFM復調器と、該FM復調器からの輝度
    信号を時間軸伸長する第1の時間軸伸長回路とを有し、 該色度再生処理系は、少なくとも、該合成信号から該低
    域変換色度信号を分離するフィルタと、該低域変換色度
    信号を時間軸伸長する第2の時間軸伸長回路と、該第2
    の時間軸伸長回路から出力される該低域変換色度信号を
    高域に変換する周波数変換回路とを有し、 該音声再生処理系は、少なくとも該合成信号から音声F
    M変調信号を分離するフィルタと、該音声FM変調信号
    を復調するFM復調器と、復調された音声信号を時間軸
    伸長する第3の時間軸伸長回路とを有する ことを特徴とする磁気録画再生装置。 9、請求項8において、 前記輝度再生処理系に前記輝度FM変調信号からドロッ
    プアウトを検出する手段を設けて、該手段の検出出力に
    より、前記第1の時間軸伸長回路で前記輝度信号のドロ
    ップアウトを補償し、 前記音声再生処理系に前記音声FM変調信号からドロッ
    プアウトを検出する手段を設けて、該手段の検出出力に
    より、前記第3の時間軸伸長回路で前記音声信号のドロ
    ップアウトを補償する ことを特徴とする磁気録画再生装置。
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