JPH04124763U - 高周波機器のアース構造 - Google Patents

高周波機器のアース構造

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JPH04124763U
JPH04124763U JP4021891U JP4021891U JPH04124763U JP H04124763 U JPH04124763 U JP H04124763U JP 4021891 U JP4021891 U JP 4021891U JP 4021891 U JP4021891 U JP 4021891U JP H04124763 U JPH04124763 U JP H04124763U
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JP
Japan
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cover
frame
protrusion
grounding
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Application number
JP4021891U
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English (en)
Inventor
一則 木下
正則 坪野
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波機器におけるフレームとカバーのアー
スを簡単な構造で確実に、しかも経済的に行なえるよう
にする。 【構成】 フレーム11の外周プレート11aに折曲片
17を設け、フレーム11に外嵌固定するカバー14と
上記折曲片17の相対向する面の一方に相手面へ当接す
る突条18を設け、更にカバー14の外周部で突起18
に近接する位置にスリット19を設け、カバー14の突
起18に近接する部分に弾力性を持たせることにより突
起18とカバー14を圧接させ、フレーム11とカバー
14のアースを確実にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高周波機器のアース構造、更に詳しくはフレームとこれに外嵌固 定するカバーを確実に接触させて電気的な導通を得ることができるアース構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
チューナ等の高周波機器は図4に示すように、回路基板を収納する枠状のフレ ーム1内をシールド板2で複数の室に仕切り、回路基板上の回路を該シールド板 2がシールドしていると共に、フレーム1の外周プレート1aに入力接栓等のコ ネクター3が取付けられ、このフレーム1の上部にカバー4が外嵌固定された構 造になっている。
【0003】 上記のような高周波機器においては、シールド板2とカバー4を接触させてア ースをとると共に、フレーム1とカバー4においてもアースが重要な個所はアー スをとる必要があり、このアースが重要なポイントとしては外周プレート1aに コネクター3を取付けた部分である。
【0004】 従来シールド板2とカバー4を接触させるアース構造は、図4と図5に示すよ うに、カバー4に平面コ字状の切目5を入れ、この切目5で囲まれた部分を下方 に屈曲させてアース爪6を形成し、該アース爪6をシールド板2の上縁に圧接さ せることにより導通させるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記のようなアース構造を、フレーム1とカバー4の接触に採用した 場合、図6に示すように、カバー4に切目5を設けてアース爪6を下面側に屈曲 させる構造上、アース爪6の先端をカバー4の外周に接近させるのに限度があり 、このためアース爪6の先端とフレーム1の上端面の接触量が少なく不安定であ り、確実なアースを得るのは困難であるという問題がある。
【0006】 また、フレーム1とカバー4のアース構造として、図7に示すように、フレー ム1の上縁にタブ7を突設し、カバー4に設けた透孔8に上記タブ7を挿入した 後、このタブ7をひねりカシメすることによりカバー4を押え込んで接触状態を 得るものが提案されている。
【0007】 しかしタブ7のひねりカシメ構造は、タブ7のひねりカシメ工程が繁雑で手間 と時間がかかり、コスト的に高くつくため経済性の面からできるだけ採用個所を 減らすのが好ましい。
【0008】 そこで、この考案は、フレームとカバーの接触が簡単な構造で確実に行なうこ とができ、接続時の工数削減により経済性に優れている高周波機器のアース構造 を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、内部をシールドプレートで複 数に仕切られた枠状のフレームと、このフレーム上に外嵌固定するカバーとから なり、フレームの上縁にカバーの内面と対向する折曲部を折曲げ形成し、この折 曲部とカバーの相対向する面の何れか一方に相手面に向けて突出して相手面と接 触する突起を設け、前記カバーの外周部で突起に近接する位置にスリットを設け た構成を採用したものである。
【0010】
【作用】
枠状フレームの上部にカバーを外嵌固定すると、フレームの上縁に設けた折曲 部とカバーが対向し、折曲部とカバーの対向する面の一方に設けた突起が相手面 と接触し、カバーの外周部で突起に近接する位置にスリットが設けられているた め、カバーの突起に近い部分に弾力性が付与され、これによって突起と相手面が 弾力的に圧接し、フレームとカバーを確実に接触させてアースをとることができ る。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃至図3に基づいて説明する。
【0012】 図1のように、回路基板を収納する枠状のフレーム11は内部をシールド板1 2で複数の室に仕切り、このフレーム11における外周プレート11aにコネク ター13が取付けられ、該フレーム11の上部にカバー14が外嵌固定されてい る。
【0013】 上記フレーム11に対するカバー14の固定構造は、図示の場合、カバー14 の四周縁に下面側へ屈曲してフレーム11に外嵌する弾性係合爪15を折曲げ連 成し、フレーム11を形成する外周プレートの各々に突条16を打出し形成し、 カバー14をフレーム11に外嵌挿して押込めば、係合爪15は突条16を弾力 的に通過し、図2のように抜止め状に係合するようになっている。
【0014】 カバー14の固定構造は図示に限定されるものではなく、例えばカバーの四周 縁にフレームへ外嵌する弾性周壁を設け、フレームと弾性周壁の対向面の一方に 係合突片と他方に係合孔を設ける等、他の構造を採用してもよい。
【0015】 前記フレーム11において、コネクター13を取付けた外周プレート11aの 上縁でコネクター13の直上位置に、フレーム11の内側に向けて直角に屈曲し 、上面がカバー14の内面と対向する折曲片17を連成し、図2のように折曲片 17の上面に上方へ突出する突起18が設けられている。
【0016】 この突起18はフレーム11に外嵌固定したカバー14の内面が当接するよう その高さを例えば0.2mm 程度に設定すればよいと共に、カバー14の外周部で突 起18に当接する部分の近接位置にスリット19が設けられ、このスリット19 によりカバー14の突起18に当接する部分に弾力性を付与し、突起18に対す るカバー14の接触が弾力的となり、接触をより確実に行なえるようにしている 。
【0017】 なお、突起18は図3のように、カバー14に内面側へ突出するように形成し ても、折曲片17とカバー14の圧接状態が得られる。
【0018】 この考案のアース構造は上記のような構成であり、フレーム11にカバー14 を外嵌して押込み、周囲の弾性係合爪15を突条16に係合させて固定すると、 カバー14の内面が折曲片17の突起18に接触する。
【0019】 カバー14には突起18に対する近接位置にスリット19が設けてあるため、 突起18との接触部分が弾力性を持ち、図2のように突起18に対応して撓み、 突起18と確実に圧接してアースがとれると共に、上記したカバー14の撓みに より、フレーム11とカバー14の係合固定部分に抜け方向の大きな力を加える ことがなく、従ってフレーム11とカバー14の固定を確実にすることができる 。
【0020】 また、フレーム11とカバー14のアースがフレーム11の外周プレート11 aに設けた折曲片17の突起18とカバー14の圧接によって行なうので、フレ ーム11の外周でコネクター13を取付けた部分のようなアース重要部において も確実な接触状態を得ることができ、上記アース重要部のアース構造として最適 である。
【0021】 なお、フレーム11とカバー14のアースにおいて、この考案のアース構造と 図7で示したタブのひねりカシメ構造とを組合せて使用してもよく、この考案の アース構造を採用することにより、全体としてタブひねりカシメ構造の数も減ら すことができ、コスト的に有利になる。
【0022】 また、フレーム11の下部にもカバーを外嵌固定する場合には、カバー14と 同様の手段で固定され、この下部カバーにも同様のアース構造を採用することが できる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、フレームに設けた折曲片とフレームに嵌着 したカバーの対向面の一方に突起を設け、カバーの外周で突起の近接位置にスリ ットを設けたので、フレームとカバーを圧接させ、両者を確実にアースすること ができると共に、フレームに対してカバーを嵌着するだけでよいので余分な工数 の発生がなく、工数の削減により経済性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るアース構造の分解斜視図。
【図2】この考案に係るアース構造の要部を示す正面
図。
【図3】この考案に係るアース構造の突起をカバーに設
けた例を示す正面図。
【図4】従来のアース構造を使用した高周波機器の斜視
図。
【図5】従来のシールド板のアース構造を示す拡大断面
図。
【図6】従来のフレームのアース構造を示す拡大断面
図。
【図7】従来のアース構造の他の例を示す拡大断面図。
【符号の説明】
11 フレーム 11a 外周プレート 12 シールド板 13 コネクター 14 カバー 15 弾性係合爪 16 突条 17 屈曲片 18 突起 19 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部をシールドプレートで複数に仕切ら
    れた枠状のフレームと、このフレーム上に外嵌固定する
    カバーとからなり、フレームの上縁にカバーの内面と対
    向する折曲部を折曲げ形成し、この折曲部とカバーの相
    対向する面の何れか一方に相手面に向けて突出して相手
    面と接触する突起を設け、前記カバーの外周部で突起に
    近接する位置にスリットを設けたことを特徴とする高周
    波機器のアース構造。
JP4021891U 1991-04-30 1991-04-30 高周波機器のアース構造 Pending JPH04124763U (ja)

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JP4021891U JPH04124763U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 高周波機器のアース構造

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JP4021891U JPH04124763U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 高周波機器のアース構造

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JPH04124763U true JPH04124763U (ja) 1992-11-13

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